李存信 りそんしん
862-902
唐末の武将。
李克用の部将。迴鶻の出身で、本名は張汚落で、名を李存信と賜った。四カ国語を話し、六種類の文字を読め、武勇に優れた。
李存孝と功を争って仲が悪く、李存信は
康君立と親しかった。そのため李存孝を扇動して謀反を起させた。乾寧三年(896)兗鄆の
朱宣が
朱全忠に攻められると、朱宣は
李克用に救援を求め、派遣されて莘県に駐屯したが、魏博の
羅弘信の領地を侵犯したから、三万の軍で攻撃を受けて大敗した。朱全忠の将
葛従周・
氏叔琮と戦って、また敗れた。
劉仁恭にも敗れたから、李克用の怒りを買った。『旧五代史』『新五代史』に伝がある。
列伝
『旧五代史』巻五十三 唐書二十九 列伝第五 李存信
『新五代史』巻三十六 義児伝第二十四 李存信
外部リンク
最終更新:2024年05月17日 11:44