佐々木「やぁ、また会ったね」
キョン「よう。今日も不思議探索なんだよ。」
佐々木「僕は予備校だ。駅まで一緒に行こう」
キョン「相変わらず真面目だな。真面目と言えば、こんな話を知っているか?」
佐々木「キミからの話題とは珍しい。是非聞きたいね」
キョン「俺も初めて聞いた時は笑いが止まらかったよ。いかん、思い出したら…プッ」
佐々木「そんなに面白い話なのかい?興味深いね。一人で笑ってないで聞かせてくれないか」
キョン「あぁ、すまんすまん。ある晴れた日の事なんだが、一人の若い男が道を歩いていると、
向こうから水の入った赤い洗面器を頭に乗せた中年の男が歩いて来たんだ」
佐々木「洗面器を……?」
キョン「その男は水をこぼさないように、ゆっくりゆっくり歩いていた。
若い男は何故そんな事をしているのかどうしても気になって、思い切って聞いてみたんだ。
『あなたは何故頭に水の入った洗面器を乗せて歩いているのですか?』って」
佐々木「うんうん」
キョン「すると、中年の男はこう答えたんだ―」
ハルヒ「ちょっとキョン!また最後なの!」キョン「うぉ!ハルヒ!」
佐々木「キョン、続き…」
キョン「悪りぃな。続きはまた今度だな。電車もすぐ来るんだろ?」
佐々木「えっ、あぁ、そうだね。うん、またね」
キョン「じゃ、またな」
佐々木「…………」
最終更新:2007年10月10日 08:42