日曜日の十時ごろ。
僕はいまキッチンの前にいる。
目の前にあるものは、メークインに人参、玉葱。そしてカレールー。
僕はいまキッチンの前にいる。
目の前にあるものは、メークインに人参、玉葱。そしてカレールー。
どう考えたってカレーの材料だ、しかも肉なし。
朝の事である
母が大学時代の友人と会うとゆう事で、昼に居ないのだ。
ここで「カレーでも作って食べてて」と言ったのだ。
母が大学時代の友人と会うとゆう事で、昼に居ないのだ。
ここで「カレーでも作って食べてて」と言ったのだ。
本来、男の昼食と来たら、簡単な炒め物などで済ませてしまいがちなのだが…(凄い偏見) 材料があるゆえに素直に作ってしまうのが自分の性格だった。
火にかけた鍋が湯気を揚げ始める、そろそろ材料を切らんと…。
「これなに? チョコレート?」
火にかけた鍋が湯気を揚げ始める、そろそろ材料を切らんと…。
「これなに? チョコレート?」
見るとヒカルが居た。
よく考えてみれば、神姫にだって多少の手伝いは出来るはず。
「ヒカル、これからカレーを作るんだが…手伝ってくれないか? …あと、カレールーとチョコを間違えるな」
「りょーかいっ!」
ヒカルは元気いっぱいに答えた。
よく考えてみれば、神姫にだって多少の手伝いは出来るはず。
「ヒカル、これからカレーを作るんだが…手伝ってくれないか? …あと、カレールーとチョコを間違えるな」
「りょーかいっ!」
ヒカルは元気いっぱいに答えた。
~・~・~・~・~・~・~
ちゃっちゃっと人参を切り、鍋に入れる。…しまった、イモの皮を剥いてない。
「これでいいかな?」
皮が剥けたイモを手渡すヒカル。
傍らには大型の刀剣「エウロス」が皮まみれになって置いてあった。
「ありがとう。…でもなヒカル、それ洗うのは誰だ?」
「えっと…、わたし?」
「これでいいかな?」
皮が剥けたイモを手渡すヒカル。
傍らには大型の刀剣「エウロス」が皮まみれになって置いてあった。
「ありがとう。…でもなヒカル、それ洗うのは誰だ?」
「えっと…、わたし?」
………
アクをとりつつ、刻んだタマネギも入れる。
水が少なくなってきた。
気を利かせたヒカルが、飛びながらプラジョッキで水を注ぎいれる。まぁ程よいくらいの水量か。
ジョッキを置きつつ着地…ってマテその下はッ!
水が少なくなってきた。
気を利かせたヒカルが、飛びながらプラジョッキで水を注ぎいれる。まぁ程よいくらいの水量か。
ジョッキを置きつつ着地…ってマテその下はッ!
じゅっ
「ぎゃあぁちちちち!!?」
「アク入れてる器の上に降りるな!足元くらい見ろ!」
意外と抜けているのか、コイツ。
「アク入れてる器の上に降りるな!足元くらい見ろ!」
意外と抜けているのか、コイツ。
~・~・~・~・~・~・~
その後、ヒカルが危うくカレーの具になりかけるトラブルがあったが、何とか完成した。
一人で作ったほうが早いような気がするが、気のせいではないだろう。
一人で作ったほうが早いような気がするが、気のせいではないだろう。
時刻は十二時八分を指していた、丁度いい頃だな。
お冷やに福神漬け、スプーン…と。あ、ラッキョウを忘れてた。
カレー皿に白飯を半分(ここポイント)盛り、残りの半分にカレールーを注ぐ。
コレで多少はおいしく見えるのだ…あくまで自論であるが。
お冷やに福神漬け、スプーン…と。あ、ラッキョウを忘れてた。
カレー皿に白飯を半分(ここポイント)盛り、残りの半分にカレールーを注ぐ。
コレで多少はおいしく見えるのだ…あくまで自論であるが。
皿をテーブルに置くと、ヒカルが物欲しそうな目で(ヨダレを垂らしながら…恥じらいはないのか?)カレーを見ている。
と…待て、手に持ってるラッキョウは何だ?
と…待て、手に持ってるラッキョウは何だ?
「からいけど、おいしいね。コレ」
まあ、このピリ辛らっきょうはご飯のおかずにもなる美味しさだしな…。
まあ、このピリ辛らっきょうはご飯のおかずにもなる美味しさだしな…。
ちなみに残ったカレーは冷蔵庫行きとなった。
明日の朝めしに出てきたのにはゲンナリしたが…。
明日の朝めしに出てきたのにはゲンナリしたが…。
流れ流れて神姫無頼に戻る