サ骨/レッドカードP楽曲 @ ウィキ

白線の外側

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sakots

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曲名:白線の外側
作詞:サ骨 作曲:サ骨 編曲:サ骨
唄:鏡音リン

歌詞:

次の電車が来たとき
白線の外側へ出よう
特急の止まらないこの駅

内側へお下がりください
スピーカーに警告される
夕暮れの寂れたホームにて

猫が見ている 2匹
ふてぶてしい顔の太った三毛猫
あくびして

夕日の流す涙が
呼んでいる気がしたから
一人寂しく
改札横のポストに
郵便局の自転車
軋む車輪の音

人が降りる各駅停車
ホームはにわかに賑わって
疲れた顔した会社帰り

朱く染まった駅舎にて
見えるは黒いシルエット
特急の止まらないこの駅

カラスが見ていた 六羽
黒い体に黒い目を光らせて
融けていく

ぽつぽつと見え始めた
薄暗い空の星が
やたら輝く
自動改札の無人駅
乗り越しを精算する
疲れたスカート

猫がどこかへ消えた
人気の無くなった駅のホームにて
枯れ葉舞う

夕日の流す涙が
呼んでいる気がしたから
一人寂しく
改札横のポストに
郵便局の自転車
軋む車輪の音
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