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所在 | |
本名 | バアル=ゼブル |
役職(?) | 副王 |
種族 | |
年齢 | |
所有装具・武具 |
詳細
【蠅王(はいおう)】の異名を有する魔王の一柱
【七つの大罪】の一つ【有愛もつ暴食の王座(throne of gluttony)】に座する副王の一人。
堕天後の地獄においても、魔神の君主、地獄の賢君、魔界の王者、大空の覇者など様々な異名で呼ばれた。
天界大戦の際にも、ルシファーではなくベルゼベルを慕ってついてきた者も多かったという。
とはいえベルゼベル本人には、ルシファーの上に立とうなどという考えは微塵もなく、現在もルシファーの配下において第一位の魔神であることに満足しているようだ。
ともすれ、本人は、天界でかつて熾天使の地位に存在した頃から、ルシファーの後見人を自任しており、よくよくもルシファーの世話を焼いていることが多い。
天界大戦の際にも、ルシファーではなくベルゼベルを慕ってついてきた者も多かったという。
とはいえベルゼベル本人には、ルシファーの上に立とうなどという考えは微塵もなく、現在もルシファーの配下において第一位の魔神であることに満足しているようだ。
ともすれ、本人は、天界でかつて熾天使の地位に存在した頃から、ルシファーの後見人を自任しており、よくよくもルシファーの世話を焼いていることが多い。
その姿は、白髪と白髭を蓄えた老者だが、眼光は鋭く智慮と慈悲に満ち、放たれる威光と鋭気は、とても老人のそれではない。
更には、剣の腕も天界随一と謳われ、剣王の異名で呼ばれることもある。
更には、剣の腕も天界随一と謳われ、剣王の異名で呼ばれることもある。
かつての天界大戦の折、肉体は朽ち始め、既に力もなく、地獄へと堕ちゆく道の中で、それでも至高神の軍勢に立ち向かうベルゼベルを目撃した至高神側の天使は、彼を評してこう謳っている。
『無残にも朽ちる同胞の亡骸、その有様を見たベルゼベルが、荘厳な面持ちで立ち上がった。
その様子は、いかにもひとつの国を背負って立つ柱石のようだった。
彼の額には、思慮深さと憂国の至情が、深々と刻み込まれていた。
己が身の破滅という悲境に陥ったさなかでさえ、その威厳に満ちた顔には、まさしく王者に相応しい、英知の輝きが未だ鮮やかに残っていた。
彼は賢者然として幾多の強大な王国の重責を担うに相応しい、あたかもアトラスのような肩をそびえさせて、軍旅の前に立っていた』
この後に、ベルゼベルは地獄へと堕ちた。
だが、この謳歌からも解るとおり、ベルゼベルは敵対者からですら尊敬を集める人物だった。
『無残にも朽ちる同胞の亡骸、その有様を見たベルゼベルが、荘厳な面持ちで立ち上がった。
その様子は、いかにもひとつの国を背負って立つ柱石のようだった。
彼の額には、思慮深さと憂国の至情が、深々と刻み込まれていた。
己が身の破滅という悲境に陥ったさなかでさえ、その威厳に満ちた顔には、まさしく王者に相応しい、英知の輝きが未だ鮮やかに残っていた。
彼は賢者然として幾多の強大な王国の重責を担うに相応しい、あたかもアトラスのような肩をそびえさせて、軍旅の前に立っていた』
この後に、ベルゼベルは地獄へと堕ちた。
だが、この謳歌からも解るとおり、ベルゼベルは敵対者からですら尊敬を集める人物だった。
七大魔王の中で、唯一ベリティ(ミドルネーム)を持たないギブン(ファーストネーム)のみの存在だが、本来は、アスタロトと同じく、異なる神世界の古代種に属する真正の聖神であり、【四界王】バアル=ゼブルというのが彼の真名である。
神は、それぞれギブンとベリティという異なる二つの名を持っている。
ギブンは、本来から呼ばれる表を示す名であり、ベリティは本質を捉えた裏の名を示し、この二つが合わさって、初めて〝真名〟と呼ばれる。
その他、二つ名である異名も、彼ら神にとっては真名の一つである場合がある。ただし、それに当てはまらない者もいる。
ギブンは、本来から呼ばれる表を示す名であり、ベリティは本質を捉えた裏の名を示し、この二つが合わさって、初めて〝真名〟と呼ばれる。
その他、二つ名である異名も、彼ら神にとっては真名の一つである場合がある。ただし、それに当てはまらない者もいる。
地獄へと堕天させられる際に、自らの配下である天使たちからさえも尊敬を集めたベルゼベルの実力を恐れた至高神は、高き主を表す〝ゼブル〟の名を、蠅を表す〝ゼベル〟へと変えて地獄に堕としたことで、ベルゼベルは蠅の王となってしまった。
上記にも述べたが、神にとって名とは自身を表すものであり、真名は神の力そのものである。〝ゼベル〟と名を変えられてしまった彼には、かつてほどの力は無いとされている。
上記にも述べたが、神にとって名とは自身を表すものであり、真名は神の力そのものである。〝ゼベル〟と名を変えられてしまった彼には、かつてほどの力は無いとされている。
ベルゼベルは、至高神の手によって、特に厳重に地獄に縛り付けられた存在であり、その戒めは審判の日まで解かれることはないとされていたが、どういった経緯か、ベルゼベルはその戒めを自身の力で解き放ち、アストラル体を使って人間界などにもよく足を運んでいたらしい。元聖神の性なのか、そのたびに善行を積んでは地獄に帰館するという変わった生活を送っていた。
領主や副王としては珍しく、現在も人間の住む街によく出掛けており、作物の成長や各ギルドの仕事振りなどを見て回っている。
その他にも、訪れた先で民の病気を治したり、土地を豊かにしたり、家屋の老朽化を直したりと、正当な願いであれば面倒くさがらずに引き受けてくれることから、彼が監督する土地の民からは未だ聖神として崇められている。特に、子供には人気が高いらしく、お遊び程度に剣を教えている姿も見られるとか。
その他にも、訪れた先で民の病気を治したり、土地を豊かにしたり、家屋の老朽化を直したりと、正当な願いであれば面倒くさがらずに引き受けてくれることから、彼が監督する土地の民からは未だ聖神として崇められている。特に、子供には人気が高いらしく、お遊び程度に剣を教えている姿も見られるとか。
自ら正体を明かしたことはないのだが、どうしても人とは異なる威光の類で人でないことは知れてしまう、中にはベルゼベルの顔を知っている者たちもおり、正体が知られ、今までの行為への感謝と非礼に民が平伏するという時代劇さながらの様相が展開こともしばしばある。
そんな喜劇を繰り返しながら領地を見て回るうちに、今の民との信頼関係が形成されたようだ。
そんな喜劇を繰り返しながら領地を見て回るうちに、今の民との信頼関係が形成されたようだ。
また、ベルゼベルは【七つの大罪】の一つ、暴食を司るが、その意味は食に関することではなく羨望を意味し、本当の意味では向上心を司っており、人々にも、向上心を持って日々を生きよ。と語っている。
その他にも、ベルゼベル曰く、かつて自分に色々と良くしてくれた魔女がいたらしく(いったい、人間が神相手に何ができたのかは不明だが)今でも魔女の味方を自任している。
トグマやカゴモリといった錚々たる魔女の面子とも面識があるらしい。
その経緯から、性質上、神に疎まれることの多い【英知と探究】の空中都市エリエスファルナにある魔術学院にも気を配っており、現学院長であるローゼンの相談を聴くなどして助力しているようだ。
トグマやカゴモリといった錚々たる魔女の面子とも面識があるらしい。
その経緯から、性質上、神に疎まれることの多い【英知と探究】の空中都市エリエスファルナにある魔術学院にも気を配っており、現学院長であるローゼンの相談を聴くなどして助力しているようだ。
余談だが、【青髭】ジル=ド=レイとは、以前に一度会ったことがあるらしい。
彼の部下には、妻でもあり、側近でもある七大魔王の一柱【豺の皇】アスタロトを筆頭に、【光輪の娼嫉】メフィストフェレスなどの強大な力を持った面々が従っている。
他の副王と同じく、王座に座する間は、暴食に起因するすべての事柄を覗くことができる。

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