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情報遊戯

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情報遊戯 ◆L62I.UGyuw


蘇生――ですか。

蘇生。一度死んだ者が再び命を取り戻すこと。
そんなことはただの人間には勿論、あの鳴海清隆であっても出来ることではない。
だがもし、もし出来るのなら。
抗い難い誘惑。
もしかしたら、全てを引っ繰り返すジョーカーとなるのではないか?
もしかしたら、このどうしようもない袋小路から抜け出せるのではないか?
もしかしたら、彼を、いや彼らを、死神から救い出せるのではないか?

もしかしたら、

もしかしたら、運命の螺旋のその先を、二人で、歩むことが――――?



「う〜ん、ちょっと困りましたね。これでアテが外れたら……」

博物館のエントランスにひよのの声が響く。

ほんの数十分前の滅茶苦茶な出来事のために感覚が麻痺していたが、今のひよのの外見を端的に表現すると、酷い。
まず上半身の服はボロボロで服としての体をなしていない。
スカートは元の色が判別できないほどたっぷりと血を吸い、下着までぐっしょりと濡れている。
おまけに露出した肌もかなりの部分が血に塗れ、栗色の髪も末端に血が絡んでいた。
分かり易く言えば、バケツ一杯の赤いペンキを胸から腹に向けてブチ撒けたような状態だ。
唯一無事なのは靴くらいか。
自分の血溜りの上に倒れ込んだのだから当然なのだが、これが何も知らない他人の目にはどう映るか。

(良くて痴女、最悪だと猟奇殺人鬼ってとこですかね)

最初は市街地まで行って服を手に入れようかと考えたが、地図の上では街までそれなりの距離がある。
誰かに遭ったときに無用な誤解を招くのも馬鹿馬鹿しい。
しかし困ったことに、少なくとも博物館の一階部分には代わりの服となるようなものは無かった。
隅々まで調べればあるいは……とも思ったが、それよりいい方法がある。
そのためにひよのはエントランスに戻って来ていた。

「さ〜て、多分この辺に…………。
 あ、あれかもしれませんね」

受付の奥、目立たない位置に簡素なドアが見える。ひよのが探していた従業員用の部屋だ。
そこなら服の一着や二着はあってもおかしくない。ひよのは迷わずそのドアへ向かった。

「失礼しますねー……」

誰がいるわけでもないが、何となく呟いて金のドアノブに手をかけるひよの。
特にピッキングなどを行う必要もなく、ドアは簡単に開いた。
中はやはり暗くてよく見えない。ひよのは入口付近を慎重に探り、照明のスイッチを見つける。
ややあって、橙色の薄暗い光が部屋の中を照らし出した。念のため照明の明るさは最小限に留めておく。
博物館の内装とは打って変わって殺風景な部屋。奥に洗面所がある。
見渡すと、少し旧いPCの載った業務用デスクとコピー機、電話や壁時計などが目に入った。
一見したところ衣服はどこにもありそうにない。
少し落胆するひよのだったが、その瞳に窓が映った。正確には窓を覆っているカーテンが。

「う〜〜〜ん………………とりあえず、コレで我慢しますか……」

カーテンを衣服の代わりとして使う。それしか選択肢はなさそうだった。
つまり洗面所で血を洗い流した後、カーテンを取り外してバスタオルのように体に巻き付ければいい。
心許無いが、血塗れのまま外に出るよりはいいだろう。これ以上時間を浪費する訳にはいかない。
ひよのは意を決すると部屋を横切り、洗面所に入った。
手早くスカートとショーツを脱ぐ。湿っぽい衣擦れの音。
服の残骸と共に、それらをまとめて近くのゴミ箱に放り込んだ。
狭い洗面所に血の臭いが満ち、均整の取れた裸身が薄明りに浮かび上がる。
白い肌に穢れた赤のコントラストはぞっとするほど煽情的だ。普段纏っている幼さは、今はトランクに畳んで収められている。
その光景はまるで一枚の油絵のようだった。ただし恐ろしく不吉な題を冠される類の、と付け加える必要があるが。

「すぷらった〜〜ですね」

そんなことを意識しているのかいないのか、不吉な絵画のモデルは軽い口調で鏡に映った自身を評し、洗面台の脇に掛かった手拭い用のタオルを手に取る。
そして洗面台の蛇口を開き、浴室で体を洗うよりも数倍面倒な作業を開始した。
まず顔や首の周囲を、ほっそりとした腕を、続いて形のいい双丘を、順にタオルで拭う。
時折その動きと光の加減で、腹部の僅かな陰影が強調される。薄暗い洗面所に水の流れる音と抑えた呼吸音が響く。
たまにタオルを水で洗いながら、ひよのは体の上部から中央部に向けて丁寧に赤黒い汚れを拭い去っていった。
粘性の高くなってきた血液が腹部周辺にこびり付き、タオルの繊維や髪の毛にしつこく絡む。それを上の方から落ち着いて落としていく。
特に、栗色の毛に絡みついた血は念入りに擦って落とす。
赤い雫が脚の付け根から一滴零れ落ち、重力に従って這うように太腿を伝った。



しばらく経って、ひよのが洗面所から現れた。
穢れた色は剥げ落ち、健全な肢体を取り戻している。
数歩歩き、立ち止まって窓の方を見据えるひよの。

「ああ、うら若き乙女がカーテンに包まって外を出歩くなんて……!」

多少余裕が出たのか、大げさな身振りで嘆いてみせる。
いつもなら「誰が乙女だ」と横から突っ込みが入るところだが……今は誰もいない。
壁に掛かった木枠の時計の秒針がカチコチと時を刻む。

「……結局、不審者には変わりありませんけど……しょうがないですね……」

溜息を吐きながらひよのがカーテンに手を伸ばしたそのときだった。出し抜けに、背後で機械音が聞こえた。
戦慄。全身から噴き出る冷たい汗。
「一度殺された」という、現実ではあり得ないはずの現実が、見えざる手となってひよのの心臓を鷲掴みにする。
まさか殺人者が再び――?

だがそれは杞憂だった。
どうやらファックスが起動して何かを印刷しているらしい。
ふぅ、とひよのは安堵の息を漏らす。しかしその表情にはすぐに疑問の色が浮かんだ。
ファックスが動いたということは、当然だが誰かがここにファックスを送信したということだ。
わざわざひよののいる場所にファックスを送った相手。その人間はひよのの居場所を完全に把握している――?
抑えていた恐怖心が鎌首をもたげてくる。

――何をしている。ここは危険だ。逃げろ。今すぐに。

得体の知れない何者かが頭蓋を叩き警鐘を鳴らす。
並の女学生ならこの時点で恐怖に負けて逃げ出していたかもしれない。
しかしひよのは並でもなければ実は女学生ですらない。

「とりあえず、ファックスの内容は確認しておくべきですよね」

至極冷静な、しかし聞くものが聞けばその心の震えを看破するであろう口調で、ひよのは独りごちた。

*****
予知――か。

予知。事の起こる前にそれを知ること。
そんなことは人間には勿論、プラントの身であっても出来ることではない。
プラントの力は強大だが万能ではないのだ。
だが、夢想する。
出来るのなら、もし出来たのなら。
きっと、たった一人の弟と袂を別つことはなかった。
きっと、その弟にジュライで死の淵まで追い込まれることはなかった。
きっと、短絡的なやり方で多くの同胞をみすみす死なせることはなかった。
きっと、終わりの終わりで同胞に見捨てられることはなかった。

きっと、

きっと、後悔することなど――――なかった。



ザザッ――


「2時38分、12th……『平坂黄泉』は死亡する
 DEAD END」


無音。ざらついた鉄の匂いがナイブズの鼻腔を刺激する。

「なるほどな。これが予知とやらの種か」

彼はこれで二度、平坂黄泉の持っていたボイスレコーダーを聞き直したことになる。
ボイスレコーダーには平坂の『善行』の全てが記録されていた。
独り善がりな、他者を慮ることのない善行。自身の善性を欠片も疑うことのない純粋な正義の執行者。
ヴァッシュの眼には、きっとナイブズ自身も平坂と同じような存在に映っていたのだろう。
そう考え自嘲する。

「自身の死まで予言されているとはな。だが……どういうことだ?」

平坂は確かに二時四十三分の出来事を予知していた。
だがこのボイスレコーダーの内容は二時三十八分までで終わっている。
これは平坂が予知に反する行動を取ったためにDEAD ENDフラグが立ち、それに伴い以降の予知内容が消滅したためだ。
しかし未来日記のルールを知らないナイブズにはそんなことは分からない。
ナイブズが出した結論は、

「……まあ、放置しておいてもいいだろう」

保留。
既にこの機械は予知能力を失っているらしい。つまり今後の――ヴァッシュや他の同胞を探し出すなどの――役には立たない。
ならば多少の疑問は後回しでいい。
ナイブズはボイスレコーダーのスイッチを切ってデイパックに放り込んだ。

これからどうするか。ナイブズは顎に指を突き立てて思案する。
ヴァッシュを探し出したいところだが、手がかりは皆無だ。
首輪を外す方法も、残念ながら現時点では思いつかない。
手詰まり、とまではいかないが、あまりいい状況とも言い難い。

ふと、ナイブズは西沢歩と名乗った少女を思い出す。
平坂がどうにかしたらしいが、殺したのか逃がしたのか。

「あの女でも探しに……いや、俺には関係のないことか」

ヴァッシュならば何を差し置いても少女を探しに行くのだろうが――ナイブズにはやはり人間を積極的に助けるつもりはない。
ノーマンズランドの歴史全てを跨ぐ断絶はあまりにも大きすぎた。
ヴァッシュに対する敗北は認めても、その価値観まで受け入れたわけではないのだ。
だからこそナイブズはヴァッシュの前から姿を消し、彼と共に歩む道を拒否したのだから。

軽く頭を振り、取り留めのない思考を振り払う。
少女のことを考えたというだけでも、ヴァッシュに毒されているのかもしれない。
何かを確認するように、血の海に転がる人間の残骸を一瞥する。
そのときナイブズの聴覚が機械の作動音を捉えた。

「新手か?」

音は研究棟の入口付近から聞こえてくる。
異形の剣、金糸雀を握る手に力を込めるナイブズ。ほとんど質量を持った殺意が研究棟全体を圧し潰す。
機械音は数十秒間続き――唐突に途切れた。
再び無音。どこかで液体の滴る音が、やけに大きく響いた。

*****
薄明りの下、ひよのはカーテンを一枚纏った状態でファックスを摘み上げていた。

「これは……顔写真、ですか」

無意識に、腰に手を当てて考える。
手配書のようなデザイン。そこにある癖の強い顔はひよのの記憶には無い。
それだけならどうでもいい情報なのだが、問題は写真に添えられた文章にあった。

「数十メートル先の人間を鞭のようなもので殺す? そんなこと出来るわけ――」

――ない。そう言いかけて、しかしひよのは先ほどの体験を思い出す。
音を操り無音の空間を作り出す殺人者。
頭部と腸を丸ごと失った人間を生き返らせる道具。
そして太公望の語った幻想小説のような計画。
『非常識』はもはや情報の真偽を見極める基準にならないことを。

「とはいえ……頭から信じるわけにもいきませんね」

注目すべきは最後に書いてあったURLだ。おそらく送信者の意図はこのアドレスにアクセスさせることだろう。
しかし安易にアクセスしていいものだろうか?
ファックスにはひよのに対する、いや正確には特定の個人に対するメッセージが一切無かった。
つまり受け取る対象を限定せず、可能な限り多くの場所に同時に発信されたものだと推測できる。
偶然にせよ、このメッセージを受け取った者は、より多くの情報を得ようとこのアドレスにアクセスするはず。
では、不特定多数を特定のアドレスにアクセスさせる目的は何か?

「撒き餌、という可能性もありますが……」

例えばウィルスを仕込んでアクセスした人間を混乱させる、という可能性。
しかしこれはこの殺し合いの場では迂遠に過ぎる。
それに例えそうだったとしても、面と向かって殺し合うよりはよほど勝ち目のある勝負だ。
そう考え、ひよのは業務用デスクの上にあったPCの電源を入れた。

「――誰だか知りませんけど、情報戦なら私は無敵ですよ」

半分虚勢、半分本気の言葉で自分を奮い立たせ、デスクの前の椅子に勢いよく座る。
太腿まで捲れ上がった布を直しもせず、手早くブラウザを起動しURLを打ち込む。
ガリガリとハードディスクが音を立て、探偵日記と題された飾り気の無いブログが表示された。

*****
ナイブズは多少の麻痺が残る体を引きずって、研究棟の入り口付近の部屋まで戻って来ていた。
解体された生物の眼が虚ろな光を彼に投げかけている。
機械音の正体は通信機器。
どうやってナイブズの居場所を割り出したのかは解らないが、誰かが顔写真付きで参加者の情報を送ってきたようだ。

「フン、撹乱のつもりか? 小賢しい」

わざわざ敵にとって有益な情報を渡すなど狂気の沙汰だ。とするとこれは偽情報で、送信者は敵同士の相打ちでも狙っているのか。
何にせよ信頼出来る情報ではない。ナイブズは手の中の紙を投げ捨てようとして――思い留まった。
送られてきた情報の最後に書かれた記号の羅列。その意味は不明だが、推測は容易に出来る。
先ほどコンピュータを弄っていたときに、似たような文字列を何度か見たのだ。
おそらくは外部の、送信者が指定したコンピュータにアクセスするためのパスといったところだろう。
だとするならば、

「こいつでいいか……」

近くの端末を操り、外部へのアクセスを試みる。
自身の置かれた状況が完全には把握できない以上、得られる情報は得ておいた方がいい。

だが、もしこれが罠だったら?
――関係無い。元より人間など信用していない。俺の前に立ち塞がるのなら捻り潰すのみ。
どうせヴァッシュを探す手がかりも首輪を外す当ても無いのだ。
僅かでも有益な情報が得られればよし。そうでなければ今後は無視するだけだ。

何度かの試行錯誤の末、外部への接続が成功した。
記号の羅列を入力する。

僅かな応答時間の後、最上部に探偵日記と記された妙なページが表示された。

*****
「今度は宇宙人のガンマンに、霊能力者ですか。何というか、ウケる要素を全部突っ込んで轟沈したB級映画って感じですね」

探偵日記を上から下まで読み終え、ひよのは気怠げな溜息を吐いた。
映画なら笑って楽しめるだろうが、現実にそんな怪人たちが島中をうろついているとなると笑えない。
多少腕に覚えがあるとはいえ、ひよのの力では真っ向から彼らに対抗など出来ないことは明らかだ。

探偵日記の管理人は、要するにブログを『神』に反旗を翻すための電脳上の拠点としたいのだろう。
言葉の端々にそのようなニュアンスが込められている。
当然このブログも『神』に監視されているはずだが、それも織り込み済みといった印象を受ける。
だが仮に反逆の意思が本気であったとしても、ひよのはこの人物を信用する気にはなれなかった。

「コメント欄に書き込んだことは他人には見えないから情報の漏洩を気にする必要はない、ですか。
 まったく、物は言いようですね」

要は独断で公開する情報を取捨選択する、ということだ。
自信家で計算高く、場を支配することを好むナルシスト。
ブログの管理人の特徴はそんなところだろうか。少なくとも歩とはかなり性格が異なると思える。
しかしそんな性格なら、『神』の掌の上で踊るのを良しとはしないだろう。その点は信用できるかもしれない。

「とはいえ、プロファイリングを信用し過ぎるのも危険ですけど」

そもそも全てが誤誘導のための虚構である可能性もあるのだ。
それに気になる点もある。
写真の男に襲われたという位置と時刻。
これが正しいならば、そしてこの写真が本当に『モンタージュ』ならば、彼らの現在位置は自ずと絞られる。
つまりC-2周辺にある、モンタージュが簡単に作成可能な場所――警察署だ。
この『ゲーム』において自分の居場所を知られるということは致命的だ。
これだけ手際よく情報を発信している者がそんなミスを犯すだろうか。
もしかしたら居場所を看破したつもりで警察署にやってきた者達を纏めて殺す算段でもあるのかもしれない。
それともやはり警察署に居て、今のひよののように情報を深読みして警察署に近付かないことを期待しているのか。
単に急いで作成したが故のミスだとも取れるが――断定するには情報が少な過ぎる。

「こういう人の相手は鳴海さんが適任なんですけど、ね」

この場にいない皮肉屋の少年の仏頂面を思い浮かべながら、ひよのは知らず柔らかい笑みを浮かべていた。

*****
「回りくどい奴だ。要は情報を寄越せ、というだけか」

情報を餌に、更なる情報を得る。そしてこの『ゲーム』の主導権を握り、一人勝ち残ろうというのだろう。
いかにも人間らしく浅ましい考えだ。やはり人間は度し難い。
他にも愚にもつかない言葉が並べ立ててあったが、その中の一文が目に留まった。

“一人は地球ではなく、5つの月を従えた砂漠の惑星出身のガンマン”

思わず腰掛けていたアルミ製の椅子を蹴り倒して立ち上がる。
これは、この文を書いた者が地球出身であることを暗に意味している。
それはそれで重要な情報ではあるが、しかしナイブズにとってそれはこの際どうでもいい。
モニターににじり寄り、舐めるように全ての文章を追う。
見ず知らずの人間を助ける、砂漠の惑星――ノーマンズランドのガンマン。
それもこの情報を信じるなら、写真の人物を殺さずに撃退する力を持っている可能性が高い。
おそらくGUNG-HO-GUNSと比べても遜色無い実力があるはずだ。
その条件に該当する者は、ナイブズの知る限りこの世界に唯一人。
底抜けの馬鹿で、お人好しで、それ故ナイブズの滅びの夢を砕いた彼の半身。

「ヴァッシュ――か?」

呟きが、狂気の実験施設に空しく響く。

*****
「さて、どうしましょうか」

探偵日記の管理人は歩ではないとは思うが、絶対とは言い切れない。
それにせっかくの情報交換の場を無視する、という選択は賢い手ではない。
歩がどこかにいるなら、いつか探偵日記に反応するだろう。
そのときに、彼のメッセージがすぐに伝わらないようでは困る。
今のところコメント数はゼロ。
なら、最初の一手は――。


少し考え、そして指を走らせる。

*****
『ガンマン』がヴァッシュだったとすると……同行者を名乗るこの男――女かもしれない――に利用されているのだろう。
先ほどゲートが開いたということは、そうせざるを得ない危機に遭遇したということ。
しかしこのページの何処にもそのことについて触れた箇所は無い。意図的に隠しているのか。

安物のスコッチを一気に呷ったような感覚がナイブズを襲う。
人間が何を企もうと知ったことではない。だがヴァッシュを利用しようというなら話は別だ。
必ずこの手で縊り殺してやる。

だが、ここは冷静になれ。人間は弱みを見せれば即座にそこにつけこんでくる生き物だ。
いきなりヴァッシュを探している、などと馬鹿正直に白状してやることはない。まずは主導権を握ることだ。
ならば、どうするか――。


暫し考え、そしてキーを叩く。

*****
1:
管理人さんへ。
面倒なのでコメント欄公開しません?
情報は共有した方がいいと思いますよ☆


2:
俺はフェアな取引を望む
まずは全てのコメントを公開しろ



【F-05地下/研究棟/1日目 早朝】

ミリオンズ・ナイブズ@トライガン・マキシマム】
[状態]:若干の麻痺、黒髪化進行
[服装]:普段着にマント
[装備]:金糸雀@金剛番長
[道具]:支給品一式×2、エレザールの鎌(量産品)@うしおととら、正義日記@未来日記、秋葉流のモンタージュ入りファックス
[思考]
基本:神を名乗る道化どもを嬲り殺す。その為に邪魔な者は排除。そうでない者は――?
1:首輪の解除を進める(まずは監視の有無の確認)
2:搾取されている同胞を解放する。
3:エンジェル・アームの使用を可能な限り抑えつつ、厄介な相手は殺す。
4:レガートに対して――?
5:ヴァッシュを探し出す。
6:ヴァッシュを利用する人間は確実に殺す。
[備考]
※原作の最終登場シーン直後の参戦です。
※会場内の何処かにいる、あるいは支給品扱いのプラントの存在を感じ取っています。
※黒髪化が進行している為、エンジェル・アームの使用はラスト・ラン(最後の大生産)を除き約5回が限界です。
 出力次第で回数は更に減少しますが、身体を再生させるアイテムや能力の効果、またはプラントとの融合で回数を増加させられる可能性があります。
※錬金術についての一定の知識を得ました。
※研究棟からはカードがなくても出られますが、再び入るにはまたカードが必要です。
※正義日記はただのボイスレコーダーになっています。
※探偵日記に書かれた情報を得ました。


【B-8/博物館/1日目 早朝】

結崎ひよの@スパイラル 〜推理の絆〜】
[状態]:健康、絶好調
[服装]:カーテン一枚、髪紐の喪失によりストレートのロングヘア
[装備]:
[道具]:支給品一式×3、手作りの人物表、若の成長記録@銀魂、綾崎ハヤテの携帯電話(動作不良)@ハヤテのごとく!
    ヴァッシュ・ザ・スタンピードの手配書×2@トライガン・マキシマム、太極符印@封神演義、秋葉流のモンタージュ入りファックス
[思考]
基本:『結崎ひよの』として、鳴海歩を信頼しサポートする。 蘇生に関する情報を得る。
0:まともな服を調達する。
1:鳴海歩がいるか確かめ、いるなら合流したい。
2:あらゆる情報を得る為に多くの人と会う。出来れば危険人物とは関わらない。
3:安全な保障があるならば妲己ほか封神計画関係者に接触。
4:三千院ナギに注意。ヴァッシュ・ザ・スタンピードと柳生九兵衛に留意。
5:襲撃者は先ほど出会った男(ミッドバレイ)ではないか?
6:機が熟したらもう一度博物館に戻ってくる。
7:復活の玉ほか、クローン体の治療の可能性について調査。
8:太公望達の冥福を祈る。
9:探偵日記を利用する。
[備考]
※ 清隆にピアスを渡してから、歩に真実を語るまでのどこかから参戦。
※ 手作りの人物表には、今のところミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク、太公望の外見、会話から読み取れた簡単な性格が記されています。
※ 太公望と情報交換をしました。
  殷王朝滅亡時点で太公望の知る封神計画や、それに関わる人々の情報を大まかに知っています。
  ハヤテが太公望に話した情報も又聞きしています。
※ 超常現象の存在を認めました。封神計画が今ロワに関係しているのではないかと推測しています。
※ 太公望の考察を知りました。
※ 太極符印@封神演義にはミッドバレイの攻撃パターン(エンフィールドとイガラッパ)が記録されており、これらを自動迎撃します。
  また、太公望が何らかの条件により発動するプログラムを組み込みました。詳細は不明です。
  結崎ひよのには太極符印@封神演義を任意で使用することはできません。
※ 探偵日記に書かれた情報を得ました。


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