韓国(女子)
2010バンクーバー五輪が終わった時、ある韓国のマスコミはこう綴った。
「今回のショートトラックは、男子の不運と女子の実力不足により金メダル2コに終わった」と。
銀メダル1つと銅メダル2つを取りながら「実力不足」と呼ばれるのもすごい話だが
それだけ、2006トリノ五輪までの韓国勢が他を圧倒していたということである。
元々500mでは強いとは言えない韓国だが、1000m,1500m,リレーでは常に天下を握ってきた。
しかし前回は、500m,1000m,1500mともに中国の天下に。リレーも不運な失格。
女子の金メダルゼロは、あくまで彼らにとってはだが、「異常事態」だったのだろう。
「中国による新時代到来か」と言われた前回から4年。
あの中国勢をも凌駕する、とんでもない若手2人が現れた。
覇権を取り戻す。再び天下を取る。その野望は、叶うか。
Shim Suk-Hee
今回の出場種目
今季のW杯当時、16歳。ソチ五輪現在、まだ17歳。
「天才少女」とはこのことだろうか。2012世界ジュニア選手権では
500m,1000m,1500m,1500mスーパーファイナル,3000mリレーを全て優勝し5冠という快挙を達成。
その後W杯で年長者に混じって経験を積み、今期は1000m,1500mで他を圧倒した。
結果だけでなく内容でも圧倒しており、本番も彼女の優位は揺るがないだろう。
Kim Alang
今回の出場種目
そう、もう1人天才少女がいるのであるw
こちらは2013世界ジュニア選手権での1000mのチャンピオン。
W杯は今季が初参戦にも関わらずメダルを量産。若干シム・ソクヒの陰に隠れている感があるが
1500m,1000mともに紛れもなく「韓国No.2」であり「世界No.2」であろう。
Park Seung-Hi
↓過去のオリンピックの成績↓
| 2010バンクーバー |
500m |
15位(準々決勝失格) |
| 1500m |
銅メダル |
| 1000m |
銅メダル |
| 3000mリレー |
8位(決勝失格) |
今回の出場種目
自分より若い世代の強い波が押し寄せる中、「バンクーバー組」の生き残りはこの人だ。
彼女も前回、17歳としては驚異的な強さを見せつけたが、1500m,1000mともに決勝では中国勢に完敗。
リレー失格の悔しさも味わった。今回はそのリベンジとなる。
前回とは違い、今回は他2選手により多くの期待が集まるだろうから、重圧はやや和らぐかもしれない。
また、女子韓国勢にしてはスタートが遅くないので、韓国勢苦手の500mでも期待がかかる。
Cho Ha-Ri
↓過去のオリンピックの成績↓
| 2010バンクーバー |
500m |
10位(準々決勝敗退) |
| 1500m |
5位(決勝進出) |
| 1000m |
4位(B決勝進出) |
| 3000mリレー |
8位(決勝失格) |
今回の出場種目
個人種目の出場なし
「バンクーバー組」の一人であり、前回はレギュラー3人の中で唯一メダルを獲得できなかった。
今大会はリレーの一員としての出場が有力だが、個人種目の出場はならなかった。
3000mリレーチーム
予想メンバー:シム・ソクヒ、キム・アラン、パク・スンヒ、チョ・ハリ
今季W杯の成績:優勝、優勝、優勝、2位
↓過去のオリンピックの成績↓
| 1992アルベールビル |
出場なし |
| 1994リレハンメル |
金メダル |
| 1998長野 |
金メダル |
| 2002ソルトレーク |
金メダル |
| 2006トリノ |
金メダル |
| 2010バンクーバー |
8位(決勝失格) |
過去の成績は他を圧倒する。前回は疑惑の判定で敗れたという意識があるだろうから
(個人的には厳しい判定だとは思うが、疑惑とまでは思わないが・・・)
今大会のリレーへ向けては特別な気持ちがあるだろう。
今期のW杯は最後まで中国との一騎打ち、というレースが多かったが
そこでアンカーのシム・ソクヒが強い、強い!2006トリノ男子のアン・ヒョンスを思い出す。
この抜けた存在のアンカーがいる分だけ、中国よりやや分が良いかと思われる。
最終更新:2014年01月27日 17:44