【あらすじ】
卑金属から貴金属を錬成する御業、「
錬金術」。
現代でも多くの錬金術師達がごく普通の日常の裏側で切磋琢磨し技術を磨いている。
「無から有、死から生を生み出す」という錬金術はある時、この世の万物を模した101体の人工生命体を生み出した。
ケミーというそれは善の心と共鳴すれば人間と仲間となりうるが、悪意と共鳴することで
マルガムという怪人を生み出してしまう。
野放しにするには危険すぎる
ケミー達は
ライドケミーカードに封印され慎重に保管されていたのだが、錬金術の奇跡ともいえるケミーの力を狙う勢力が暗躍していた。
一ノ瀬宝太郎はごく普通の高校生として暮らしていたが、ふとしたことから
ケミーを巡る戦いに巻き込まれてしまう。
ケミーは人の心次第で善にも悪にもなりうる。
未熟な錬金術師として、そして仮面ライダーガッチャードとして新たな世界を拓いた宝太郎は自分だけの何かを"ガッチャ!"出来るのだろうか。
キーアイテムは「カード」。キーワードは「錬金術」。
ライドケミーカードと呼ばれるケミーを封印した特殊なカードを使い
仮面ライダーなどの戦士に変身し、戦うヒーローを描く。
カード型アイテムを使って変身するライダーは
仮面ライダーディケイド以来十数年振り。
カードをコレクションアイテムとしたのは
仮面ライダー龍騎に始まり、奇しくも平成ライダー5作品目である
仮面ライダー剣でも行われた試みであり、かつ剣の場合は本番組の放送時期と同じく動画サイトで配信がスタートしている。
カード型アイテムを使って変身、敵を倒してカードに封印しそれを使ってフォームチェンジとガッチャードと剣はとにかく共通点が多い。
また、
仮面ライダー剣に登場するとあるキャラクターを演じた人物が、スーパー戦隊側で敵幹部として出演することになった上、配信限定作品にも本人役で登場する等フューチャーがすごい。
本作品のメインライターは2名の共作となっており、
仮面ライダーWや
仮面ライダーフォーゼで脚本経験があり、近年ではSSSS.DYNAZENONやグリッドマンユニバースシリーズ、過去にはウルトラマンネクサス等特撮系の脚本を多く担当してきた長谷川圭一氏、そしてウルトラマンXで特撮作品デビューを果たし、
仮面ライダーセイバーや
仮面ライダーリバイスを始めとして配信ドラマ等も多く脚本担当してきた内田裕基氏が参加している。
また
仮面ライダー555等を担当したことで知られる井上敏樹氏の実娘である井上亜樹子がTVシリーズでは脚本家として初参加したことも話題となった。
仮面ライダー龍騎、
仮面ライダー剣、
仮面ライダーディケイドといったカードアイテムを使う仮面ライダー達との差別化として、2枚のカードを組み合わせての変身が行われている。
2つのモチーフをかけ合わせるパターンは
仮面ライダーWのハーフチェンジに始まり、
仮面ライダービルドにおける
フルボトルのベストマッチ等があるが、異なるパーツを合わせるデザインだった両作品と異なりガッチャードでは完全に2つのモチーフを混ぜ込むデザインで構築され、そこから錬金術というストーリーの骨子が決まったという。
最終更新:2024年09月05日 04:50