結城君、全部分かった。
「少女探偵島都」(しょうじょたんてい・しまみやこ)ははてなブログでkonanyukoが公開しているアマチュア推理小説である。
茨城県県南地域を舞台に高校1年生の少女島都(しま・みやこ)が同学年の少年結城竜や県警の女警部長川朋美、同じ高校の探検部のメンバーの高野瑠奈、北谷勝馬、薮原千尋、結城の従妹で中学2年生の結城秋菜らとともに、次々と難事件を解決していくのが基本的なセオリー。
また一部のエピソードでは大量殺人鬼岩本承平との対決エピソードも描かれているが、基本的に各事件は独立している。
また一部のエピソードでは大量殺人鬼岩本承平との対決エピソードも描かれているが、基本的に各事件は独立している。
概要
基本的に1記事で30分アニメ1話分、1章で週刊漫画の1週分という想定で書かれており、基本的に6話(3記事)構成の中編、8話、10話構成の長編で構成される。
簡単に言えばコナンの長編と金田一の長編の中間くらいの長さだが、2作品だけ12話構成と金田一長編に匹敵する長さとなっている。
また2話の「導入編」2話の「事件編」2-4話の「転回編(6話構成の場合ない場合もある)」2話の「解答編(推理披露編と動機編が1話ずつ)」と明確に章が分けられているのが特徴。
簡単に言えばコナンの長編と金田一の長編の中間くらいの長さだが、2作品だけ12話構成と金田一長編に匹敵する長さとなっている。
また2話の「導入編」2話の「事件編」2-4話の「転回編(6話構成の場合ない場合もある)」2話の「解答編(推理披露編と動機編が1話ずつ)」と明確に章が分けられているのが特徴。
作者がオタなのか結構ネットミームが多く存在し、「コマンドー」「淫夢」などのネタがちりばめられている。
事件の内容
内容としては必ず犯人当て要素が存在し、倒叙形式のものは存在しない。容疑者は最低でも6人解答編時点で生き残っており、その中から犯人とトリックを当てる事になる。
作中で発生する事件の大半が殺人事件であり、比較的話数が少ない中編で死者が10人以上出る事件も複数存在する(大体そのエピソードでは岩本が暗躍している)一方で、10話構成の長編であっても死者ゼロで終わる事件もいくつか見られる。
作者によれば「謎解きを面白くするのに必要がない場合は極力死者数を押さえている」らしい。
作者によれば「謎解きを面白くするのに必要がない場合は極力死者数を押さえている」らしい。
また事件の形式としては本格的なクローズ・ド・サークルや社会情勢や人権問題を題材にしたものなども存在し、児童性的虐待やカルト宗教、インターネットリンチ、ヘイトクライムなど重い内容も多い。
レイプシーンが直接描写される事はないが、事件の動機に性暴力が存在する事は多い。
一方で金田一のように怪人が登場し、ホラーじみた内容やグロテスクな死体描写などが特徴的な話もある。
レイプシーンが直接描写される事はないが、事件の動機に性暴力が存在する事は多い。
一方で金田一のように怪人が登場し、ホラーじみた内容やグロテスクな死体描写などが特徴的な話もある。
基本的に主人公の都は犯人をも救おうとしており、犯人は基本的に自殺をしていないが、例外もあり、そのエピソードは都にとってトラウマとなっている。
多くの事件では犯人は復讐や大切な人を救うためなど壮絶な動機を持ち、無関係な人間を手にかけない紳士であり、都が犯人のアフターケアをすることも多い。
作中では回想を除き、遺産目的や口封じ、サイコ、勘違いなど理不尽な動機で罪のない人間が殺されるシーンは極力避けられている。
多くの事件では犯人は復讐や大切な人を救うためなど壮絶な動機を持ち、無関係な人間を手にかけない紳士であり、都が犯人のアフターケアをすることも多い。
作中では回想を除き、遺産目的や口封じ、サイコ、勘違いなど理不尽な動機で罪のない人間が殺されるシーンは極力避けられている。
トリック
古典的な密室トリックからアリバイトリックまで様々なトリックが展開される。トリックの質は話ごとに決して安定しているとは言えないが(結構荒唐無稽なトリックな話もあるっちゃある)、システマテックでガチガチな本格トリックが多用されているのが大きな特徴で、当たりの作品では最近のコナンや金田一のトリックを確実に凌駕している。
探偵の推理における心理や思考傾向を完全に逆手に取った手練れの犯人が多く、「どうせこういうパターンなんだろ」という感じで読んでいくと確実にミスリードに引っかかる。
作中では物理トリックと心理トリックを複合させたものが多いが、複雑そうに見えて「発想の転換による一発逆転が可能」なトリックにするように作者も心掛けているらしく、作中では解答編で都が新しい発想を一言で言い表して、解答をスムーズに進める場面がある。
主人公島都の推理方法として「推理とは『どうやって』ではなく『なぜ』を解いていくもの」というものがあり、作中では密室やアリバイトリックで詰まったときにこの推理手法で真実にたどり着く様子が明確化されている。
舞台
基本的に茨城県県南地域が舞台である。都が住んでいるのは守谷市という設定だが、作品によっては「南茨城市」だったりすることもある。
ただ、コナンの米花市や金田一の不動山市みたいに都たちが住んでいるエリア(守谷市)が事件の舞台になることはそれほど多くはない。水戸市、つくば市、大洗町などが事件の舞台になることが多いが、土浦市や取手市、つくばみらい市、日立市、常陸太田市などが舞台になることもある。
また千葉県北部や福島県南部が舞台になることも。
また自治体や住民にやましい事がある場合は架空の自治体名(水郡市など)になることが多いが、それ以外は基本的に実在する地名が登場する。
金田一やコナンが東京の都市部を多くの舞台としているのに対して、島都は北関東の田園とニュータウンとロードサイドエリアが混じった風景を主要舞台にしているのが大きな特徴である。
ただ、コナンの米花市や金田一の不動山市みたいに都たちが住んでいるエリア(守谷市)が事件の舞台になることはそれほど多くはない。水戸市、つくば市、大洗町などが事件の舞台になることが多いが、土浦市や取手市、つくばみらい市、日立市、常陸太田市などが舞台になることもある。
また千葉県北部や福島県南部が舞台になることも。
また自治体や住民にやましい事がある場合は架空の自治体名(水郡市など)になることが多いが、それ以外は基本的に実在する地名が登場する。
金田一やコナンが東京の都市部を多くの舞台としているのに対して、島都は北関東の田園とニュータウンとロードサイドエリアが混じった風景を主要舞台にしているのが大きな特徴である。
意外ではあるが都たちが通学する常総高校で殺人被害者や犯人として逮捕された人間は1人もいない。主人公が住む街が死神タウン、主人公の高校が死神高校になる事態は避けられている。
(まぁ都の行く先々で殺人が起こっている点は金田一やコナンと変わらないが)。
(まぁ都の行く先々で殺人が起こっている点は金田一やコナンと変わらないが)。
茨城県には有人島が1つもないはずだが、作中ではいわき市との県境にいくつか島が登場し、クローズ・ド・サークルの舞台となっている。
都が東京に行って事件を捜査、解決した事件は一つもない。作中では何度か中央アジアにある「バクトルスタン共和国」が登場するが、都がそこにいったことはない。
登場人物
レギュラーキャラはコナンと比べると非常に少ない。作者はキャラ萌え路線を嫌っており(キャラ萌え自体は好きだが、キャラ萌えの為に事件を起こすのは好きではないとの事)、「本当の主人公は犯人」「犯人が一世一代のトリックで都に勝負するのが絶対的なメイン」であると述べている。
主要登場人物
島都
茨城県立常総高校1年6組在籍。工藤新一や金田一一より1歳年下である。
身長は144㎝と小柄でショートヘアにどんぐり眼。天然で天真爛漫な女の子。
服装は普段着はハーフパンツにピンクのシャツやパーカーを愛用。
服装は普段着はハーフパンツにピンクのシャツやパーカーを愛用。
勉強も運動もからきしダメで、学業も赤点の常習犯。テスト期間中は強制的に勉強合宿に参加させられている。
一方で野外におけるサバイバル能力は高く、小学校の頃は男の子たちに交じって数々の冒険を達成したおてんば娘。虫や両性爬虫類も平気である。
また甘いものや可愛いものも大好きで、部屋にはぬいぐるみが並べられ、長川警部にジャンボパフェに釣られる形で事件解決に協力させられることも。
一方で野外におけるサバイバル能力は高く、小学校の頃は男の子たちに交じって数々の冒険を達成したおてんば娘。虫や両性爬虫類も平気である。
また甘いものや可愛いものも大好きで、部屋にはぬいぐるみが並べられ、長川警部にジャンボパフェに釣られる形で事件解決に協力させられることも。
友人からは
- 半径2メートル以内にどうぶつの森のBGMが流れている。
- あっちにフラフラこっちにフラフラ楽しそうに生きている。
- パフェで釣られたら麻原にもついていきそう。
と称されるほどのホワホワ系である。
基本的に温厚で友達想いの心優しい少女である。
基本的に温厚で友達想いの心優しい少女である。
あまり推理ものは好きではない(人が死ぬドラマは怖いから見ない)のだが、「ラムとワンピースの正体」はわかっているらしく、一部では大物扱いされている。
「魔法少女みらい」シリーズのファン。
「魔法少女みらい」シリーズのファン。
とまー、お気楽天然少女といった感じなのだが、実は卓越した記憶力、観察眼、発想力を駆使して様々な難事件を解決してきた女子高生探偵として一部業界人では知られた存在。
警察を含めた全ての人間をミスリードさせた手練れの犯人のトリックをほわほわ口調の推理で突き崩し、事件のラストにどんでん返しを演出する。
警察を含めた全ての人間をミスリードさせた手練れの犯人のトリックをほわほわ口調の推理で突き崩し、事件のラストにどんでん返しを演出する。
推理の方法は「どうやってよりも何故」と言われるほど独特で、密室やアリバイトリックの難解な謎の前に、無理にその「方法」を見つけ出さずに「なぜ」という面から突破口を見つける。
探偵の推理における思考傾向を知り尽くして逆手に取るような手練れの犯人相手に互角に渡り合い、まれにミスリードに引っかかることもあるが、それでも総じて犯人が標的を全て殺し終わる前に事件を解決に導く事が多く、防御率も岩本相手の場合を除き、総じて高い。
特別な知識などはなく、また小柄な体躯故に犯人を直接制圧は出来ないが、長川警部やフォローで補っている。
記憶力は凄まじいものがあり、英語のリスニングの際、全く意味が分かっていないのに音を記憶して口に出したことがある。
探偵の推理における思考傾向を知り尽くして逆手に取るような手練れの犯人相手に互角に渡り合い、まれにミスリードに引っかかることもあるが、それでも総じて犯人が標的を全て殺し終わる前に事件を解決に導く事が多く、防御率も岩本相手の場合を除き、総じて高い。
特別な知識などはなく、また小柄な体躯故に犯人を直接制圧は出来ないが、長川警部やフォローで補っている。
記憶力は凄まじいものがあり、英語のリスニングの際、全く意味が分かっていないのに音を記憶して口に出したことがある。
また「自分(都)がどんな角度で事件を見るのか指示してくる人は絶対に怪しい」という考えを持っている。
ただ優しい性格故に本来は探偵に向いている性格ではなく、事件解決はある種の義務感でやっている為、精神的にはきつい事を吐露している。
名声や他の素人探偵との順位などには全く興味はなく、推理力を鼻にかける嫌な奴に絡まれてもぽけーっとしている。
ただし、次の犠牲者を出さないためにはかなり大胆な行動もとる。
名声や他の素人探偵との順位などには全く興味はなく、推理力を鼻にかける嫌な奴に絡まれてもぽけーっとしている。
ただし、次の犠牲者を出さないためにはかなり大胆な行動もとる。
基本的に対峙する犯人は悲しい動機を持ち標的以外は傷つけない紳士であるため、都も犯人の魂を救おうとするなどしているが、結城によれば自分勝手な犯罪者に対してはぞっとするほど冷酷で、外道な殺人者に「死刑になる」と宣告したり、無差別爆破を下らない自尊心の為に繰り返すヘイトクライマーを(次の犠牲者を出さないためという名目とはいえ)ボコボコに殴りつけて本気で殺そうとするなど、かなり苛烈な面もある。
ただどんなに精神的に追い詰められても探偵としての義務を達成するその胆力と精神力は凄まじいものがある。
ただどんなに精神的に追い詰められても探偵としての義務を達成するその胆力と精神力は凄まじいものがある。
家族は大学で清掃員をしている軽度知的障害の母親杏子がいたが、ヘイトクライムで殺害された。
この時は憎しみや怒りに飲まれそうになったらしい。
この精神的危機を乗り越えたのは、友達の励ましではなく、さらなる大きな試練だった。
この時は憎しみや怒りに飲まれそうになったらしい。
この精神的危機を乗り越えたのは、友達の励ましではなく、さらなる大きな試練だった。
結城に対しては特別な思いを持っているが、それが何なのかわからず混乱している。
エロに対しては鼻血を出して沸騰するほど態勢はないが、千尋のせいでBLにハマりだしている傾向がある。
エロに対しては鼻血を出して沸騰するほど態勢はないが、千尋のせいでBLにハマりだしている傾向がある。
結城竜
都の保護者。常総高校1年5組。意外だが都とはクラスが違う。身長185㎝と長身。
かなりのイケメンで頭もよくクールな性格で、クラスの女子からは人気である。
喧嘩もかなり強い。不良というわけではないが、校則やルールは適当に破っている。成績はかなりいい。
冷静に見えるが義理人情には厚く、頼まれごとを断れない上に、都(と秋菜)の事になると途端に不器用になる。
天真爛漫で元気よく暴走する都に振り回される苦労人。
勝馬の事を馬鹿呼ばわりし、いつも喧嘩ばかりしているが、実は結構似た者同士な所があり、また勝馬の男気や一途な性格は認めていて、それを利用した人間に激怒した事も。
かなりのイケメンで頭もよくクールな性格で、クラスの女子からは人気である。
喧嘩もかなり強い。不良というわけではないが、校則やルールは適当に破っている。成績はかなりいい。
冷静に見えるが義理人情には厚く、頼まれごとを断れない上に、都(と秋菜)の事になると途端に不器用になる。
天真爛漫で元気よく暴走する都に振り回される苦労人。
勝馬の事を馬鹿呼ばわりし、いつも喧嘩ばかりしているが、実は結構似た者同士な所があり、また勝馬の男気や一途な性格は認めていて、それを利用した人間に激怒した事も。
事件現場では都と息の合った相棒ぶりを見せる。
推理力は都ほどではないにしろかなり高く(作者曰く服部平次よりちょい下)隔絶された館での密室殺人でもかなり冷静に対処し、事件の不審な点と容疑者のアリバイ整理など機転も聞く。
ただし頭が切れる故に犯人の二重三重の心理誘導には引っかかりがち。
推理力は都ほどではないにしろかなり高く(作者曰く服部平次よりちょい下)隔絶された館での密室殺人でもかなり冷静に対処し、事件の不審な点と容疑者のアリバイ整理など機転も聞く。
ただし頭が切れる故に犯人の二重三重の心理誘導には引っかかりがち。
家はタワーマンションである。両親は亡くなっているが生命保険があり、生活に困っている様子はない。
秋菜と同居しているが、途中から母親を失った都を同居させている。
秋菜と同居しているが、途中から母親を失った都を同居させている。
県立常総高校
都、結城、瑠奈、勝馬、千尋ら1年生5人で「探検部」を設立(探偵部ではない)。書道部の準備室を部室に「少年自然の家での合宿」「友人や学友の手助け」「ミステリースポットの探索」などの活動を行う。活動実績に「殺人事件の解決」がある為、教師も生徒会も潰せないらしい。
高野瑠奈
1年6組で都と同級生。結城に次ぐ都の保護者。都とは4年生の時からの付き合い。暴走気味な都の保護者として小中とずっと同じクラスに入れられていた。
黒髪ロングでスタイルがよく、巨乳。また面倒見がよく穏やかな性格で成績も優秀。
黒髪ロングでスタイルがよく、巨乳。また面倒見がよく穏やかな性格で成績も優秀。
真面目で不器用な結城と比較すると自然体で都と付き合っており、結城の良き相談者でもある。また都との友情の為ならかなり大胆な事も出来る。
探検部では部長を務め、都、勝馬、千尋がオイタしたときには黒いオーラで3人を黙らせる。
黒髪ロング巨乳という蘭や美雪と同じポジであるためか、犯人やゲスなゲストキャラクターに攫われたりする事が何回かある。
探検部では部長を務め、都、勝馬、千尋がオイタしたときには黒いオーラで3人を黙らせる。
黒髪ロング巨乳という蘭や美雪と同じポジであるためか、犯人やゲスなゲストキャラクターに攫われたりする事が何回かある。
推理小説に造詣が深く、事件においては推理小説の用語を用いて解説する事がある。実は隠れ鉄道マニア。
父親は弁護士。専業主婦の母と中学生の弟陸翔がおり、ちょくちょく登場している。家は一戸建て。
北谷勝馬
1年6組で都。瑠奈と同じクラス。探検部部員。
身長は190㎝近くあり、大柄な強面ゴリラ系男子。自分より喧嘩が強い結城を一方的にライバル視している。
身長は190㎝近くあり、大柄な強面ゴリラ系男子。自分より喧嘩が強い結城を一方的にライバル視している。
喧嘩では結城には勝てないがかなりの実力者(そして馬鹿)として不良には知られ、タイマンばかりか複数相手でもまとめて倒すほど。
1年ながら学校の実質的な番長で不良少年で顔は怖いが弱者に威張り散らしたりする事はなく、何だかんだで困っている人間を放っておけないなど結城とは似た者同士の部分もある。。
女好きで女性には頭が上がらず、また天然暴走少女都とは結構馬が合い、探検部の馬鹿枠を一緒に努めている。
舎弟を数人持っており、バイクで一緒に走り回ったりしているが、都の為に情報収集にその機動力を生かすことが多く、結城からは「むさ苦しい少年探偵団」と言われている。
また病弱な妹彩香を溺愛している。家は文具店。
1年ながら学校の実質的な番長で不良少年で顔は怖いが弱者に威張り散らしたりする事はなく、何だかんだで困っている人間を放っておけないなど結城とは似た者同士の部分もある。。
女好きで女性には頭が上がらず、また天然暴走少女都とは結構馬が合い、探検部の馬鹿枠を一緒に努めている。
舎弟を数人持っており、バイクで一緒に走り回ったりしているが、都の為に情報収集にその機動力を生かすことが多く、結城からは「むさ苦しい少年探偵団」と言われている。
また病弱な妹彩香を溺愛している。家は文具店。
結城や長川がそこそこ頭の切れるワトソン役である事を踏まえると貴重な愛すべきバカという立ち位置ではあるが、実は自分が馬鹿であるという自覚はあり、事件現場で抜け駆けや軽率な行動などで状況を悪化させたことは一度もない。
一方で義理や人情の為に男気を見せ体を張ることは多く、それが状況を好転させることの方が多く、喧嘩ばかりの結城も彼の男気や仁義は認めている。
一方で義理や人情の為に男気を見せ体を張ることは多く、それが状況を好転させることの方が多く、喧嘩ばかりの結城も彼の男気や仁義は認めている。
薮原千尋
常総高校1年5組の女子生徒で結城の後ろ隣り。都と結城の夫婦漫才が面白くて探検部に入部した。
ポニーテールが特徴的。また制服はニットを愛用。
ポニーテールが特徴的。また制服はニットを愛用。
腐女子オタクであり、結城と勝馬のBLを創作しているほか、都を腐女子の道に沈めようとする変態。
また特撮やコミックにも造詣が深い。顔が広く都が事件に巻き込まれる原因の半分が彼女。
一方で知り合いが事件に巻き込まれるとナイーブになり、無茶な行動を取ることも。
また特撮やコミックにも造詣が深い。顔が広く都が事件に巻き込まれる原因の半分が彼女。
一方で知り合いが事件に巻き込まれるとナイーブになり、無茶な行動を取ることも。
原付通学している。大学生のオタクの兄がいる。団地住み。
益田愛
千尋の友人で書道部部員。書道部の準備室を探検部が部室に使っており、よく探検部と絡んでいる。
人見知りをする大人しい性格の女の子。結城、千尋と同じクラス。
人見知りをする大人しい性格の女の子。結城、千尋と同じクラス。
板倉大樹
勝馬の舎弟でスキンヘッド。勝馬と同じアホ。都や探検部も見知っており、都によく協力してくれる。
彼のひとめぼれがある事件の発端となった事がある。
彼のひとめぼれがある事件の発端となった事がある。
染谷
結城や千尋の担任教師。20代女性。穏やかな性格で結城や千尋との関係も良好。建前上は探検部の顧問。
岡西
都、勝馬、瑠奈の担任。眼鏡をかけた穏やかな教師。
警察
長川朋美
茨城県警捜査一課女警部。年齢は30代前半。黒パンツスーツがトレードマーク。モデルは真木よう子。
がさつで結城からも「あの女何考えてやがる」と言われるほどデリカシーがない。
とはいえ仕事自体は冷静で推理力も高く、さらに必要とあらば大胆な判断を下すこともある。
がさつで結城からも「あの女何考えてやがる」と言われるほどデリカシーがない。
とはいえ仕事自体は冷静で推理力も高く、さらに必要とあらば大胆な判断を下すこともある。
都の事を全面的に信頼する一方、その推理には常に根拠を求める、その推理に理があれば自分の責任で大胆な命令を下すなどしており、都もそれを理解し、信頼している。
また私生活では都にとっても姉のような存在であり、長川も都を年の離れた妹のようにかわいがり、結城との恋を応援している(結城にゴムやバイアグラを渡したことも。ほんと何やってるんだよ)。
なおタワーマンションに自宅があるが、部屋はゴミだらけ。自宅では裸族らしい。
なおタワーマンションに自宅があるが、部屋はゴミだらけ。自宅では裸族らしい。
ある事件では都を事件に関わらせる事への葛藤を吐露している。
また警察組織の汚点などから、都に弱い面を見せ、都の胸で号泣するなど、人間らしい面も魅力。
また警察組織の汚点などから、都に弱い面を見せ、都の胸で号泣するなど、人間らしい面も魅力。
鈴木
長川の部下。巡査部長。長川の部下では登場頻度は一番多い。
金髪にパーカーというおよそ刑事らしくない格好で、都たちにもフランクに接する。元少年課にいたらしい。
金髪にパーカーというおよそ刑事らしくない格好で、都たちにもフランクに接する。元少年課にいたらしい。
西野
長川の部下。巡査。
若い女性刑事で生真面目な性格で、都と結城が事件に絡んでくるのをよく思っていない。
若い女性刑事で生真面目な性格で、都と結城が事件に絡んでくるのをよく思っていない。
平田
長川の部下。年長者で警部補。糸目で長身。長川は「さん」付けで呼んでいる。穏やかな性格。
出番は少ない。
出番は少ない。
加隈摩理
女性鑑識。牛乳瓶の底のような眼鏡をかけて「ケケケケ」という不気味な笑い声をあげる。
長川の事を「ともちゃん」と呼ぶ。
長川の事を「ともちゃん」と呼ぶ。
陳川雅史
福島県警捜査一課警部。元丸暴にいた警察官で黒メガネと組長シャツ、強面が特徴だが結構怖がり。
ちなみに部下もヤクザみたいな恰好をしている。
都を慕っており、「お嬢」と呼んで敬語で呼んでいる。爆発から都を命がけで救ったり結構無理な願いを聞いたりとやる時はやる男。
ちなみに都と同じく「魔法少女みらい」が好きなオタクであり、都とは趣味面でも話が合う。
ちなみに部下もヤクザみたいな恰好をしている。
都を慕っており、「お嬢」と呼んで敬語で呼んでいる。爆発から都を命がけで救ったり結構無理な願いを聞いたりとやる時はやる男。
ちなみに都と同じく「魔法少女みらい」が好きなオタクであり、都とは趣味面でも話が合う。
その他
結城秋菜
結城の従妹。13歳で中学2年生。おさげの赤みがかった髪をしている。学校では空手部に所属し、かなりの実力を作中では披露している。
結城や勝馬に対してはそのデリカシーのなさにいつも怒っているが、都に対してはその推理力から「師匠」と呼び慕い、探偵助手を名乗っている。
勝手に探検部の課外活動に同行したり、時には都からの要請で単独で事件を調べるなどしており、またいくつかの事件では彼女自身がキーパーソンになっている。一方で口封じにナイフで刺され、命に関わる重傷を負ったこともある。
勝手に探検部の課外活動に同行したり、時には都からの要請で単独で事件を調べるなどしており、またいくつかの事件では彼女自身がキーパーソンになっている。一方で口封じにナイフで刺され、命に関わる重傷を負ったこともある。
当初都は秋菜の弟子宣言に困惑していたが、彼女の捜査が事件解決に役立ったり犯人の魂や都自身の魂を救ったこともあり、都からは本当に替えの効かない弟子として認められ、また妹のようにかわいがられている。
岩本承平
作中最悪の殺人鬼で都の宿敵。これまでに1000人以上を殺害し、警察の追跡を逃れてきた戦後最悪の犯罪者。虐待で顔が焼けただれており骸骨のような顔立ちになっている。
生まれた時から20歳の時まで、親、孤児院、学校、職場で虐待やいじめを受け続けていたが、ピエロのように「自分に攻撃が向く事で他の人が助かればいい」と受け入れていた。
しかし自分を本気で助けてくれようとした女性を殺害した自分の上司と刑事ら4人を殺害。この時「今まで感じた感情をどうすればいいのかわからなかった」と述べるなど、自分に対する虐待に関しては湧かなかった「憎しみ」を感じ、殺戮に暴走するようになる。
しかし自分を本気で助けてくれようとした女性を殺害した自分の上司と刑事ら4人を殺害。この時「今まで感じた感情をどうすればいいのかわからなかった」と述べるなど、自分に対する虐待に関しては湧かなかった「憎しみ」を感じ、殺戮に暴走するようになる。
都に犯行を暴かれて逮捕され、死刑判決を受けるが、その間に自分の幼馴染の女性がある事件で4人を殺害、都に犯行を暴かれたうえで自殺するという事件が発生。
「自分が捕まらなければ彼女を助ける事が出来た」と悔やんだ岩本は拘置所を脱獄。
その後「人を死に追いやっても罰を受けない人間を殺す」殺人鬼に変貌した。
その後「人を死に追いやっても罰を受けない人間を殺す」殺人鬼に変貌した。
「自分は飢えも痛みも我慢できるが、殺したい人間を殺せないことは我慢が出来ない」と自分でも述べており、殺しの際には標的を拷問して喜ぶような残忍な面はあるが、無関係な第三者は絶対に傷つけず、意図せず巻き込んだ場合は補償をするなど律儀な面もある。
目的の為なら自分や標的への地獄の苦しみも厭わない狂気的な面もあるが、「サイコパス」では決してなく、他者への共感などの感情は持ち合わせており、人間らしさも結構見せる。
目的の為なら自分や標的への地獄の苦しみも厭わない狂気的な面もあるが、「サイコパス」では決してなく、他者への共感などの感情は持ち合わせており、人間らしさも結構見せる。
「世間をあっと言わせる愉快犯」「劇場型犯罪者」というのはパフォーマンスにすぎず、都や警察に挑戦するのは標的のあぶり出しやおびき出し、標的への心理誘導による大量殺戮の完成といった何かしらの目的が必ずあり、その必要がない場合は予告も出さないで普通に標的を誘拐して拷問殺人を楽しんで終わらせる。
つまり都や警察は岩本と対峙する場合は「その目的」を読む必要がある。
つまり都や警察は岩本と対峙する場合は「その目的」を読む必要がある。
都をはじめ探偵や警察の推理や思考パターンを熟知しており、都は何度も大量殺人を許してしまっている。
都が推理で全てを明らかにして見せた時には目的を完遂している事も多く、目的を達成後はその手法を暴かれる事も気にしないため、高校生探偵の宿敵では珍しく主人公の高校生探偵に勝ち続けている強敵。
都が推理で全てを明らかにして見せた時には目的を完遂している事も多く、目的を達成後はその手法を暴かれる事も気にしないため、高校生探偵の宿敵では珍しく主人公の高校生探偵に勝ち続けている強敵。
島杏子
都の母親。背格好や髪型は都と似ており、性格も都と似ている。
軽度知的障害があるが、大学での清掃の仕事で都を育てている。
かなりずぼらな性格で自宅はちらかっており、家事も苦手な模様。よく行政手続きを結城に手伝ってもらっている。
作中でヘイトクライムの標的となり、殺害される。
ちなみに都は「私にお父さんはいません。いるのはお母さんと強姦魔」と発言した事がある。
軽度知的障害があるが、大学での清掃の仕事で都を育てている。
かなりずぼらな性格で自宅はちらかっており、家事も苦手な模様。よく行政手続きを結城に手伝ってもらっている。
作中でヘイトクライムの標的となり、殺害される。
ちなみに都は「私にお父さんはいません。いるのはお母さんと強姦魔」と発言した事がある。
北谷さつき
勝馬の母親。30代の美人でスタイルも良く、豪快な性格。
都をよく気にかけてくれる。
息子の馬鹿さ加減には呆れているが、その仁義は信頼し、親としてバックアップしている。
都をよく気にかけてくれる。
息子の馬鹿さ加減には呆れているが、その仁義は信頼し、親としてバックアップしている。
北谷彩楓
勝馬の妹。小学6年生で病弱。純粋な性格で兄とは仲良しである。
勝馬の舎弟とも仲がいい。
勝馬の舎弟とも仲がいい。
薮原太郎
千尋の兄で大学生。アキバ系のデブのオタク。妹の千尋を溺愛しており、探検部のアッシー君になってくれる。