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3Sが斬る! その25 - (2008/07/13 (日) 15:57:46) のソース
「皆様、盛夏の盛りに如何お過ごしでしょうか? 今日も元気に熱暴走、3Sが斬るのお時間です」 「本日のお題は何ですワン?」 「……心温まるジョークの3本立て」 「またえらくアレだったネタの再臨ですね」 「それにしても、心温まるジョークですワン? ハードルが高いですワン」 「……問題ない。犬丸はいつも通りで大丈夫」 「そう言うテッコさんが一番問題な気も……」 「……気のせい」 「そうですか、では最初は誰から行きましょう?」 「では、僭越ながら私、こと犬丸のジョークをお聞き下さいですワン」 「……(ぱちぱち)」 「今回のテーマは『兎と亀』ですワン」 「おお、ほのぼのファンタジーですね」 「……わくわく」 「……コホン。 ある所に、お金持ちの亀が居ると聞き、お金に困った兎がお金を借りに行きました。 『やあ、亀さん。あなたはとってもお金持ちなんだってね?』 『ああ、そうとも兎君。私は長年お金を貯めてきたからね。とてもお金持ちなんだよ』 『それは素晴らしい。ところで亀さん、貴方はどれ位お金を持っているんです?』 『そうさな、ざっと1億ドルと言った所か』 『それは凄い。……所で亀さん。僕は実はお金に困っていましてね、明日食べるものも無いんです』 『それは可愛そうに』 『そこで亀さん。ほんの少し、100万ドル程貸しては頂けませんかね? ……なに、1億ドルも持っている貴方にとってはほんの少し、たった1%のお金じゃないですか?』 『良いとも、兎君。……確かに私は一億ドルも持っている。そのうちの1%位なら喜んで君に貸そうじゃないか』 『それはありがたい、さすがは亀さんですね』 『ははは。……では、ほんの少しだけ待っていてくれたまえ』 『良いですとも、一時間でも二時間でも待ちますよ。……で、どの位待てば良いんですか?』 『なに、たったの100年さ。1万年も生きている私にとってはたった1%の時間だよ』 こうして、兎は飢え死にしてしまったそうです。 ……と、こんな感じですワン」 「……(ぱちぱちぱち)」 「…え~と、どうコメントしたものでしょうか……」 「……面白かった」 「そうですか?」 「……凄く」 「………………………」 「ほのぼの?」 「ほのぼの」 「ファンタジー?」 「ファンタジー」 「なるほど、教訓話だったのですね」 「……違うわよ、多分」 [[<戻る>>3Sが斬る! その24]] [[<進む>>3Sが斬る! その26]] [[<目次>>3Sが斬る!]] [[犬子さんの土下座ライフ。]] [[クラブハンド・フォートブラッグ]] [[鋼の心 ~Eisen Herz~]] ----