張帰霸
?-909
唐末・五代の武将。後梁の宰相。字は正臣、清河の人。
張帰厚の従兄弟。
黄巣の乱に参加し、勇略で有名となり、黄巣が長安を陥落させると左番功臣に任じられた。中和四年(884)
葛従周・
李讜らとともに
朱全忠に降伏してその部将となった。
秦宗賢の軍とたびたび戦ってすべて殲滅し、検校左散騎常侍に任じられた。
朱瑾・
李克用・
劉仁恭と戦って軍功があり、朱全忠が即位すると右龍虎統軍、左驍衛上将軍、充河陽諸軍都指揮使に任じられ、さらに検校太保、同平章事に任じられた。末帝の徳妃張氏は彼の娘である。『旧五代史』『新五代史』に伝がある。
列伝
『旧五代史』巻十六 梁書十六 列伝第六 張帰霸
『新五代史』巻二十二 梁臣伝第十 張帰霸
外部リンク
最終更新:2023年05月31日 01:55