最強は5人もいらねぇ!
【あらすじ】
全てのスーパー戦隊のロボが死力を尽くした大きな戦いがあった。
ユニバース大戦、そう呼ばれる戦いにおける唯一の勝者は
巨神テガソード。
多くの戦隊ロボが機能を停止した中、その力を結集し勝利を掴み取った後テガソードは眠りについた。
しかし彼の力は幾つもの
指輪となって世界へと散らばることとなった。
その指輪は歴代スーパー戦隊の力を宿し、それを全て集めることでテガソードがあらゆる願いを叶えてくれるという。
はぐれアルバイター、元スーパーアイドル、テガソード信奉者、パリピ高校生、ハイクラス名探偵。
ナンバーワンは一人しかありえない!?
スーパー戦隊シリーズ第49作目。モチーフは「獣」。
キーアイテムは「指輪」。
スーパー戦隊シリーズ50周年記念作品としても位置づけられており、「ゴジュウ」という戦隊名にも現れている。
本作品が発表されるに伴い、
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーに登場した2つの戦隊がそれぞれ「快盗戦隊ルパンレンジャー」、「警察戦隊パトレンジャー」と分割する形でナンバリングされ、ゴジュウジャーこそが50個目のスーパー戦隊として数えられることとなった。
その影響で第45作品目の
機界戦隊ゼンカイジャーがスーパー戦隊としては46番目になってしまい、変身時の「ヨンジュウゴバーン!」という音声と矛盾してしまうとも突っ込まれた(実際には戦隊の数と作品の数でカウントが違うため、ゼンカイジャー自体は45番目の作品であることは間違いない)。
メインライターとして
暴太郎戦隊ドンブラザーズのメインライターを担当した井上敏樹氏の娘であり、仮面ライダーガッチャードでもサブライターの一人として幾つかのエピソードを担当した井上亜樹子女史が就任。
本作品で初めてメインライターとなった。
ブライダンの設定や戦隊側の設定など等父である敏樹氏がメインライターを担当したドンブラザーズに近いものが散見されるものの、女史は父が担当したドンブラザーズを見たものの、シナリオ会議の段階で見たことのある戦隊としてそれを上げたが一回忘れてくれ、と言われたとのこと。
クリーチャーデザインは篠原保氏、k-suke氏、久正人氏が担当。
敵怪人である
ノーワン怪人の他、戦闘員である
アーイー達も固有名があり、ゲスト怪人と同等扱いされているという珍しい設定も特徴。
また敵怪人は直接巨大化せず(一部巨大化能力を持つと言及されている幹部がいる)、汎用巨大戦力として
アイアイザーが登場するなど
機界戦隊ゼンカイジャー等でも見られた手法が用いられている。
また記念作品として歴代スーパー戦隊のヒーローが登場するが、そのほとんどが指輪を奪い合う敵として登場しており、ゴジュウジャー側もそれは同じで利害が一致しているため戦隊を組んでいるに過ぎないという扱いになっている。
いわゆる「ゴーカイチェンジ」や「アバターチェンジ」と同系列の歴代ヒーローへの変身能力が登場するが、アイテムの種類に応じて性別を超えてあらゆるヒーローにチェンジするゴーカイチェンジ、自身の色(戦隊カラー)に応じたヒーローに自動で切り替わるアバターチェンジと異なり、「エンゲージ」とされるこの能力は戦隊レッド限定での変身能力となる。
ただそれぞれのメンバーに応じて胸部プロテクターは変わらないため、誰が変身しているかは一目瞭然(ブンブンジャーセンタイリングをゴジュウレオンがエンゲージ→ゴジュウレオンのプロテクターをつけたブンレッドになるなど)。
平成ライダー3作品目である
仮面ライダー龍騎では、初期段階で50人の仮面ライダーを出す予定であったと裏話として語られているが、本作品における指輪の戦士たち、ユニバース戦士達の設定は意識してかそうでないかは不明だが、そのリベンジと見ることもできる。
第1話では前作ブンブンジャーにおける戦隊レッドを演じた井内悠陽氏が
堤なつめ/クワガタオージャーへとエンゲージし、それが放送まで情報が完全に伏せられたサプライズ登場だったことが大きな話題を読んだ。
最終更新:2025年04月20日 00:47