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無頼2「カレーとヒカル」 - (2007/12/25 (火) 16:33:38) の編集履歴(バックアップ)
無頼2「カレーとヒカル」
日曜日の10時ごろ。
僕はいま、キッチンの前にいる。
目の前にあるものは、メークイン(ジャガイモ)に人参、玉葱。
そしてカレールー。
僕はいま、キッチンの前にいる。
目の前にあるものは、メークイン(ジャガイモ)に人参、玉葱。
そしてカレールー。
どう考えたってカレーの材料だ。
しかも肉なしの。
しかも肉なしの。
朝のことである
母が大学時代の友人と会うとゆう事で、昼に居ないのだ。
ここで「カレーでも作って食べてて」と言ったのだ。
本来、男の昼食と来たら、簡単な炒め物などで済ませてしまいがちなのだが…。
材料があるゆえに素直に作ってしまうのが自分の性格だった。
火にかけた鍋が湯気を揚げ始める。
そろそろ材料を切らんと…
母が大学時代の友人と会うとゆう事で、昼に居ないのだ。
ここで「カレーでも作って食べてて」と言ったのだ。
本来、男の昼食と来たら、簡単な炒め物などで済ませてしまいがちなのだが…。
材料があるゆえに素直に作ってしまうのが自分の性格だった。
火にかけた鍋が湯気を揚げ始める。
そろそろ材料を切らんと…
「これ…クドイ…」
そんな声が横から聞こえた…って、オイ。
見ると、涙目のヒカルがいた。
手にはかじられたカレールーのブロック…。
「アホかお前は!チョコレートじゃないんだからそのまま齧るな!」
「ぐすっ…」
そんな声が横から聞こえた…って、オイ。
見ると、涙目のヒカルがいた。
手にはかじられたカレールーのブロック…。
「アホかお前は!チョコレートじゃないんだからそのまま齧るな!」
「ぐすっ…」
ちゃっちゃっと人参を切り、鍋に入れる。…しまった、イモの皮を剥いてない。
「これでいいのかな?」
皮が剥けたイモを手渡すヒカル。
傍らには大型の刀剣「エウロス」が皮まみれになって置いてあった。
「ありがとう。…でもなヒカル、それ洗うのは誰だ?」
「えっと…」
「これでいいのかな?」
皮が剥けたイモを手渡すヒカル。
傍らには大型の刀剣「エウロス」が皮まみれになって置いてあった。
「ありがとう。…でもなヒカル、それ洗うのは誰だ?」
「えっと…」
アクをとりつつ、刻んだタマネギも入れる。
水が少なくなってきた。
ヒカルがプラスチックのジョッキで水を注ぎいれる(無論、飛行しながら)。
まぁ程よいくらいの水量か。
ジョッキを置きつつ着地…ってそこは!?
水が少なくなってきた。
ヒカルがプラスチックのジョッキで水を注ぎいれる(無論、飛行しながら)。
まぁ程よいくらいの水量か。
ジョッキを置きつつ着地…ってそこは!?
じゅっ
「ぎゃあぁちちちち!!?」
「アク入れてる器の上に降りるな!足元見ろ!」
その後、ヒカルが危うくカレーの具になりかけるトラブルがあったが、何とか完成した。
なんだか普通に作ったほうが早いような…
なんだか普通に作ったほうが早いような…
時刻は12時08分を指していた、丁度いい頃だな。
お冷やに福神漬け、スプーン…と。
カレー皿に白飯を半分(ここポイント)盛り、残りの半分にカレールーを注ぐ。
コレで多少はおいしく見えるのだ。
お冷やに福神漬け、スプーン…と。
カレー皿に白飯を半分(ここポイント)盛り、残りの半分にカレールーを注ぐ。
コレで多少はおいしく見えるのだ。
皿をテーブルに置くと、ヒカルが物欲しそうな目で(しかもヨダレを垂らしながら!)カレーを見ている。
食器棚から味見用の小皿を取り出し、それにカレーを盛る。
「ほれ」
ヒカルの前に小皿を置く。
「ありがと!形人」
笑顔で小皿を持ち、でかい杯で酒を飲むかの如くカレーを呑みはじめるヒカル。
なかなか滑稽な光景である。
食器棚から味見用の小皿を取り出し、それにカレーを盛る。
「ほれ」
ヒカルの前に小皿を置く。
「ありがと!形人」
笑顔で小皿を持ち、でかい杯で酒を飲むかの如くカレーを呑みはじめるヒカル。
なかなか滑稽な光景である。
こちらも食べ始めた直後、ヒカルがこっちを見る。
「ごはんと漬物も欲しい」
そう言う顔はカレーまみれだった。コイツは…
そう思いつつ、福神漬けと白飯を自分の皿から乗せる。
「ごはんと漬物も欲しい」
そう言う顔はカレーまみれだった。コイツは…
そう思いつつ、福神漬けと白飯を自分の皿から乗せる。
「いただきます」
もう食ってるだろが、とゆうツッコミはなしか?
「いいか、別に…」
「いいか、別に…」
その後残ったカレーは冷蔵庫行きとなった。
…つーか神姫って食事できたっけ?
新たなる疑問が浮かびつつ、今回は終る。
…つーか神姫って食事できたっけ?
新たなる疑問が浮かびつつ、今回は終る。
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