カラカサオバケマルガム

【名前】 カラカサオバケマルガム
【読み方】 からかさおばけまるがむ
【声】 仁科貴
【登場作品】 仮面ライダーガッチャード
【登場話】 第28話「ベロベロ怪奇!蓮華の里帰り」
【分類】 マルガム
ケミー ベロソル
【属性】 オカルト
【憑依した人間】 男性/地上げ屋
【特色/力】 伸縮自在の舌/恐怖心の増幅/回転力
【モチーフ】 唐傘お化け、ミイラ

【詳細】

レベルナンバー2のオカルトケミー、「ベロソル」がグリオンの遺した金色のキューブを用いた禁術で地上げ屋の男性に憑依させ誕生したマルガム

ケミーは上半身、拘束方法は素体の左手でケミーの一本足を掴む形?、あるいは素体から伸びる結束バンドをケミーに巻き付けて縛り付ける形?
ベロソルを模した唐傘お化けの口から伸びる長い舌がマルガムの左腕となり、自在に伸縮させることで舐めた対象の恐怖心を増幅する能力を持つ。
バンドがケミーの顔に巻き付き右目を完全に塞いでいるため、左目だけが露出し1つ目になっているように見えている。

高速回転することで頭頂部の角と周囲に生えた牙がドリルか回転ノコギリのような効果をもたらし、見た目からは想像もつかない凄まじい破壊力を発揮する。

憑依した人間が得意としていたコンビネーションを発揮し、フェアリーマルガムと協力した合体攻撃を繰り出すことも可能。

九つ村を産業廃棄物処理場にするべく入り込んでいた地上げ屋の一人がアトロポスの使用した禁術によってケアリーと結合してマルガム化した。
久々の悪意人形とは別の一般人が変化したマルガムだったが、禁術を使ったにしろそこまで戦闘力は高くなく、宝太郎が変身したプラチナガッチャードの攻撃に歯が立たずカラカサオバケマルガムとの合体攻撃を放つもオドリッパとレスラーGを装填して放つガッチャードロップブレイクダンスキックを受け、双方まとめて撃破された。

【余談】

モチーフは唐傘お化け。
フェアリーマルガムのモチーフ同様、唐傘お化けをモチーフとした怪人は仮面ライダーシリーズでは初。
特撮作品全体では手裏剣戦隊ニンニンジャーに登場した妖怪カサバケ以来の採用となる。

唐傘お化けは江戸時代以降の草双紙などに描かれ、お化け屋敷等の演出としても比較的メジャーな妖怪である。
おおよそ1つ目、一本足の傘が飛び跳ねる形で移動するのが特徴で、長い舌を伸ばしていたり、腕がない場合もあるが、両手がある場合もあるなど、媒体によるデザインの差異が激しい。

シンプルながら印象に残りやすい妖怪であるため知名度が高い半面、妖怪としての伝承はほとんど見られず、どのような能力を持つのかは容姿と同様に様々。

ケミーであるベロソルは1つ目だが、カラカサオバケマルガムは目が2つありバンドで右目を塞ぐ形で1つ目に見えるような造形になっている。
おそらく全体的なイメージとして畳んだ傘を外套のように被った人間が、傘に空いた穴から両目をのぞかせているというデザインなのだろう。
そこからケミーのデザイン、一般的な唐傘お化けをイメージとして片目を露出させない方向で調整したものか。

最終更新:2024年03月26日 01:51