『おっぱい占いの歌』
鶴屋さんの会場で開く誕生日会の準備が終わった頃、俺は谷口達とだべっていた。
実は今日は長門の誕生日だ。長門を祝福するかのように雪が降っていた。
谷口は女性ランキングの流れで、女性のバストの大きさを批評してきた。女がいないと大胆になるな。
何でも「A長門、B橘と喜緑、C佐々木と九曜、D鶴屋、E涼宮、F朝倉、G朝比奈」らしい。
そんな谷口は、運悪くやってきた女性陣に折檻を受け、救急車で運ばれた。合掌
まずしょっぱなの出し物は田丸兄弟のコントらしい。
「Aカップ、Bカップ、Cカップ、Dカップ、Eカップ、Fカップ、Gカップ、Hカップ。8組のバストを選ぶとしたら、君ならどれが好き?」
気まずい沈黙が流れる。俺が何か言うべきか?
「H」俺が言った
「Gカップ好きとHカップ好きは、でかけりゃ良いってもんじゃないのを肝に銘じておいて下さい、女性の敵ですよ」
酷いな、おい。何故か女性陣の形相が鬼のようだぞ。
『君がそんなにまで巨乳好きとは知らなかったよ』佐々木さん痛いです。尻をつねらないで下さい。
(キョンは後で罰ゲームよね)
(でかけりゃ良いってもんじゃないってどういう意味ですか?)
(……)
(――――)
「D」こいつ誰だ?え?鶴屋さんの婚約者候補の一人?
「Dカップ好きは自信過剰、もっと謙虚になりなさい、あなたにできないことはこの世に沢山ありますよ」
皆ドン引きだが、鶴屋さんだけはケタケタ笑っている。
『あの下ネタを笑い飛ばせるとは大したお嬢さんだよ』
『ああ、尊敬しているよ』
『というか、下ネタ好きなんじゃないのか?』
『そうかもな』
「A」コンピ研の部員その1が叫んだ
「Aカップ好きはロリコンですよ、頭は良いけどロリコンですよ、性犯罪を起こさないように気をつけてください」
ビリ。長門の持っていた本が二つに裂ける音がした。ちなみに、コンピ研は部長以下の部員が全員参加している。
『おい、長門何で怒っているんだ?』
『君の方が良く知っているだろ』
(キョンくん。佐々木さんとばっかり話して)プンプン
「F」山根が言った
「Fカップ好きは自分に素直、思ったことを隠せない、でも理想と現実だいぶ違うから夢から覚めなさい」
山根はがっくりきていた。
『お前の友人でFカップの子いたっけ?山根に紹介してやれないか?』
『あいにくFカップにフリーの子はいないみたいだよ。くつくつ』
「C」今度は国木田だ
「Cカップ好きは恋愛下手です、自分の気持ちに気づいてくれない、もっと積極的にしないと、友達止まりです」
お前もか国木田、がっくりきて。どうしたんだみんな
『なあ、佐々木。国木田はお前のこと好きなんじゃないのか?』
『それは無いと思うよ』
「B」不良生徒会長が言った。お前いたのか?
「Bカップ好きは卑屈すぎます、自分に自信の無い証拠です、おっぱいはけして怖くなーい、勇気を持って下さい」
喜緑さんの胸をチラ見した後、決心したような顔をした不良生徒会長だった。
『キョン、二人は付き合っているのか?』
『まあ、バレバレだな』
「E」古泉が言った
「Eカップ好きは迎合しすぎ、もっと自分を持って下さい、女性はけして怖くなーい、勇気を持って下さい」
古泉どうした。まさか図星ということは無いよな?
「いい加減にしなさーい」偉大なる団長様が叫んだ
田丸兄弟が袋叩きにあったのは言うまでもないことだ。しかし、殴られるほど酷いものだったかな?
その後、皆ビクビクしながらそれぞれ出し物を出した。
俺はどうだったかって?何故か女性陣の逆鱗に触れ、袋叩きにあった。まだ入院中だ。
そんなに酷い下ネタだったのかなー?佐々木と鶴屋さんには受けていたのだが
病院にて
「このリンゴは無農薬だから皮ごと食べれるんだよ。リンゴの皮にはポリフェノールが多くて体に良いのだよ。今から洗って切ってくるよ」
おう、佐々木。今日もすまないな。
退院したらお礼に佐々木を博物館にでも誘うか。そして、ペンダントでもプレゼントすることにしよう。
「しかし、宴会での君の下ネタ好きにも困ったものだよ。普段真面目だから余計変に思われるのだよね。今度のことは薬とすべきだよ」
佐々木は喜んでいたような気がするのだけどなー。でも他の芸というと・・・手品でも練習するか
「キョン。あーん」
「おう、ありがとう」モグモグ「うん、うまいリンゴだ」
「まだまだ沢山あるよ。あーん」
モグモグ
「あーん」
モグモグ
『同じ入院でも幸福度が違う気がするのは何故なんでしょうかねー?』サメザメ
『それを言うな谷口。しかし、おかしいなー、お嬢さんには受けていたのになー』
(終わり)
最終更新:2008年02月16日 10:30