トジルギア

【名前】 トジルギア
【読み方】 とじるぎあ
【登場作品】 機界戦隊ゼンカイジャー
【分類】 アイテム
【名前の由来】 閉じる+歯車(英:Gear)

【詳細】

トジテンド王朝の最高技官であるイジルデが開発した歯車型のアイテム。

掌サイズの大きさだが、その効果は「平行世界を封じ込める」という途轍もないものである。
シャッターを鋭い爪を持つ手で握り締めたような外見でかなり小さいが、クダックに搭載する事で閉じ込めた世界の力を宿す怪人「ワルド」に変化させる。

ゼンカイジャーの必殺技でワルドのボディが撃破された後、この歯車そのものはダメージを受けるだけで原型をとどめているが、平行世界の封印そのものは緩み、その暴走したパワーがクダイテストに作用する事で「ダイワルド」と呼ばれる姿に変化させる。

この性質は開発者のイジルデも想定外だったらしく、第2カイで目の当たりにした際は驚いていたが、すぐに冷静に効果を分析していた。
ダイワルドが撃破されると完全に砕け散り、閉じ込められた平行世界は解放される。

第4カイで「ダイワルドが倒される事によって閉じ込めた筈の並行世界が解放されている」という事をイジルデは全く把握してなかった。
掃除係だったブルーンだけが気付き、イジルデはブルーンからそれを報告されるが、ボッコワウスに知られるのを恐れ、彼の口封じに走る事になるも失敗した。

結局第5カイでボッコワウスに知られてしまい、彼から大目玉を喰らうハメとなった。
その為にイジルデは今後の改善策の研究に動き出し、同話のラストで何らかのアイテムを設計して、誰に使わせようかと考えた末、適任者を思い付いた。

それがバラシタラの息子、ステイシーであり彼にダークセンタイギアギアトジンガーの装備を渡してステイシーザーへの変身能力を与えた。
そしてギアトジンガーは戦隊ヒーローの偽物を作り出し、巨大ロボまで作れるという強力なアイテムだがエネルギーを使い果たすと全て偽物が消えてしまうという弱点が判明しているが、イジルデは把握していなかった。
と、ステイシーザーの活躍に目を奪われがちだが、結局トジルギアの改良そのものには全く手を付けておらず、むしろセンタイギアダークセンタイギア、ギアトリンガーをギアトジンガーとしてデザイン&機能を丸パクリする(多少機能に差はあるが)という、イジルデのお家芸が発揮されている。

結局ゼンカイジャー放送中、トジルギアが破壊される=ダイワルドが撃破されると平行世界が開放されてしまうのは変わっていない。

ゲゲに憑依して暗躍していた神を名乗る謎の存在はトジルギアごと閉じ込められた世界を消滅させるという謎の力を見せている。



【余談】

同アイテムの開発者はイジルデに間違いないらしいが、ゼンカイジャーも同様に「センタイギア」という歯車型のアイテムを使っている事を知ると露骨に動揺していた為、五色田介人の両親が作ったギアを盗用した可能性が示唆されている。

第4カイでゼンカイジャーの一員に加わったブルーンが「イジルデや行方不明となっている介人の両親が同じ研究室に在籍していた」という事実を明かし、それにより研究の盗用疑惑が更に強まった。

クダイテストのダイワルド化やトジルギアの消滅によって閉じ込めた平行世界の開放に開発者のイジルデ自身も全く気が付かず、センタイギアとの類似性を指摘されると露骨に狼狽し、いずれにしても開発者が彼なのかが怪しいものである。

戦闘形態への変身や巨大化用アイテムを兼用しているが、イジルデ自身も同アイテムがどういった可能性を秘めているのかを性能を全く把握できていない。

最終更新:2022年02月26日 16:10