戦場で神姫達が戦っている。
大地の上で迎え撃つのは黒いストラーフ。
蒼空を背負って挑むのは白い飛鳥。
大地の上で迎え撃つのは黒いストラーフ。
蒼空を背負って挑むのは白い飛鳥。
「行け、アイゼン!!」
少年の声に答え、悪魔型が銃を乱射する。
「頑張れ、かわせ!! お前ならできる!!」
北斗の声が飛鳥を加速させる。
が。
その直後に被弾。
アッサリ墜落した。
が。
その直後に被弾。
アッサリ墜落した。
アスカ・シンカロン16
~進化~
「ま、こんなモンでしょ」
「……らくしょー」
「……らくしょー」
やる気無さ気に、けだるそうな返答を返すストラーフ、アイゼン。
「うぅぅ……」
敗北と、それに伴う賭けの代価(ジュース全員分)に膝を突く北斗。
「全く。島田の神姫は強いって分ってたでしょ? アンタが勝てる訳ないじゃない……」
背後には、予測済みだと言わんばかりの夜宵が苦笑する。
「こいつはただの神姫じゃ無ぇ!! 勝ち目は充分あったはずなんだ!!」
「またロクでもない戯言を……」
「またロクでもない戯言を……」
はぁ、と溜息を吐く夜宵。
「全くだよ、北斗ちゃんは何時でも根拠の無い自信に満ち溢れているんだから……」
その隣に、瓜二つの容姿の少女。明日香。
「だ、だけど。アソコで爆弾が直撃していれば!!」
「島田くんは、ずっとそれを待っていたんだよ」
「最初から最後まで読まれてんのよ、アンタの手の内」
「そんな、馬鹿な……」
「島田くんは、ずっとそれを待っていたんだよ」
「最初から最後まで読まれてんのよ、アンタの手の内」
「そんな、馬鹿な……」
項垂れる北斗の頭に飛んで来た飛鳥が腰をかける。
「全く、格の違いも分らんと。猪突猛進に突撃ばかり指示されても負えんわ」
「うぐぅ、お前まで!?」
「……ま、元気出せ肉達磨」
「誰が肉達磨だ!!」
「うぐぅ、お前まで!?」
「……ま、元気出せ肉達磨」
「誰が肉達磨だ!!」
アイゼンの慰め(?)に激高する北斗。
「吠えるな、暑苦しい」
すかさず頭上の飛鳥がゲンコツ(神姫とは思えない威力付与)で北斗を黙らせる。
「北斗ちゃん、大人気無いんだよ」
「神姫相手に本気で怒って如何するのよ?」
「……そうやってヨユー見せてると、網にかかった魚も逃げちゃうと思う。
……特にコイツは網にかかっている自覚ないし」
「うっ」
「痛い所を突かれたんだよ」
「神姫相手に本気で怒って如何するのよ?」
「……そうやってヨユー見せてると、網にかかった魚も逃げちゃうと思う。
……特にコイツは網にかかっている自覚ないし」
「うっ」
「痛い所を突かれたんだよ」
北斗からすれば意味不明なアイゼンの言に、同時に顔を顰める双子。
「けどまぁ、いざとなったら北斗ちゃんは如何にかしてくれるんだよ」
「そこは心配してないんだけどね」
「「あはははは」」
「そこは心配してないんだけどね」
「「あはははは」」
つい最近まで沈みがちだった筈なのだが、
何がどう吹っ切れたのか、双子は今日も絶好調だ。
何がどう吹っ切れたのか、双子は今日も絶好調だ。
「あれ等は何時でもああじゃな。おぬしの苦労が忍ばれるわ」
「ホント、おかしな子だよね。キミ」
「ホント、おかしな子だよね。キミ」
彼の記憶では、北斗と双子の関係が変わり始めたのは、この飛鳥を購入してからだ。
何処と無くおかしな部分のある神姫だが、双子がらみの件がこの神姫を契機に改善されたのであれば、この際『記憶に整合の付かない部分がある』事など放置してもいいかと思う。
何処と無くおかしな部分のある神姫だが、双子がらみの件がこの神姫を契機に改善されたのであれば、この際『記憶に整合の付かない部分がある』事など放置してもいいかと思う。
神凪北斗が神姫を買うのであれば、もっと以前に買っているはずだとか。
事前に相談されない筈も無く、そうなれば自分は飛鳥など勧めないはずだという事とか。
そして何より、アスカと言う名前の神姫を、明日香という幼馴染の居る北斗が買うと言うのはどう考えてもおかしい。
…とか。
事前に相談されない筈も無く、そうなれば自分は飛鳥など勧めないはずだという事とか。
そして何より、アスカと言う名前の神姫を、明日香という幼馴染の居る北斗が買うと言うのはどう考えてもおかしい。
…とか。
「でもまぁ実際、ちょっと調べてみた位じゃ何も出そうにないしね」
「あまり細かい事を気にするでないぞ、少年」
「相変わらず偉そうな奴だね、ホント」
「そらそうじゃろう、なぁ北斗?」
「まぁなにせ」
「あまり細かい事を気にするでないぞ、少年」
「相変わらず偉そうな奴だね、ホント」
「そらそうじゃろう、なぁ北斗?」
「まぁなにせ」
苦笑する悪友に、ようやく立ち上がった北斗が言った。
「……コイツは神様だからな」
と。
◆
結局の所、双子にはあのIFの歴史の記憶が無い。
本来ならば北斗にもその記憶は残らない筈だった。
だが北斗は自分達に助力をしてくれた存在を忘却の彼方に追いやりたくは無く。
結果として神と同居する事を願いとした。
本来ならば北斗にもその記憶は残らない筈だった。
だが北斗は自分達に助力をしてくれた存在を忘却の彼方に追いやりたくは無く。
結果として神と同居する事を願いとした。
単にお礼の一つも言ってお供え物をする為に。
「北斗。次はタッグで出ようよ」
「おうよ、行くぞ秦歌(シンカ)」
「良かろう」
「おうよ、行くぞ秦歌(シンカ)」
「良かろう」
ニヤリと笑って、飛鳥が箒を肩に担ぐ。
「さて北斗。存分に楽しむとしようではないか」
「おうよ!!」
「おうよ!!」
そういう訳で、今でもこの神様は飛鳥の中に居る。
了。
以上となります。
後はまぁ小ネタを一つ位用意するつもりです。
後はまぁ小ネタを一つ位用意するつもりです。
ご意見、ご感想、質問など御座いましたら是非どうぞ。
ALCでした。
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