「ちっぽけな世界の庶民共がつまらん小細工を…!いいだろう、王族の力を見せてやる!」
【詳細】
ボッコワウスが反乱分子たるゼンカイジャー達を抹殺するため、
ゲゲの破片と全ての
トジルギアを取り込み王族のエネルギーを凝縮した最強のバトルモードとなった姿。
取り込んだトジルギアからあらゆる並行世界の力を操ることが可能であり、スーパー戦隊の必殺技をでたらめに悪用しながら圧倒的な攻撃を繰り出す。
通常時のボッコワウスは王族の力を代々蓄積した巨大な
グレイブモノリスと一体化した状態となっており、バトルモードとなるとサイズは10分の1程度に縮小されるものの繰り出される技はどれも圧倒的。
能力の仕組みは
ワルドと変わらないのだが、大量のトジルギアを吸収していることでその能力をタイムラグ無しに次々に切り替えることで驚異的な力を発揮している。
劇中では以下の力を発揮している。
- イワヤマトピアの力で採石場風のバトルフィールドを瞬時に構築。
- ボウケンジャーギアの力でデュアルクラッシャーを召喚、明石暁の口癖である「アタック!」と言いつつ指パッチンで爆発を生み出す。
- マジレンジャーギアの力でダイヤルロッドを召喚、本来は魔法変身用の「マージ・マジ・マジーロ」と唱え巨大な竜巻を発生させる。
- ガオレンジャーギアの力で破邪百獣剣を召喚。原点同様に「邪気退散!」の掛け声と共に横薙ぎに一閃する。
- ジュウレンジャーギアの力でハウリングキャノンを召喚し、「ラッパピーヤ!」と叫びながら砲撃する。
- ゴレンジャーギアの力で「バンバラバンバンバン」と言いつつ「トジテンドハリケーン”家族”」を発動。蹴り上げたボールが五色田家3人の虚像を召喚し攻撃させる。
いずれも原点と同じ武器等を呼び出しつつも微妙に違っていたり、若干適当に見える力の使い方をしている。
しかしグレイブモノリスの力も上乗せされているのか攻撃力は非常に高く、ゼンカイジャー達のチェンジ用ギアを破壊してしまった。
変身を保てず生身に戻った介人達はなおも立ち上がるが、彼らは他にも、自分達以外にも、世界を守ってきた戦士たち…スーパー戦隊へ思いを馳せ、彼らの力を悪用するトジテンドに対する憤りからチェンジしていない状態でも5人揃っての機界戦隊ゼンカイジャーであると高らかに名乗りを上げる。
そんな彼らにとどめを刺そうとするも、介人たちの奮闘に呼応するかのように自分の中に取り込み利用するだけのはずのトジルギアが反応し、彼らのギアを新しいカタチへと作り直す。
歴代戦隊の力を観測し、そのデータをもとに作られた
センタイギア、そこから新しいカタチへと、45番目のスーパー戦隊「機界戦隊ゼンカイジャー」となった介人達は決意も新たにボッコワウスと戦い始める。
そしてスーパーゼンカイザーへとパワーアップした介人のゼンカイテンランスを構えた突撃と、それを受け止めている間に弱点である背中にジュラン達4人のキカイノイドがゼンリョクゼンカイキャノンを突きつけ、前後からの攻撃に挟み込まれるように喰らい遂に爆散。
傲慢にも自分達の世界をただ一つとしてそこへ君臨しようとした暴君が滅び、キカイトピアはトジテンドの圧政から救われた。
…しかし、トジルギアを利用した並行世界の管理を目論んでいた神の手によってキカイトピアと人間界を含めた全ての世界が再びトジルギアに封じられてしまった…
【余談】
バトルモードのデザインは通常形態同様篠原保氏が担当している。
通常形態もといグレイブモノリスに無数にあるひし形の空白部分から小さいロボットが顔を出したような姿を持つが、これはデザインするにあたり口元の枠を拡大し半身をモノリスから出しているという解釈となっているため。
最終更新:2024年03月05日 03:16