9/6
(デッキ名) ウルザズディスティニー発売時、多くのプレイヤーが愕然としたことだろう。 <義務の声>というカードが登場したからだ。
Voice of Duty / 義務の声 (3)(白) クリーチャー ― 天使(Angel) 飛行、プロテクション(緑) 2/2
あまりに甲鱗様を意識したデザインは、WotC社が甲鱗様のお力を危惧したからに他ならない。 また、甲鱗様のデッキには飛行対策として投入されていた<極楽鳥>でチャンプブロックすることが できないということも、その強さに拍車をかけ<義務の声>は一躍メタのトップに躍り出た。 この状況下で甲鱗様の攻撃を通すにはどうしたらいいだろうか……そこで誕生したのが<9/6>だ。 それまでカスカード扱いだった<怨恨>を甲鱗様につけることにより、<義務の声>にブロックされても 7点のダメージが本体に通ることが発見され、<怨恨>は頻繁に使われるカードになった。
また、一枚のカードで複数の<義務の声>を破壊できるという理由から、<火薬樽><マスティコア> の強さが再検証された。また、<不実>は、相手の<義務の声>を奪って相打ちを狙うこともでき、 状況によっては相手の甲鱗様を止められるということで、多くのデッキに採用された。 紙レア扱いだった<火薬樽><マスティコア><不実>が使われるようになったのはこのころからだ。 その後<義務の声>は次第に使われなくなっていき、メルカディアンマスクス発売後は、チャンプブロッカーを 永続的なブロッカーにすることができ、状況によって自分の甲鱗様をさらに無敵にすることのできる<不可侵> が多く使われるようになった。