【名前】 |
キカイトピア |
【読み方】 |
きかいとぴあ |
【登場作品】 |
機界戦隊ゼンカイジャー |
【分類】 |
異世界/平行世界 |
【名前の由来】 |
機械+ディストピア? |
【詳細】
キカイノイドと呼ばれる機械生命体達が暮らす地球とは別の異世界。
トジテンド王朝が力と恐怖による支配体制を築きあげた世界で、大王たる
ボッコワウスを始めとした上層部以外のキカイノイドに対しては容赦のない暴力で従わせている。
上級戦闘員である
クダイターでさえ、一般市民及びジュランのような通常のキカイノイドを「庶民キカイノイド」とあからさまに見下しているほど。
清掃員として
トジテンドパレスで働いていたブルーンはクダイターや
クダックにさえ虐げられていた。
トジデンドが行った数多の並行世界を
トジルギアによって封印、制圧する作戦中、最後に残った人間界のみ封じることが出来ずにキカイトピアの一部と融合してしまった。
地球人とキカイノイド達はなんとかお互いに折り合いをつけて交流しようとしているものの、
ゲゲによってボッコワウスが武力による人間界の制圧を開始してしまったためあまりうまく行っていない。
一歩間違えれば人間とキカイノイドによる全面戦争待ったなしではあるが、ボッコワウス等の幹部らは地球人も自分達以外のキカイノイドもどうでもいいと考えているため双方攻撃対象であり、罪のない一般市民という括りで見れば被害者は地球人とキカイノイドも変わらないことか。
第5カイにてジュランの両親はある日突然いなくなったというが、キカイトピアでは珍しいことではないらしい。
徴兵されてクダック等に改造されてしまった…等と考えると
仮面ライダー味が増えるが。
人間界と融合してしまったキカイトピアだが領土としてはごく一部であり、幹部らが構える
トジテンドパレスは人間界ではなくキカイトピア側に存在している。
そのため
並行世界間ゲートと呼ばれる専用ゲートを通さないと行き来ができず、「見えるのにたどり着けない」状態となっている。
並行世界間ゲートを通るには何らかの条件があるようで、決まった場所に開いたりはせずブルーンが人間界にやってきたのは「気がついたら」で、
バラシタラが帰還する際に開かれたのを見た介人は彼にしがみつく形でキカイトピアに行こうとするも何故か一人だけ弾かれてしまっていた。
世界の融合そのものは偶発的なことであり、時間経過で融合が加速するといった自体は見られない。
しかし
ダイコンワルドの「捨てられたと認識したものを操作する」能力により、本来キカイトピアの住人たちが人間界で普通に暮らしている様子を拡大解釈し「(元キカイトピア住人であるはずの)キカイノイド達は故郷を見”捨てた”」と捉え、世界の融合を加速させようとしたことがある。
【余談】
名前の由来は機械と理想郷を意味するユートピアの反対語、ディストピアを合わせたものと思われる。
なお他の並行世界も「○○トピア」という名称が使われている。
地球とは異なる異世界からの侵略者、そしてその敵の本拠地とも言えるキカイトピアであるが、これまでの敵組織と異なるのは、武力制圧侵略を行うのはキカイトピアを支配するトジテンドの上層部数名に限られるという点。
一般市民に相当する、第1カイにおけるクダイターの言葉を借りるなら「庶民キカイノイド」とされる者達は自分達なりに地球人と仲良くしようとしており、場合によってはトジテントの攻撃に巻き込まれる被害者でもある。
――――というよりは王朝以外のキカイノイドは、ボッコワウスらを始めとした幹部達の思想についていけず共感もしていない。
無辜の市民に襲いかかるのは、庶民キカイノイドではなく、そうするべきという設定を組み込まれ作られた
クダックを始めとする戦闘兵達であるからして。
これは地球人とキカイノイド達の全面戦争を回避するための設定と思われる。
今後の展開によっては迫害などで地球人に負の感情を抱くキカイノイドが出てこないとも限らないが。
最終更新:2023年11月01日 22:27