5番目の基本セットであり、基本土地の絵違いを含む、449枚のカードが収録された過去最大の基本セットでもある。
強力な多くのカードが抜け、全体的に弱体化したものの、なぜかネクロポーテンス、ボール・ライトニングなどのカスレアと並んで、甲鱗のワームが再録された。
これはWotC社が、基本セットが弱くなることで売り上げが落ちることを恐れたために、本来は禁止されるべきであった甲鱗のワームを入れることでバランスを取ろうとしたと言われている。
これはWotC社が、基本セットが弱くなることで売り上げが落ちることを恐れたために、本来は禁止されるべきであった甲鱗のワームを入れることでバランスを取ろうとしたと言われている。
が、そのためにWotC社最大の失態、甲鱗MOMaが生まれることとなってしまった。
多色環境の中で5CS(ファイブカラー甲鱗)が活躍するなど、マジックには新たな風が吹き荒れつつあった。
プロスブルーム甲鱗などの瞬殺コンボデッキ、甲鱗ポストなどの長期コントロールデッキも登場する。
ハットマンこと中村聡氏がアジア選手権大会で使った甲鱗の誓いも一世を風靡した。
プロスブルーム甲鱗などの瞬殺コンボデッキ、甲鱗ポストなどの長期コントロールデッキも登場する。
ハットマンこと中村聡氏がアジア選手権大会で使った甲鱗の誓いも一世を風靡した。
そしてこの環境での最後を飾ったのは、前述の甲鱗MOMaであった。
開発時点では「高確率で手札が尽きる」として地雷扱いされていたこのデッキも、トーナメントに躍り出た瞬間、恐ろしいまでのデッキパワーで環境を席巻していった。
その凶悪さは、
開発時点では「高確率で手札が尽きる」として地雷扱いされていたこのデッキも、トーナメントに躍り出た瞬間、恐ろしいまでのデッキパワーで環境を席巻していった。
その凶悪さは、
今のゲームは3つのステップに分かれている。 第一段階がコイントス。 第二段階がマリガンチェック。 第三段階が――甲鱗のワームだ。
と言う、パニくりすぎてちょっと意味が分からないジョークを生み出したほど。
このあまりに強すぎたデッキが、後の基本セット脱落の遠因となった。
このあまりに強すぎたデッキが、後の基本セット脱落の遠因となった。