「ワシの前で揉めるでない!」
【詳細】
選民思想に凝り固まった傲慢な王であり、
他の幹部諸共地球人や自分達以外の
キカイノイドを見下している。
幹部クラスが見上げるほどの巨体で、巨大な
グレイブモノリスから頭と右腕のみを露出させたという異様な外見を持つ。
ペットとしてかわいがっているゲゲは左肩?のひし形の空洞部分に常駐させており、彼に対しては「ワシの可愛いゲゲ」と呼びかけ猫なで声を出すが、幹部クラスといえども機嫌を損ねると右腕で床をぶっ叩き、自らと一体化している
トジテンドパレスを揺るがすほどの壁ドンならぬ「床ドン」で威圧する。
数多の並行世界を
トジルギアで封じ込め制圧した張本人であり、唯一封じ込められず
キカイトピアと一部が融合してしまった人間界がそのままなのが気に食わず癇癪を起こしていた。
しかしペットとして可愛がっている
ゲゲの言葉を受け、閉じ込めることが出来なかった人間界を武力で制圧しようと行動を開始する。
第5カイでは
トジルギアが破壊されることで封じ込められた平行世界が解放されてしまうことを知り激怒していた。
実際は開発者?の
イジルデも第4カイでブルーンから指摘されるまで把握しておらず、彼の口封じに走ったがその騒動で知りうることになったのだろうか。
バラシタラが知ったらまず告げ口しそうであるし、何よりボッコワウスの隣にも同様に告げ口しそうなゲゲもいるわけなので、どうやって知り得たのかは可能性の域を出ていない。
ボッコワウスが埋め込まれているような、沈み込んでいるような板は「
グレイブモノリス」と呼ばれるもので王朝に代々君臨してきた大王の亡骸と力を集結させ蓄積してきたものであり、必要に応じて人型サイズの
バトルモードで行動することが可能。
ただ第48カイという物語もほぼ最終カイという状況で披露したのみで、基本的に外敵への対応は
バラシタラや
イジルデら部下に任せっきりにしている。
そもそもトジテンドの侵略とは
イジルデが開発した
トジルギアによってその世界そのものを封じ込めることで制圧するというものであったため、武力衝突そのものが介在されない。
海賊トピアに攻め込んだ際にはゴールドツイカー一家に逆に乗り込まれた上ギアのデータを奪われるという大失態をしでかしたため、完成した
トジルギアを用いた世界そのものの封じ込めに作戦を変更したとも考えられる。
ボッコワウス自身もおおよそ指揮官としての適性はなく、重用している者の発言で自身の考えをころっと変えてしまうあたり典型的な暴君である。
一応
イジルデが作ったものを評価し、そのウラに五色田夫妻の研究データを盗作した事実があろうが、「イチから作り上げた
ハカイザー」と堂々と大嘘を言ってのけようが構わず認める等度量自体はある。
そこまで興味はないのかもしれないが。
終盤では幹部が相次いで殉職し、
トジテンドパレスまで乗り込んできたゼンカイジャー達に対し、「背中が弱点」とこれまで寵愛していたゲゲにバラされたことに激昂しそのまま粉砕してしまう。
しかし自分の行いだと自覚せずにゼンカイジャー達によるものだと見事に認識をすり替え、全ての
トジルギアを吸収しつつ、モノリスから抜け出しバトルモードに変形して相対。
イワヤマトピアの力でフィールドをいつもの採掘場へ変更した後、歴代のスーパー戦隊が活躍する世界を閉じ込めたトジルギアの力を駆使してゼンカイジャーらを追い詰めた。
【余談】
名前の由来は「ぶっ壊す」の北東北、南東北で使われる方言で言い表した「ぼっこわす」と思われる。
声の担当は中田譲治氏。
超獣戦隊ライブマンにて大教授ビアスを演じて以降、多くの幹部怪人を演じている。
元は俳優として超新星フラッシュマンにてサー・カウラーを俳優として演じたことが初参加となり、ビアスから22年後、
海賊戦隊ゴーカイジャーにて
宇宙帝国ザンギャックにて重要ポジションにいる
大科学者ザイエンを演じ、その後
アザルド(ジュウオウジャー)、
タンクジョウ(リュウソウジャー)といった幹部怪人の声を当てた。
敵の首領役として見ればビアス以来約30年以上ぶりのレギュラー出演となる。
最終更新:2022年07月27日 02:08