全然、ムッとしていないですよ。ただ1か所、気になったところがあった - 聖帝語録@wiki | 安倍晋三

全然、ムッとしていないですよ。ただ1か所、気になったところがあった

脚本家の三谷幸喜に対し、晋さんが三谷が脚本を執筆した映画『記憶にございません！』の感想として言い放ったとされる発言。
晋さんとこの映画の主人公の記憶が失った史上最悪の首相を同じ成蹊大出身という縁で親交がある中井貴一が演じていると知って鑑賞を希望したため、晋さんは試写会に招かれて監督及び脚本を担当した三谷と対談を行うことになった。

晋さんは三谷に感想を聞かれると「記憶にございません！」とふざけ、「悪い首相の時代に消費税が上げられるという設定があって、ちょっとカスったなと」「(現実と)全く別世界だから楽しんだ」とご満悦な感想を披露。
そして、自身の公式SNSでも「たくさん笑わせて頂きました。」と感想をアピールした。
ちなみに、作中で官房長官役を演じた草刈正雄氏がアロハシャツを着て登場するシーンを気に入っていたらしく、「菅義偉官房長官がアロハシャツを着てきたらびっくりする」と言っていたと三谷が明かしている。

この試写会から2年後、TBS『情報7daysニュースキャスター』に出演した三谷は、追悼を示すと同時に前日に銃撃事件で死去した晋さんとの試写会でのエピソードについて言及。
対談時に映画について以下のようなやり取りをしたことを明かした。以下、ソースより引用。

三谷氏『怒ってませんか？』

安倍氏『怒ってませんよ』

三谷氏『ちょっとムッとしたんじゃないですか？』

安倍氏『いやいや、ムッとはしていないですよ』

三谷氏『本当はムッとしたんじゃないですか？』

安倍氏『全然、ムッとしていないですよ。ただ1か所、気になったところがあった』

三谷氏『どこですか？』

安倍氏『それは言えません』

晋さんが唯一映画の内容で気になった部分を三谷に明かすことはなく、2年後に晋さんは死去したのでそれが判明する機会は今後もなくなったのだった。
ちなみに三谷は晋さんについて三谷氏は「茶目っ気というか、その場をおもしろくしなきゃいけない、といつも思っていらっしゃるような方で。政治家としては、これだけ長くやっていらっしゃるから、功罪はあってしょうがないと思うんですけど、人として見たときに、熱いものも持っていらっしゃるし、茶目っ気もあるし、自分の言葉でいつもお話している方だったなと思いますね」と評価している。

ソース

安倍首相、三谷映画に苦笑　消費増税設定で「ちょっとカスったなと」
https://www.sanspo.com/article/20190811-3E43FG4JSNLWBCEKFMX7YBRIJE/

首相、三谷監督の新作映画鑑賞　感想聞かれ「記憶にございません」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48482300R10C19A8PE8000/

安倍首相が「記憶失った首相」の三谷監督映画鑑賞「楽しめた」
https://www.sankei.com/article/20190811-GNKSEGNYRJMH7DUTHOPZRDCPCY/

中井貴一　大学の先輩・安倍首相に「総理やってます」ブルーリボン主演男優賞
https://www.daily.co.jp/gossip/2020/01/28/0013068454.shtml

安倍晋三の公式SNSでの試写会に関する報告
https://x.com/AbeShinzo/status/1160499798098632704
https://www.instagram.com/shinzoabe/p/B1BTy0zjIvW/

三谷幸喜氏、安倍晋三氏が映画試写に来た思い出語る…教えてもらえなかった「気になったところ」
https://hochi.news/articles/20220709-OHT1T51257.html