- 冒険者
- ギルデンスタン・エイクドベルク
- リンダ・ワスプラヴァ
- キアラ・エルアート
- クロリク
リリィ、ライル救出から1ヶ月ほど経った頃、
レオガルドで別れたオレガノ達の一団が
コンコルディアに到着する。
彼らは先にソルス=ベイでリリィの拉致を持ち掛けたクライスの部隊の案内役であり、その南方の奇襲部隊の力を借りつつ本陣を奇襲する、というのが一連の作戦の最終段階であった。
長期的なサバイバルに特化した彼らの部隊と共に、街や村を避けつつ進むと、まさに城攻めの最中である
ジークフリート隊、及びその後方の山中に指揮官ルドルフの陣地を発見する。
翌日、陣の正面にクライス隊をぶつけ、対応を迫られている間に裏の崖からパーティが侵入するという作戦を実行、もはや雑兵ではそれを排除することかなわず、彼らは陣への突入を果たす。
中にあった指揮官の詰め所には隠し扉が、更にその奥に抜け道が作られており、その先へ進んだパーティはついにルドルフを補足、戦闘に入る。
ルドルフは高位の妖精術師(これを知るのは現状
クロリクのみ)であり、また随伴していた兵士も練度の高い者であった為苛烈な戦闘となるが、最終的には撃破、相手の降伏によって勝利を収める。
彼らをコンコルディアへ移送する最中、逆に向こうから駆けて来る吸血人の一団に遭遇する。曰く、彼らはファウスト家の部隊であり、ルドルフの拘束を目的としていたのだが、それが既にパーティによって成されていた為、その首謀者への面会を要求した。
コンコルディアに到着した一行はライルの元へ、そしてファウストの居城へと招待され、主である
アイーシャに面会する。
実際ライルはファウスト家への接触、連携、協力の一切を避けており、その為無用な苦労と齟齬が生じていたのを彼女は謝罪、その上で改めてファウスト家にルドルフの身柄を預けるという形での協力を要請。
パーティはそれを受諾し、ここに北方戦争に於ける全作戦は終了した。
ファウスト家はまず指揮官を失った北方の兵の回収、及び戦争状態の停止を宣言し、事態の収束を図った。
その上でアイーシャとライルが使節として南方と会談し(またその連絡は商人ジルバによって行われた)、双方が停戦に合意、穀物など食糧品の支援を取り付ける。
ルドルフは魔術師達の使役、及び人身売買など戦争遂行への数々の手法が暴露され完全に失脚、現在はファウスト家の牢に厳重に収容されている。
これによってエルレイン家そのものが危険に晒されるおそれもあったが、戦争終結に向けて動いたのが他ならぬエルレイン家の養子であり、またあくまでルドルフ個人による専制の結果だと流布する事である程度懸念は解消されている。
ジークフリートはルドルフとの戦闘が行われている最中忽然と姿を消したという兵の証言が最後であり、その後彼の目撃情報は無い。
そしてレオガルドでは終戦記念も兼ねた冬の英雄感謝祭が盛大に執り行われ、約一ヶ月の間大いに盛り上がった。
祭りの最中ヘリウスの塔からひっそりと花火が打ち上がり、彼も静かに終戦を祝したという噂が流れたが、真偽の程は定かではない。
そんな祭りも終わりを迎え、仲間達もそれぞれの道を進む。
オレガノ達はアイーシャと共に再びコンコルディアへ。正式に古代遺跡への見識を活かした職に付くらしい。スイレンはファウスト家で吸血人としての訓練を受けることになった。
クライスはライルに回収され南方へ。独断での拉致未遂については、当のライルとリリィの弁護により不問となった。
シャルロットはリリィと共に森の管理者に。
白き森の管理者が戻り、南方と北方の交通は以前の姿に治りつつある。パーティも祭りを楽しみ、南方へ帰った。
辛い冬の雪は解け、次の季節へ、新たな命が芽吹き、始まりを予感させる春の風が、また訪れる。
最終更新:2015年08月23日 22:19