ACT 1-25
◆
高村がCSCをセットし、目覚めたその日からすでに、雪華の目標はバトルロンドで頂点に立つことだった。
高村自身もバトルロンドに参戦するつもりでいた。
しかも相当本気でやるつもりでいたから、有名な神姫ショップにフルチューンを依頼し、素体ではほぼ最高レベルのパフォーマンスが出せるアーンヴァルを手にした。
素体が神姫の性格に影響したのか、CSCの組み合わせの問題なのかはわからない。
目覚めた雪華は誇り高く、バトルに勝利することを一番とした。
ただし、卑怯な振る舞いはしない。あくまで正々堂々、実力で勝つ。それが雪華の誇りであった。
しかし、それは茨の道だ。どんな神姫でも不得手な相手はいる。卑怯な戦い方をする奴もいる。真っ向勝負で勝とうというのは、なかなか難しい。
それでも、雪華は卑怯な真似は一切しなかった。
高村が感心するのは、雪華が努力を惜しまない姿勢だった。
フルチューンしたボディなら、性能差で渡り合うことができる。武装を選べば、並の神姫に負けることはない。
にもかかわらず、雪華はそれをよしとしなかった。
とにかく基本動作の反復練習を飽きることなく、今も続けている。
時には、近接武器だけ、遠距離狙撃用ライフルだけでバトルに出て、納得いくまで実戦経験を積むこともあった。
才能と努力。その二つが結実して、類稀な強さを手にした。
そして、どんな相手とでも真っ向勝負で勝利を収めてきた。
高村自身もバトルロンドに参戦するつもりでいた。
しかも相当本気でやるつもりでいたから、有名な神姫ショップにフルチューンを依頼し、素体ではほぼ最高レベルのパフォーマンスが出せるアーンヴァルを手にした。
素体が神姫の性格に影響したのか、CSCの組み合わせの問題なのかはわからない。
目覚めた雪華は誇り高く、バトルに勝利することを一番とした。
ただし、卑怯な振る舞いはしない。あくまで正々堂々、実力で勝つ。それが雪華の誇りであった。
しかし、それは茨の道だ。どんな神姫でも不得手な相手はいる。卑怯な戦い方をする奴もいる。真っ向勝負で勝とうというのは、なかなか難しい。
それでも、雪華は卑怯な真似は一切しなかった。
高村が感心するのは、雪華が努力を惜しまない姿勢だった。
フルチューンしたボディなら、性能差で渡り合うことができる。武装を選べば、並の神姫に負けることはない。
にもかかわらず、雪華はそれをよしとしなかった。
とにかく基本動作の反復練習を飽きることなく、今も続けている。
時には、近接武器だけ、遠距離狙撃用ライフルだけでバトルに出て、納得いくまで実戦経験を積むこともあった。
才能と努力。その二つが結実して、類稀な強さを手にした。
そして、どんな相手とでも真っ向勝負で勝利を収めてきた。
しかし。
いつの頃からだろう。
雪華は自らの成長に限界を感じていた。
雪華は大会に出て頂点に立つことを望んでいる。
故に、戦う相手は大会出場を目的とした神姫が多くなる。
だが、大会で勝てる神姫というのは、パターンが限られて似通ってくるのだ。
戦闘がマンネリ化してきた、とでも言おうか。
対戦するどの相手も、どこかで戦ったことがある武装神姫ばかりに見えるようになった。
もちろん、強い神姫もいる。
だが、想定の範囲内での攻撃しかしてこない。
限られた範囲での技を極め、純度を増す、というのも一つの強さなのだろう。
しかし、雪華はその範囲内での強さでは、もう限界を感じていた。
自分はこれ以上強くなれないのか。
そう思ったとき、雪華は焦りさえ覚えた。
彼女は頂点を極めるため、強くならなければならない。
どんな攻防にも勝てる強さを身につけなければ。
雪華はそれを戦闘での「引き出し」の多さに求めた。
それは大会出場の神姫とばかり対戦していては得られないもの。
大会にエントリーしていなくても、名の通った武装神姫はたくさんいる。
そうした神姫を求めて、雪華と高村はあちこちの神姫センターやゲームセンターに足を運んだ。
まるで武者修行だ。
だが、その武者修行はあたりだった。
思いもよらない変わり種の、強い神姫たちと出会い、対戦できた。
その対戦に勝つ度に、自分が少しづつ強くなっていることを実感する。
そして今日もまた、目の前に特別な神姫がいる。
ティアとの対戦は、今の雪華にとって、どんなことよりも優先されるべきことだった。
いつの頃からだろう。
雪華は自らの成長に限界を感じていた。
雪華は大会に出て頂点に立つことを望んでいる。
故に、戦う相手は大会出場を目的とした神姫が多くなる。
だが、大会で勝てる神姫というのは、パターンが限られて似通ってくるのだ。
戦闘がマンネリ化してきた、とでも言おうか。
対戦するどの相手も、どこかで戦ったことがある武装神姫ばかりに見えるようになった。
もちろん、強い神姫もいる。
だが、想定の範囲内での攻撃しかしてこない。
限られた範囲での技を極め、純度を増す、というのも一つの強さなのだろう。
しかし、雪華はその範囲内での強さでは、もう限界を感じていた。
自分はこれ以上強くなれないのか。
そう思ったとき、雪華は焦りさえ覚えた。
彼女は頂点を極めるため、強くならなければならない。
どんな攻防にも勝てる強さを身につけなければ。
雪華はそれを戦闘での「引き出し」の多さに求めた。
それは大会出場の神姫とばかり対戦していては得られないもの。
大会にエントリーしていなくても、名の通った武装神姫はたくさんいる。
そうした神姫を求めて、雪華と高村はあちこちの神姫センターやゲームセンターに足を運んだ。
まるで武者修行だ。
だが、その武者修行はあたりだった。
思いもよらない変わり種の、強い神姫たちと出会い、対戦できた。
その対戦に勝つ度に、自分が少しづつ強くなっていることを実感する。
そして今日もまた、目の前に特別な神姫がいる。
ティアとの対戦は、今の雪華にとって、どんなことよりも優先されるべきことだった。
◆
「マスター。『レクイエム』の使用許可を」
「……いや、雪華。相手はもう動けそうにもない。『レクイエム』を撃つまでもないじゃないか」
「……いや、雪華。相手はもう動けそうにもない。『レクイエム』を撃つまでもないじゃないか」
マスターの逡巡する声に、雪華は厳かに告げる。
「いいえ。『ハイスピードバニー』は強敵です。ならば、手抜きは礼を失するというもの。我が最大の攻撃を持って、幕引きとしたく思います」
そう、雪華はティアを「強敵」と認識していた。
大会で出会った多くの神姫でも、ここまで食い下がった相手はほとんどいない。
武装がオリジナルで、見たことのない戦闘スタイルを駆使し、ノーデーターでの対戦であり、相手の得意なフィールドであることを差し引いても、これほど噛み合う対戦になるとは思いもしなかった。
雪華の胸は昂揚で沸き立っていた。
強敵と戦えることの喜び。そして、その戦いに勝利することで、私はまた一つ強くなる。
マスターの、あきらめたようなため息が、聴覚センサーに届く。
大会で出会った多くの神姫でも、ここまで食い下がった相手はほとんどいない。
武装がオリジナルで、見たことのない戦闘スタイルを駆使し、ノーデーターでの対戦であり、相手の得意なフィールドであることを差し引いても、これほど噛み合う対戦になるとは思いもしなかった。
雪華の胸は昂揚で沸き立っていた。
強敵と戦えることの喜び。そして、その戦いに勝利することで、私はまた一つ強くなる。
マスターの、あきらめたようなため息が、聴覚センサーに届く。
「……わかった。追加パーツ転送。『レクイエム』使用許可」
高村の声と共に、サイドボードから追加のパーツが転送される。
それと同時に、黄金の錫杖が変形する。
ビームガンを中心に再構成された錫杖は、航空機を思わせるシルエットに変わる。
追加のパーツの支持用のハンドルがドッキングする。
雪華の前に現れたのは、高出力のビームキャノンだった。
ノーマルのアーンヴァル・タイプとは異なる、鳥状の翼が大きく開く。
翼の縁が金色にまばゆく輝き始めた。
エネルギーの奔流が翼を伝い、雪華を通じて、ビームキャノン『レクイエム』に流れ込む。
溢れ出るエネルギーが光の粒子となって、雪華の周りを舞っている。
まるで高位の天使が光臨する様のように、観客の目に映った。
それと同時に、黄金の錫杖が変形する。
ビームガンを中心に再構成された錫杖は、航空機を思わせるシルエットに変わる。
追加のパーツの支持用のハンドルがドッキングする。
雪華の前に現れたのは、高出力のビームキャノンだった。
ノーマルのアーンヴァル・タイプとは異なる、鳥状の翼が大きく開く。
翼の縁が金色にまばゆく輝き始めた。
エネルギーの奔流が翼を伝い、雪華を通じて、ビームキャノン『レクイエム』に流れ込む。
溢れ出るエネルギーが光の粒子となって、雪華の周りを舞っている。
まるで高位の天使が光臨する様のように、観客の目に映った。
■
痛みは、わたしにとって、諦めを促す信号だ。
お店にいたとき、痛みや苦しみを受けると、「諦める」ことでそれらを適当に処理し、やりすごしてきた。
そうしなければ、耐えることができなかった、あそこでは。
落下の衝撃で体中がきしむ。
腹部には熱い痛みがある。雪華さんに撃たれたのだ。
わたしはお腹を抱えてうずくまり、その痛みに耐える。
お店にいたとき、痛みや苦しみを受けると、「諦める」ことでそれらを適当に処理し、やりすごしてきた。
そうしなければ、耐えることができなかった、あそこでは。
落下の衝撃で体中がきしむ。
腹部には熱い痛みがある。雪華さんに撃たれたのだ。
わたしはお腹を抱えてうずくまり、その痛みに耐える。
……もう、諦めてもいいですか?
わたしは必死に戦ったけれど。
もう、立ち上がれません。
だって、痛いんです。
とてもとても痛いんです、体中が痛いんです。
痛くて痛くて痛くて泣いてしまいそうです。
だから、諦めてしまえば……。
わたしは必死に戦ったけれど。
もう、立ち上がれません。
だって、痛いんです。
とてもとても痛いんです、体中が痛いんです。
痛くて痛くて痛くて泣いてしまいそうです。
だから、諦めてしまえば……。
心の中から、別のわたしが声を上げる。
……何を?
何を諦めるというの。
何を諦めるというの。
この試合……? 負けてもいいでしょう?
だって相手は全国大会の優勝候補なんだもの。
わたしはこんなに痛い思いをしているんだから……。
だって相手は全国大会の優勝候補なんだもの。
わたしはこんなに痛い思いをしているんだから……。
別のわたしは、何も言わず、ある画像を認識させた。
閉じたわたしの瞼に映る人の顔。
……マスター。
わたしは、はっとなり、瞳を見開く。
閉じたわたしの瞼に映る人の顔。
……マスター。
わたしは、はっとなり、瞳を見開く。
思い出す。
あの時の、マスターの冷たい眼差しを。
マスターの右手に巻かれた包帯を。
マスターが手を差し出したときの、震えた声を。
ネットの掲示板に書かれた悪意の言葉を読んだときの気持ちを。
あのときの、耐え難い、心の痛みを。
あの時の、マスターの冷たい眼差しを。
マスターの右手に巻かれた包帯を。
マスターが手を差し出したときの、震えた声を。
ネットの掲示板に書かれた悪意の言葉を読んだときの気持ちを。
あのときの、耐え難い、心の痛みを。
いいはずない。
負けていいはずない。
諦めていいはずがない!
負けていいはずない。
諦めていいはずがない!
わたしは拳を握り、地面の砂をぎゅっと掴んだ。
痛い? 何が? 撃たれたお腹が? 打ちつけられた身体が?
こんなもの。
あの時の心の痛みに比べれば。
どれほどのものだっていうの!!
こんなもの。
あの時の心の痛みに比べれば。
どれほどのものだっていうの!!
そう、わたしは誓った。
すべてを賭けて、マスターに尽くすと。
マスターがわたしにしてくれたように、わたしもマスターのためにすべてを賭けると。
まだわたしは、このバトルですべてを賭けてはいない。
すべてを賭けて、マスターに尽くすと。
マスターがわたしにしてくれたように、わたしもマスターのためにすべてを賭けると。
まだわたしは、このバトルですべてを賭けてはいない。
歯を食いしばる。
両腕をつっぱると、上半身をわずかに持ち上げた。
わたしはまだ走れる。
わたしにはまだ技がある。
マスターにも知らせていない、とっておきの技。
いま、ここで使う。
マスターに勝利を捧げるために。
両腕をつっぱると、上半身をわずかに持ち上げた。
わたしはまだ走れる。
わたしにはまだ技がある。
マスターにも知らせていない、とっておきの技。
いま、ここで使う。
マスターに勝利を捧げるために。
◆
雪華はティアに照準を定める。
ティアは未だ動かない。うずくまったままだ。
先日の全国大会地区予選でも、使用することのなかった最大の技。
今こそ放とう。
ここで出会えた未知の強敵に、最大の敬意を払って。
ティアは未だ動かない。うずくまったままだ。
先日の全国大会地区予選でも、使用することのなかった最大の技。
今こそ放とう。
ここで出会えた未知の強敵に、最大の敬意を払って。
「レクイエム……シュートッ!!」
雪華の叫びとともに、ビームキャノン『レクイエム』から虹色の光芒が放たれた。
埃にまみれたストリートを薙ぎ払う。
次の瞬間、メインストリートに光の絨毯が敷き詰められた。
放出されたエネルギーの光芒は、地面に着弾すると、無数の光弾になって炸裂した。
弾け飛ぶ無数の小さな光弾は、触れたものに確実な破壊をもたらす。
炸裂音が幾重にも重なり、轟音となって、廃墟の街に響き渡る。
はじけた光弾は、さらに細かい粒子となり、一瞬舞い踊る。
それによって、薙ぎ払われた攻撃範囲内のストリートは、光で膨れ上がった。
その下にあるものは完全なる破壊。
まさに鎮魂歌……その名に恥じない、美しくも無慈悲な必殺攻撃。
あまりの攻撃の美しさに、ギャラリーから感嘆のため息が漏れた。
埃にまみれたストリートを薙ぎ払う。
次の瞬間、メインストリートに光の絨毯が敷き詰められた。
放出されたエネルギーの光芒は、地面に着弾すると、無数の光弾になって炸裂した。
弾け飛ぶ無数の小さな光弾は、触れたものに確実な破壊をもたらす。
炸裂音が幾重にも重なり、轟音となって、廃墟の街に響き渡る。
はじけた光弾は、さらに細かい粒子となり、一瞬舞い踊る。
それによって、薙ぎ払われた攻撃範囲内のストリートは、光で膨れ上がった。
その下にあるものは完全なる破壊。
まさに鎮魂歌……その名に恥じない、美しくも無慈悲な必殺攻撃。
あまりの攻撃の美しさに、ギャラリーから感嘆のため息が漏れた。
虎実はきつく目を閉じて、観戦用の大型ディスプレイから顔を背けた。
「あんなの……かわせっこねぇ……」
ミスティは手で口元を押さえながら呟く。
「そこまで……する必要が……あるっていうの、クイーン……」
菜々子と大城は、厳しい表情のまま、大型ディスプレイから目が離せないでいる。 四人の少女たちも、口元を押さえて見入っている。
三強でさえ、呆けた表情でディスプレイを見入るばかりだ。
誰もが雪華の勝利を確信していた。
それは、雪華本人も、マスターである高村でさえも例外ではなかった。
三強でさえ、呆けた表情でディスプレイを見入るばかりだ。
誰もが雪華の勝利を確信していた。
それは、雪華本人も、マスターである高村でさえも例外ではなかった。
□
そのとき、状況を正しく理解できていたのは、ティア本人だけであったかもしれない。
俺は信じられない思いでモバイルPCの画面を凝視していた。
自分を取り巻くギャラリーの気配さえ遠く感じる。
俺は信じられない思いでモバイルPCの画面を凝視していた。
自分を取り巻くギャラリーの気配さえ遠く感じる。
「……ティア……おまえ……」
ティアをモニターしているモバイルPCには、すべて限界を突破した数値が映し出され、画面は真っ赤に染まっていた。
そして、いまも刻々と数値は上昇を続けている。
そして、いまも刻々と数値は上昇を続けている。
◆
地表を覆っていた光の靄が晴れる。
風が砂煙を吹き払っていく。
後に残されたのは破壊の爪痕。
攻撃範囲内にあったものは、古ぼけた建物であれ、乾いたアスファルトであれ、何もかもが細かな瓦礫と化している。
『アーンヴァル・クイーン』雪華は、ゆっくりと地表に下降していく。
『レクイエム』は、彼女のエネルギーを大半使用する、まさに最終の必殺技だ。
アーンヴァルの飛行能力も、エネルギー低下の影響を否めない。
だからこそ、乱発できる技ではないのだ。
勝利を確実にするための必殺攻撃……それが『レクイエム』だった。
降下しながら、雪華は勝利を確認するため、自らの破壊の跡に目を向ける。
……だがしかし、そこにティアの残骸は見受けられなかった。
雪華は怪訝な顔をした。
身動きの取れないティアが、あの攻撃をかわしたとは思えない。
瓦礫の下に埋まってしまったのだろうか?
それもあるかもしれない。
だが、おかしい。
それならばなぜ、ジャッジAIから勝利のコールがなされない?
風が砂煙を吹き払っていく。
後に残されたのは破壊の爪痕。
攻撃範囲内にあったものは、古ぼけた建物であれ、乾いたアスファルトであれ、何もかもが細かな瓦礫と化している。
『アーンヴァル・クイーン』雪華は、ゆっくりと地表に下降していく。
『レクイエム』は、彼女のエネルギーを大半使用する、まさに最終の必殺技だ。
アーンヴァルの飛行能力も、エネルギー低下の影響を否めない。
だからこそ、乱発できる技ではないのだ。
勝利を確実にするための必殺攻撃……それが『レクイエム』だった。
降下しながら、雪華は勝利を確認するため、自らの破壊の跡に目を向ける。
……だがしかし、そこにティアの残骸は見受けられなかった。
雪華は怪訝な顔をした。
身動きの取れないティアが、あの攻撃をかわしたとは思えない。
瓦礫の下に埋まってしまったのだろうか?
それもあるかもしれない。
だが、おかしい。
それならばなぜ、ジャッジAIから勝利のコールがなされない?
あまりに低い一つの可能性に、雪華の思考が至るより早く。
「雪華、上だっ!!」
マスターの短い注意を、雪華が認識するよりも早く。
ティアの鋭い膝蹴りが、雪華の背中に降ってきた。