【詳細】
青に金色の装飾が施された荘厳な鎧を身にまとった姿を持ち、自称する通り人型となった
ボッコワウスとよく似た姿をしている。
武器として槍を装備。
確かに見た目はよく似ているし、王族と考えても相応の派手な外見をしているものの、一人称は「僕」で手にしている槍の扱いは全くなっておらず頼りない。
Dr.イオカルと共にトジテンドを復興させようとしているが…
その正体はボッコワウスの隠し子でもなんでも無く、キカイトピアで孤独に暮らしていたただのキカイノイドだった。
しかし彼を見つけたイオカルが、
「ボッコワウスに似ている」という理由だけで祭り上げた傀儡である。
イオカルから吹き込まれた嘘を信じ込んでいたが、終盤にて真実が暴露されると錯乱し、その境遇は同じように孤独に苛まれていた
ステイシーの共感を呼び、イオカルと
カルビワルドが倒されたあと、土下座をして命乞いをし、
ステイシーから罪を償い
キカイトピアの再建に協力することを条件として許された。
【余談】
スーツは
ボッコワウス(バトルモード)をベースに改造したものと思われる。
武器は
手裏剣戦隊ニンニンジャーに登場した
ヒトカラゲが振り回していた槍の流用。ちなみに現在You Tubeにてニンニンジャー(と
ボウケンジャー)の配信が行われているが、イオカルのマスクは
スッパラゲを流用したものである等ニンニンジャー怪人の流用が多い。狙ったものであろうか…
VS劇場版のラスボス的存在と思いきや、むしろ騙されて連れてこられた一般市民だった。
敵の一人に嘘を吹き込まれたキャラがヒーローと敵対するという展開は珍しいものではないのだが、このポットデウスの場合は、この映画に初めて登場したキャラクターであるという点で非常に珍しい。
誤解が解けて和解し生き残ったことは運が良かったといえる。
名前は文字通り「ぽっと出」であることと、ボッコワウスの隠し子という
設定から。
デウスとはラテン語で「神」を意味する。
「捨て石(
ステイシー)」並の直球ネーミングと言えるが、実際は
ボッコワウスの隠し子でもなんでも無かったことを考えると、その名前も本当に彼の本名だったかは疑問が残るところ。
イオカルから嘘を吹き込まれ
ボッコワウスの血族であると信じ込んでしまったが、ジュランを始めとした元一般市民
キカイノイド達はトジテンドの圧政に大変苦しみろくな友人、仲間を得られなかったことを考慮すれば、彼もまた同じ立場であり、そこにつけ込まれたことで敵に回ってしまったことから、「ゼンカイジャー達のIF」とも言えるかもしれない。
親のことを知らないのであれば、見た目が似ているという点で担ぎ上げられたことも考慮すればボッコワウスが父という嘘もあっさり信じてしまう、あるいはその嘘にすがってしまうのも無理はなかった。
声を担当した岡本信彦氏は特撮作品初参加となる。
当初は「
ボッコワウスの実子」というオーダーでデザインが進められていたが、途中から名前を聞いたK-SuKe氏が「ぽっと出のデザイナー」の自分をモチーフにデザインしたのだとか。
最終更新:2024年11月13日 02:34