武装神姫SSまとめ@wiki内検索 / 「第1回『初兄』会議」で検索した結果
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第1回『初兄』会議
「第1回! 『初デートって言っても兄さんと二人っきりなんて状況、いったいどうしたらいいの?』会議~」 “ドンドンドン”“パフパフパフ” 「え~やってまいりました『第1回 初デートって言っても兄さんと二人っきりなんて状況、いったいどうしたらいいの? 会議』、略して『初兄』会議のお時間です。司会進行は私、水無月 香憐が勤めさせていただきます~」 “パチパチパチパチ” 「この会議は…す~っ(息を吸っている)『ダメ元で言ってみたデートの約束が何だかんだあっても結局OKされてしまってその日が二週間後に迫っているにもかかわらず今更ながら言い出しっぺなのに予定外の事態に慌てふためくご様子までもが可愛らしい葉月様が私に今回の会議名そのままのご相談をなされたので緊急特別的に開催された会議』です!(この間呼吸なし)まずは会議のメンバー紹介です。一人目は今日の議題の主役であるお二人の... -
橘明人とかしまし神姫たちの日常日記
...s おまけ 第1回『初兄』会議 日記その六 前話 出会いは雨の日 日記その九と十の間 かつての死神 日記その十四 アルティ目線 父の夢 ある日のエリーのラボにて リンク大歓迎です。「使ってやろうじゃないの」というお方は是非とも使ってやって下さい。 なお、リンク時には上記の設定資料を参考にしていただけると幸いです。 作品中『ホビーショップエルゴ』、『MMSショップ“ALChemist”』、『喫茶店<日々平穏>』 にはお店の常連客として大変お世話になっております。 『ホビーショップエルゴ』 HOBBY LIFE,HOBBY SHOP:Gの人氏 『MMSショップ“ALChemist”』 妄想神姫 妄想の人氏 『喫茶店<日々平穏>』 春夏秋冬 永眠者氏 ご意見やご感想、リンクの申請、ご要望等ありましたらこちらへ書き込みよろしくお願いします。 ... -
第8話 『初陣』
「これが……この世界」 スミレが呟く。 そこは現実と見紛うばかりの密度と精度を持つ、だが現実ではない世界。 彼女は降り立つ。 神姫だけに許された、彼女たちだけの世界に。 第8話 『初陣』 「ええと……もう一度確認しておきますけど、お二人とも全くの初めてなんですよね?」 揃って歩きながら、白瀬の質問にこくこくと頷く周防とスミレ。 「それじゃ、家でのシュミレータの経験はありますか?」 今度は揃って首をふるふると左右に振る。 その返答に対して、白瀬はどうしたものかと首を傾げるものの。 「そうですね……ではいきなり実戦と言うのも酷ですし、まずはミッションモードでやってみましょうか」 「そんなのがあるんですか?」 「ええ。家庭用シュミレータの練習環境がない人や、他の人と競い合うのが嫌いなマスター用ですね。 ただ戦闘だけじゃなくて、アスレチック的... -
・第1話 「飛兎」
第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 第1話 「飛兎」 「・・・けっ、しけた神姫センターだぜ」 広々とした神姫センターを見渡したアオイはがっかりした。 西暦2041年 1月10日 大阪府のちょうど真ん中にある大阪城公園。そこには公園施設の一部を利用した武装神姫センターがあった。 『大阪府 大阪市 森之宮神姫センター店』 このセンターでは連日のように多種多様な航空神姫。空を飛べる武装神姫が飛び立ち、神姫センター内にあるバトルロンドで激しい空中戦を繰り広げていた。 □戦闘機型MMS 「アオイ」 Aクラス オーナー名「立花 一樹」♂ 24歳 職業 事務機営業マン アオイはどこにでもいる普通のアスカ型神姫だ。オーナーの立花もしがないサラリーマン。 2人は土日になるとぶらぶらとそこら辺りの適当な神姫センターに出入りしては、... -
・第12話 「焔兎」
第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 第12話 「焔兎」 ダアアアアアアアアアンン!!!!!!!!!! 教会の鐘楼が粉々になって吹き飛び、物凄い轟音と砂埃、真っ赤な炎を上げてガラガラと崩れ落ちた。 ミラー「あ・・・あああ・・・」 ドルンドルルン・・・ ウォース・パイトはエンジンを吹かして方向転換し、ミラーたちにMKS40 2mmを全門を速射する。 ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン!!! マイク「うわああ!!!」 フランシス「ひいいいッ」 物陰に伏せるミラーたち。 ライベン「畜生、みんなあの2mm砲にやられる!」 ミラー「なんとかして接近を」 ライベンが崩れかけたビルをチラッと見る。 ライベン「上から狙おう」 だっと駆けるライベン。 マイクとフラン... -
SSS第1話
第1話 「早く元気になって、帰って来いよ…」 ボクは修理に出された。 そして目覚めると最初に見えたのは白ちゃんの顔… 「ぎりぎり間に合ったなブラボー。」 ほとんど表情を変えることなく白ちゃんが言う。 え?ぶらぼーって?それにツノをつけた白ちゃんてはじめて… 「メーカーでいぢられまくってきたかよブロー(兄弟)。また会えてうれしいぜ!」 え?え?ぶろー?? ボクと同じストラーフタイプの神姫が抱きついてきた。 ボクの居ない間にご主人様、浮気しちゃったの? わけがわからなくなってご主人様を探す。 え… ここどこ?? まったく見覚えの無い場所。 !! 薄暗い殺風景な部屋に武器がいっぱい並んでる。 「ブラボー?…、クソったれメーカーで初期化されたようだな。バックアップデータを上書きしている時間がない。私はマスターへ報... -
・第14話 「燈兎」
第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 第14話 「燈兎」 和田「主砲ッ!!!榴弾!!!撃てェ!!」 ウォース・パイトのMKS40 2mmが焔を放つ。 グワワアーン!! 橋の左側の建物が粉々になって吹き飛んだ。 ミラーは爆風で地面に思いっきり叩きつけられ、頭部のバイザーが衝撃で砕け散った。 キイイイイイインン・・・・ 耳鳴りが激しい。よろよろと起き上がるミラー。 目の前でライベンが機関銃を撃ちながら何か叫んでいるが、うまく聞き取れない。 ウォース・パイトが機関砲を撃ちまくる。ビシバシとガレキが吹き飛び砕け散る。 ミラーは、ぼんやりとしながら辺りを眺める。 周りはぐちゃぐちゃに散らばった神姫の武装や残骸でいっぱいだった。オイルがダラダラと垂れ流れ、橋の下の川に流れ落ち、厚い油膜を作っている。 ... -
・第15話 「突兎」
第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 ・第15話 「突兎」 立花はパカッとチップスのフタをあける。 立花「はいどうぞ、斉藤さん」 斉藤「ああーそんなー悪いですよー」 立花「いえいえーそんなに気にしないでくださいよー」 立花はデレデレとエーベルのオーナーの斉藤といちゃついている。 アオイ「うおおお!!」 アオイが霊刀 千鳥雲切を振りかざしカリーヌに突っ込む。 斉藤「うそー、立花さんって***事務機営業マンさんなんですかー」 立花「そうだよー、斉藤さんは***商社さんで働いているなんて知らへんかったわー」 斉藤「めっちゃ取引先じゃないですかー」 立花「身内身内ー」 デボラがバースト・レールガンを連射する。 バキンバキン!! エーベルが紙一重で回避する。 エーベル「くっ・・・」 ... -
・第13話 「雷兎」
第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 ・第13話 「雷兎」 全身、砲弾や斬撃の攻撃を受けボロボロになった戦艦型MMSのスーザンは、横にあるハッチから煙草を取り出す。 マッチで煙草の火をつけると一服する。 スーザン「ふう・・・・」 西野「おい、スーザン!何をのんびり一服してんだよ」 スーザン「オレの仕事は終わったのさ・・・見て分かるだろ?主砲は全損、機関砲もいかれて、ミサイルも吹っ飛んだ。副砲は斬り飛ばされてエンジンはおしゃか、もうオレはただのでかい的だ」 目を細めて気持ちよさそうに煙草を吐くスーザン。 ズン・・・ズズズン・・・ガキン・・・バキン・・・ズゴン・・・ドム・・・・ スーザンの目の前では、敵味方乱れての神姫が激しいバトルを行っていた。 スーザン「そんなオレが出来ることといえば、あいつらの戦いを煙草を吸いながら眺めるだ... -
えむえむえす ~My marriage story~
えむえむえす ~My marriage story~ story 第0話 『2人の時間』 第1話 『奥様は神姫』 Aパート 第2話 『奥様は神姫』 Bパート 第3話 『看護な日々』 Aパート 第4話 『看護な日々』 Bパート 第5話 『いんたーみっしょん』 第6話 『どきどき☆だぶる?でーと』 第7話 『それは初めての・・・』 第8話 『初陣』 第9話 『力と共に』 第10話 『そして、二人で』 *New* Coming Soon……? えむえむえす・キャラクター紹介 event *New* 『コミックマーケット87』(終了) 12/28に東京ビックサイトで開催されます、コミックマーケット87に出展しました。 ● 新刊 ● 『MMS MECHANICS』 表紙フル... -
・第11話 「火兎」
第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 第11話 「火兎」 西野「撃ち方はじめッ!!!!!!」 西野がインカムを引っつかんで叫んだ。 ズドンズドンズドンズドンズドンズドンッズドンズッドオン!! スーザンの主砲が一斉に青白い焔を吐き出す。 同時に垂直に何十発のミサイルが一斉に甲板から発射される。 ヴァリア「んん?」 チカチカッと蒼い光がまたたく。 キュイイインイニイイイイインイニンイインー ばっと辺り一面が蒼い光に包まれたと思った瞬間、ものすごい爆風と爆音が響き渡った。 ドッゴーーーーオオオオーーーーン・・・チュゴチュゴゴゴゴン!ドンバッバッバン!! □ヘルハウンド型MMS 「バトラ」 Bクラス 撃破 オーナー名「合田 和仁」♂ 15歳 職業 高校生 □天使コマン... -
第四話『第23回・サラはどうして勝てないのか会議』
「ハルナ! 指示を!!」 『そこはヤバイわ! 後退して!!』 神姫センターのバトル筐体で私とサラは戦っていた。 ステージは廃墟。はっきり言ってサラの一番苦手なステージだった。 『いいぞカンナ。そのまま押して行け』 「オッケーマスター!」 相手はこの間のストラーフ。 砂漠でサラに負けた奴だ。 『そのまま建物に入って! そこじゃ狙い撃ちよ!』 「了解ッ!!」 私の指示通りに、サラは建物へ入ろうと走り出す・・・が 「遅いんだよっ!!」 後ろから、ストラーフのライフル弾がサラを襲う。 その弾丸はサラのバックパックに命中し、その衝撃でサラは転倒してしまった。 「よぉ、この間はどうも」 転倒からサラが起き上がる前に、ストラーフはサラをバックパックの上に座る。 これで、サラはもう自重で動けなくなった。 ・・・・いや、まだ副腕が・・・。 「おっと妙な... -
・第10話 「射兎」
第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡 第10話 「射兎」 カチンとカッパーゾが地面に埋めた地雷のスイッチを入れた。 グワワアーン!! ドセットの周りで大爆発が起きる。 ドセット「うわああッ!!!!!!」 砲台型のメリッシュが滑空砲をドセットに向けて発砲する。続いて他の神姫たちも一斉にドセットに向けて手持ちのライフルやハンドガンを撃ちまくった。 ドドドン、バンッバッババッバン!!ズズズン、ズウウウン・・・・ 細田「くそう、やっぱり待ち伏せていやがった!!」 ドセットの巨体にビシバシと命中する弾丸。 ドセット「畜生めッ!!!」 ゴウウウウン・・・ ドセットの主砲がゆっくりと旋回する。 ミラーがそれに気づく。 ミラー「おい、そこの角にいる剣士型!!下がれ!!」 MKS40 2mm砲が発... -
第1話「事の発端」
第1話「事の発端」 「あ~、ご主人様遅いなぁ」 出窓から小雨の降る外を眺めながら、溜息をつく。 「ね~白ちゃん、ご主人様どうしたのかなぁ?」 クッションの上に寝そべりながらテレビを見ていた白ちゃんに声をかける。白ちゃんは 「ご主人様も仕事で遅くなることはあるって言っていたでしょ? 人間には色々面倒なことがあるの、あなたも分かってるでしょ?」 なんて、クールな事をいってたしなめてくる。でも白ちゃんもさっきから、車の音がするたびに玄関のほうをばっと向いて、玄関が開く音がしないかじっと耳をすませている。 やっぱり白ちゃんも心配なんだ。マスターが何で帰ってこないのか、様子だけでも見に行きたい… この部屋はボクたちが暮しやすいように大部分のものがボクたちのサイズで作られている。 この出窓へ上がるのも、ご主人様が日曜大工で作ってくれた手すりまで付いた階段を使... -
第10話 「night-10」
第2部 「ミッドナイトブルー」 第10話 「night-10」 巨大な航空母艦型MMSのツラギの姿がはっきりと眼前に写る。 ツラギは左舷に備え付けてある大小さまざまな火砲でシュヴァル目掛けて対空射撃を開始する。甲板にいる砲台型や悪魔型もライフルや大砲で攻撃を行う。 急降下するシュヴァルの周りで砲弾が炸裂し、機関砲弾が装甲を貫く、シュヴァルは満身創痍になりながらも最後の駄目押しで、リアパーツの2門の素粒子砲を放った。 シュヴァル「うおおおおお!!」 ビッシュウウウン!! 青白い光がまっすぐにツラギの後部のスクリュー、舵部分に命中する。 ズズウウン・・・ 一瞬、グラリとツラギの巨体がひるむが、さして目に見えるようなダメージは食らっていない。 金川「ツラギ!損傷報告」 ツラギのマスターである金川がマイクを掴んで... -
Les lunes
初心者神姫マスター・月夜のどかと、人形型MMSノートルダムのマリーの何か。 あとみんなのアイドル、斎藤香子ちゃんとジルダリアのラーレの大活躍(?) 書いた人:ryusei - 本編 プロローグ Je suis heureuse de vous connaître! ――『初めまして』―― 第1話 Contre la princesse de la rêve blanche. ――『ラーレ・ザ・トライアンフ』―― 前半 | 後半 その他 設定 よろしければ、感想などいただけると嬉しいです_o_ -- ryusei (2007-03-31 16 26 55) つづきは…まだ? -- げしもちゃん (2012-09-16 20 15 42) ... -
戦うことを忘れた武装神姫-20
戦うことを忘れた武装神姫 その20 ・・・その19の続き・・・ フィーナの次のオーナーは・・・なんとティナのオーナーの、かえで。 CTaにティナのメンテナンスを頼んだ際に、フィーナの話を聞いたかえでは、 その場でフィーナを迎え入れたいと申し出たとか。 もっとも、この流れは CTaの計らいも少なからずあったようだが、リーダーの希望もあったらしい。 そして、リーダーは本名の「フィーナ」として、かえでの元で新たな生活を 始めていた。 「あーっ! リーダー! 元気してた?」 かえでの肩の上の「リーダー」に、リゼは久遠のポケットから顔を出し手を 振って応える。 「もう、リーダーじゃないですっ。 フィーナと呼びなさい!」 と、叱るフィーナの顔は、大変に穏やかな・・・笑顔だった。 その様子に、雑誌社の一人が気づき、カメラマンを含めた数人がやってきた。 ... -
第1話 二日酔いの朝の出会い?
第1話 二日酔いの朝の出会い ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ 「あ、つぅ…………朝、かぁ………うう、頭いてぇ………飲みすぎたかなぁ……」 痛い頭を抱えつつ、俺の眠気を見事までに吹き飛ばしてくれた目覚し時計を手探りで探し当て、叩く様に止める。 そしてぼんやりと朝日に照らされた自分の部屋を眺めつつ、昨日あった事を思い出す事にする 頭にガンガンと響く頭痛の所為で多少記憶のローディングが遅くなっている物の、少しずつ思い出してくる 昨日は俺の働いている会社の近くの居酒屋で、転勤となる上司の送別会で記憶が半分ほど消し飛ぶ位、飲んで騒いだのだ。 それこそ店の店員さんや他の客とかに嫌な目で見られるくらい………反省しなきゃorz あ、それで確か、その送別会のビンゴゲームか何だったかで何かを当てたんだっけ………? 「何だっけ……えーっと……... -
第五話 「悲しき戦士の咆吼」
ふ… ふふふふふふ… 来たわっ… 来たわよついにっ…!!! ついにアタシが戦いの舞台にッッッッッ!! コニー「ふふふふふ…アハハハハハハハハハハぁ!!今日からこのコニーちゃんの 最強伝説が幕を上げるのよ!カ――ッカカカ―――!!」 ジャロ「すごいのだコニーちゃん、すっごいハイテンションなのだ!」 ヴェル「ええ…でも入れ込み過ぎて、逆効果にならなければ良いんだけど…。」 ノワル「うわ~!このポップコーン美味ひいよ!ねぇ! 『ニンニクギョーザ味』らって!ヴェルも食べる?モグモグ…」 今日はセカンドリーグ…いわゆる非賞金制リーグの第1回戦、やっとボディを購入できた コニーの初陣なのである。 とりあえず短いながらも1週間みっちりヴェル達と同様の疑似訓練を積んでの戦いだから、 まず負ける事はない… と、思うんだが……。 「コニー、初めての実践で気持ち... -
第五話 「悲しき戦士の咆吼」※注)神姫破壊描写あり
ふ… ふふふふふふ… 来たわっ… 来たわよついにっ…!!! ついにアタシが戦いの舞台にッッッッッ!! コニー「ふふふふふ…アハハハハハハハハハハぁ!!今日からこのコニーちゃんの 最強伝説が幕を上げるのよ!カ――ッカカカ―――!!」 ジャロ「すごいのだコニーちゃん、すっごいハイテンションなのだ!」 ヴェル「ええ…でも入れ込み過ぎて、逆効果にならなければ良いんだけど…。」 ノワル「うわ~!このポップコーン美味ひいよ!ねぇ! 『ニンニクギョーザ味』らって!ヴェルも食べる?モグモグ…」 今日はセカンドリーグ…いわゆる非賞金制リーグの第1回戦、やっとボディを購入できた コニーの初陣なのである。 とりあえず短いながらも1週間みっちりヴェル達と同様の疑似訓練を積んでの戦いだから、 まず負ける事はない… と、思うんだが……。 「コニー、初めての実践で気持ち... -
第10話 『そして、二人で』
『ざわ・・・ざわ・・・』 という擬音が発生しそうな空気が、そこにはあった。 「すまん!」 その空気の中心に居るのは、周防その人。 彼は、見事なダイナミック土下座を決めていた。 第10話 『そして、二人で』 周防の前に居るのはスミレ、白瀬とクロ。それに先程までの対戦相手である蓮とエリーナの姿もあった。 「俺が適当に設定してたから、スミレにも他のみんなにも迷惑をかけてしまった。本当に申し訳ない!」 15cmの神姫を前に平謝りの成人男性。明らかに異様な光景だったが、本人は真剣だった。 「でも周防さん、それは私が……」 「申し訳ない!」 白瀬の台詞を遮るように、大声で詫びる周防。 「(周防先生……ありがとう、ございます)」 周防の気持ちを察した彼女は、心の中でそっと詫びる。 「気にしないで下さい兄さま。私結構楽しかったんですから、ね、ね?」 ... -
・第1話 「night-1」
第2部 「ミッドナイトブルー」 第1話 「night-1」 ミッドナイトブルー (Midnight Blue) は色のひとつ。直訳すると「真夜中の青」となる。 西暦2041年 5月20日 23:55 花博記念公園鶴見緑地(はなはくきねんこうえんつるみりょくち)は大阪府大阪市鶴見区と大阪府守口市の市境にある。そこには公園施設の一部を利用した武装神姫センターがあった。 真夜中ということもあり、利用している神姫やオーナーの数もまばらだ。 『大阪府 大阪市 鶴見緑地センター店』 真っ暗な闇の中を、数隻の巨大な灰色の塊が轟音を奏でながら進む。 ゴーンゴーンゴーンゴーンゴーンゴーン・・・ チーム名 「灰色艦隊」 □巡洋戦艦型MMS 「アリスン」 Sランク □巡洋戦艦型MMS 「クローディ」 Aランク □巡洋戦艦型MMS... -
第11話 「night-11」
第2部 「ミッドナイトブルー」 第11話 「night-11」 2ヵ月後 西暦2041年 7月21日 15:00 『大阪府 大阪市 鶴見緑地センター店』 お昼の3時のチャイムが公園内に響く。 園内の噴水広場の軽食コーナー、そこでは多種多様な神姫とオーナーたちがお菓子を食べて雑談をしていた。 オーナー1「おい、知ってるか?昨日の夕方、出たらしいぜ」 オーナー2「出たって何が?」 天使型「例の都市伝説ですね」 剣士型「超音速の死神か・・・」 悪魔型「ええーーーほ、本当?」 オーナー3「ついにこの神姫センターにも、来たか」 種型「なんでも物凄い数の神姫が撃破されたらしい」 花型「ひゃーーー恐ろしい恐ろしい」 オーナー5「超音速の死神、あれって実在するのか?よくあるゴーストファイターだろ?」 雑談に花を咲かせるオー... -
MMS戦記
西暦2041年 その世界ではロボットが日常的に存在し、さまざまな場面で活躍していた。 神姫、それは全高15センチほどのフィギュアロボットである。 :心と感情:を持ち、最も人々の近くにいる存在。 その神姫に人々は、思い思いの武器、装甲を装備させて、戦わせた。 名誉のために強さの証明のために・・・・・・・・・ 名も無き数多くの武装神姫たちの戦い 戦って戦い尽くした先には何があるのか バトルロンドは戦いの旋律 終わらない戦いの旋律 戦いの歴史は繰り返す いにしえの戦士のように 鉄と硝煙にまみれた戦場で 伊達衣装に身を包んだ神の姫たちの戦いが始まる。 著者 カタリナ・リナ ちなみにこのお話には公式の武装神姫以外にも私が製作したオリジナルの武装神姫が多々登場します。 登場する武装神姫は全て実際にフィギュアで立体化させた物を登場させるので、写真や画像を随時紹... -
ぶそしき! これから!? 第1話 『ハジメテ』1-3
ぶそしき! これから!? 第1話 『ハジメテ』 1-3 「あ、あはは……」 「なに笑ってんだよマスター。あ、そうだ!」 乾いた笑いをしているマスターに、さっきまで悔しがっていたヒイロが呼びかける。 「あ、なにかな?」 「この武装パーツ気に入ったらからさ、買ってくれよ!」 ヒイロは胸を張って自身の格好を見せる。 ヴァーチャルバトルで傷ついても、リアルには反映されない。 始めに試着した時のまま、レイディアントアーマーは磨かれた鏡のような輝きを誇っている。 その手に持つレーヴァテインも当然、その切っ先は折れていない。 「う~ん、そうだなぁ。よく似合っていたし」 「そうだろそうだろ。それにオレ素体だけの状態だったから、武装が何もないし」 友大は腕を組んで悩む。 (ヒイロとそのクレイドルを買うだ... -
樫坂家->序幕・第1話
樫坂家の事情! 序幕~とある学生の夏休みにおける変化とその記録~ ?月??日 「マスター?おきてますー?………よし、寝てる」 「相変わらず死んだように寝てますわね、わたくし達のマスターは」 とある家のとある部屋。部屋の主はぐっすり寝ているがそれとは別に机の上で動く影がちらほら。 「マスターは一度寝たらてこでも起きないのです。筋金入りというものなのです」 「………いや、それは何か違…わないのか?」 それらの影は人にしては小さく、でも人型である訳で。 「で、マスターが寝てから集まるようにというのはどういうことなの?」 「それはー…………じゃーーーん!」 人々には武装神姫と呼ばれている15センチほどのフィギュアであり。 「………マスターの日記?」 「マスターの日記なのです」 「マスターの日記ですねこれ」 「間違いな... -
ぶそしき! これから!? 第1話 『ハジメテ』-1
ぶそしき! これから!? 第1話 『ハジメテ』 1-1 「ええと、問題ないってことで、いいんですよね?」 少し不安げに少年――ついさっき起動させた神姫のマスターである佐伯友大――が店長とセラフィルフィスに尋ねる。 「ソフト、ハードともに再チェックしたよ。 記憶と前のオーナーの情報は真っさら。 この子のシリアルナンバーから再確認したけど、廃棄の手続きは済んでいることになっているよ」 「性格設定と一部の戦闘データーが残っていたぐらいだね。それに倫理プログラムは正常に働いている。 素体は前のマスターが改造していてパワーの値が高いがレギュレーション範囲内だ。公式試合にだって出られるよ」 パソコンの画面を眺める店長とセラフィルフィスが調べた結果を語る。 「もし、さらの神姫が良いということならリセットして登録しなおすのも手だが……... -
幸せな神姫を戦場に立たせる会
著 SSS氏(幸せな神姫を戦場に立たせる会) ストーリー一覧 SSS第1話 SSS第2話 蒼い犬物語 狐狩り アルファ ご感想、ご要望やリクエストなどは、こちらへ 名前 コメント すべてのコメントを見る ... -
せつなの武装神姫~Y.E.N.N~
Y.E.N.N 第1幕 「未熟な利己主義者」 第2幕 「はるか遠くの始まり」 第3幕 「同じ錯角が生じる位置」 第4幕 「視線を移した先」 第5幕 「心の指し示す場所」 第6幕 「思惟の共鳴現象」 第7幕 「意思の同調状態」 最終幕 「其の求める名は」 もどる -
1st
「現在、目標直下! マークして!」 泥だらけで、傷にまみれた体で椅子の下に滑り込む。 《こちらでも確認した。目標をマーキング完了。お疲れ様、よくやった!》 「回収地点に向かいます、もう少しだよ! 頑張って……」 担いでいる相棒に声をかけると彼女が力なく、それでも精一杯の力でボクにしがみついているのを感じる。 《待ってください! まだ友軍が……》 2035/10/16 16:32 アフガニスタン南部 合衆国陸軍104前線基地 “1st SFOD-D アメリカ合衆国陸軍第1特殊作戦部隊デルタ作戦分遣隊 ジョシア・ラミレスニ等軍曹” 「玩具か……」 その日、俺はベッドで頭を抱えていた。 「「あなたが私・ボクのマスターですか?」」 もう30年以上も派遣を続けている癖に新設しない仮設兵舎の、お世辞にも上等とは言えないパイプベッドの枕元に、どこぞのトイメー... -
戦うことを忘れた武装神姫-38
戦うことを忘れた武装神姫 その38 ・・・昼下がりの会議。 実にだるい。 なんでも、新製品の受注数がさっぱり伸びないんだとか。 あたしは設計側の人間として同席するハメになってしまったのだが、一部の連中がヒートアップしてマーケティングと企画とで水掛け論状態。 新製品は、多機能健康コタツだとか。 全く・・・あたしがあれだけ忠告したのに。こんな無駄な機能満載の製品にしやがって・・・。 本当に売る気があるのかよ・・・。 「だから、より機能を充実させ、付加価値を高めて幅広い層に受け入れられるようにするべきなんだ!」 「違う! もっと調査サンプル数を増やし、厳選した機能にするべきなんですよ!」 それさっきも言ってたよお前ら。。。 あぁもう、アタマ痒くなってきたぞ! あたしのイライラがピークに達したその時。 「多機能高品質が今は求められているんだ!」 「... -
トバナイトリ/トベナイトリ
あらすじ こぐ普通な高校生とちょっと普通じゃない神姫が繰広げる日常。だったり、しなかったり…… ぶっちゃけ@wikの基本操作を読んでみてもよく分かりませんが操作に慣れるよう日々精進していきたいと思います。 著/サトシ プロローグ雨降る夜 第1話 日常 未熟者ですがよろしくお願いします。 -- サトシ (2008-03-12 10 57 08) 名前 コメント -
Twin Sword's
Twin Sword s 友人の少ないマスター、暁 光矢 光の剣の名を受けた神姫、クラウ・ソナス そしてもう一人の剣の名を持つ神姫が織り成す 愛とか勇気とか感動とかその他諸々を詰め込むだけ詰め込むシリアスストーリー!? 登場キャラクター 細々設定 補足用 本編 クラウ・ソナス(プロローグ)※ねここの飼い方、HOBBY LIFE,HOBBY SHOPと勝手に関連 クラウ・ソナス(第1話) クラウ・ソナス(第2話) 本日 - 人 昨日 - 人 -
Night Games
~Night Games~ story 序章 第1話・彼女たちの日常 1 2 3 *New* 第2話・誰がために 1? Coming Soon…… Night Games キャラクター紹介? 著 ねここのひと 更新状況 1/29 第1話(3)をアップしました。 1/21 第1話(2)をアップしました。 1/12 第1話をアップしました。 3/29 序章【完全版】アップしました。 2/10 仮設アップしました。 ご感想、ご要望やリクエストなどは、こちらへどうぞ。 感想お待ちしております。 名前 ... -
Nagi the combat princess 第1話『ナギのごとく!』1
前へ 神姫とは。 ある世界においては、全稼働型の美少女アクションフィギュアのことである。 神姫とは。 またある世界においては超高性能AIを搭載した、主人に従う心と感情を持つフィギュアロボットのことである。 神姫とは。 古今東西あらゆる属性を取りそろえ、抜群の容姿と戦闘力を兼ね備える完璧超人(?)である。 神姫とは。 主人の好機に槍となり、なにより生活に潤いを与えてくれる存在である。 そして鷹峰家の神姫とは…… 『ハーヤーテー!!』 別に東京の朝空に響き渡ってはいないが、ハヤテは少女の声を聞き即座に自分のベッドから飛び起きた。 鷹峰ハヤテは十五歳。職業は高校生……予定。 予定というのは、今は中学校卒業後の高校への準備期間であり、まだ高校生ではないからである。 「……どうしたの、ナギ」 眠たげな... -
Elysion
Elysion 著/留美 編/みつる 千葉・幕張 喫茶&MMSショップ エリュシオンと、 そこに集まる人間&神姫たちのお話です。 本編 第0話「序章」 第1話「邂逅」 第2話「学園」 第3話「饗宴」 第4話「覚醒」 ※ただいま編集中です(みつる) 外伝 えりゅしおん こちらのメニューは本編をブチ壊しかねないエピソードを収録しています。 コーヒーブレイク程度にお楽しみください。 なお、それぞれのナンバリングは本編と時系列で一致します。 order 0.5 珈琲と神姫と男と女? order 1.5 母と母の意外な趣味 コメント ご意見・ご感想等ございましたらこちらにお願いします。 テストです。 -- みつる (2007-05-11 02 50 59) ... -
マリナニタSOS!(仮)
あらすじ 極平凡な愛護系マスターのもと幸せに生活していた黒子 ある日帰りの遅い主人を心配して外へ探検に出かけ、交通事故に遭い、メーカーへと送られた 修理を終え、目覚めた黒子の身に災難が降りかかった…!? 著 SOS(神姫を大いに幸せにする団) 各種設定 ストーリー一覧 第1話「事の発端」 第2話「戦闘終了、元の鞘へ」 第3話「元の鞘へ、ブラボーサイド」 第4話「黒子の悪夢と白子の決意」 第5話「白子とご主人様の戦闘準備」 第6話「初陣」 番外 SOS番外編その1 SOS番外編その2 ご感想、ご要望やリクエストなどは、こちらへ 続き気になって仕方ないのです… -- (メイ) 2021-11-12 18 20 59 ... -
土下座そのはち
「ほほう、こちらの一角は華やかですね犬子さん」 「バトルが主流とはいえ、こういった需要も根強い人気を誇りますからね」 そして次に訪れたのは、アーマー・アクセサリーコーナーです。 バトルに使用できるアーマー類はもちろん、神姫を着飾る着せ替え用品も含まれるため、ウエポンパーツコーナーに比べるととても色彩きらびやかです。 「と言いつつ、『バトルに使用できる』『着せ替え用品』も充実しているあたり、実に油断がなりませんね武装神姫業界は」 「なんといいますか、バトルの場でもそれを追求する当たり、オシャレに関する執念は人間の女性も神姫も変わらないのですねぇ」 ……そんな感想を持つマスターさんに対し、「武装神姫自身の要望よりも、オーナーが自分の武装神姫をこんな衣装で着飾りたいという要望のほうが多い」+「武装神姫のオーナーは男性が圧倒的」という統計は伏せる私です。これも、オーナーに伝える必要のあ... -
ぶそしき! これから!? 第1話 『ハジメテ』1-2
ぶそしき! これから!? 第1話 『ハジメテ』 1-2 「今度は実際の相手とバトルだ! いいよなマスター!」 意気揚々とヒイロが自身のマスターに願う。 「うん。あ、でも対戦するには相手がいないと」 「あそこにいるぞ! バトルを申込もうぜ! ――強そうだ!」 ヒイロが客の1人を指差す。 そこには背丈が友大少年と同じく位の、肩に神姫を乗せたどことなく人が良さそうな雰囲気の少年がいた。 素材関係が陳列された棚を眺め、自身の神姫と何事か会話している。 「あ、ほんとうだ。よし――」 普段の友大なら、見知らぬ相手に話しかけるのに少し躊躇したかもしれない。 しかし念願の神姫を購入したこと、初のバトルを圧勝で終わらせたことなどで、今は気分が高揚している。 何より、相手が自分と同じ位で話しかけやすい感じだったため、躊躇せず... -
神姫長屋の住人達。
神姫長屋の住人達。 お品書き。 おおまかすぎるあらすじ。 東京西部に居を構える木造平屋建て一軒家に住む、売れない作家と難アリ品の神姫達とその他諸々の日々。 クロスオーバー大歓迎。更新頻度は低め(マテ 住人達。 ・人間サイド ・神姫サイド 設定とか。 どうぞご自由にお使い下さい。 ・ホビーショップ『165-DIVISION』 ・本編登場オリジナル(?)神姫 本編。 ・第0話 長屋のとある日常。または家主からのご挨拶。 ・第1話 夕焼け侍。 SIDE-A SIDE-B エピローグ。 (『HOBBY LIFE,HOBBY SHOP』より、若干お名前を拝借しています。) ・第2話 土砂降り子猫。 Track-1 Track-2 ... -
樫坂家の事情!
樫坂家の事情!(更新停止) どうも初めまして、クロムという者です。 こういうwiki形式の場所で投稿するのは初めてで慣れてないですが、ちまちま書いていこうと思います。 基本、山も無く谷も無くの内容ですが、よかったらどうぞです。 また、自分は武装神姫を知って日が浅いので、所々神姫や武装について自己解釈している部分もあるかもしれないです。 なので、何かあればコメントとかちょくちょく見てますのでそちらでどうぞ。 なお、本作品は設定の一部をwiki内に掲載されている別作者様方の以下の作品よりお借りしております。 「Mighty Magic」 「深み填りと這上姫」 あと、キャラや設定等々を借りたい御方がおりましたらどんどん使って頂いてかまいません。 ただ、キャラの死亡やこちらのシナリオに重大な影響を与えるようなのは勘弁していただきたいです。 それ以外であればコラボは大歓迎です... -
審査速報
審査速報 特別審査員・舞華の独断による審査結果発表 新たな挑戦者が出れば随時加筆します 1日目 結果発表 シルク(クッキー) 技術5・味7・課程68 合計80点 ノアール(クッキー) 技術10・味10・課程55 合計75点 アール(バタークッキー) 技術2・味6・課程70 合計78点 「というわけで、1日目の優勝はシルクちゃんに決定しましたー!」 わーぱちぱち… 「優勝したシルクちゃんには『グレーテル・スターターセット+α』が贈られます。おめでとうございましたー!」 「ってこの封筒、何?」 「あらあら、それは『目録』ですよ。今ここでグレーテルを渡されても神姫どころか人間でも持てませんからね」 「ですから、後日そちらの都合の良い日にウチの社員が設置に伺いますのでそれに日付と時間を指定して社員に渡すか、一旦家に帰ってから設置場所を検討してか... -
第1話 『奥様は神姫』 Aパート
……奥様の朝は、早い。 「んー……、ぅ」 まだ薄暗く、静かな寝室の中、小さな影がゆっくりと起き上がる。 「ふぁ……ぁ」 その影……物語に出てくる妖精のように小さな少女は、眠気を振り払うかのように軽く伸びをすると、隣で未だに睡眠を貪っている男の顔に静かに近づいていく。 「……おはようございます。兄さま」 彼の額に、軽く触れるだけの口づけ。その時の少女は、とても幸せそうな顔をしていた。 「さて……っと」 スミレはほんわりとはにかんだ顔から、気を引き締めてキリリとした表情になると、傍らに置いてある円盤型半重力ソーサーに乗り、ふよふよとドアへ向かう。 「………」 だが、何故かドアの前でピタリと停止する。ふよふよと上下したり、うろうろとドアノブの周囲を飛んだりしている。 「ドアが……開けられないです」 ……午前5時。旦那はただドアを開けるだけの為に、... -
3話―the crisis approaches ―
『じゃ、明日行くから。見られたくないモノはちゃんと隠しておくのよ~』 電話から聞こえるのは母の声。俺は適当に返事をし、電話を切る。 電話の内容を整理してみる。つまりは母が一人暮らしの俺の家にちゃんと生活できているか平日だというのに視察に来る、ということだ。 うん、母が来るだけなら別にかまわない。見られたくないモノなんてのも特にない。問題なのは、母が連れてくる猫のボブだ。 こいつがかなり危険なヤツで、俺がまだ家で暮らしていた時に何度も俺の部屋に潜り込み、破壊活動を繰り返した悪魔なのだ。母はいつもこいつを連れ歩く割に家内などでは何をしようと放っておく。 そのため今日中にぽちやたまを守るための対策を練っておかねばならないのだ。どうしたものだろうか… 「お兄ちゃん、誰から電話ですか?」 難しい顔をして考えている俺にぽちが心配そうに声をかけてきた。 「あぁ、母さんだよ。なんか明... -
復活の道
おはようございますマスター。バイタルゲージに不調が見られますがお加減はいかがですか?失礼しました、MMSにそのような感情は不要です。本日のご予定はK2システムとのCSC生産台数の会議、フロントライン社長との生産台数に関する補助金の打ち合わせの後19:00からM重工の安川専務との会食、引き続き21:00よりK重工西岡様との打ち合わせです。 連続神姫ラジオ 浸食機械 11:復活の道 「暗いから気をつけてついてらっしゃい」 マイクロ波の罠から目の前の神姫に救われた僕たちは彼女に導かれて管理棟の中を歩いている。少なからず傷を負っていた僕たちを見た彼女は会わせたい人がいる、その人なら簡単な修理もできると言って僕たちを案内し始めたのだ。施設内と言うことで最初は警戒していたが、廊下ではなく排気ダクトの中に案内されたあたり何か事情があって見つかるわけにはいかない僕たちと同じような状況... -
第1話 ヴァイザード・リリィ
剣と剣がぶつかり合う音が、廃墟に響き渡る。 片刃の長剣、エアロヴァジュラでと長槍の破邪顕正をはじきあげ、HMT型イーダ・ストラダーレ――個体名ヒルデガルドは距離をとった。 対する侍型紅緒――個体名藤代は地面を蹴り、こちらに一気に距離を詰め、長槍を突き出してくる。体勢を立て直す暇を与えないつもりのようだ。 『エアロチャクラムで受け流せ』 「はいですわ!」 マスターからの指示を受け、ヒルデガルドは左側のエアロチャクラムを瞬時に操作する。 パンチを打つように突き出したエアロチャクラムの表面装甲を破邪顕正が薄く削りながら流れていった。 ――西暦2036年。 第三次世界大戦もなく、宇宙人の襲来もなかった、現在からつながる当たり前の未来。 その世界ではロボットが日常的に存在し、様々な場面で活躍していた。 「そこっ!」 藤代... -
きしぶし!
きしぶし! ひょんな事から『俺』の元にやってきた 騎士型神姫『ルージュ』と武士型神姫『椿』との愉快な生活 キャラ説明 『俺』 とある商社に勤める会社員 メロンパンの事となると少々うるさい、らしい? 現在,『俺』の両親は海外におり、別々で何かをしているそうだ。 『ルージュ』 『俺』のことを主殿と呼び慕う騎士型神姫 メロンパンが好物、その食う早さは凄まじい物を感じさせる ちなみに、カサカサブーン、と言う動きが嫌らしくゴキブリが苦手らしい…… 椿が来た頃は、椿を敵視していたが ある時を境に椿を良きライバルと認識した様だ 『椿』 『俺』の父親が日本に来日した際に手に入れ、 送りつけて(送り込んで?)きた武士型神姫 どう言う訳か京都弁で喋るはんなりとした性格 この性格になったのは父親の趣味の所為なのか、 それとも別の理由なのかは今の所は分... -
クラウ・ソナス(第1話)
プロローグから時間は多少前後し、光矢は友人Fと共にホビーショップエルゴに居た。まだ彼の胸ポケットは空で、商品の陳列棚を見る目にも少々の呆れが見え隠れしている。 この日は友人Fの公式戦が組まれており、Fの提案によりライブで神姫のすばらしさを語ることに付き合うことになっていた。 「さ、始まるぞ。クリス、存分に暴れてやれ。光矢にも神姫の素晴しさを見せ付けてやれ」 『イエス、マスター』 普段はヘッドセットを着用して、周囲からの雑音を切り離し、マスターと神姫がセットになって戦うのだそうだ。しかしこの日Fは戦闘中継を光矢に全て見せるべく、ヘッドフォンなしで神姫ポッドの前に立っていた。当然、神姫の声は画面横のスピーカーから聞こえてくる。 光矢はFの横に立ち、3つ並んでいる画面の中央、一番大きなセンターディスプレイに目をやった。テロップが次の対戦カードを表示している。... -
SecondPlace『第六話参戦、関東大会-2-』
「あ…。」 「どうした?」 「そういえばちゃんと見てないけど…ボク達何試合目?」 「…………あ。いけね~見てないや」 「隆斗しっかりしてよ~」 他の試合を見ようって事で自分のブロックに向かっていたのに自分の試合を忘れるとは不覚 「隆斗それは緊張?天然?」 可凜が揚げ足取りな顔で問い掛けてくる。いつの間にそんなSっ気を… 「ん~と俺達は……3試合目っ?結構すぐじゃないか」 「それじゃ準備してから見に行こ」 俺達は先に共用ブリーフィングルームに行き可凜に武装をさせてから会場に向かった。 着いた時には調度第1試合が始まる所だった。 戦っているのは…兎型と種型か やけに盛り上がってるな。 装備は…? 兎型は相当重量系だな。ガトリングやらロングキャノンやら。正に動く武器庫ってとこか 対する種型は一見フル装備だが…武器が見当たらないな。 フィールドを見渡すと所々に射撃武器がある。どう... -
Nagi the combat princess
Nagi the combat princess 僕もハヤテのごとくなりたい。 その思い一つで、少年は空へ飛び立つ。 ※この作品はハヤテのごとく!が大好きな筆者の影響で、多数のハヤテのごとく!要素を含みます、もちろんキャラは出ません。 ちなみにこの作品内で登場する武装神姫ナギは実在します、興味のある方はハヤテのごとく!!ナイトメアパラダイスをお買い求めください。ナギの同梱版はもう売ってませんが。 文章力の無さゆえ、分かりやすさ優先のために人間のセリフは「」神姫のセリフは『』で分けて表記します。 こういったものは初めてなので、至らない点があれば教えて頂けると幸いです。 プロローグ『悪夢の楽園より』 第1話『ナギのごとく!』1 2 3 4 5 第2話『生徒会役員になる者共』1 2 旧プロローグ『悪夢の楽園より』 神姫... - @wiki全体から「第1回『初兄』会議」で調べる