アスタロト - シュヴァルツクベレ設定wiki

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所在	ミドガルド
本名	アスタロト＝イナルナ
役職(?)	副王
	主計長官
種族
年齢
所有装具・武具

詳細

アスタロト＝イナルナの名を持ち【豺の皇（さいのすべらぎ）】の異名を有する

【七つの大罪】の一つ【怠惰する能楽の王座（throne of sloth）】に座する副王の一人。
ベリアル同様に、ソロモンにも名を連ね、七十二柱二十九番位、大公爵の位階を持つ。

魔王ルシファーに従う者の中でも、ベルゼベル、レヴィアタン、ベリアルに継ぐ、第四位の権力者である。
地獄では主計長官を勤めており、現在も副王の職務をこなす傍らで、主計長官として国庫を管理しているようだ。

近しい過去と未来を垣間見ることが出来る力を持っている。
ただし、未来に関しては一種の先見であり、垣間見た未来が確約される訳ではなく、確率的未来世界を覗く行為であり、その後に起こる因果律の束縛からは逃れられない。

かつて地獄の賢君にして、現在の七大魔王筆頭でもあるベルゼベルの妻でもある。
ただし、現在は離婚中だとか、裁判中だとか、別居中だとからしい。
ただ、時折合いには行っており、一応、立場的にはベルゼベルの腹心である。

血のような紅いルージュを引き、全身を黒衣で纏った美女で、性格は残忍極まる。
他人の苦痛に微笑む一面を持つが、美しく勇猛な争いの女神たる自身の性であるらしく、常にこういった性格である訳ではない。
普段は怠惰な生活を好み、人間も、もっと怠惰に生きればいいのに。と常々思っている。

時折、人間相手に天使が堕天してしまった戦争の神話（彼女にとっては昔話だが）を話すのが好きという女性だが、まるで自分はそれに関して無関係であるかのように語る。
あるいは、なぜ自分が地獄に堕とされることになったのか、今一解っていないともいえる。
残忍であり怠惰を好むアスタロトであるが、自らが管理する土地と、そこに住む人々が自分を信頼してくれる限り、誠実で真実のみを語り、決して不義理な行いはしないという。

余談だが、彼女はあまりに怠惰すぎて、水曜日以外は仕事をしないらしい。

七大魔王の中でもとりわけ古い魔王の一人であり、一説では、天界にて座天使の地位につく以前に、異なる神世界で古代種に属する神族の一人であったという噂話もある。
歳の話をすると途端に機嫌が悪くなる。

年の功なのか、地獄にいた頃から部下に慕われており、現在ミドガルドの旅団長を勤める【銷磨の狗吠】サルガタナス公爵を筆頭として、【腐骨】レラージェ侯爵、【荒漠の霊鬼】ウヴァル侯爵などの錚々たる面子を部下として従えている。

他の副王と同じく、王座に座する間は、怠惰に起因するすべての事柄を覗くことができる。