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漢詩大会の漢詩全文/楚辞 - (2011/08/15 (月) 15:29:15) の編集履歴(バックアップ)



作品目録

漁父辞

高校の古文教科書の解説
上記の解説が非常に秀逸なので、リンクのみ。教科書の解説だけあって、わかりやすい。

「離騒」

原文
長ぇよ!!>原文 とりあえずリンクのみ。

九歌>「國殤」

原文


操呉戈兮被犀甲,車錯轂兮短兵接。
旌蔽日兮敵若雲,矢交墜兮士爭先。
凌余陣兮躐余行,左驂殪兮右刃傷。
霾兩輪兮繋四馬,援玉枹兮撃鳴鼓。
天時墜兮威霊怒,厳殺盡兮棄原野。

出不入兮往不反,平原忽兮路超遠。
帶長劍兮挾秦弓,首身離兮心不懲。
誠既勇兮又以武,終剛強兮不可凌。
身既死兮神以霊,子魂魄兮為鬼雄。

呉戈を操り、犀皮の鎧を着こみ。戦車は車軸をぶつけあい、歩兵に迫る。
軍旗は日を遮り、敵は雲霞の如し。矢が飛び交い、兵達は先陣を争う。
余陣を凌ぎ、諸々を踏み潰し。戦車の左の副え馬は倒れ、右の馬は斬り傷を負う。
両輪より沸き起こる土煙は、四馬を繋ぎ留め。鼓槌(ばち)をとり、鼓を打ち鳴らす。
天の時は堕ち、荒き御霊は怒る。完膚なきまでに殺し尽くされ、骸は原野に棄てられる。

家を出でれば入らず、戦地に往けば返らず。平原をたちまち離れ、路を遠くなお遠く。
常に長剣を帯び、秦弓を持ち。首が体を離れるとも、心は折れず。
まことの勇士にして、また武人であり。いのちの終わりまで剛く強く、彼を凌ぐことは許されず。
身は死すも、霊を以って神昇り。その魂魄、鬼雄と為りぬ。

 戦場と英雄の描写。
【鬼雄】
死者たちの軍勢を率いる王。鬼は死者。雄は戦国七雄というように、国の有力者。


解説


 屈原が詠んだと言い伝わる古代の辞。後世の創作という説もある。
 屈原は、中国戦国時代の楚の政治家、詩人。 端午の節句の元ネタ。

 維基文庫は、王逸の「楚辞章句」を引用している。