{イリーガル・レプリカ迎撃指令…ルーナ編}
ルーナの視点
「それじゃあ全員散開。敵は見つけ次第破壊で頼む。あ、でもちゃんと連絡する事。けっして無茶して闘おうとするんじゃないぞ」
「「「「はい!」」」」
「よし!散開!!」
「「「「はい!」」」」
「よし!散開!!」
ダーリンの声と同時にアタシ達、四人の神姫達はアンダーグラウンドの夜に飛び立つ。
満月がとても綺麗ですわ。
たまには一人になるのもいいですわね…あっそうでしたわ、アタシの右手には沙羅曼蛇を持っているから一人じゃないですわね。
一人の時は訓練と調整の毎日でした。
…でもあの時のアタシとは違う。
今のアタシにはダーリンが居てアンジェラスお姉様、クリナーレお姉様、パルカがいるのだから。
だから大丈夫。
気分治しにリアウイングAAU7を使い自由に飛び回る。
アタシが今飛んでる高度は100メートル、とても風が冷たいですわ。
でもこの前よりは寒くありませんわね。
それにすでに召喚した沙羅曼蛇も上機嫌みたいだし、今日は絶好調です。
そんな時。
満月がとても綺麗ですわ。
たまには一人になるのもいいですわね…あっそうでしたわ、アタシの右手には沙羅曼蛇を持っているから一人じゃないですわね。
一人の時は訓練と調整の毎日でした。
…でもあの時のアタシとは違う。
今のアタシにはダーリンが居てアンジェラスお姉様、クリナーレお姉様、パルカがいるのだから。
だから大丈夫。
気分治しにリアウイングAAU7を使い自由に飛び回る。
アタシが今飛んでる高度は100メートル、とても風が冷たいですわ。
でもこの前よりは寒くありませんわね。
それにすでに召喚した沙羅曼蛇も上機嫌みたいだし、今日は絶好調です。
そんな時。
<………。……>
「え、敵を見つけたって?地上から5メートル、数は二人ですか」
<……?>
「う~ん、ダーリンの話だと連絡しないといけない事になっていますけど…いいです、連絡はしないまま破壊しますわ」
<…?>
「大丈夫ですわ。私と沙羅曼蛇がいるのですもの」
<…!>
「言い答えね。それでは…行きますわよ!」
「え、敵を見つけたって?地上から5メートル、数は二人ですか」
<……?>
「う~ん、ダーリンの話だと連絡しないといけない事になっていますけど…いいです、連絡はしないまま破壊しますわ」
<…?>
「大丈夫ですわ。私と沙羅曼蛇がいるのですもの」
<…!>
「言い答えね。それでは…行きますわよ!」
一気に物凄いスピードで急行下しながら低空飛行しているイリーガル・レプリカの二体を補足する。
型はジルダリアとジュビジーですか。
なら比較的に防御が弱いジルダリアを狙います!
沙羅曼蛇を構えジルダリアに!
型はジルダリアとジュビジーですか。
なら比較的に防御が弱いジルダリアを狙います!
沙羅曼蛇を構えジルダリアに!
ズバッ!
「ッ!?!?」
一刀両断ですわ!
ジルダリアは頭から身体ごと縦に真っ二つに裂け、断末魔を叫ぶ事も出来ないまま機能停止しました。
少し可哀想と思いますが、これもダーリンの為。
しかたない事です!
ジルダリアは頭から身体ごと縦に真っ二つに裂け、断末魔を叫ぶ事も出来ないまま機能停止しました。
少し可哀想と思いますが、これもダーリンの為。
しかたない事です!
「お姉ちゃん!?お前ー!」
ジュビジーは怒り狂いながら私にグリーンカッターで攻撃してきました。
アタシというとソレを冷静に対処しながら、沙羅曼蛇で防ぎ体勢を立て直します。
ぎざぎざの葉を模した回転のこぎりのグリーンカッターが容赦なく沙羅曼蛇を刻む。
でもそれは無駄な事ですわ。
アタシというとソレを冷静に対処しながら、沙羅曼蛇で防ぎ体勢を立て直します。
ぎざぎざの葉を模した回転のこぎりのグリーンカッターが容赦なく沙羅曼蛇を刻む。
でもそれは無駄な事ですわ。
<…笑止>
「え!?グリーンカッターが!?!?」
「え!?グリーンカッターが!?!?」
グリーンカッターは沙羅曼蛇を刻むどころか、ボボボボと燃えていく。
それもそのはずですわ、だって、沙羅曼蛇は火炎灼剣なのですよ。
葉っぱを火に近づけたら燃えるに決まってるじゃないですか。
それにいくら葉を模したといえで、所詮植物系統。
炎に勝てる訳ないですわ。
ジュビジーはグリーンカッターを捨て後退しアタシとの間合いを取る。
まぁー妥当な考えだと思いますわね。
それもそのはずですわ、だって、沙羅曼蛇は火炎灼剣なのですよ。
葉っぱを火に近づけたら燃えるに決まってるじゃないですか。
それにいくら葉を模したといえで、所詮植物系統。
炎に勝てる訳ないですわ。
ジュビジーはグリーンカッターを捨て後退しアタシとの間合いを取る。
まぁー妥当な考えだと思いますわね。
「あのジルダリアは貴女のお姉様だったのかしら?」
「そうよ!何でお姉ちゃんを殺したの!!」
「あら?殺したという表現は違いますわよ。破壊、ですわ」
「はか…い…」
「そうよ!何でお姉ちゃんを殺したの!!」
「あら?殺したという表現は違いますわよ。破壊、ですわ」
「はか…い…」
このジュビジー、ちょっとオカシイですわね。
『死』という表現と定義をまるで人間と同じように言う。
『死』という表現と定義をまるで人間と同じように言う。
「ち、違う!私達は破壊という扱いじゃない!!死ぬという扱いだわ!!!」
「違いますわ。アタシ達は武装神姫。人間の娯楽ために作られた精密機械人形」
「違う!あたしもお姉ちゃんも違うー!!」
「違いますわ。アタシ達は武装神姫。人間の娯楽ために作られた精密機械人形」
「違う!あたしもお姉ちゃんも違うー!!」
リアパーツのキュベレーアフェクションを私に向け、突撃してきた。
キュベレーアフェクションの『収穫の季節』の攻撃をするつもりね。
キュベレーアフェクションの『収穫の季節』の攻撃をするつもりね。
<…!?主!>
「大丈夫…何もしなくていいの」
「私の必殺技っ!クラエー!!」
<主!>
「………」
「大丈夫…何もしなくていいの」
「私の必殺技っ!クラエー!!」
<主!>
「………」
ズガシャーーーー!!!!
キュベレーアフェクションが一気にアタシを囲み鋭く尖った部分で挟み込む。
普通の神姫なら即穴だらけにされてしまう攻撃ですね。
…でも。
普通の神姫なら即穴だらけにされてしまう攻撃ですね。
…でも。
「…そ、そんな……!?」
「気は…済みましたか?」
「気は…済みましたか?」
アタシは健在していますわ。
本来なら例えVIS社製のこの素体のボディーでも重傷免れなかったでしょう…でも残念ながらそう簡単にやられる訳にはいけません。
そして何故穴だらけにならなかったというと、キュベレーアフェクションのニードルシールドがドロドロと溶けていくからです。
本来なら例えVIS社製のこの素体のボディーでも重傷免れなかったでしょう…でも残念ながらそう簡単にやられる訳にはいけません。
そして何故穴だらけにならなかったというと、キュベレーアフェクションのニードルシールドがドロドロと溶けていくからです。
「どうして!?何で溶けていくの!?!?」
「それはダーリンが守ってくれたからです」
「それはダーリンが守ってくれたからです」
私は両手を胸元に優しく沿え瞼閉じる。
究極生命態システマイザー。
実はダーリンが私専用に作ってくれたらアーマーなのですわ。
ダーリンが真心を込めてアタシに作ってくれた、この究極生命態システマイザーは目に見えないけど、アタシを守ってくれるもの。
簡潔的に言うとこの究極生命態システマイザーはナノマシンの親戚みたいなものらしく、アタシの保護と回復と補佐をしてくれるシステム。
そのシステムはアタシの身体全体に張り巡らせているのです。
究極生命態システマイザー。
実はダーリンが私専用に作ってくれたらアーマーなのですわ。
ダーリンが真心を込めてアタシに作ってくれた、この究極生命態システマイザーは目に見えないけど、アタシを守ってくれるもの。
簡潔的に言うとこの究極生命態システマイザーはナノマシンの親戚みたいなものらしく、アタシの保護と回復と補佐をしてくれるシステム。
そのシステムはアタシの身体全体に張り巡らせているのです。
「どうして!?なんで攻撃が効かないの!他の神姫には効いたのに!!」
「今から破壊される貴女が知る必要はありませんわ」
「ヒィッ!?」
「今から破壊される貴女が知る必要はありませんわ」
「ヒィッ!?」
沙羅曼蛇を構え一撃で仕留める為に神経を集中させる。
このイリーガル・レプリカのジュビジーには悪いけど、破壊させてもらいます!
このイリーガル・レプリカのジュビジーには悪いけど、破壊させてもらいます!
<蛇眼!>
「ナッ!?動けな――――」
「…さようなら」
「ナッ!?動けな――――」
「…さようなら」
シュン!
一瞬にしてジュビジーの後方に居る私。
そして音も無くジュビジーは細切れのバラバラになりながら、暗いアンダーグラウンドの町に落ちっていった。
アタシは沙羅曼蛇を左手で摩りながら一人呟く。
そして音も無くジュビジーは細切れのバラバラになりながら、暗いアンダーグラウンドの町に落ちっていった。
アタシは沙羅曼蛇を左手で摩りながら一人呟く。
「貴女の気持ち、今のアタシなら分かるわ。だって…昔のアタシは…ただの殺戮兵器でしたもの…」
昔の記憶はあんまり覚えてないけど、あの禍々しくおぞましい記憶は覚えてるわ…。
とても悲しい記憶だけど…。
お姉様…アタシは…。
とても悲しい記憶だけど…。
お姉様…アタシは…。
「あぁー!こんな所に居た!!」
後ろから声がしたので振り返ると、そこに居たのはアンジェラスお姉様だった。
「も~、いったい何処まで探索しに行ってたのよー」
「あら、ここまでですわ♪」
「…そりゃあルーナはここに居るのだからここまでだけど…て、そうじゃなくて!」
「それよりも早くダーリンの所へ戻った方が宜しいじゃなくて?アタシを向かいに来たのはそいう意味も含めてでしょ?」
「アッ!そうだった!!さぁ早くご主人様の所に帰ろう!!!」
「あら、ここまでですわ♪」
「…そりゃあルーナはここに居るのだからここまでだけど…て、そうじゃなくて!」
「それよりも早くダーリンの所へ戻った方が宜しいじゃなくて?アタシを向かいに来たのはそいう意味も含めてでしょ?」
「アッ!そうだった!!さぁ早くご主人様の所に帰ろう!!!」
アンジェラスお姉様はアタシの左手を掴み引っ張る。
フフッ、アンジェラスお姉様はそそっかしいですね。
そんなにダーリンの所に早く帰りたいんだですか♪
気持ちは良く分かりますわ。
嫉妬心も出てきちゃいますけど。
…あの頃。
あの頃のアンジェラスお姉様と比べたら…いえ、比べる必要ありませんわ。
アンジェラスお姉様はアンジェラスお姉様ですもの。
いつまでも皆と仲良く生きたいですわ。
そう、いつまでも…。
こうして今日というアタシの日にちは終り告げる。
フフッ、アンジェラスお姉様はそそっかしいですね。
そんなにダーリンの所に早く帰りたいんだですか♪
気持ちは良く分かりますわ。
嫉妬心も出てきちゃいますけど。
…あの頃。
あの頃のアンジェラスお姉様と比べたら…いえ、比べる必要ありませんわ。
アンジェラスお姉様はアンジェラスお姉様ですもの。
いつまでも皆と仲良く生きたいですわ。
そう、いつまでも…。
こうして今日というアタシの日にちは終り告げる。