アキャチューガ

【名前】 アキャチューガ
【読み方】 あきゃちゅーが
【声】 内田直哉、小宮有紗、土田大
【登場作品】 宇宙戦隊キュウレンジャー
【登場話】 Space.42「父か?宇宙か?ラッキーの覚悟」
【所属】 宇宙幕府ジャークマター
【役職】 フクショーグン惑星サザンクロス・コア担当)
【出身】 ジャークマターラボ
【装備】 バキュームトライアングル、ククルガン、再ブレイクマイク、テッキュウ
【分類】 改造フクショーグン
【プロフィール】 フクショーグン達の最強の長所を併せ持った宇宙の復讐軍
【秘密情報】 なし
【モチーフ】 ククルーガアキャンバーテッチュウ、バミューダトライアングル、船
【名前の由来】 アキャンバー+テッチュウ+ククルーガ

【詳細】

アントン博士が3体のフクショーグンを合体させ作り出した巨大サイボーグ体。

左腕にはククルーガのククルガン、左肩にはアキャンバーの再ブレイクマイク、右腕にはテッチュウのテッキュウを装備されている。
フクショーグン達の最強の長所を併せ持ち、それぞれの武器を用いる事で圧倒的な戦闘力を発揮できる。

パワーを増幅しながら大砲のようにテッキュウを発射し、あらゆる攻撃のパワーをククルガンで吸収して撃ち返す他、再ブレイクマイクから敵の感情に干渉する超音波を放出する。
更に相手の必殺攻撃を飲み込む「バキュームトライアングル」を胸部に装備し、体内で破壊エネルギーに変換した「トライアングルバースト」を発射する能力が追加されている。

サザンキングを倒し、ショーグンとの最終決戦まで後一歩というところにまで迫ったキュウレンジャー。
惑星サザンクロスのコアに侵入し、大量に出現したモライマーズロボツヨインダベー牛型汎用破壊兵器ゼロ号といったジャークマターの巨大戦力とスペースロボで戦っていく中、
アントン博士の手によってサザンクロス・コアに出現。
その圧倒的なパワーでギガントホウオー、キュウレンオー、リュウテイオーを攻撃し、トライアングルバーストで合体解除にまで追い込んだ。
キュウレンジャーもキュータマジンとオリオンバトラーという最大戦力で応戦するが、ドン・アスランがオリオンバトラーのコクピットを破壊し、
船内に侵入したことによりオリオンバトラーが行動不能に。
ラッキーらを助けに行くためキュータマジンからギガントホウオーが抜けたため、残ったメンバーはリュウテイキュウレンオーを組み上げアキャチューガに対抗する。
そしてトライアングルバーストをオールスタースクランブルブレイクで相殺したキューレンジャー達はその隙をついて合体を解除しコギツネキュータマの力でステルス状態となり撤退した。

その後コギツネキュータマの効果が切れる頃合いを見計らい、ステルス状態が解除されたバトルシップを襲撃。
だがそれはキューレンジャー達も見越しており、地上に配置したスーパーキュウレンオーの砲撃を受け回避には成功したものの、ギガントホウオーの飛び蹴りを受けて地上に落下。
テッキュウを発射してスーパーキュウレンオー達を捕縛するも、そこに現れたオリオンバトラーが銃撃で拘束を破壊しテッキュウが失われる。
そこでアキャンバーの再ブレイクマイクでオリオンバトラーを操って同士討ちをさせようとしたが、スーパーキュウレンオーの必殺技でマイクが破壊されてしまった上、
さらにオリオンバトラーに左腕のククルガンも壊されてしまい、トライアングルバーストとキュウレンジャーのすべての巨大戦力を集結させたオリオンビッグバンキャノンの一騎打ちとなったが、
究極の救世主達の力を一つにした究極の攻撃に勝てるはずもなく、ジャークマターを讃えながら砲撃に飲み込まれ爆散した。

【余談】

外見は「3体のフクショウグンの頭部(右からテッチュウ、ククルーガ、アキャンバー)の頭部が並び、胸部にはバキュームトライアングル、右腕はテッチュウ、左腕(及び下半身)はククルーガのパーツ」という不気味な姿をしている。

この状態になってもフクショーグンは変わらずにキュウレンジャーへの敵意を向け、己の現状にこれといった疑問を抱いていないのが恐ろしく、まさに悪のアントン博士の悪趣味極まりないものになっている。

今まで倒された怪人のパーツを寄せ集め、全ての能力を使用できる合成怪人は特撮番組において珍しい事ではない。
しかし、かつての強敵、或いは最高幹部の集合体でありながらアンバランス且つ何処かやっつけ感の漂う姿は「哀れ」としか言えない。
全体的に急ごしらえ感が漂う姿なのは、キュウレンジャーの手がジャークマターの予想以上の速さでサザンクロスにあるプラネジューム爆弾に迫っていたからと考えると、
最初から巨大化した状態なのも、キュウレンジャー達がプラネジューム爆弾破壊のため巨大ロボットを投入してくるのを見越した上、早急にキュウレンジャー達の巨大戦力に対抗できる存在を作ろうとしたためなのかもしれない。
実際、ジャークマターラボで回収されていたフクショーグン達の亡骸は等身大の状態だった(最もラボ自体が巨大ロボも作れるよう元から巨大であり、亡骸も巨大化状態だったため、とは考え過ぎか)。

フクショーグンは倒されてもアントン博士によって何度も復活し、記憶操作や肉体改造まで施される為、悪い意味では「ジャークマターにとっていくらでも使い潰せる駒」でしかない。

各々がそれぞれ別々の惑星の出身者であり、ちゃんとした肉体を持った宇宙人だった筈の彼らがドン・アルマゲの理念に共感し、今の宇宙を滅ぼす事で新たな宇宙に転生させる為、己の命も都合良く使い潰される現実も無視し、フクショーグンとしての活動に邁進していたと考えれば、何とも言えない気持ちにさせられる。

東映公式サイトによれば、「名前に関しては『アキャチューガー』、『ククチュンバー』、『テッキャンガー』などの様々な組み合わせを真剣に激論を交わした結果で決まった」らしい。

最終更新:2019年02月21日 03:40