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ロシア(男子)

バンクーバー五輪では全て予選敗退と惨敗に終わったロシア男子。
その時は、いくら次は地元開催とはいえ、メダルが期待されるほどの国にはならないだろうと思われた。

ソチ五輪へ向けた執念の強化策が実ったか、今期はれっきとした強豪国として参戦する。
特に2006トリノ五輪で韓国代表として圧倒的な強さを見せたあの男の帰化は、大きなターニングポイントだっただろう。

Viktor Ahn

↓過去のオリンピックの成績↓
2002ソルトレーク 1500m 13位(準決勝失格)
1000m 4位(決勝進出)
2006トリノ 1500m 金メダル
1000m 金メダル
500m 銅メダル
5000mリレー 金メダル
今回の出場種目
  • 500m
  • 1000m
  • 1500m
2002年、16歳にして韓国代表「アン・ヒョンス」としてオリンピック初出場を果たすと
2006年トリノ五輪では中長距離で圧倒的な強さを見せつけ3冠達成。
また世界選手権でも2003年から2007年まで5年連続で総合優勝を果たし、"皇帝"の異名を取った。

だが、その後は膝のケガに苦しみ、2010バンクーバー五輪の出場は逃す。
その後自身の所属するスケートチームの解散という憂き目にも遭い、競技に専念できない日々が続いた。
彼が苦しんだ一番の背景には、韓国ショートトラック界に渦巻く激しい派閥争いがあったと言われる。

そんな中ついに2011年12月、ロシアへの帰化、そしてヴィクトール・アンというロシア名が発表された。
こうして彼は理想的な練習環境と、国際大会への切符を取り戻したのだ。

それでも韓国内では、「今から第一線に戻ってくることはないだろう」との声も多くあった。
だがその声を嘲笑うかのように、彼は着実に力を取り戻し、今期は韓国代表選手を凌駕する存在となる。

しかも、韓国代表時代は苦手であった500mも克服しつつある今季。
W杯(500mランキング1位)や欧州選手権(総合優勝)を見る限り、「完全復活」と言って良い。
次はオリンピックの舞台で、復活劇を見せつけることができるだろうか。



Vladimir Grigorev

↓過去のオリンピックの成績↓
2002ソルトレーク 1500m 26位(予選敗退)
1000m 失格(予選失格)
500m 30位(予選敗退)
2006トリノ 1000m 15位(準々決勝敗退)
500m 17位(予選敗退)
今回の出場種目
  • 500m
  • 1000m
31歳にして突如現れたメダルの有力候補。
実はかつてウクライナ代表としてオリンピックに2度出場した選手である。
その後2007年にロシアに帰化し、しばらくは表舞台から姿を消した。

そして、バンクーバー五輪終了後の2010/2011シーズンから、再び国際大会の舞台に姿を現し始めた。
近年は短距離で特に見違えるほどの強さを見せており、2013ヨーロッパ選手権の500mでチャンピオンになっている。
ソチ五輪でも500m,そしてリレーでの活躍が特に期待されるだろう。



Semion Elistratov

↓過去のオリンピックの成績↓
2010バンクーバー 1500m 24位(予選敗退)
1000m 24位(予選敗退)
500m 24位(予選敗退)
今回の出場種目
  • 500m
  • 1000m
  • 1500m
19歳で出場した2010バンクーバー五輪では、全て予選落ちという惨敗。ついでに全部24位というどうでも良い奇跡。
あれから4年。この選手は随分と成長したようだ。オリンピック翌年の大会から徐々に結果を残し始め、
時折ワールドカップでもメダルを獲得するようになった。2013世界選手権でも500m,1000mの2種目で入賞。
今季W杯もメダル獲得はないものの、安定して好成績を収めた。

さらに2014ヨーロッパ選手権では、1500mで見事優勝。
質の高い3番手選手としてリレーでも期待がかかる。



Ruslan Zakharov

↓過去のオリンピックの成績↓
2010バンクーバー 1500m 金メダル
1500m 31位(予選敗退)
1000m 29位(予選敗退)
500m 27位(予選敗退)
今回の出場種目
※個人種目の出場なし

2010バンクーバー五輪では、予選で全て最下位と、エリストラトフ以上の惨敗。
しかしこの選手もその後の様々な大会の結果を見ると、あの時よりも世界で通用する選手に進化した印象はある。
とはいえ今回の五輪は個人種目の出場を逃しており、また、リレー4番手としての出場も確約されているとは言い難い。



5000mリレーチーム

予想メンバー:ヴィクトール・アン、ウラジミール・グリゴレフ、シーメン・エリストラトフ、ルスラン・ザチャロフ
今季W杯の成績:5位、4位、2位、2位
過去のオリンピック出場:なし

実はロシアチーム、6度目の五輪参戦にして、男子5000mリレーは初出場だ。
だが初出場にして、いきなりメダルの有力候補である。もし地元の大声援をバックに奮起すれば、金メダルもあり得るだろう。
開催国がリレーで上位に入ると大会全体の空気が盛り上がるので、日本人の自分としてもロシアチームは応援したい気持ちがあるw



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最終更新:2014年01月28日 09:50