【詳細】
五色田介人の住む人間界とは別の並行世界の住人達であり、彼らを支配しているのが
トジテンド王朝である。
大王
ボッコワウスの発案により数多の並行世界を
トジルギアに封じ込める形で制圧し、全ての世界をその手中に収めようとしたが最後に残った人間界のみ封印に失敗した挙げ句、キカイトピアの一部と融合してしまったことから、一般市民に相当するキカイノイド達も強制的に人間界に転移してしまった。
地球人からしてみれば文字通りの自分達とは違う世界の存在で、トジテンドの者達と同じように見えるが第1カイの時点ではそれなりに折り合いつけて仲良くしているようでも有る。
種族間の差別が見られないその理由として最たるものは、彼らもまたトジテンド王朝の純然たる被害者であるためか。
選民思想に染まりきった
ボッコワウスを始めとした上層部の一部のキカイノイドは一般市民に相当する「庶民キカイノイド」(第1カイにおける
クダイターの発言より)達を心底見下し、同類扱いしていない。
そのため侵略対象の地球人への攻撃に対して巻き込むことを躊躇しないという珍しい敵組織となっている。
ゼンカイジャーに加わったキカイノイドも複数体存在し、同じ種族同士による争いのようでも有るが、たった一人だけ地球人である五色田介人のみが有機生命体となる。
最も、「氷河期を知らない」五色田介人が本当に純粋な意味での地球人かどうかは定かではない…
追加メンバーであるゾックス・ゴールドツイカーもキカイノイドではない普通の人間だが、彼を含めたゴールドツイカー一家は海賊トピアという平行世界の一つの出身であるためやはり地球人ではない。
第8カイでは
ステイシーが
バラシタラと人間の母親の間に生まれたハーフであることが判明し、人間との間に子供を設けることが可能であることが明らかになった。
こういった機械生命体が有機生命体との間に子を設けられるという設定はあまり見られず、他作品を見ても非常に珍しい。
ただ相性のようなものがあるのか、バラシタラは983人もの妻を娶っていることが判明しているが、子供について言及されているのはステイシーのみ。
だが実際は多くの子供が生まれていたものの、そのほぼすべてがバラシタラの手で始末されてしまっていたことが判明している。
ゼンカイジャー完結に伴い
【余談】
機械+人造人間を意味するアンドロイドを合わせた造語と思われる。
クダックらトジテンドの戦闘兵もキカイノイドに分類して良いと思われるが、彼らは
イジルデによって作り出されているようなので、厳密にキカイノイド=キカイトピアの「人類」かどうかは微妙なところ。
有機生命体との間に子供を作れることや、少なくともジュランは両親が居たことが語られているため、人間と同じ食事を取れることを見てもキカイノイドは人間を含めた哺乳類と酷似した生態であることが伺える。
カシワモチトピアやレトロトピアなど多くの世界は「平行世界」であり、異世界などではないため、キカイノイド達もまた人間のたどる可能性の一つという考えも出来るだろう。
最終更新:2023年07月27日 01:46