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犬も歩けば棒に当たる? なんで棒?

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犬も歩けば棒に当たる? なんで棒? ◆Eoa5auxOGU



夜の大通りを二人組の『男女』が北上を続けていた。
先程まで二人とも情報交換しつつも他愛のない雑談を続けていたが次第に二人とも話題が無くなると
それまでの騒がしさが嘘のように静まり黙々と足を進めていた。

「ねえ、九ちゃん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」

だが唐突にその沈黙を破り、ボンちゃんことMr.2ボン・クレーが連れに話しかける。

「奇遇だな。実は僕も聞きたいことがある」

九ちゃんこと柳生九兵衛もまたボン・クレーに話しかける。

「あ〜ら、じゃあ九ちゃんから言ってみてよう」
「いや、ボンちゃんから言ってくれないか」

お互い、相手が先を言うよう促す。

「も〜う、えんりょうすることないわよ。九ちゃんから言ってみなさいよう」
「いや、ボンちゃんから先に言ってくれ」

二人とも先を相手に譲ろうとする。自分の口から『それ』を言うのを躊躇うかのように。

「多分、あちしと九ちゃんの言おうとしてることはおんなじだと思うんだけど……」
「おそらく、僕もそうだと思う……」

だが二人ともそれでは話が進みそうにないので歩み寄る。

「じゃあ……あちしから言うけど……九ちゃん、仲間のこととか考えてたでしょ?」
「……ああ……ボンちゃんも同じか」



      ◇       ◇       ◇


ボン・クレーは立ち止まると九兵衛に向き直る。

「あちしの子分は殺したって死なない連中ばっかりなんだから心配する必要なんてないわね……なんて、そう思っていても
 どうしても心配しちゃうのよね……」

明るく振る舞ってはいたがボン・クレーも不安が無い訳ではない。一瞬、神妙な顔をする。

「で〜も、あちしのかわいい子分たちはみんなしぶといからそう簡単にくたばらないわよう!」

そう言うと笑顔を作りクルクルと体を回転させる。

「で、九ちゃんのお友達はどうなのよう?」
「ここに誰が呼ばれているかわからない。だが僕も同じだ。確かに彼らは強い。それでも不安になる」

自分が思い浮かべる彼らは少なくとも自分の身は自分で守れる、だが刀を奪われ、たった一人で
放り出されればもしやと思ってしまう。
考えないようにしてても嫌な想像が脳裏をかすめる。こうしてる間にも彼らが自分の知らない場所で危険な目に遭ってるのでは
と考えると……


「あ〜もう、そんな顔してちゃダメよ、九ちゃん。心配するな、な〜んて言わないわよ。でもね、そんな辛気臭い顔していたら幸運は逃げていくわよ」
「ボンちゃん……」

そう優しく彼女に囁くボンちゃん。

「いい! こういう時は例え嵐になろうが海王類が現れようが……或いは殺される瞬間でもカラ元気で笑ってるものなのよう!」

ボン・クレーも海賊のはしくれだ。海賊王ゴールド・ロジャーの最後ぐらいは知っている。
さすがに自分を海賊王と重ねるような不遜なことはしない。そのぐらい身は弁えてる。

ただこの友人を元気づけたい一心でそう言ったのだろう。

「な〜んて、そんなことが誰にでも出来るんだったら誰も苦労なんてしないんだろうけどさ」
「いや、確かに難しいことではあるだろう。だが彼らはそういう気概の持ち主だった。僕に心 配されるほど弱くはなかった」

そうだ、あの時、僕と戦っていた新八君は追い詰められても諦めはしなかった。
確かにこの首輪を外す方法やここから脱出する方法の手がかりすら掴めていない。
しかし、だからといって何もしないで諦めてしまっては昔の僕と何も変わらないではないか。
先のことは分からない。だが彼のようにぎりぎりまで足掻いてみようとは思う。

「先を急ごう、ボンちゃん。生きて再会する。必ず」

その顔に浮かぶ決意の色を見て声を出さずににやりと笑う。

(……いい顔になってきたわねえぇ)

どうやら風向きは悪くはないみたいだ。
無論、最初の放送でお互いの知人が呼ばれる可能性はあるだろう。
だがこんな碌でもない世界でも新しい友人に出会えることが出来た。
そう思えばこの世界も悪くはない。


「さ〜てと、九ちゃんも元気になったことだし、ここは一曲……」
「ま、待て。まだ教会まで距離がある。出来れば放送までに着きたい。今は先を急ごう」
「ちっ、仕方ないわねえ。まあ、あちしも早くかわいい子分に会いたいし、少し急ごうかしらぁ」

そして二人は移動を再開させた。
当初、このまま森を北東へ斜めに突っきることを主張した九兵衛だったがボン・クレーはそれに反対した。
この地図が正しければ湖のほぼ真東の位置に教会が存在する。下手に森を移動して迷子になるよりは大通りで湖近くまで移動して、
湖からコンパスで確認しながら真東へ移動した方がいいから一度湖まで行ってしまおうと言うのだ。

「こういう時は急がば回れって言うじゃない。そりゃあ斜めに移動したら早いかもしれないけ ど、これでもし迷ったら最悪よう」

地図やコンパスがあっても迷子になる可能性があるのなら目印になりそうな場所、湖をスタート地点にして真東に移動すればいい。
多少、大回りになるがこれなら迷う可能性も少なくなるだろう。

「なるほど、ずいぶん手慣れているな、ボンちゃん」
「まあね、これでも海ぞ、じゃなくて船の船長をしてるんだからこれぐらい当たり前よう」

カナヅチなのは聞いたがボンちゃんが船の船長だとは初耳だ。
だがそれなら地図や海路を見てどのルートが最良なのか判断するのに長けているのだろう。
九兵衛は自分よりこういうことに慣れていそうな彼の意見に賛同することにした。


  ◇     ◇     ◇


「何なのかしらね、アレ? 明らかに怪しいすぎるわよう」
「どうした、ボンちゃん?」

湖へとたどり着いた二人は湖の東側へと迂回していた最中、湖の方を見つめてボン・クレーがそう呟く。

「ほら、あれをご覧なさいな。湖の上、それも湖の中央だけが霧で覆われてるわよう。しかも 不自然なぐらいに濃い霧でね」

その指摘に九兵衛は湖の方へ目を向ける。確かに月明かりでもハッキリと分かる位に湖に霧が立ち込めていた。

「確かに霧で覆われてるが湖の上に霧が出るのは珍しくないのではないのか?」
「それでもあ〜んな中央だけピンポイントに濃い霧が懸かるなんて不自然よ。普通、もっと湖 全体に漂ってるものじゃない?」

確かに言われてみれば不自然だ。それに霧が出るにしてもこの暖かさで霧が発生するのだろうか?

「では、あの霧は人為的だと?」
「そうとしか考えられないわね。ただ、何でそんなことするのか理由はさっぱりだわね。何か 見られたくないものでもあるのかしら?」

霧を発生させて視界を遮らせる。
さまざまな物を操る能力者が存在する世界に身を置くボン・クレーにとって霧を操って何かを隠すという考えはごく自然なことであった。

「しかし誰がこの様なことを? 他の参加者か或いは……」
「あの小生意気そうな小娘とピエロに決めってるわよう。ふふん いいわねえ、なんかどんどん風向きが良くなってな〜い?」
「しかしこの霧の中を探索するとなるとさすがに小舟が必要になってくるな。泳いでも行けな くもないが?」

泳ぐという言葉を聞いてボン・クレーの顔色が青くなる。

「そ、それだけは勘弁よ、九ちゃん! あちし、泳ぐのだけは駄目なのよ!」
「ああ、確かカナヅチって言ってたな」
「ええ、あちしは水とかそういうのは駄目なのよ! それにけっこう広いし、じっくり探索す るとなると小舟があった方がいいと思うわよう」
「しかし……小舟となると何処で調達する? ここから市街地まで距離がある上にすぐ見つか らないぞ?」


浅月と神社での合流のことも考えると時間的余裕が欲しい。
北西の市街地へ目的変更すること自体はいいが小舟を見つけてここまで戻るとなるとかなりの時間を喰いそうだ。
いや、小舟と同時にそれを載せる大型車を調達することが出来れば時間短縮は可能だ。しかし車の入手となると……
と思考が堂々廻りに陥りかける二人に突然、闇夜を切り裂く程の爆音が辺りに鳴り響いたのはその少し後のことだった。

「な、なんだ!」
「ち、ちょ! なによいきなり! びっくりしたじゃないのよう! なんなのよ、もう!」

突然の爆音に驚きの言葉をもらす。
爆音はすぐに収まったが動揺が収まるまでしばらくかかった。

「なんだったのよ……誰かが爆弾でも使ったとでもいうのう?」
「わからない……でも、あの方向に人がいるのは、確かだと、思う」
「ならここでうだうだするより行った方がいいかもね。危険だけども今ので人が集まるかもし れないわね」
「……よし、行こう!」

一瞬の躊躇の後、今の爆音がした方向へ向かうと決断する。
嫌な予感がする。誰かが戦ったのだろうか? だとすれば死傷者が出たかもしれない。
確かに危険人物も寄って来る危険性もあったが危険を恐れていても始まらない。
それに万が一、そこに妙ちゃんや新八君が居たとしたら……

「行こう、ボンちゃん」
「ちょっと、少しは待ちなさいよ!」

そう言いつつ自身も駆け足で現場へと向かう。九兵衛一人にさせるのは危険だ。
九兵衛は得体の知れない焦燥感に突き動かされるままに走る。


【D-7/湖付近/1日目 早朝】
【柳生九兵衛@銀魂】
【状態】健康
【装備】 シルフェのフード@ベルセルク
【所持品】支給品一式 改造トゲバット@金剛番長 シルフェの剣@ベルセルク
【思考】
基本:殺し合いにはのらない。大切な人の志まで含めて護る。
0:あの爆音は何だ?
1:爆音のした方向へと向かう。
2:最初の放送後、神社で浅月と合流。
3:新八や他にも知り合いがいるなら合流したい。
4:卑怯な手を使う者は許さない
5:妙ちゃんもこの会場に……?
6:あの霧はいったい?


※参戦時期は柳生編以降。
西沢歩、麦わら海賊団(アラバスタまで)、BWオフィサーエージェントの顔と名前を知りました。


【Mr.2ボンクレー@ONE PIECE】
[状態]: 健康
[服装]: アラバスタ編の服 森あいの眼鏡@うえきの法則
[装備]:
[道具]: 支給品一式 スズメバチの靴@魔王JUVENILE REMIX コインケース@トライガン・マキシマム
[思考]
基本:友達や部下を見捨てるようなマネはしない。脱出する。
0: ちょっと待っててねい、可愛い子分たち!
1: ひとまず放送まで九ちゃんの人探しを手伝う
2: 巻き込まれているかもしれない子分たちや麦ちゃんを捜す。
3: 殺し合いなんてどうでも良いけど自分の邪魔する奴や友達を襲う奴は許さない
4: 霧の向こう側が気になる


[備考]
※アラバスタ脱出直後からの参戦
※グランドラインのどこかの島に連れて来られたと思っており、脱出しようと考えています
※マネマネの実の能力の制限
 メモリーが消去されています。現状変身できるのは消されていない
 麦わら一味(アラバスタ編まで)+BWのオフィサーエージェントと、
 直接顔を触れた人物→西沢歩、柳生九兵衛
 その他の制限はまだ不明。


※湖の中央部のみ、濃い霧が漂っています。



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