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ヒラサカ=ド=ブラン=ワラキア

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所在(?) シュヴァルツクベレ城
本名 ヒラサカ=ド=ブラン=ワラキア
役職(?) シュヴァルツクベレ城執事長
シュヴァルツクベレ城城主代行
東方全域統括代行
ワラキア領主
伯爵
種族 ヴァンパイヤ?
年齢 約3000歳
所有装具・武具

詳細

【血の飢渇(ちのけかつ)】の二つ名を持つ不死族の始祖ヴァンパイア
年齢、おおよそ三千歳
ソロモン七十二柱に存在を許される本来在りえない七十三柱序列七十三番
東方領地ワラキアを治める伯爵。

彼の名に真意はなく、ブランとは、およそ四百年前、大公爵の推挙を受けソロモンに加わって後に与えられた領地、ワラキアにある古城ブラン城から便宜上与えられた名である。
二つ名である【血の飢渇】も、ギリシア語でヴァンパイアをそのまま現す意味であり、即ち、ギリシア語でヴァンとは血、パイアは飢えを表すとされ、この二つ名が与えられた。神々による蔑みの意味が多分に含まれる。

唯一、ヒラサカという名だけは、彼が放浪者であった頃訪れた葦原中国で呼ばれた名である。
現世と黄泉の間にあるモノ、という意味があり、この名を気に入った彼が、二千年以上使い続けている。

新しき神が人間の住まう大地に降りる遥か以前には、神の意思とは、一部の高名な僧侶や神官、あるいは巫女と呼ばれる者にしか聴くことができないとされ、人々が直接の神の支配無く生きていた時代、ヒラサカは爵位も地位も持たぬ、名も無き放浪者だった。
唯一持っていたものは、この世に存在する生物の頂点であり、その始祖であるという己が身一つであった。
彼は、この世に三人のみ存在した始祖ヴァンパイアの一人であり【血の三大君主】の一角を担っていた。
しかし、当時ヒラサカは、王という立場にもあまりに無関心であり、何より果てしなく世界を旅する放浪者だった。
遥か昔、ヒラサカは、未だ青壮年と呼べるパラケルススと共に世界を旅していた。
そして、その眼で見たという。
旧世界を飲み込む大波は無く、同時に救いの箱舟も現れなかった。
だが、彼は確かに見たという。
古き神々が天に、あるいは大地に、夜に、昼に、月に、太陽に、そうしてとけて、消えてゆくのを、そして、変わって降り立つ新しき神々の光臨を、彼は目撃したという。
それは、始まりの終わりであり、いつ尽きるとも知れない終わりの始まりではなかったろうか

自身によれば、既に血身の者はこの世に存在しないということらしい。

身体的特徴である弱点は曰く存在しないとしているが、実際には陽光に弱く、浴びることで魔族としての能力を消失させ、あらゆる術式の行使を阻む。
陽光を浴びた状態での彼の力は、単純な身体能力に限られ、その力もよく鍛え上げられた人間の兵士。程度のレベルまで減退すると言われる。
この状態のヒラサカは、普段の機敏さからかけ離れ、動きや反応は限りなく鈍くなる。ただし、鈍くなるだけで言動などが変わらないのが、随分と意地の張ったところではある。
もっとも、通常陽光においては、浴びただけで大地に還る同族も多く、彼自身はヴァンパイアの中でもハイ・デイウォーカー(デイライトウォーカーとも)と呼ばれる昼の陽射しを克服した最上位種と言われている。

他にも、通常流通する銀細工は害も無く、身に付けることもでき、事実伯爵は銀細工の指輪なども身に付けているが、輝銀鉱(希少銀、聖銀ミスリルの原料)を用い、洗礼を終え、マスタークラスの彫金師が作り上げるアクセサリには触れることが出来ず、触れた場所から焼け爛れてしまう。
もちろん、身に付けている本人に触れることも極端な疲労を伴う。
ただし、これを武器にしようと考えるものは皆無に等しい。
なぜなら、どれほど洗礼を施し一級の細工師が作ろうとも、銀は極めて柔らかく、人の手で容易く形を変えてしまう為、武器としては適さなかったからだ。
伝承からも銀を使ってヴァンパイアを殺したという話は存在しない。

逆に、昨今流通する銀製弾頭の銃弾、シルバーチップは大いに有用性がある。
ただし、陽の光の届かない場所でならば、ヒラサカには銃弾の動きは眼で追い避けるにそれ程苦労が無い速度でもある為、本人の危険意識は薄い。

そのほか、ニンニクは彼ならずとも不死族全般が普通に食せる食物だが、一般的には魔除けの効果があるとされる。
ただし、ニンニクは薬の原料でもあるため、これを原料に錬金術師が作るポーションは聖水と同等の効果を持つ。

十字架に関しては、完全に教会の権威を示すために作られた創作であるため、十字形には特別な効果はない。
事実、十字架が世に現れる以前から存在したとされるヴァンパイアに、これが通用しないのも頷ける話と言えよう。

流れる水などは邪を洗い流すとされるが、これは儀礼済みの聖水以外は用を成さない。ただし、若い世代のヴァンパイアには流れる水に触れた箇所から爛れてしまう者が大多数である。

彼にとってのもっとも大きな弱点と呼べるのはクルスニク(一種の聖人)と呼ばれる人間達で、アルテ=ナガシマがこれにあたる存在だ。

始祖ヴァンパイアであるヒラサカの弱点となるのは日光と聖銀と聖水、そして聖者の三つが挙げられるが、世間一般に知られるヴァンパイア像は、多分に創作めいたものである。
誰もが懐くヴァンパイア像とは、ブラムストーカー著であるドラキュラが元となっているものだが、ヒラサカはそれ以前の伝承に残るヴァンパイアを、出来る限り忠実にモデル化している。

上記で語ったのは、伝承に忠実であるも彼自身の詳細に過ぎない。
その他のヴァンパイア考察に関しては、種族項目の参照をお勧めする。

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