「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!」
【詳細】
門矢士が「ディケイドライバー」に「カメンライド ディケイド」のカードを読み込ませることによって変身する基本形態。
顔全体にバーコードのような線が入っており、複眼とは言い切れない目が存在している。
「カメンライド」によって全
平成ライダーに変身ができ、「アタックライド」で千差万別の攻撃を行い、
「フォームライド」で派生フォームへ姿を変え、「ファイナルフォームライド」で平成ライダーを変形、「ファイナルアタックライド」による多くの必殺技がある。
必殺技は「ファイナルアタックライド ディケイド」のカードを用いた3種類。
高威力の銃撃「ディメンションブラスト」、斬撃「ディメンションスラッシュ」、キック「ディメンションキック」の3つ。
「世界の破壊者」としての特性か、その世界の基本法則を無視したことができるのも、大きな特徴の1つ(ミラーモンスターと契約したライダーではないのにも関わらす、ミラーワールドに自由に出入りでき、不滅の存在で封印するしか対処法がないアンデッドや音撃でしか駆除できない魔化魍を普通に爆殺させるなど)。
各世界のライダーに変身している時はそのドライバーに仕込んでいるトリックスターというアイテムが本来のベルトやそれを通じて発生するライダーの機能を擬似的に再現しているという設定がある。
『
仮面ライダージオウ』では18人のライダーの力が入ったドライバー「ネオディケイドライバー」を使っている。
そのため、ジオウの公式サイトでは
「ネオディケイドライバーバージョン」と呼称されるが、容姿などは変わっていない。
なお、カメンライドのカードは確認できているものの、フォームライドのカードは不明。
だが、『ジオウ』関連の劇場版では普通のドライバーのディケイドが活動している模様。
【クウガ】
「カメンライドクウガ」で変身。
基本の
マイティから「フォームライド」で棒術使いの
ドラゴン、射手の
ペガサス、剣闘士の
タイタンにフォームチェンジできる。
オリジナルと同様に手にした物体を自分の武器に変形させる能力を持ち、一度はタイタンフォーム時にキバのドッガハンマーを奪ってタイタンソードに変えたことがある。その後、さらにドラゴンフォームにフォームチェンジして、タイタンソードをドラゴンロッドに変化させた。
また、何故かワーム戦ではペガサスフォームに変身したと同時にペガサスボウガンも手にしていた。
【アギト】
「カメンライドアギト」で変身。
基本の
グランドから「フォームライド」で薙刀の
ストーム、長剣の
フレイムにフォームチェンジでき、変身と同時に武器も召喚される。
『仮面ライダージオウ』に登場した際にはゲイツドライブアーマーの動きを完全に読み切って圧倒し、グランドフォームの状態でありながらフレイムフォーム専用の武器「フレイムセイバー」を使っていた。
【龍騎】
「カメンライドリュウキ」で変身。
アドベントカードの能力を「アタックライド」でドライバーに読み取らせることで再現できる。
現在使用したのはアドベントやストライクベント。
また、鏡や光を反射するものからミラーワールドに入り込み、探索範囲を広められる(と言っても、実はこの能力についてはディケイド自身も元から使っている)。
『仮面ライダージオウ』時にも登場。ドラグクローを使用。
【ファイズ】
「カメンライドファイズ」で変身。
「フォームライド」で10秒間だけ超加速する
アクセルに変身。
「アタックライド」でマシンディケイダーをオートバジンに変化させ、バトルモードに変形させる。
完結編でマシンディケイダーが変化していたサイドバッシャーは『555』に登場したカイザ専用マシン。
【ブレイド】
「カメンライドブレイド」で変身。
「ラウズカード」の能力を「アタックライド」で発動し、オリジナルがブレイラウザーでスラッシュして読み込んでいた手順をドライバーに読み込ませることで代用する。
オリジナルが使っていなかった「トリロバイトメタル」を使用した。
【響鬼】
「カメンライドヒビキ」で変身。
「アタックライド」で専用武器「烈火」や特殊能力の「鬼火」を発現する。
『仮面ライダージオウ』に登場した際にゴーストアーマーを装着したジオウに対し「ファイナルアタックライド」を発動。
ネオディケイドライバーから音撃鼓が発射され相手の動きを封じた後、必殺技の音撃打を叩き込んで変身解除に追い込んでいる。
【カブト】
「カメンライドカブト」で変身。
第2形態の
ライダーが基本形態として扱われる。
番外作では「フォームライド」で初期形態の
マスクドにも変身した。
「アタックライド」は「クロックアップ」1枚だけだが、超高速で活動できる。
【電王】
「カメンライドデンオウ」で変身。
ソードが基本形態であり、「アタックライド」で
ガン、「フォームライド」で
アックスに変身した。
「アタックライド」には只単に「専用のフォームに姿を変えて名言を再現する」という余りにも戦力外なカードもあり、士自身も「あのアホども」と立腹していた。
【キバ】
「カメンライドキバ」で変身。
基本の
キバの他、「フォームライド」で狼男の
ガルル、半魚人の
バッシャー、フランケンの
ドッガにフォームチェンジできる。
本来キバはアームズモンスターを手にすることでフォームチェンジを行うが、カードで再現しているディケイドは変身と同時に専用武器がドライバーから出現しフォームチェンジ完了後に武器を手にするという、原典とは逆の変身シークエンスとなっている。
【1号】
唯一昭和ライダーのカメンライド。
同形態のみが特殊でドライバーも1号のものに変化し、声も1号そっくりに変わるのでオリジナルに偽装できる。
【ウィザード】
「カメンライドウィザード」で変身。
ネオディケイドライバーを用いる追加形態の1つで、ウィザード基本形態の
フレイムとなる。
オリジナルに反して水を操り、ウィザードリングを用いた魔法を「ファイナルアタックライド」で発動した。
【ゴースト】
「カメンライドゴースト」で変身。
ネオディケイドライバーを用いる追加形態の1つで、ゴースト基本形態の
オレとなる。武器の「ガンガンセイバー」を使用する他、パーカーゴーストの召喚能力も披露。
【ビルド】
「カメンライドビルド」で変身。
ネオディケイドライバーを用いる追加形態の1つで、ビルド基本形態の
ラビットタンクとなる。
【ジオウ】
「カメンライドジオウ」で変身。
ネオディケイドライバーを用いる追加形態の1つ。EP47で切り札として使用、ジオウ基本形態に変身している。
【活躍】
『仮面ライダーディケイド』の物語として9つのライダー世界を移動し、9人ライダーの力を得てきた。
その後も様々な世界を渡っている。
『仮面ライダーウィザード』では特別編にゲスト出演。
スーパー戦隊では過去作品のヒーローがゲスト出演して変身するというのは割と多いが、仮面ライダーでは珍しい。
魔宝石の世界の住人なのかは定かではないが、ディケイドウィザードリングから召喚され人間の姿の門矢士として登場し、他の平成ライダーたちと共にアマダムと戦い、撃破した。
そして、劇場版『平成ライダー対昭和ライダー』では主役ライダーの一人として扱われている。
更に仮面ライダーディケイド放送終了後から奇しくも10年後の作品である『仮面ライダージオウ』にてタイムジャッカー側の存在として参戦。
EP13から登場し、本来の姿は見せていない。
ディケイドアギトに変身してゲイツを圧倒し、当時は披露されなかったディケイド響鬼によるファイナルアタックライドを使用している。
EP15でようやく基本形態の姿に変身し、EP16にてジオウ、ゲイツと戦うが戦況を鑑みて姿を消す。
以後は変身がなく、生身で登場。
EP42では久々に変身して敵対関係にあったジオウと協力、EP43でジオウたちと共にアナザーライダー軍団と戦っていたが、タイムジャッカーと同等の力を得たディエンドの介入でスウォルツにライダーの力を奪われてしまう。
EP47では力の半分が残っているディケイドライドウォッチを起動して変身能力を取り戻した。
【余談】
共通のスーツを使い回していたのかは不明だが、番組中ではオリジナルの仮面ライダーとカメンライドしたディケイドが同じ場所に登場することはなかった。
スーツアクターの高岩氏はこれまでも歴代の
平成仮面ライダーを演じているが、ディケイドがカメンライドする形で非担当だったクウガや響鬼での戦闘も実現した(Wikipediaのスーツアクターの項にあるように、『仮面ライダーディケイド』作中に登場するヒーロー(主に各世界の9人のライダーと、それを取り巻くライダー達)のアクターの情報は放送終了後に発売されたムック『RIDE THE DECADE』に保管されている)。
DECADEは10年間を意味す英語だが、途中で区切るとDE・CADEとなりカードの使用者という意味合いにもなる。
最終更新:2024年12月11日 19:01