[大感謝3500PV] SCP解説@ ウィキ
SCP-007-JP-OA
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[アイテム番号] SCP-007-JP-OA
[タイトル] The price of love
[オブジェクトクラス]Keter Nagi
[収容プロトコル]
SCP-007-JP-OAは現在、異常性の顕著な発現が確認されていないため、標準的人型収容セルでの生活支援が行われます。
ただし、本オブジェクトは**「潜在的な再活性化のリスク」**を保持しています。SCP-007-JP-OA-1(対象の実子)の安全が脅かされた場合、クラスCK-再構築シナリオを誘発するレベルの現実改変能力が再活性化する危険性が極めて高いと推測されます。そのため、SCP-007-JP-OA-1は財団の監視下にあるセーフハウスにて、可能な限り自由かつ安全な生活を保障してください。両者の接触は週に一度、心理カウンセラー同席のもとで許可されます。
[説明]
SCP-007-JP-OAは、30代の日本人女性です。かつては強力な現実改変能力(ヒューム値の局所的かつ急激な上昇)を保持していましたが、現在は休止状態にあります。
異常性の発現は、20⬛︎⬛︎年、⬛︎■海岸にてSCP-007-JP-OA-1が激しい高波に飲まれた際、それを救助しようとしたSCP-007-JP-OAの「息子を助けたい」という強い願望に呼応して発生したと推測されています。当時の記録では、周囲の海水が瞬時に消失し、物理法則を無視して息子が波打ち際まで「引き寄せられた」ことが確認されています。
[実験ログ]
(※過去の記録として維持)
実験ログ 007-2
対象:SCP-007-JP-OA-1(当時5歳)
内容:収容室内でSCP-007-JP-OA-1が転倒し、膝を擦りむくように誘導。
結果:SCP-007-JP-OA-1が泣き声を上げた瞬間、周囲のヒューム値が急上昇。SCP-007-JP-OAが「痛いの痛いの、飛んでいけ」と呟くと、傷口が瞬時に消失。同時に、実験を見ていた研究員の膝に同様の擦り傷が転移した。
分析:軽微な負傷であっても、彼女の認識次第で因果律を操作する可能性がある。
実験ログ 007-3
対象:SCP-007-JP-OA-1
内容:遠隔操作ロボットを用い、SCP-007-JP-OA-1から玩具を強引に取り上げる。
結果:SCP-007-JP-OAが「返してあげて」と静かに発言。直後、ロボットを構成する金属パーツが液体化し、床に飛散。SCP-007-JP-OAの周囲のみ重力が反転し、彼女は浮遊した状態で息子を抱き上げた。
分析:彼女の「怒り」や「不快感」が直接的な物理破壊に繋がる。これ以上の刺激はサイト全体の崩壊を招く恐れがあるため、実験は無期限凍結された。
[インタビュー]
対象: SCP-007-JP-OA
インタビュアー: ■博士
[録音開始]
博士:調子はどうですか、[編集済]さん。
SCP-007-JP-OA:ええ、とても穏やかです。あの子に、新しい絵本をありがとうございました。あの子、とても喜んでいて。
博士:それは良かった。.....あなたの検査結果についてですが、ヒューム値がさらに低下し、安定しています。このまま異常性が現れなければ、あなたは……。
SCP-007-JP-OA:(微笑んで)ただの母親に、戻れるのでしょうか?分かっています。あの海で、あの子を助けたいと願った時、私は自分の中の「何か」を全部使い果たしてしまったみたい。
■博士:後悔はしていませんか。もし異常性が完全に沈静化すれば、あなたは二度とあの子を「奇跡」で守ることはできません。
SCP-007-JP-OA:博士。あの子を助けたのは、魔法じゃなくて、ただの母親のわがままです。……私は、あの子に「普通の世界」を生きてほしい。私の力(異常性)が残っていたら、あの子の世界を歪めてしまう。
■博士:しかし、我々があなたを収容し続ける理由は……。
SCP-007-JP-OA:お願いです、博士。このまま、あの子に伝えてください。「お母さんは、あなたが笑っている世界が一番大好きだったよ」って。…それだけで、私は本当に、ただの母親になれる気がするんです。
[録音終了]
[最終報告]
■博士の回想録
彼女の異常性は、20年■月■日、SCP-007-JP-OA-1の小学校の入学式を遠くから見届けた直後から、測定不能なレベルまで沈静化した。
彼女が最後に起こした現実改変は、入学式に向かう息子の頭上に降りそうだったにわか雨を、その一画だけ、雲ひとつない晴天に変えたことだった。
彼女は現在、重度の認知症に似た症状を呈し、一般の介護施設へ移送された。一見して彼女に現実に干渉する力は残っていないように見える。しかし、財団のシミュレーションによれば、SCP-007-JP-OA-1に致命的な危機が迫った際、彼女の深層心理に眠る「母親としての本能」が、再び現実を塗り替える可能性を否定できていない。
彼女は今、穏やかな「凪」の中にいる。だがその静寂は、息子という錨(いかり)によって辛うじて繋ぎ止められているものだ。我々はこの平穏を、彼女の命が尽きるまで監視し続けなければならない。
ーオブジェクトクラスを Nagiへ変更することを申請する。彼女は今、ただの母親として眠っている。
[タイトル] The price of love
[オブジェクトクラス]
[収容プロトコル]
SCP-007-JP-OAは現在、異常性の顕著な発現が確認されていないため、標準的人型収容セルでの生活支援が行われます。
ただし、本オブジェクトは**「潜在的な再活性化のリスク」**を保持しています。SCP-007-JP-OA-1(対象の実子)の安全が脅かされた場合、クラスCK-再構築シナリオを誘発するレベルの現実改変能力が再活性化する危険性が極めて高いと推測されます。そのため、SCP-007-JP-OA-1は財団の監視下にあるセーフハウスにて、可能な限り自由かつ安全な生活を保障してください。両者の接触は週に一度、心理カウンセラー同席のもとで許可されます。
[説明]
SCP-007-JP-OAは、30代の日本人女性です。かつては強力な現実改変能力(ヒューム値の局所的かつ急激な上昇)を保持していましたが、現在は休止状態にあります。
異常性の発現は、20⬛︎⬛︎年、⬛︎■海岸にてSCP-007-JP-OA-1が激しい高波に飲まれた際、それを救助しようとしたSCP-007-JP-OAの「息子を助けたい」という強い願望に呼応して発生したと推測されています。当時の記録では、周囲の海水が瞬時に消失し、物理法則を無視して息子が波打ち際まで「引き寄せられた」ことが確認されています。
[実験ログ]
(※過去の記録として維持)
実験ログ 007-2
対象:SCP-007-JP-OA-1(当時5歳)
内容:収容室内でSCP-007-JP-OA-1が転倒し、膝を擦りむくように誘導。
結果:SCP-007-JP-OA-1が泣き声を上げた瞬間、周囲のヒューム値が急上昇。SCP-007-JP-OAが「痛いの痛いの、飛んでいけ」と呟くと、傷口が瞬時に消失。同時に、実験を見ていた研究員の膝に同様の擦り傷が転移した。
分析:軽微な負傷であっても、彼女の認識次第で因果律を操作する可能性がある。
実験ログ 007-3
対象:SCP-007-JP-OA-1
内容:遠隔操作ロボットを用い、SCP-007-JP-OA-1から玩具を強引に取り上げる。
結果:SCP-007-JP-OAが「返してあげて」と静かに発言。直後、ロボットを構成する金属パーツが液体化し、床に飛散。SCP-007-JP-OAの周囲のみ重力が反転し、彼女は浮遊した状態で息子を抱き上げた。
分析:彼女の「怒り」や「不快感」が直接的な物理破壊に繋がる。これ以上の刺激はサイト全体の崩壊を招く恐れがあるため、実験は無期限凍結された。
[インタビュー]
対象: SCP-007-JP-OA
インタビュアー: ■博士
[録音開始]
博士:調子はどうですか、[編集済]さん。
SCP-007-JP-OA:ええ、とても穏やかです。あの子に、新しい絵本をありがとうございました。あの子、とても喜んでいて。
博士:それは良かった。.....あなたの検査結果についてですが、ヒューム値がさらに低下し、安定しています。このまま異常性が現れなければ、あなたは……。
SCP-007-JP-OA:(微笑んで)ただの母親に、戻れるのでしょうか?分かっています。あの海で、あの子を助けたいと願った時、私は自分の中の「何か」を全部使い果たしてしまったみたい。
■博士:後悔はしていませんか。もし異常性が完全に沈静化すれば、あなたは二度とあの子を「奇跡」で守ることはできません。
SCP-007-JP-OA:博士。あの子を助けたのは、魔法じゃなくて、ただの母親のわがままです。……私は、あの子に「普通の世界」を生きてほしい。私の力(異常性)が残っていたら、あの子の世界を歪めてしまう。
■博士:しかし、我々があなたを収容し続ける理由は……。
SCP-007-JP-OA:お願いです、博士。このまま、あの子に伝えてください。「お母さんは、あなたが笑っている世界が一番大好きだったよ」って。…それだけで、私は本当に、ただの母親になれる気がするんです。
[録音終了]
[最終報告]
■博士の回想録
彼女の異常性は、20年■月■日、SCP-007-JP-OA-1の小学校の入学式を遠くから見届けた直後から、測定不能なレベルまで沈静化した。
彼女が最後に起こした現実改変は、入学式に向かう息子の頭上に降りそうだったにわか雨を、その一画だけ、雲ひとつない晴天に変えたことだった。
彼女は現在、重度の認知症に似た症状を呈し、一般の介護施設へ移送された。一見して彼女に現実に干渉する力は残っていないように見える。しかし、財団のシミュレーションによれば、SCP-007-JP-OA-1に致命的な危機が迫った際、彼女の深層心理に眠る「母親としての本能」が、再び現実を塗り替える可能性を否定できていない。
彼女は今、穏やかな「凪」の中にいる。だがその静寂は、息子という錨(いかり)によって辛うじて繋ぎ止められているものだ。我々はこの平穏を、彼女の命が尽きるまで監視し続けなければならない。
ーオブジェクトクラスを Nagiへ変更することを申請する。彼女は今、ただの母親として眠っている。