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FOLLOWER

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だれでも歓迎! 編集

AGITATOR/FOLLOWER ◆RLphhZZi3Y



Sub:連絡がある!

やぁキンブリーくん、ご機嫌いかがかな?
僕は調子も機嫌も絶好調だ!

さてキンブリー君は既に僕の招待状をもう見ているだろうか?
いや、聡明な君のことだ、投下直後に見ているに違いない!
それどころかきっと今も動画をエンドレスリピートしてくれているね?
ああ、何とありがたい!
そのおかげか、再生数はうなぎのぼりだ!
君だけじゃない、皆が食い入るように画面を見つめている姿がありありと目に浮かぶね!
コメント? ノンノンノン、
僕への賞賛の声は嬉しいけど、ここは謙虚に閲覧だけを推奨するよ。
ハッハッハ、僕への愛に弾幕がついたら画面が見えなくなるだろう?
確かに愛で見えなくなることはうp主冥利に尽きるというものだ!
それでもやはり視聴者たち、特に愛について語り合ったキンブリーくんには、ありのままの動画を楽しんでいただきたい!
喜びを分かち合いたいゆえの配慮だと思ってくれたまえ!

本題だが、そちらにゾッドくんという陣営の同志が向かっている。もし屋内にいるのなら、ぜひ外へでて歓迎してほしい。
聞いて驚かないでくれたまえ、なんと彼は黄泉からの復活を遂げた稀有な人材なのだよ!
恐らく彼は空を飛んで行くだろうから、見晴らしのいい場所にいてくれると助かる!

さて、僕はもうひとっ走り、深夜の闘いをトレビアーンに彩る賞品を探すとしよう!
すでに賞品と決めた娘が一人手の内にいる。
だがやはり闘いには赴く者たちにとっては
賞品が多いほうが嬉しいに決まっているだろう?
彼女にはすでに同じ世界から来た知り合いはいない。
にも関わらず囚われの姫君を身を懸けて目指し闘おうとする者がいる……
美しい……なんと美しい姿であることか!!
涙で画面が見えないよ!
そんな者たちと闘えると思うと、予定時間までがとてもとても長く感じる!
キンブリーくんには特別に姫君に選ばれた幸運な子羊を見せてあげよう!


(西沢さんと趙公明のツーショット)


特筆することはない、顔だちはまぁ整っている方の普通で平々凡々な娘だが、この携帯電話という機器に関しては結構知識を揃えているようだ!
これは写メというらしい!
まったく、ますます僕の時代に欲しくなった代物だよ!
いつでも僕の姿を写しておける機器とは……今まさに僕は文明開化を迎えている!
彼女によると、友人や愛する者たちと撮ったものを待受画面にするのが流行だそうだ!
これを期に、僕が写っている写メを待受にしてみてはいかがかな?
永久保存するのもいい!
必ずや価値は上がるさ!

そうそう、君はきっと疑問に思うだろう。なぜ電話で伝えずにメールで連絡したかとね。
いやいや深く考えるのは意味の無いことだよ、ちょっと写メというものを自慢したかっただけさ!
せっかくキンブリーくんが携帯を知らない世界から来たんだ。
君と同様、携帯に無知であった僕のささやかな優越感を許してほしい!

これからの活躍を期待しているよ!


追伸:……





「まったく、彼は自重というものを知らないのですか……」

 電話をすれば二分程度で片づく用件を、趙公明は長々と電文で寄越してきた。
サブジェクトがなければ地の文だと勘違いしかねない。
そこまで読んで、キンブリーは画面に現れた追伸をスクロールする。


追伸:はっはっは、このSSでは出番がないはずの僕が真っ先に目立ってしまったよ!


 余計なお世話である。

メタ的な話題で最後まで振り回したメールはそこで切れた。
少女に代筆をさせたのか、口語のまま送られてきたメールにいささか頭痛がする。
細い目をさらに細くして、キンブリーは文頭から文末まで繰り返し読んだ。
本人の言う通り登場すらしていないくせに、画面からとんでもない存在感を撒き散らしている。
先ほどまでやりとりしていた『安藤潤也の兄』のメールが霞んでしまうほどだ。

 予測された未来や掲示板にもあるが、賞品という人質を集めている
真っ最中だというのにメールとは、随分余裕である。
日記の機能を伝えるならば、即座に片割れをへし折ってやろう。
笑い声まで文字に起こさせる必要はあるのかと、いらない疑問も掠める。
が、あの男の余計な常識は無視するのが最善だろう。
無駄に大きな器を持つ趙公明を一々相手していては日が暮れる。

 それにひきかえ、『安藤潤也の兄』と名乗る者は用心深い。
賢者の石の情報を伝えた電話口の男と比べたら、控え目過ぎるぐらい控え目な交渉である。
多くの情報を求めず、潤也の情報だけを最低限手に入れられれば十分で、それを上回る欲がない。
重度の慎重さが見受けられる。
しかし、たびたび危険人物と名が上がるキンブリーが交渉相手だと
想定しているであろうに、コンタクトを取ろうとするぐらいの度胸はある。
潤也のみの情報を絞りとろうとしている点を考えると、恐らくは本人であろう。
ただ、本人かどうかは置いておいても、剛力番長のようにはいかない人物に間違いはない。
特別頭脳に秀でてはいないが、機転もしくは応用の利く者だ。
気には止めておく。

 潤也の兄本人なら、潤也がいないとバレたであろうので待ち合わせの小学校へは向かわない。
本人以外であり、潤也をさらにだしにしてキンブリーを呼んでいるのであるなら、小学校には罠ぐらい張っているだろう。
どのみち、小学校に行ってもメール相手はいなさそうだ。
せっかく待ち合わせをしているのだ。
種は有効に育てたい。

『その慎重さがどう転ぶか、実に興味がある。
潤也くん、「お兄さん」とは退屈せずに済みそうですよ』

 これからの指針はゾッドとやらを待ってから決めるとしよう。
そう立ち上がり、真っ白いスーツの皺を整えた。
そのまま無駄のない動作で、公共のパソコンから繋いだ動画サイトを、ゆっくりと閉じた。



 図書館特有の、書物を痛めないために暗く落とされた照明が揺らいだ。
キンブリーは連絡通り、屋上を目指す。
見晴らしがいいとは言いがたいが、ここら一帯の建築物ではこの図書館の屋上が一番空に近い。
行き掛けの駄賃に、呼ばれた人間たちに関係する有益な書物が並んでいた棚に再び寄る。
キンブリーが粗方品定めしたせいで空白が目立つ。
書物は人間が積み立ててきた知の財産だ。
こうも少し抜き出しただけで、いとも簡単に崩れてしまう。
破壊する側として、痺れながらも湧き出る快楽が、身体に薄く浸透するのを感じた。

「……おや」

 これは一体?
この階の受付横に、妙な機器が設置してある。
今でこそ不特定多数の人間が集まる場所の多くに設置されているが、ほんの数年前までは扱いを知らない者がほとんどだった。
もちろんキンブリーが知っているはずもない。
なぜ持って行く人間がいなかったのか不思議に思いながらも、機器が入っている箱から実物を取り出してみる。
オレンジ色の機器を開き、入っていた箱に書いてある説明書きを読んだ。

 確かにここでは使い道がない。

「助命の道具ですか、なるほど」


#####


 底抜けに明るい笑顔が、妙に印象的だった。
潮の知らないところではあるが、彼女は持ち前のポジティブさと無茶な理論で巨額の借金を満額返済した強者だったのだ。
ゴーイングマイウェイぶりは、状況もお構い無しだ。
遺した台詞だって、現状にとらわれず、太陽のように明るかった。
頼りない大人から漏れ出した教師の顔が、初対面とのギャップもあって、不器用ながらも格好よかった。
だから、無性に苦しい。

『甘えんな!』

叱責。

『逃げてんじゃないわよ』

追及。

『立ち向かって、頬をはたいて、取り返してきんさい!』

助言。

 やっぱり、最低限でも教師のラインに立っていただけはあった。
だからこうして、獣の槍を取り返せた。もう一度、一緒に戦える。
一言お礼を言いたかった。

 聞仲はあまりよくは思っていなかったらしいが、デパート跡地での奇妙な出来事の後、雪路を探した。
雪路はすぐに見つかった。
そうデパートから離れていない場所で、虚ろに空を仰いでいた。
地面にでっかい夕陽のような血溜まりを作って。
ちょっと目を離した間に、魍魎どもの犠牲になったらしい……

 完全に牙かなにかで貫かれていた。身体の中心に大穴が開き、顔は真っ青。
潮が肩に手を置き揺すろうとしたら、ぷつんと何かが切れる音がした。
途端にぐずりと上半身と下半身が泣き別れした。
お情け程度につながっていた筋肉が切れたのだ。
日中食べていたと見られるやつの消化物と、分解されかけたアルコールが、
千切れた上半身からぼとぼと落ちてきた。
雪路へのお礼など、頭からふっとんでいった。

 潮の殆ど空っぽの胃袋が散々に暴れて、逆さまになった気がした。
辛うじて雪路と聞仲に背けると同時に、半透明の黄色い液体をぶちまけた。
喉を焦がして、熱い吐瀉物が身体を縦断していく。
吐き出した汚い水溜まりは、寒さのせいでほのかに湯気が立っていた。
それが嫌で、更に嘔吐感が増す。
むせかえる酸の臭いに鼻を摘まむと、プールの水を吸い込んだような、ツンとくる息苦しさがした。
舌には気持ち悪い味が染み付いた。なんだかしょっぱい、と思ったら泣いていた。
涙と薄い鼻水がいっしょくたに口へ入っていた。鼻をすすって喉の奥へ送るも、
また酸っぱいものと一緒に口から出ていった。

 嘔吐物が、どろどろ低地へ流れていく。足の横をすり抜け、下へ下へと移動していく。
その先には、雪路の遺体があった。

 身体に穴を開けられる酷い姿にされた上、自分の出したもので汚してしまうのは、耐え難い罪だ。
せめて避けようと、血溜まりに踏み込む。少し固まった血に、足跡がべっとりとついた。
凝視できない無惨な遺体が、ふっと抱え上げられた。

「一度診療所へ戻りたい。
 そこでこの女を埋葬する」
「聞……仲さ……」

 まだ血が残る雪路を、聞仲が丁重に大きな布でくるんでいた。
そんな布どこにあったのか。と疑問に思ったが、見覚えのある品にすぐ納得した。
デパートでよく売られているタイプのカーテンだ。
デパートが大崩壊しても、所々に吹き飛んだ商品は散らばっているらしい。
拾った布は土砂で汚れていたが、上等な品のようだ。血が漏れてこない。

「ど、どうして診療所まで?」
「……まだ、診療所の医者も埋葬してないだろう。
 診療所の近くに、小さな墓があったようだ。
 そこへ埋葬させる」
「そ、か……
 聞仲さん、ちょっと待って!」

 上半身が全部カーテンに包まれる前に。
潮は雪路の目を閉じてやった。
こうしてみると、雪路は覚めない夢の中を漂っているような顔をしていた。
悪い夢でも見てると勘違いしながら死んでいったのかもしれない。
それならそれで……救いがあったと思いたい。







診療所からほんの少し離れた場所に、地蔵と土饅頭があった。
雪でわかりにくかったが、土饅頭には診療所にも飾ってあった造花が添えられていた。
キリコのおっちゃんが作ったのかと、潮は想像するしかない。
一人半の大きさの墓穴を掘るのは重労働で、土を掘り返すだけで潮はバテてしまった。
肋骨一本折れてるにしたら頑張ったんだと、聞仲は言ってくれた。
骨折に獣の槍の回復力が働いたとは考えにくいが、確かによくもできたといらない感心をした。

「診療所で、しばらく休め。あとはやっておこう。
 医者でないから肋骨は施しようがないが、これからに備えておいたほうがいい。
診療所周りに関しても、少し調べておきたい」
「聞仲さんに任せっきりじゃ悪いよ!?」
「うしおとは身体のつくりが違う。
しばらくでも休養を取らなければ支障をきたすのはうしおのほうだ」

 さっき吐き戻しただけでも、体力が消耗している。
その分、辛くても何かを口に含んでおくように。
そう送り出された。


#####


「……さて」

 潮が診療所へ戻ったのを見届け、聞仲は雪路の遺体を取り出す。
潮に休養をとって欲しいのは本心だったが、聞仲には別の目的もあった。
雪路の首輪の回収もそのひとつである。
千切れた姿に嘔吐するほどのショックを受けた潮に、首を切断するのを見せたくなかった。


ごりん


 頸椎に切れ目が入り、目を閉じた頭が転がる。
胴体を包む布で拭いてやったあと、医者の頭部と合わせて土をかけていった。
これで首輪は四つ手に入った。裏には『桂雪路』、そう刻まれている。

 あの女狐が、この身体と共に簡単に死ぬとは思えなかった。
現に、肉体は死んだ扱いになっていても、借体形成をしてこの女にとりついていた。
身体【器】に合う者がいない限り滅びるようではあるらしいが、集められたたった六十の、しかも半数以下になった者たちに適合できる確率は低い。
あの女狐がとりついてから接触した者すら、そう多くは……

 待て。
獣の槍を持っていた、人間の形が剥落したあの者。
いかにも妲己が好みそうな肉体をしていた。
デパートにいろいろあった落魂陣が、魂を移す手段の名残であるなら、まだ生きている。
そういう女なのだ。

 どこへ行ったか検討がつかないが、乗り移っていたなら生死の情報が何ひとつ信用できない。
放送はされない。
「わらわが妲己よん」などとと告白することはなかろうが、
真偽判断に使えるかどうかは極めて怪しい。
自己申告などもっての他だ。
不安定かつ脅威的過ぎる。


#####


 待ち合い室のソファーであぐらを組み、支給された弁当箱を握りしめた。

「しょっぺえよぉ……しょっ、」

 涙も鼻水も汗もひっついた握り飯を一心不乱に噛む。
大口を開けながらも、一度に口へ入る米粒はごく少量だった。
遠目からは握り飯に向かって吠えているかに見えるだろう。
水道管を切ったような勢いで吹き出す涙を拭いもせず、余計な塩味のついた飯を飲み込んだ。
太い眉毛をハの字に、真っ赤に腫らした鼻をすすり、唾液を顎へ垂らす。
どこか飯がジャリジャリするのは、爪の間に挟まった砂も一緒に入ったからか。
湿った海苔が唇にへばりつく。舌を出して剥がした。
しゃくりあげた弾みで逆流しそうな食道への不快感をこらえる。
そのたびにぐちゃぐちゃと口に含んでいる米を奥歯で摩りつぶす。
飯がゆっくり糖分に変わったころに塩分が混ざり、ようやく胃袋が受け入れた。

 ペットボトルの水をひっつかみ、喉に残る異物感を無理矢理流す。
涙のせいか、いつまで飲んでも渇きがおさまらない気がした。
握り飯はまだ半分残っている。口を再び大きく開けた。

 正直、今の潮に食欲はない。
空腹感はあるものの、緊張と感情の高ぶりの方が上回っている。
吐き気だってまだ嫌ほど感じる。
それでも食べなければならない、一種の使命のようなものを抱いていた。
束の間の仲間へのメッセージといってもいい。

「がづらぜんぜぇっ、おれっ、ぜっでぇこんなだだがいぶっづぶずがらよぉ……」

 まだ生きている。だから食べる。
食べてまた動けるようになれば、雪路のような人も助けられるかもしれないから。

 泣き声を隠したい、そう単純な考えでテレビをつけた。
画面は真っ暗。
こんな島に公共の電波など届いていないからだろうと消そうとしたとき、細い光の弧が現れた。
静かなBGMに合わせて、じわじわと弧は太くなっていく。
どこかで聞いた曲だ。音楽鑑賞の時間に習ったような、そうでないような。
そしてこれは……

「月食?」

 月食を映した番組の途中だったようだ。
画面下にテロップで、
『今夜の皆既月食時間』
と載っていた。

「皆既……月食なんてあるのか……?」

 飯を飲み込み、画面を確認する。だが途中でストップした。
診療室で、急にブザーが鳴り出したのだ。
飯をソファーに起きっぱなしにして、診療室へ向かう。

 ブザーとその横に電話があった。
未だに血の臭いが取れていない診療室にまた吐き気を催すも、踏ん張ってその元へ辿り着いた。
ブザーには小さく図書館と書かれ、自動体外式除細動器発動と出ていた。
図書館でよくわからない機器が発動しているとしか読み取れない。
電話横の、島にある施設のあらゆる電話番号が書かれた欄から図書館を探し、ボタンをプッシュする。


#####


 靴の裏についた血が、廊下を歩くたびに薄く残る。
ペールトーンで統一された病院に、一列の蟻のような赤い跡が押しつけられていた。
到着地は、本来医者しか入れない管理室。
冷却ファンがパソコンの熱を冷まそうと健気に回る。

 由乃は病院を動いていなかった。
正確にいうのなら、病院のパソコンからネット上を徘徊していたのだ。
身元がバレないよう、適当なパソコンを作動させておきたかったからだった。
立ち上がった掲示板に雪輝の情報はない。
あっても信用度は極めて薄いが……
上がっている声優無駄遣い動画は一秒で見切りをつけた。

 鳴海と覚しきブログも、明らかに秋瀬を意識したブログも一通り閲覧した。



『俺の言葉を全て信じるな。
 そして存分に考えろ。
 自分を救えるのは、自分だけなんだからな。』



「あんたに言われる筋合いはない。
 あんたは間違ってる。ユッキーを救えるのは私以外にはいない。
 ユッキーには私一人いればいい」

 ぼそりと漏れた。
自分の声ではあるが、耳には届いていなかった。
言い聞かせるような独り言を無視した(あるいは忘れたか)のは、現実を歪曲させた証だろう。
帰結する先がどれほど過酷でも、由乃の脳は理想郷を作り上げる。
だって現実は救いようもなくシビアなのだから。

 薄暗いパソコンルームで、液晶画面の人工的な光に照らされる。
淡々と紡がれていく電脳世界が、揺らぎのない瞳に次から次へ処理されていった。

 さっき更新されたばかりの情報では、ひとつ気になるものがあった。
天気予報である。

もっとも、天候の範囲に含まれるかは定かではない。
深夜にかけての天気は不透明なままだが、それは明確に記されていた。
不気味な赤い文字で、注目してくれとばかりに誇張している。


  00:00~02:00
  皆既月食


 ご丁寧に、月のサンプル画像まで貼ってあった。
こんなきっかりとした時間に、月食が始まるはずがない。
あらかじめこの奇跡的な正確さで始まる月食に合わせて呼び集めたのか、
もしくはあまねく天体すらも配下においている見せつけか。

 忌々しい。
夜空は雪輝が望んだ大切な輝きを保っていないといけない。
雪輝は家族と星を見に行きたいと悲しく願っていた。
神であろうと、決して汚してはいけない聖域だ。
花嫁になって願いを叶えてあげる、それが由乃の夢。

「……ユッキー……
 星空を見に行ったのかなっ?」

 雪輝は優しい。
もしかしたら出口のみえないこのゲームの中で、せめて一緒に星を見ようと待ってくれているかもしれない。
殺伐としていても、由乃を励まそうとしている、そんな気がした。

 由乃が望めば、それが現実になる。
記憶が壊れていくそばから修復されていく。
記憶の破壊は由乃自身によるものだ。
常に精神的には火事場の馬鹿力で戦える。
表層が整っていれば、根底が歪んでいても問題はなかった。

「ユッキーなら星を見るのにどこを選ぶかな?」

 地図の上で人差し指がくるくる回る。
フーコーの振り子のように、美しい曲線を描いてからぴたりと止まる。

 神社付近、もしくは灯台。
病院とは一直線上にある。これなら行きやすい。
星を見るなら暗くて高い、空気の澄んだ場所が適している。
神社は山の頂上で光源も少なく空気もきれいだし、灯台は光源さえぶち壊せば満天の星が天近く見られるだろう。

 ぎゅっと目をつぶる。
目蓋の暗闇から、愛しの人が浮かんでくる。
雪輝はそこできっと待っている。
あの笑顔で、ささやかな夢を叶えてもらうために待っている。
すぐに行かなくては!
邪魔なクズは排除してでも!
由乃はぱっと腕を振った。


 カツン


 パソコンルームの扉の縁へ、紐を引いた小さい円筒を投げた。
円筒が開く。
背中を扉へ向けて、腕で目を覆った。

 由乃のいる階のあらゆる隙間から、稲光がほとばしった。
雷と比べると音は殆どない。

 ガッと強烈に光り、隅々を照らしていく。
閃光弾にあぶりだされた曲者が、廊下で悶えていた。

 覚悟はしていたが、いくら目を閉じていても、由乃も多少のダメージを負った。
まだ光の残像がチラついていて、はっきりとは見えない。
しかしそれで十分だ。
相手に施した目潰しよりは遥かにましだ。

「馬鹿。
 正面のラボのドア鏡に、あんたの姿が丸見え」

 目を閉じたまま、飛刀を構えて扉に寄る。
造作もない。勘に従ったまでのこと。
デイバッグも身体の横に掲げ、すでに装填しておいたパニッシャーもすぐに取り出せるようにしていた。
こそこそ覗き見するつもりだったなら敵とみなすし、第一邪魔だ。
排除に値する。

 飛刀を振り切る。
寸前でかわされた。

 もう一度、今度は横一文字に斬る。
またすんでのところでかわされる。

 相手が何かを投げた。
ひょっと首を傾げて難なく避ける。
工具のドライバーが、ダーツの要領で背後の壁をぶち抜いていた。

 うっすら見えるのは、少し年上であろう男だった。
横抱きにしたデイバッグを振り回してしまい、赤くて気色の悪いアクセサリーが飛び出てしまう。
運よく男の顔のど真ん中に激突する。
男はそのままアクセサリーを持って後退りしていった。

 二人は殆ど目を閉じた状態で攻守していた。
明らかに相手は目をつぶっているのに、何故こうも動けるのか。
今、お互いにそう思っている。

 野性的に鋭い勘に対応できたのは、同じく勘で選択肢を確実なものにする能力だった。
潤也は魂魄がかろうじて留まっているだけだが、能力はそのまま残っている。

 二人とも奉仕どころではない。
目的のためなら手段は問わない。
大事な人を汚し、貶める者は潰す! 殺す! 死ね!
と、心身共に、真っ直ぐに歪んでいた。


#####


リリリ……


 図書館には珍しい音である。
箱を開いたら電話が鳴る。因果律でもあるのだろうか。
受付奥の事務室で、受話器をとってくれと騒いでいる。
妙な機器を抱えたまま、キンブリーは電話に出た。チン、と受話器を外す音が存外に響く。
朴念仁のあの男がもう居場所を嗅ぎ付けたのかと邪推したが、杞憂であった。

 交信相手は、少なくとも会った試しのない少年だった。

『あ、え、つながった!?
 もしもし、えっと、だ、大丈夫……か?』

 第一声は、いきなり安否の問いかけだった。
相手の安否を気にしている様子から察するに、この助命機器とはやはり関連した通信のようだ。

「もしもし……私には怪我はありません。大丈夫ですよ」

 あくまで平静に答える。
ネット界隈に悪評が流布しているゆえ、キンブリーの知らない者には努めて常識人に振る舞う。
心底安心した溜め息の後に、困惑しながら続けた。

『ああ、もう脅かさないでくれよ。
 こっちで「ジドータイガイシキジョサイドーキ」だか何だかが開きましたって
 ブザーが 鳴り出したんだよ。
 変な機械いじくらねぇでくれよ』

 受話器の奥で、耳障りなブザーが鳴り続いている。


~~~~
Automated External Defibrillators.
自動体外式除細動器・通称:AED

 電極パッドを胸に貼り、心室細動を感知すれば、必要に応じて電気ショックを図る。
近年非医療従事者の一般市民の使用が認められると、
素早く対処できるよう公共施設に常備する箇所が急増した。
AEDはケースに入っている。ケースから取り出すと、
近くの医療施設に警報が鳴るようになっている。

潮が生きる時代には、医師以外、例え救急救命士であろうと使用不可だった医療機器である。
お互いに機器の存在は知らない。
~~~~


「すみません、不用意に心配させるようなことをしてしまって。
 これの作動が伝わったということは、そちらは今病院か診療所にいらっしゃるのですね?」
『診療所にいる』

 躊躇わず返してきた。
居場所をほぼ二択で断定して尋ねてみたが、別の場所を教えて混乱と疑心暗鬼を招く意思は特にないようだ。
キンブリーはここに来てから大幅な移動をしていない。
島の南部を中心に市街地を回っているだけだ。
病院と答えられたところで鎌もかけにくい。

『……ちょっと待て、さっき「私に"は"怪我はない」って言ったよな?
 なら他に怪我してる奴がいるのか!?』

 撒いた言葉の餌に、食いついてきた。


#####


『貴方が診療所付近にいるのなら……妙な槍を持った男を見ていませんか?』

 心臓が一際でかく鳴った。
獣の槍に魂を吸い取られて、獣になったあの男だ。
人間を人間たらしめる全てがこそげ落ちてしまった姿が痛々しかった。
壊れて、それでも潮にぶつけた悲鳴が耳にこびりついている。

「見たよ。
 あんなひでぇ、ぼろぼろの姿になっちまってたけどよ……」
『……その男は"安藤潤也"といいました。
 私は、そのお兄さんと連絡が取れたのです』

 獣になってもかすかな自我に記憶された、守りたかった人がこの島にいる……
いたたまれない。今更ながら、槍の重さが増した。
きっとそのお兄さんなら、前に女の子達が潮の髪を梳ってくれたように、"安藤潤也"を助けてあげられるかもしれない。
まだ助け船はある。

『お兄さんと合流できるように示し合わせたのですが、
 潤也さんは連絡を取っている途中で姿をくらましてしまいました。
 私には今潤也さんがどうしているか全く見当がつきません。
 もしよろしければ、お兄さんと示し合わせた場所へ一緒に来ていただけませんか?』

 現状を知っている人が安藤潤也のお兄さんへ話してくれるほうが説得力があるから、
と相手は付け足した。


『無理に、とは言いません。
 貴方も貴方の事情があるでしょう?』
「構わねぇよ。
 でも悪いんだけど、約束は出来ない。
 ……このふざけた戦いをぶっ潰すんだ。無事でいられる保証なんてねんだよ」
『なるほど……了解しました。
 では深夜0時少し前、小学校でお待ちしていますよ』

 適当なメモ用紙に殴り書きした。

「俺はうしおってんだ。あんたは?」
『私ですか?
 ……そうですね、紅蓮の錬金術師とでも名乗っておきますか』
「ぐ、れん?」

 ぐれん、紅煉。
紅煉と関係するのだろうか。
エレザールの鎌事件があるのなら、紅煉が西洋の技術に触れて甦るかもわからない。
いや、

「考えすぎ、か」
『うしおくんでしたっけ?
 君は反逆を試みているのですね』

 含み笑いする声だった。
初めてこの男に冷えたものを感じた。

『自己満足ではありませんか?』

 ブザーが突然切れた。
図書館で何かしらの装置を切ったらしい。
静けさ特有の、耳鳴りに似た音だけが支配する。
寒いはずなのに、冷や汗が一滴ぬるりと落ちた。

『貴方にお願い事を託したからこそ言わせて頂きます。
 反逆は無駄に命を散らせる自己満足……綺麗事ですよ』
「何がだよ……人が殺し合って! 大切な人が死んで!
 無駄? それこそ命を無駄にしてんだろ!?
 命だけじゃねぇ!
 人生も! 喜びも! 幸福も!
 踏みにじってる奴に奪う権利なんざどっこにもねーんだ!」
『落ち着いてください、
 私は貴方の命を無駄にさせたくないから言っているのです。
 もう少し冷静に……そうですね、私が最初にこう言えばよかったです。
 私は、内乱での大量殺戮を経験したことがあります。
 それも軍の立場として』
「うっ……」

 言葉に詰まった。
妖との戦いはあったけれど、人間同士の戦争は見ていない。
社会科の教科書と、新聞の記事が主な情報源である。
白黒の写真の中で起こっている、個人の力では何もできないが、どこか他人事に思える現実。
圧倒的な善悪では計れないがため、見ないフリをしがちな真実だ。

『私たちにとって、内乱を抑えるのが仕事でした。
 反乱組織であっても守るべき国民。それを殺すのは与えられた任務のひとつ……
 それを割り切ってでしか生き延びられませんでしたよ』
「割り切れるわけない、そんなの……」
『それが、綺麗事だというのです』

 ぴしゃりと言い切られた。
さっきの発言がブーメランのように帰ってきた。
命を踏みにじらなければいけない兵士が、経験から潮を戦前から退かせようとしているのだ。

「それでもっ」
『自ら選び、進んで来た道の先にある覚悟、それが反乱分子殲滅に加担した私にはあります』
「それでもできるだけ多くの命を助けられるなら!」
『甘えです、うしおくん。
 その甘えが君の死を呼ぶ』

 重い。槍よりも重い。とっても重い。
人の為と願っても、行きつくのは自分だった。
自分を秤にかけると、どうしても目方がわからなくなる。
ふらふらふらふら、定まらない。

『我を知り、己を知れば、百戦危うからず……
 己を知らなければ、勝てる者にも勝てないでしょう?』

 ふぅ、と電話口で溜め息が漏れていた。
錬金術師の説得は整えられた。

『君にはまだ死んでほしくありません。
 ですから、"殺し合いを潰す"とは頭から消しておいたほうが良いです。
 今後のためにも、ね』

「……っけん……」

 受話器が壊れないことを願った。



「ざっ・けん・なああああああっっっ!!!!!!
 軍? そんな付加価値ン中いるから変わっちまうんだよ!
 綺麗事!?
 んなもん言うほどやってねぇだろうがよ!!
 覚悟!?
 俺にあんのはこれから行く道への覚悟じゃなくて
 どーしょうもないことに周り囲まれちまったときに向かい合う覚悟だ!!
 強くないからって結局いつまでも見てるだけなら、人間そこまで進化しねーよっ!!」

 防音された診療所に、爆音に近い弩声が轟いた。

 これだけは伝えたい。
何があろうと、翻らない信念を。
どんな結末が待っていようと、みんなが忘れてしまわないように。
これだけは、伝えたい!

声? 枯れろ!
喉? 潰れろ!
己? 高ぶれ!

 肺に目一杯空気を入れ、一息で言い切った。

「帰るんだよぉお、生きんだよぉおおおおお!!!!!!
 大切な人間を思い出せぇええええっっっっ!!!!!!」


* *



 片耳を押さえ、キンブリーは受話器を置いた。
まだ鼓膜が震えて聴力が戻ってこない。
潮の声の弾みで電話を切ってしまったのだ。らしくもない。
持つ意味のなくなった受話器を降ろしてただ笑う。

 安藤潤也の兄と名乗る者が小学校へ来る少しの可能性のために、代役を仕立て上げた。
安藤兄(仮)がキンブリーを危険人物と知っての交渉なら、
潮もしくはその同行者をキンブリーだと疑いやすくする算段だ。
安藤兄は、潮の反応からするに知り合いではない。
なら撒ける戦火の種は撒いておく。

 それに合わせて、というより最初から戦意喪失させるつもりだった。
すなわち殺しやすくしておく下ごしらえだ。
小学校への代役は口実に過ぎない。
『会うからには死んでほしくない』と言える環境であれば、
安否を心配する様子も不自然にはならない。
結局心配してくれている者に反抗はしにくいのだ。
くれてやる言葉は、焔の錬金術師と戦場で"語った"ものを元にしてみた。
そこから潰す予定だったが、思いの外潮は主義主張ができる子供だった。
鋼の錬金術師がもっと幼ければ、こう反応していたに違いない。
子供らしい青臭さと理想論がとても面白い。

 煽動者として、これからが楽しみになる人材だ。

「さて、これはどうしましょうかね」

 潮とつながるきっかけになった機器を撫でる。このまま置いていくのもいいが、仕掛けに使えそうでもある。
分解・理解・再構築をしてみる。
仕組みを逆手にとり……こうしておく。



【改造AED@現実】
心室細動を感知すれば、必要に応じて電極パッドから電気ショックを図る。
ただしキンブリーの手によって、心室細動を感知しなくても電気ショックを起こさせるように改造されている。
健常者に使うと逆に心筋異常を起こす。



交換日記にはまだ目立った動きはない。

「……貴方に、ほだされてなんていませんよ」

 なんとなしに携帯電話に語りかける。
ただ、何故だろう。
この趙公明から送られてきた画像の少女に、僅かな苛立ちを感じるのは……


#####


時間は少し遡る。
妲己は海沿いの道を来た。
一部進入禁止エリアに入ったが、車ならたやすく抜けられる。
アクセルとブレーキ、バックさえわかれば、標識も信号も関係ない道路をゆくのは簡単だ。
それ以前に、妲己は戦車まで走行させている。
道なりに転がして入った市街地には、やはりところどころ敗壊していた。
不壊などないと、戒められているようでもある。

 その先、病院から素敵な戦闘の匂いを感じとった。
あまり説得力はないが、潤也の能力が残留している証拠だった。

 肉微塵になった、男か女かもわからない物体を足蹴に、未知の機器の間を縫って観察してみた。
どれもこれも壊れて、どういった治療機器かも判断できない。
小学校でやったように、掲示板へまた趙公明について書き込もうとパソコンを探しているところで、その女が攻撃を仕掛けてきた。
部屋に人がいるのはわかっていた上、鏡に姿が映っているのも承知している。
適当にあしらうつもりだったが、


(なんだか、どの方向へ避けたらいいのか大体わかっちゃうのよねぇん?
 潤也ちゃんはどんな喋り方してたかしらぁん?)


  ――ドクン……


(あらぁん?)


#####


「おい待てよ、それはいきなりないだろ?」

 距離をとった男が、両手を振り弁明してきた。

「関係ない。
 攻撃してきたなら私は私の身を守るために動く」
「お互い様じゃねーかそれ。
 俺は安藤潤也。あんたなにもんだよ」

 ぶっきらぼうに言い放つ。
こいつが掲示板に載っていた探し人の安藤潤也か。
雪輝日記を持つ鳴海に近しい男、その血縁……

(鳴海との"交渉"に
 つながるかもしれない)

 交渉とは名ばかり、由乃は持ち出す手段をひとつしか考えない。
人質だ。
『安藤』を仲介した人質になるが、利用できるのならゴミでも使う。
だから、これが最大の譲歩だ。

「安藤という男から伝言。
『流されるな、考えろ』だって」


#####


  プクン

  プクン

  プクン

  ブクン



 泥まみれの泡のような何かが、妲己の胸に沸き上がってきた。





【閃光弾・発煙弾・手榴弾@鋼の錬金術師】
ランファンとリンの所有物。
小さくても破壊力抜群。
各3個づつ支給。

【H-8/図書館/夕方】

ゾルフ・J・キンブリー@鋼の錬金術師】
[状態]:健康
[服装]:白いスーツ
[装備]:交換日記“愛”(現所有者名:キンブリー)@未来日記
[道具]:支給品一式×2(名簿は一つ)、ヒロの首輪、キャンディ爆弾の袋@金剛番長(1/4程消費)、ティーセット、小説数冊、
   錬金術関連の本、学術書多数、悪魔の実百科、宝貝辞典、未来日記カタログ、職能力図鑑、その他辞典多数、AED
[思考]
基本:優勝する。
1:趙公明に協力。
2:パソコンと携帯電話から“ネット”を利用して火種を撒く。
3:首輪を調べたい。
4:森あいや、ゆのが火種として働いてくれる事に期待。
5:入手した本から「知識」を仕入れる。
6:参加者に「火種」を仕込む?
7:神の陣営への不信感(不快感?)
8:未来日記の信頼性に疑問。
9:白兵戦対策を練る。
10:うしおの性格に興味。使い道がないか考える。
11:西沢さんに嫉妬?
[備考]
※剛力番長に伝えた蘇生の情報はすべてデマカセです。
※剛力番長に伝えた人がバケモノに変えられる情報もデマカセです。
※制限により錬金術の性能が落ちています。
※趙公明から電話の内容を聞いてはいますが、どの程度まで知らされたのかは不明です。
※ゴルゴ13を警戒しています。

【D-2/病院/夕方】

【妲己@封神演義 feat.うしおととら&魔王 JUVENILE REMIX】
[状態]:字伏の肉体(白面化30%)、潤也の魂魄が僅かに残留
[服装]:英字プリントのTシャツ
[装備]:首輪@銀魂(鎖は途中で切れている)、エンフィールドNO.2(1/6)@現実
[道具]:支給品一式×3(メモを一部消費、名簿+1)、趙公明の映像宝貝、大量の酒、工具類
[思考]
基本:主催から力を奪う。
1:競技場へ向かう。
2:自分の体や記憶の異変について考える。
3:主催に対抗するための手駒を集めたい。
4:うしおを立て対主催の駒を集めたい。が、獣の槍に恐怖感。
5:聞仲を手駒に堕としたいが……。
6:利害が一致するなら、潤也の魂魄の記憶や意思は最大限尊重する。
7:当面、『安藤潤也』として行動する。
[備考]
胡喜媚と同時期からの参戦です。
※ウルフウッドからヴァッシュの容姿についての情報を得ました。
※みねねと情報交換をしました。未来日記の所持者(12th以外)、デウス、ムルムルについて知りました。
※みねねとアル及び剛力番長の一連の会話内容を立ち聞きしました。
 錬金術に関する知識やアルの人間関係に関する情報も得ています。
※みねねから首輪に使われている爆薬(プラスチック爆薬)について聞きました。
 首輪は宝貝合金製だが未来の技術も使われており、獣の槍や太極図が解除に使える可能性があると考えています。
※対主催陣が夜に教会でグリフィスと落ちあう計画を知りました。
※聞仲が所持しているのがニセ禁鞭だと気づいていません。本物の禁鞭だと思っています。
※潤也の能力は使用できます。



放送が……始まる。


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