33-100「ペダル」

キョン「佐々木、いつもよりペダルが重いんだが、太ったんじゃないか?」
佐々木「ああ、それはきっと、僕が今ダイエットをしているからだろうね」
キョン「そうか、お前もそういうの気にするんだな。それにしても重くなったな、お前」
佐々木「キョン、僕が思うに君は少し勘違いしているようだ」
キョン「勘違い?何だ?」
佐々木「教えてほしいかい?」
キョン「ああ、頼む」
佐々木「でもその前に、言っておきたい事がある」
キョン「何だ?」
佐々木「僕も一応年頃の女性だ。だから、あんなにはっきりと太っただの重いだの言われて少し傷ついたよ。だから…」
ゴスッ!!!
キョン「ぐほぇっ!!!!!なっ…、お前……その鞄……」
佐々木「さっき言っただろう、ダイエットをしているって。この鞄にはおもりが入れてあるんだよ、エネルギー消費量を多くするためにね」
キョン「いたたた…そうか…おもりの重さだったのか…」
佐々木「キョン、君はもう少しデリカシーを持ったほうがいいね。まぁ、それはそうと、その体じゃ自転車の運転はしないほうがいい。僕が代わろう、運動になるしね」
キョン「ああ、それじゃあお願いしようかな…いたたた」
佐々木「それじゃあ行くよ、それ!…って、うわっ、キョン、何を…」
キョン「ん?落ちたら危ないから?まってるだけだが?」
佐々木「それにしてもいささかキツすぎるような…」
キョン「はは、太ったからじゃないのか?」
佐々木「また言った!君ってやつは…」
キョン「ほら、佐々木、ちゃんと前見て運転しろよ」
佐々木「うう…もう少し強く叩いておくべきだった…」
キョン「そんなことしたら、もっと強く抱きつくぜ」
佐々木「…え、…そ、…そう…。…それは困るな、はは…」
キョン「どうした佐々木、耳が赤いぞ」
佐々木「それ、わざと言ってるんじゃないか…もぅ」

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最終更新:2008年05月19日 10:03
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