May 14, 1998
朝起きたら、背中だけでなく足にも腫物ができてやがった。
犬どものオリがやけに静かなんで、足引きずって見に行ったら数が全然たりねえ。
めしを三日抜いたくらいで逃げやがって。
おえら方に見つかったら大変だ。
朝起きたら、背中だけでなく足にも腫物ができてやがった。
犬どものオリがやけに静かなんで、足引きずって見に行ったら数が全然たりねえ。
めしを三日抜いたくらいで逃げやがって。
おえら方に見つかったら大変だ。
May 16, 1998
昨日、この屋しきから逃げ出そうとした研究いんが一人、射さつされた、て はなしだ。
夜、からだ中 あついかゆい。
胸のはれ物 かきむしたら 肉がくさり落ちやがた。
いったいおれ どうな て
昨日、この屋しきから逃げ出そうとした研究いんが一人、射さつされた、て はなしだ。
夜、からだ中 あついかゆい。
胸のはれ物 かきむしたら 肉がくさり落ちやがた。
いったいおれ どうな て
May 19, 1998
やと ねつ ひいた も とてもかゆい
今日 はらへったの、いぬ のエサ くう
やと ねつ ひいた も とてもかゆい
今日 はらへったの、いぬ のエサ くう
持ってて良かった甲鱗のワーム。
わたしは都内のデュエルスペースでプロプレイヤーの修業をしています。
店長はコンボやコントロールでも知られるデッキビルダーである一方
当代一のリミテッドプレイヤーとしても知られるとても厳しい方です。
しかし修行の成果が認められたのか私にチャンスが訪れました。
なんと先生のリミテッド調整を私が任されたのです。
ここで認められれば私の地位は格段に上がります。
逆に先生を怒らせでもしたら……。
店長はコンボやコントロールでも知られるデッキビルダーである一方
当代一のリミテッドプレイヤーとしても知られるとても厳しい方です。
しかし修行の成果が認められたのか私にチャンスが訪れました。
なんと先生のリミテッド調整を私が任されたのです。
ここで認められれば私の地位は格段に上がります。
逆に先生を怒らせでもしたら……。
私は緊張しながらもその日のピックを順調にこなしていきました。
いよいよその日の本番のデッキを作ろうという時
今まで無我夢中でいたぶん一気に緊張が出てしまいました。
そこでちょっと奥へ行き5分ほどして戻ってきたのですが
その時はすっかり落ち着きも取り戻すことがでできました。
すると先生が
「このデッキを作ったのは誰だっ!!」
と叫びながらフリースペースへ訪れたのです。
「貴様か!!この雄山をためすようなまねをしたのは!!
このデッキの秘訣は……。甲鱗のワーム!!そうだろう!!
ふっふっふ。この年で甲鱗のワームの使い方が分かっておるとは恐ろしいわ。はっはっは。」
いよいよその日の本番のデッキを作ろうという時
今まで無我夢中でいたぶん一気に緊張が出てしまいました。
そこでちょっと奥へ行き5分ほどして戻ってきたのですが
その時はすっかり落ち着きも取り戻すことがでできました。
すると先生が
「このデッキを作ったのは誰だっ!!」
と叫びながらフリースペースへ訪れたのです。
「貴様か!!この雄山をためすようなまねをしたのは!!
このデッキの秘訣は……。甲鱗のワーム!!そうだろう!!
ふっふっふ。この年で甲鱗のワームの使い方が分かっておるとは恐ろしいわ。はっはっは。」
皆さんには成功した秘訣が分かりましたか?そう、甲鱗のワームです!
甲鱗のワームはウソッてくらいマナ拘束がゆるいのにバニラクリーチャーのシンプルさをどこでも楽しめる。
ちょっと場を制圧したい時など7/6のサイズを誇る甲鱗のワームは必需品です。
それにリミテッドだけでなく構築でもビートダウンやコントロール、更にコンボデッキまですんなり入りますからね。
甲鱗のワームのお陰で先生の信頼を得ることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
コモンなので簡単に手に入る至高のアイテム。個人的には大満足です。
甲鱗のワーム、もっててよかった。
甲鱗のワームはウソッてくらいマナ拘束がゆるいのにバニラクリーチャーのシンプルさをどこでも楽しめる。
ちょっと場を制圧したい時など7/6のサイズを誇る甲鱗のワームは必需品です。
それにリミテッドだけでなく構築でもビートダウンやコントロール、更にコンボデッキまですんなり入りますからね。
甲鱗のワームのお陰で先生の信頼を得ることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
コモンなので簡単に手に入る至高のアイテム。個人的には大満足です。
甲鱗のワーム、もっててよかった。
帰宅前の雪で大荒れ、学校に取り残されてしまった。
教室には迎えを待つ僕と、好きだったあの娘。
以前にも何とか話をしてみようと、何度か試みたものの失敗に終わっていた。
会話も出来ずに、時間だけが過ぎていく。
暇になった僕は、鞄からデッキを取り出してソリティアしていた。
すると彼女が、こちらに寄ってきたのだ。
「ねぇ、それって甲鱗のワームでしょ!? すごい!」
僕は一瞬戸惑ったが、会話のチャンスと思い、勇気を出した。
「……ああ、そうだよ。パワー/タフネス:7/6、コスト7(緑)の甲鱗のワーム。ヴィザードリックスなんて足元にも及ばないんだって」
「これって普通のファッティと違って、タッチでデッキに入れられるのよね?」
「うん……君のデッキに入れてみる?」
雪が吹雪いている屋外に比べ、迎えを待っている間の1時間半、僕らは暖かかった。
甲鱗のワームのお陰で、僕は初めての彼女との会話が出来た。
ありがとう甲鱗のワーム、持ってて良かった甲鱗のワーム。
教室には迎えを待つ僕と、好きだったあの娘。
以前にも何とか話をしてみようと、何度か試みたものの失敗に終わっていた。
会話も出来ずに、時間だけが過ぎていく。
暇になった僕は、鞄からデッキを取り出してソリティアしていた。
すると彼女が、こちらに寄ってきたのだ。
「ねぇ、それって甲鱗のワームでしょ!? すごい!」
僕は一瞬戸惑ったが、会話のチャンスと思い、勇気を出した。
「……ああ、そうだよ。パワー/タフネス:7/6、コスト7(緑)の甲鱗のワーム。ヴィザードリックスなんて足元にも及ばないんだって」
「これって普通のファッティと違って、タッチでデッキに入れられるのよね?」
「うん……君のデッキに入れてみる?」
雪が吹雪いている屋外に比べ、迎えを待っている間の1時間半、僕らは暖かかった。
甲鱗のワームのお陰で、僕は初めての彼女との会話が出来た。
ありがとう甲鱗のワーム、持ってて良かった甲鱗のワーム。
とあるところに、すばらしい教養を持ち、人生を他人のために尽くし
すべての人にとって模範となるすばらしい人物がいた。
すべての人にとって模範となるすばらしい人物がいた。
ある日、彼の前にプレインズウォーカーが現われた。
プレインズウォーカーはこういった
「君は今まで悪いことを何一つ行わず
私利私欲に惑わされることもなく、すばらしい人生を歩んできた。
そんな君に褒美を与えよとウルザが申されたので、それを伝えにきた。
Ancectral Recall・ブルーハリケーン・甲鱗のワームの中から一つを叶えてあげよう。
どれが希望だ?」
プレインズウォーカーはこういった
「君は今まで悪いことを何一つ行わず
私利私欲に惑わされることもなく、すばらしい人生を歩んできた。
そんな君に褒美を与えよとウルザが申されたので、それを伝えにきた。
Ancectral Recall・ブルーハリケーン・甲鱗のワームの中から一つを叶えてあげよう。
どれが希望だ?」
それを聞いた彼は、ためらうことなくAncectral Recallを選んだ。
「よろしい」プレインズウォーカーはそう言うと、稲妻が走る煙の中へと消えていった。
その場に居合わせた者が、かすかな後光に照らされる彼に話しかけた。
「なにか分かったのか?」
Ancectral Recallでアドバンテージを得た彼は一瞬のうちにこの世のすべてを理解した。
そして、ひとつため息をつき、こう言った。
「よろしい」プレインズウォーカーはそう言うと、稲妻が走る煙の中へと消えていった。
その場に居合わせた者が、かすかな後光に照らされる彼に話しかけた。
「なにか分かったのか?」
Ancectral Recallでアドバンテージを得た彼は一瞬のうちにこの世のすべてを理解した。
そして、ひとつため息をつき、こう言った。
「甲鱗のワームを選ぶべきだった」