犠牲になったような、悲しい顔はやめてよ ◆1ZVBRFqxEM
闇に閉ざされた森の中、木々の陰に潜む人影があった。
「沙英、無事でいて……あなただけは、必ず助けて見せるから」
手の中で鈍く輝く拳銃を構え、ヒロは決意を口にした。
「沙英、無事でいて……あなただけは、必ず助けて見せるから」
手の中で鈍く輝く拳銃を構え、ヒロは決意を口にした。
集められた広場で、こんな小説のような自体が本当に起こるはずがないと現実逃避に走った。
だが、ヒロの逃げを許さない事実を耳にしてしまった。
「さ……え?」
姿が見えずとも、聞き間違えるはずが無い。
親友の沙英の声に、ヒロは沙英の名前を叫ぶつもりだった。
しかし、それより先にヒロは会場に飛ばされてしまったのだ。
だが、ヒロの逃げを許さない事実を耳にしてしまった。
「さ……え?」
姿が見えずとも、聞き間違えるはずが無い。
親友の沙英の声に、ヒロは沙英の名前を叫ぶつもりだった。
しかし、それより先にヒロは会場に飛ばされてしまったのだ。
「殺させるもんか……沙英を、殺させたりしない!」
運良く、支給品の中には銃が入っていた。
本物の銃の重さがより殺し合いのさなかにいるのだと自覚させられる。
「こんなので撃ち殺される前に、沙英以外を殺して、そして――」
沙英以外を殺して、最後に自分も死ぬ。
運良く、支給品の中には銃が入っていた。
本物の銃の重さがより殺し合いのさなかにいるのだと自覚させられる。
「こんなので撃ち殺される前に、沙英以外を殺して、そして――」
沙英以外を殺して、最後に自分も死ぬ。
ヒロの思考には、まさか他にも仲間が巻き込まれているなど微塵もない。
名簿があれば、この決意も揺らいだのかもしれない。
だが、たとえそうだったとしても、親友を助けるためにヒロはゆのと宮子を切り捨てたかもしれない。
名簿があれば、この決意も揺らいだのかもしれない。
だが、たとえそうだったとしても、親友を助けるためにヒロはゆのと宮子を切り捨てたかもしれない。
そう、何も変わらない。
何も変わることは無いのだ。
「沙英が行きそうなところは……デパートかも。食べ物だってあるはずだし」
何も変わることは無いのだ。
「沙英が行きそうなところは……デパートかも。食べ物だってあるはずだし」
「なるほど、「デパート」とはそういう施設でしたか」
何も変わらない。彼と出会う、この事実は。
何も変わらない。彼と出会う、この事実は。
自分ではない声に、ヒロに心臓は一瞬鼓動を止めた。
拳銃を構える余裕は、その一瞬だけだった。
ヒロは、目の前に現れた男が両手を合わせるのを見つめることしかできず。
「(さ、え……今度も小説、頑張って。私も腕によりにかけて夕食を――)」
その視界は光に包まれた。
拳銃を構える余裕は、その一瞬だけだった。
ヒロは、目の前に現れた男が両手を合わせるのを見つめることしかできず。
「(さ、え……今度も小説、頑張って。私も腕によりにかけて夕食を――)」
その視界は光に包まれた。
デパートの外に、小さな少女が立っていた。
「これも23区計画の一部なのでしょうか?」
彼女の名は白雪宮拳。またの名を剛力番長という。
日本を再生するために23区の番長同士で争い、真の支配者を決めるバトルロワイアル「23区計画」。
その番長の一人が彼女なのだが、とても剛力には見えない。
「これも23区計画の一部なのでしょうか?」
彼女の名は白雪宮拳。またの名を剛力番長という。
日本を再生するために23区の番長同士で争い、真の支配者を決めるバトルロワイアル「23区計画」。
その番長の一人が彼女なのだが、とても剛力には見えない。
だが、その名を示すように、その手にはありえないものが握られていた。
――それは剣と言うにはあまりに大きすぎた
大きく分厚く重く そして大雑把すぎた
それはまさに鉄塊だった
大きく分厚く重く そして大雑把すぎた
それはまさに鉄塊だった
ヒュペリオン体質という特別な体を持つ彼女は、その筋力、硬度共に見かけとは異なる超人的能力の持ち主だった。
「ちょうどいい武器も手に入りましたし、そろそろ行動開始と参りましょう」
彼女にとっての行動とは、もちろん「正義」を執行することである。
これが23区計画の一部だとしても、先ほどの出来事は正義とはほど遠い。
「悪事はこの、剛力番長が許しませんわ! ……あら?」
ずる、ずる……何かを引きずるような音が彼女の耳に届く。
音のする方角を振り向き、剛力番長の表情は凍った。
「ちょうどいい武器も手に入りましたし、そろそろ行動開始と参りましょう」
彼女にとっての行動とは、もちろん「正義」を執行することである。
これが23区計画の一部だとしても、先ほどの出来事は正義とはほど遠い。
「悪事はこの、剛力番長が許しませんわ! ……あら?」
ずる、ずる……何かを引きずるような音が彼女の耳に届く。
音のする方角を振り向き、剛力番長の表情は凍った。
そこにいたのは、バケモノだった。
人とも、犬ともつかない不気味な生き物。
それが、血まみれで這いながら剛力番長に迫ってきていたのだ。
気味の悪さを堪え、剛力番長は鉄塊――ドラゴンころしを振るう。
人とも、犬ともつかない不気味な生き物。
それが、血まみれで這いながら剛力番長に迫ってきていたのだ。
気味の悪さを堪え、剛力番長は鉄塊――ドラゴンころしを振るう。
グシャ
怪物は、あっけなく潰れた。
「ァ、ァー……」
だが、それでも息があるバケモノに止めをさすべく、剛力番長は再び剣を構える。
「ァ、ァー……」
だが、それでも息があるバケモノに止めをさすべく、剛力番長は再び剣を構える。
「ァー、り……ガ、t、ゥ」
「―――え?」
ありがとう。そのように聞こえた気がした剛力番長は手を止める。
だが、バケモノは剛力番長が止めをさす必要も無く、息絶えていた。
ありがとう。そのように聞こえた気がした剛力番長は手を止める。
だが、バケモノは剛力番長が止めをさす必要も無く、息絶えていた。
「あなたが、彼女を救ってくれたのですね」
「な、何者です!」
声に反応すると、その先にいたのは白いコートに身を包んだ男だった。
「な、何者です!」
声に反応すると、その先にいたのは白いコートに身を包んだ男だった。
「私も急いで追ったのですが、すみません。あなたのような方の手を汚させるとは」
「このバケモノがなんだか、知っているのですか?」
バケモノ、という言葉に白いコートの男は複雑な表情を浮かべる。
「このバケモノがなんだか、知っているのですか?」
バケモノ、という言葉に白いコートの男は複雑な表情を浮かべる。
「バケモノなどといわないでください。彼女もまた、我々同様に被害者なのですよ?」
「我々同様? ……あ、嘘です、わ……そんな!?」
ちらりと「バケモノ」の方を見て、剛力番長は気がつく。
その「バケモノ」の首にある、自分と同じ参加者の証を。
「我々同様? ……あ、嘘です、わ……そんな!?」
ちらりと「バケモノ」の方を見て、剛力番長は気がつく。
その「バケモノ」の首にある、自分と同じ参加者の証を。
「……人ですよ、彼女は」
「あ、あ……アアアアアア!!!?」
ドラゴンころしを落とし、剛力番長は膝を突く。
「あ、あ……アアアアアア!!!?」
ドラゴンころしを落とし、剛力番長は膝を突く。
「わ、私は……なんてことを!!」
バケモノ、バケモノと嫌悪し、あまつさえその命を奪ってしまった。
しかし、どれほど後悔しようが、その命は二度と。
「……戻せると言ったら、どうしますか?」
剛力番長の視界の先に、にやりと笑顔を浮かべる男がそこにいた。
バケモノ、バケモノと嫌悪し、あまつさえその命を奪ってしまった。
しかし、どれほど後悔しようが、その命は二度と。
「……戻せると言ったら、どうしますか?」
剛力番長の視界の先に、にやりと笑顔を浮かべる男がそこにいた。
「で、ですが……死者を蘇らせるなんてことは……」
「できますよ。とはいえ、ここでは不可能です。そのための道具が揃っていませんからね」
今はできない。しかし、不可能ではない。
その希望に、剛力番長はすがった。
「お願いです! その方法を教えてください!」
「できますよ。とはいえ、ここでは不可能です。そのための道具が揃っていませんからね」
今はできない。しかし、不可能ではない。
その希望に、剛力番長はすがった。
「お願いです! その方法を教えてください!」
「それは……私が優勝することですよ」
そう言うと、男は地面になにやら複雑な模様を描き始めた。
「な、何をされているのですか?」
剛力番長の質問にも答えず、男は模様を描きあげると、地面に両手をかざした。
「!?」
すると、地面の模様は光を放ち、そこを中心に何かが浮かび上がる。
「こ、これは?」
そこにあったのは、ごっそりと無くなった地面と、何やら等身大の土人形だった。
そう言うと、男は地面になにやら複雑な模様を描き始めた。
「な、何をされているのですか?」
剛力番長の質問にも答えず、男は模様を描きあげると、地面に両手をかざした。
「!?」
すると、地面の模様は光を放ち、そこを中心に何かが浮かび上がる。
「こ、これは?」
そこにあったのは、ごっそりと無くなった地面と、何やら等身大の土人形だった。
「これが、ここに転がっている彼女の元の姿ですよ」
剛力番長は青ざめ、しかしじっくりと彼女の土人形を見つめた。
「さて、それではこの穴に死体を埋葬しましょうか。これからのプランを練りながらね」
「あなたは、一体……?」
「これは申し遅れました。私は「紅蓮」の錬金術師、ゾルフ・J・キンブリーという者です」
剛力番長は青ざめ、しかしじっくりと彼女の土人形を見つめた。
「さて、それではこの穴に死体を埋葬しましょうか。これからのプランを練りながらね」
「あなたは、一体……?」
「これは申し遅れました。私は「紅蓮」の錬金術師、ゾルフ・J・キンブリーという者です」
死体を埋め終わった後、白いコートの男……キンブリーは人形を崩し、土を被せた。
「それでは、あなたの国に帰れば皆さんを生き返らせることができる、と?」
「ええ。ここには賢者の石がありません。そしてあったとしても、設備も無い」
キンブリーは、賢者の石について説明した。
錬金術と賢者の石があれば、先ほどの土人形のように手足でも臓器でも作ることができる。
時間が必要だが、100人程度なら数年以内に蘇らせることができる、と。
「そして、あなたは感じませんか? 何やら、体の調子がいつもと違うことに」
「それでは、あなたの国に帰れば皆さんを生き返らせることができる、と?」
「ええ。ここには賢者の石がありません。そしてあったとしても、設備も無い」
キンブリーは、賢者の石について説明した。
錬金術と賢者の石があれば、先ほどの土人形のように手足でも臓器でも作ることができる。
時間が必要だが、100人程度なら数年以内に蘇らせることができる、と。
「そして、あなたは感じませんか? 何やら、体の調子がいつもと違うことに」
それは剛力番長も気がついていた。
ドラゴンころしに、僅かだが重みを感じるのだ。
本来の力なら、ドラゴンころし二刀流でも重いとも感じないというのに。
「これでは、たとえ賢者の石があっても人体練成はできません。非常に残念ですが、ここで優勝する他に道は無いのです」
「あのムルムルという子供に、正義の鉄槌を下しましょう! そうすれば、優勝など!」
剛力番長の言葉に、キンブリーは首を振る。
「残念ですが……それでは彼女の二の舞です」
「どういう、ことですか?」
深いため息をつき、キンブリーは口を開く。
ドラゴンころしに、僅かだが重みを感じるのだ。
本来の力なら、ドラゴンころし二刀流でも重いとも感じないというのに。
「これでは、たとえ賢者の石があっても人体練成はできません。非常に残念ですが、ここで優勝する他に道は無いのです」
「あのムルムルという子供に、正義の鉄槌を下しましょう! そうすれば、優勝など!」
剛力番長の言葉に、キンブリーは首を振る。
「残念ですが……それでは彼女の二の舞です」
「どういう、ことですか?」
深いため息をつき、キンブリーは口を開く。
「彼女もそうでした。殺し合いになど乗らないぞと、口にした矢先……主催者にバケモノの姿に変えられたのです」
「首輪を爆破するのではなく、ですか!?」
キンブリーはうなずき、言葉を続ける。
「首輪を爆破するのではなく、ですか!?」
キンブリーはうなずき、言葉を続ける。
「どうやら、これはあくまで逃亡防止用に過ぎないようです。
このゲームの趣旨に逆らった行動、言動をしたものには、死より恐ろしい罰が待っているのです。
……酷いものでしたよ。ゲームに乗らないと宣言した少女が、異形に変わり正気を失う過程は」
剛力番長は、先ほどまでの自身の発言を思い出し、口を紡ぐ。
このゲームの趣旨に逆らった行動、言動をしたものには、死より恐ろしい罰が待っているのです。
……酷いものでしたよ。ゲームに乗らないと宣言した少女が、異形に変わり正気を失う過程は」
剛力番長は、先ほどまでの自身の発言を思い出し、口を紡ぐ。
「……問題ないでしょう。あなたは参加者を殺しました。それに、彼らも毎回罰を下すわけではない。
あくまで殺し合いをしてもらいたいようですから。しばらくは、誰にも悲劇は起きないでしょう」
ほっと息をつき、罪悪感が増す。
一歩間違えば、自分がバケモノにされていた。
「バケモノ」になった名も知らぬ彼女は、もしかしたら剛力番長だったのだ。
あくまで殺し合いをしてもらいたいようですから。しばらくは、誰にも悲劇は起きないでしょう」
ほっと息をつき、罪悪感が増す。
一歩間違えば、自分がバケモノにされていた。
「バケモノ」になった名も知らぬ彼女は、もしかしたら剛力番長だったのだ。
「辛いですが、決断を。約束しましょう、必ず全員を生き返らせると!」
「……わかり、ましたわ。汚名を被り続け……キンブリーさんに勝利を」
涙をこぼし、剛力番長は殺し合いに乗る決意を決めた。
「……わかり、ましたわ。汚名を被り続け……キンブリーさんに勝利を」
涙をこぼし、剛力番長は殺し合いに乗る決意を決めた。
「……ありがとうございます。ああ、それと……実は外国の育ちでして、施設の意味がわからないものがありまして。
良ければ教えていただけますか?」
剛力番長は、警察署やデパートなど聞かれた施設について教えた。
「それでは、私はここで。本当に、お一人で大丈夫ですか?」
「デパートで練成に使えるものでも探そうと思いまして。自分の身くらいは守れます」
そういうキンブリーに、剛力番長は忠告をする。
「私のように、番長を名乗る者と出会ったらご注意ください。誰もが強い力の持ち主だと聞きます」
「ご忠告、感謝します。どうかご武運を」
キンブリーと別れ、剛力番長は直進する。
無残に殺した彼女を生き返らせるため、すべての参加者に死を。
たとえ自分が死んでも、キンブリーが生き残れるように強者を排除しなければならない。
剛力番長は突き進む。
全てを救うために、全てを殺す決意を胸に。
良ければ教えていただけますか?」
剛力番長は、警察署やデパートなど聞かれた施設について教えた。
「それでは、私はここで。本当に、お一人で大丈夫ですか?」
「デパートで練成に使えるものでも探そうと思いまして。自分の身くらいは守れます」
そういうキンブリーに、剛力番長は忠告をする。
「私のように、番長を名乗る者と出会ったらご注意ください。誰もが強い力の持ち主だと聞きます」
「ご忠告、感謝します。どうかご武運を」
キンブリーと別れ、剛力番長は直進する。
無残に殺した彼女を生き返らせるため、すべての参加者に死を。
たとえ自分が死んでも、キンブリーが生き残れるように強者を排除しなければならない。
剛力番長は突き進む。
全てを救うために、全てを殺す決意を胸に。
その矛盾を、あるいは未来の彼女ならば気づいただろう。
だが、悲しいかな。彼女は行き過ぎた正義を実行していた時の彼女。
彼女の舎弟が金剛番長に止めて欲しいと懇願していたときの剛力番長なのだ。
だが、悲しいかな。彼女は行き過ぎた正義を実行していた時の彼女。
彼女の舎弟が金剛番長に止めて欲しいと懇願していたときの剛力番長なのだ。
疑うことを知らない彼女は、止まらない。
彼女の「正義」は止まらない。
彼女の「正義」は止まらない。
【I-7/デパート付近/1日目 深夜】
【白雪宮拳(剛力番長)@金剛番長】
[状態]:精神的疲労(中)
[装備]:ドラゴンころし@ベルセルク
[道具]:支給品一式、不明支給品0〜1
[思考・備考]
1:全員を救うため、キンブリー以外を殺す。
2:強者を優先して殺す。
3:ヒロ(名前は知らない)に対して罪悪感
※キンブリーがここから脱出すれば全員を蘇生できると信じています。
※錬金術について知識を得ました。
※身体能力の低下に気がついています。
※主催者に逆らえば、バケモノに姿を変えられると信じています。
※参戦時期は金剛番長と出会う直前です。
【白雪宮拳(剛力番長)@金剛番長】
[状態]:精神的疲労(中)
[装備]:ドラゴンころし@ベルセルク
[道具]:支給品一式、不明支給品0〜1
[思考・備考]
1:全員を救うため、キンブリー以外を殺す。
2:強者を優先して殺す。
3:ヒロ(名前は知らない)に対して罪悪感
※キンブリーがここから脱出すれば全員を蘇生できると信じています。
※錬金術について知識を得ました。
※身体能力の低下に気がついています。
※主催者に逆らえば、バケモノに姿を変えられると信じています。
※参戦時期は金剛番長と出会う直前です。
「ほう……このような高層の建物が……おお、自動でドアが……なるほど、センサーで私を感知して……」
デパート内部に入ったキンブリーは、普段見慣れぬ建物に興味を示した。
「(やはり異国……なのでしょうか。参りましたねぇ、仕事の途中だというのに)」
先ほどの番長なるものを名乗る少女も、錬金術の知識は欠片もなかった。
ひとまず、異なる国……と思うことにした。
デパート内部に入ったキンブリーは、普段見慣れぬ建物に興味を示した。
「(やはり異国……なのでしょうか。参りましたねぇ、仕事の途中だというのに)」
先ほどの番長なるものを名乗る少女も、錬金術の知識は欠片もなかった。
ひとまず、異なる国……と思うことにした。
「(とはいえ、あのムルムルなる子供……プライド同様、人間じゃないようですしね)」
子供の姿だからといって惑わされることは無い。あれは、間違いなくホムンクルスに近い何かだ。
「(ともあれ、全員を消し炭にすることは望むところ。ここは素直に従いましょう)」
だが、楽しもうにもキンブリーの錬金術の力は落とされていた。
もし自分以外の国家錬金術師や、ホムンクルスのようなバケモノがいれば手を焼く。
子供の姿だからといって惑わされることは無い。あれは、間違いなくホムンクルスに近い何かだ。
「(ともあれ、全員を消し炭にすることは望むところ。ここは素直に従いましょう)」
だが、楽しもうにもキンブリーの錬金術の力は落とされていた。
もし自分以外の国家錬金術師や、ホムンクルスのようなバケモノがいれば手を焼く。
「(とりあえず、彼女に整地してもらいましょう。それまでは、パーティの準備としましょうか)」
キンブリーは、指にかけた輪っかをクルクルと回す。
「(これの構成物質についても興味がありますしね。どんな者でも殺してしまう首輪……興味深い)」
それは、ヒロの首輪だった。
キンブリーは、指にかけた輪っかをクルクルと回す。
「(これの構成物質についても興味がありますしね。どんな者でも殺してしまう首輪……興味深い)」
それは、ヒロの首輪だった。
「(それにしても、簡単に騙されてくれましたねぇ。あんな出来損ないの合成獣で)」
邪悪な笑みを、キンブリーは浮かべた。
邪悪な笑みを、キンブリーは浮かべた。
あの時、キンブリーはヒロを錬金術で仕留め切れなかった。
錬金術の力が落ちていたためである。
半死半生のヒロを見て、キンブリーは面白いことを考えた。
荷物の中から、支給品を取り出すキンブリー。
錬金術の力が落ちていたためである。
半死半生のヒロを見て、キンブリーは面白いことを考えた。
荷物の中から、支給品を取り出すキンブリー。
「あそ、ぼう あそぼうよ あそぼうよ、」
「どこの誰が作ったかは知りませんが、こんな玩具を作ってどうする気なのか」
やれやれ、というような身振りをし、支給品……「人語を解する合成獣」をヒロの元に投げる。
「まぁ……更に人間を足せば、もう少しマシになるかもしれませんねぇ」
悪魔の笑みを浮かべ、悪魔の錬金をキンブリーは実行した。
やれやれ、というような身振りをし、支給品……「人語を解する合成獣」をヒロの元に投げる。
「まぁ……更に人間を足せば、もう少しマシになるかもしれませんねぇ」
悪魔の笑みを浮かべ、悪魔の錬金をキンブリーは実行した。
「やはり専門外でしたからね。調子が悪いのも相まって、失敗してしまいましたが」
それでも、結果は上々だった。
「強い意志を持ちながら、それが過ちであっても疑いもしない。いやいや、なんとも度し難い」
一人の正義ぶる人間は、デマカセを信じて夢を追い、ゲームに乗った。
それでも、結果は上々だった。
「強い意志を持ちながら、それが過ちであっても疑いもしない。いやいや、なんとも度し難い」
一人の正義ぶる人間は、デマカセを信じて夢を追い、ゲームに乗った。
「さて、楽しませてもらいますよ。私を上から見ている態度は気に入りませんがね」
デパートの探索に入ったキンブリーは、ふと思う。
「ここには、私の知り合いは来ているのでしょうかねぇ?」
やはり、知らぬ他人より見知った敵の方が、スリルは高まる。
そんな希望を胸に抱き、キンブリーは足を進めた。
デパートの探索に入ったキンブリーは、ふと思う。
「ここには、私の知り合いは来ているのでしょうかねぇ?」
やはり、知らぬ他人より見知った敵の方が、スリルは高まる。
そんな希望を胸に抱き、キンブリーは足を進めた。
【ヒロ@ひだまりスケッチ 死亡】
【I-7/デパート内部/1日目 深夜】
【ゾルフ・J・キンブリー@鋼の錬金術師】
[状態]:健康
[装備]:ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃(6/6(予備弾24))@トライガン・マキシマム
[道具]:支給品一式*2、ヒロの首輪、不明支給品0〜2
[思考・備考]
0:優勝する。
1:デパートを調べる。
2:首輪を調べたい。
3:剛力番長を利用して参加者を減らす。
※剛力番長に伝えた蘇生の情報はすべてデマカセです。
※剛力番長に伝えた人がバケモノに変えられる情報もデマカセです。
※制限により錬金術の性能が落ちています。
【ゾルフ・J・キンブリー@鋼の錬金術師】
[状態]:健康
[装備]:ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃(6/6(予備弾24))@トライガン・マキシマム
[道具]:支給品一式*2、ヒロの首輪、不明支給品0〜2
[思考・備考]
0:優勝する。
1:デパートを調べる。
2:首輪を調べたい。
3:剛力番長を利用して参加者を減らす。
※剛力番長に伝えた蘇生の情報はすべてデマカセです。
※剛力番長に伝えた人がバケモノに変えられる情報もデマカセです。
※制限により錬金術の性能が落ちています。
【人語を解する合成獣@鋼の錬金術師】
錬金術師ショウ・タッカーに合成させられた実娘ニーナと愛犬アレキサンダーの成れの果て。
最近の鋼の錬金術師で出てくる合成獣を見るとタッカーの実力の無さに涙すら出ない。
錬金術師ショウ・タッカーに合成させられた実娘ニーナと愛犬アレキサンダーの成れの果て。
最近の鋼の錬金術師で出てくる合成獣を見るとタッカーの実力の無さに涙すら出ない。
【ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃@トライガン・マキシマム】
ヴァッシュの銃。アニメと設定が違うため普通の銃である。
ただし、その精度はトップクラスの名銃。
ヴァッシュの銃。アニメと設定が違うため普通の銃である。
ただし、その精度はトップクラスの名銃。
時系列順で読む
Back:閉塞は解放のはじまり Next:リヴィオと偽名のテラー
投下順で読む
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| GAME START | 白雪宮拳(剛力番長) | 042:Destiny/Justice |
| GAME START | ゾルフ・J・キンブリー | 035:カタハネ -シロハネ- |
| GAME START | ヒロ | GAME OVER |