ワルド

【名前】 ワルド
【読み方】 わるど
【登場作品】 機界戦隊ゼンカイジャー
【名前の由来】 悪(わる)、世界(英:World)

【詳細】

クダックイジルデトジルギアをセットされ、内包された平行世界の力を宿して誕生する怪人。

クダイターのボディをベースに頭部などを専用の装備に換装した姿をしている。
また一瞬だけクダイターの姿が浮かび上がる。
ワルド怪人は組み込まれたトジルギアから得られる様々な並行世界の力、「○○パワー(○○には平行世界の名前)」を悪用する事ができる。
一つの世界を支配するルールを自在に操ることが可能であり、その範囲は地球全域に及ぶほど強大。

現時点ではワルドの能力は「世界そのものにルールを書き足す、書き換える」タイプと「人を対象として何らかの影響力を植え付ける」タイプに大まかに分類ができる。
コオリワルドマヒルワルドがわかりやすいが、世界を氷漬けにしたり真昼で固定したりと環境そのものに影響を与えるため前者に含まれる。

ボクシングワルドオニゴッコワルドは世界の景色は変わらず、そこの住人に影響を与えるため後者に分類できる。
こういった分類方式を示したのは東映公式サイトだが、キノコワルドはあらゆる物体に生えるキノコという能力なので、両方の中間に当たるのだとか。

撃破されると身体は消滅し、組み込まれていたトジルギアだけが残されるが、トジルギア自体もダメージを受けている為、平行世界のパワーを封じ切る事ができずに暴走してしまう。
そしてクダイテストが残されたトジルギアを踏み付け、その暴走したパワーを受ける事で「ダイワルド」いう巨大級戦闘兵に変化する。

ダイワルドトジルギアが暴走している関係でより大規模な世界の作り変え、ルール矯正能力を発揮しているが、再び致命傷を受けるとダイワルドの爆散と共にトジルギアは今度こそ消滅する。

【余談】

名前は「悪い」と世界の英単語「World」を捩っている。

スーツはクダイターをベースにし、頭部や右腕などを取り替える形になっている。
その外見は大部分がクダイターと同様だが、頭部のデザインが特徴的で目立つ為、そこまで気にならない。

こういった形で怪人を誕生させる手法は前作にも登場している巨大戦を担当する怪人も同様の手法である)。
クリーチャーデザインも邪面師同様K-SuKe氏が担当。
初期のワルド数体とバラシタライジルデクダックからニュークダイテストまでの戦闘員達は裏モチーフとして歴代戦隊ヒーローの衣服が意匠として組み込まれていたが、頭部のみのワルドではその表現が難しくワルド数体のみで行わなくなったという。

またタイヨウワルドマヒルワルドのように全く同じ見た目ながら異なるワルドとして登場する怪人が多いのも特徴。
You Tube等で公開されている特別編登場のワルドを基本とするが、上述のタイヨウとマヒルワルドのパーツにレトロワルドのパーツをかけ合わせた上でヒドケイワルドとして登場させたり、トウギュウワルドをリペイントしてギュウニュウワルドとするようなパターンも多い。
登場済み怪人のパーツをバラして組み合わせ新規の怪人として登場させるという手法は次回作のヒトツ鬼にも受け継がれた。

なお本編中初めて小改造有りでスーツ流用が行われたのはゴミワルドリサイクルワルドである。

最終更新:2023年03月12日 03:45