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「第三話 「ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ!」」(2006/10/22 (日) 11:10:24) の最新版変更点
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「ウサギって寂しいと死んじゃうんだよ!」
『疑似訓練(バーチャルトレーニング)…シュウリョウ…。』
プッシュゥ~………
疑似訓練用カプセルから出てくる我が家の姫、ヴェル、ジャロ、ノワル。
俺「お疲れさん、良い動きだったぞ、ヴェル。」
ヴェル「はい!!ありがとうございます!!」
俺「ジャロは相変わらず前に出過ぎ!!ちゃんと指示をよく聞く事!!」
ジャロ「ふみ~、ごめんなさいなのだ~。」
俺「ノワルは逆にもうちょっと積極的で良いかな。セカンドアームの機動力を
上手く活用できるようにしよう!!」
ノワル「うん!ボク頑張る!!」
俺「よし、それじゃぁ今日はこの辺で寝ましょ…」
と、
???「マ~~ス~~タ~~………………」
俺(………ぞくっ!!)
シュコ~…
シュコ~…
シュコ~
背後に立ちこめる怨念じみた負のオーラと、機械的に流れるくぐもった呼吸音。
俺「な…何かなコニー君…?」
『コニー』とは、最近買った武装セットの中に付いてきたウサギ型素体の『頭部』に
付けてあげた名前なのだが、しばらく放ったらかしにしてしまったためか、かなり
やさぐれてしまっているのだ。今もゴーグルとガスマスクを付け、表情を隠したまま
話している。
その姿は、持ち主の俺が言うのもナンだが、あまりにも不気味である。
コニー「私は何時になったらみんなと一緒に訓練できるのでしょう…?
それ以前に、私の体は…シュコ~…」
俺「わ…わかっているさ!うん、解っているとも!!でも今はお金が…」
コニー「ふっ…いいんですよ私なんか…元々武器とパーツ取りの為にしか
買われないセットだって自分でも解ってますから…シュコ~…
現に今、私のパーツをヴェルお姉さまが活用されていますしね…
あ、そうだ、頭だけ活動してても電気代のムダでしょうから
このまま機能停止…シュコ~…」
俺「わ…わかったから!君の気持ちは良く解ったから!今度ボディを買いに行こう!な!」
(あ~、今度の全国ランキングバトル、頑張って中の上ぐらいにならないとな~…。)
そう思う週末の夜であった…。
ギャフン
END
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