島都は「少女探偵島都」の主人公の女子高校生探偵。
県立常総高校1年6組在籍。茨城県守谷市(事件によっては南茨城市)在住。
県立常総高校1年6組在籍。茨城県守谷市(事件によっては南茨城市)在住。
愛宕小学校、愛宕中学校を卒業。
シリーズ初期ではアパートで軽度知的障害の母親杏子と2人暮らしだったが、彼女がヘイトクライムで殺されてから、結城のマンションで秋菜と結城と同居している。
シリーズ初期ではアパートで軽度知的障害の母親杏子と2人暮らしだったが、彼女がヘイトクライムで殺されてから、結城のマンションで秋菜と結城と同居している。
容姿
身長144㎝と小柄で童顔。また天真爛漫で天然な性格から小学生に間違えられることもある。
瑠奈と千尋と比較してもお子様体型であるが、別にそのことについて気にはしていない。
髪はわずかに茶髪が入った黒であり、基本的にショート。また前髪は基本的に降ろしている。
瑠奈と千尋と比較してもお子様体型であるが、別にそのことについて気にはしていない。
髪はわずかに茶髪が入った黒であり、基本的にショート。また前髪は基本的に降ろしている。
制服はセーラー服。普段着はグレーのハーフパンツとピンクのパーカーを愛用。
また制服私服問わずスニーカーを愛用している。
自宅ではピンクのパジャマを着用。ちなみに下着はピンクのうさぎさん。
また制服私服問わずスニーカーを愛用している。
自宅ではピンクのパジャマを着用。
性格
天真爛漫で快活天然お気楽少女。「半径2メートルにどうぶつの森BGMが流れている」と言われるほど。
温厚で誰とでも仲良く出来、友達想いの優しい性格。
事件現場でもその優しさは犯人に対しても向けられ、その魂を救っている。
温厚で誰とでも仲良く出来、友達想いの優しい性格。
事件現場でもその優しさは犯人に対しても向けられ、その魂を救っている。
作中では親しい友人などに怒った事は一度もなく、悪態もついたことも突っ込みを入れた事もない。
不器用で誤解を招きやすい人物に対してもその真意をくみ取り、生き辛さを理解しようとするなど誠実な一面もあり、それによって救われた友人も多いらしい。
その一方で、
不器用で誤解を招きやすい人物に対してもその真意をくみ取り、生き辛さを理解しようとするなど誠実な一面もあり、それによって救われた友人も多いらしい。
その一方で、
- 事件でグロテスクな死体を見ても全く動じない。
- 大量殺人を止められないと判断すると救える命を救うため事件阻止自体は諦める。
- 殺人は認めないが外道な被害者に対する殺意自体は認める。
- 正当防衛の殺人は容認する。
- 都自身も無差別殺人犯に対して本気の殺意を向ける。
と言った、時折結城や長川すら戦慄させる一面を持つ事もある。
小学生の時から男の子と遊んでおり、虫取りなどに熱中した野生児だった。
現在でも館とか自然とかを見ると勝馬と一緒に探検に突っ走るなど、基本的に変わっていない。
瑠奈などは何度も都と林間学校で迷子になったらしい。
反面女の子らしいお洒落とかショッピングなどにはあまり興味を示さない。
現在でも館とか自然とかを見ると勝馬と一緒に探検に突っ走るなど、基本的に変わっていない。
瑠奈などは何度も都と林間学校で迷子になったらしい。
反面女の子らしいお洒落とかショッピングなどにはあまり興味を示さない。
ただ全く女の子らしくないかと言えばそうでもなく、甘いものとかわいいものが大好き。
ぬいぐるみは「梅吉君」が大好き。また漫画やアニメ、実写ドラマになった「魔法少女みらい」のファン。
ただし最大のファン仲間が大きなお友達の陳川警部なのは内緒だ。
結城竜曰く「結局野郎に囲まれているじゃねえか!」
またジャイアントタワーパフェが好きで、長川警部にホイホイ釣られて事件解決の手伝いをすることになる。
ぬいぐるみは「梅吉君」が大好き。また漫画やアニメ、実写ドラマになった「魔法少女みらい」のファン。
ただし最大のファン仲間が大きなお友達の陳川警部なのは内緒だ。
結城竜曰く「結局野郎に囲まれているじゃねえか!」
またジャイアントタワーパフェが好きで、長川警部にホイホイ釣られて事件解決の手伝いをすることになる。
ちなみに愛用の自転車は瑠奈が小学生の時のおさがり。現在でも平然と使っている。
携帯電話は長らくキッズ携帯を使っていたが、最近スマホデビューした。
携帯電話は長らくキッズ携帯を使っていたが、最近スマホデビューした。
学業は壊滅的の一言で在り、探検部で強制的に勉強合宿をさせられ、赤点を回避している。
記憶力や思考能力ではずば抜けているため、食い物に釣られれば物凄い実力を発揮し、中間テストで赤点を7つも取ったにも関わらず、期末テストでは学年1位という物凄く極端な成績を出したこともある。
普段の授業態度も居眠りや早弁の常習で、授業態度もあまりよくない。
記憶力や思考能力ではずば抜けているため、食い物に釣られれば物凄い実力を発揮し、中間テストで赤点を7つも取ったにも関わらず、期末テストでは学年1位という物凄く極端な成績を出したこともある。
普段の授業態度も居眠りや早弁の常習で、授業態度もあまりよくない。
一方で昆虫や動物、サバイバル知識、釣りの知識などは周囲を唖然とさせるほどあり、サバイバル能力は高い。
探検部や千尋に誘われた合コン、勝馬の舎弟とカラオケに行ったときはノリノリでアニソンを歌っていた。
週刊漫画は「なかよし」派。また「サバイバルシリーズ」のジオを知っている。
一番の推しは「魔法少女みらい」。
探検部や千尋に誘われた合コン、勝馬の舎弟とカラオケに行ったときはノリノリでアニソンを歌っていた。
週刊漫画は「なかよし」派。また「サバイバルシリーズ」のジオを知っている。
一番の推しは「魔法少女みらい」。
サバイバル料理は得意だが、キッチンで料理を作ると壊滅的になる。
バレンタインデーの日には男子に(チョコの)きのこを配っていた。掃除洗濯は勝馬並みにズボラ。
バレンタインデーの日には男子に(チョコの)きのこを配っていた。掃除洗濯は勝馬並みにズボラ。
千尋により「島耕作の孫」と勝手に推測された事がある。
恋愛
恋愛には物凄く奥手で鈍感。
ドラマでキスシーンを見ただけで鼻血を出して頭が沸騰するほど。
結城竜については特別な感情を持っているが、それが何なのかわからずに混乱している。
しかし本人は気づいていないが、結城以外にも勝馬などに想いを寄せられ、割かしモテている。
ドラマでキスシーンを見ただけで鼻血を出して頭が沸騰するほど。
結城竜については特別な感情を持っているが、それが何なのかわからずに混乱している。
しかし本人は気づいていないが、結城以外にも勝馬などに想いを寄せられ、割かしモテている。
同じクラスで隣の席の津川周一に告白された時には、本気で悩んだ末に断っている。
この時、初めて告白されるという体験に真剣に悩む彼女の姿は必見。
さらに津川に重傷を負わせた爆弾魔に本気で激怒し、「逃がして次の犠牲者を出させない」という大義名分のもとに本気で犯人を殺そうとしたことがあった(結城に止められた)。
この時、初めて告白されるという体験に真剣に悩む彼女の姿は必見。
さらに津川に重傷を負わせた爆弾魔に本気で激怒し、「逃がして次の犠牲者を出させない」という大義名分のもとに本気で犯人を殺そうとしたことがあった(結城に止められた)。
戦闘能力
バイタリティ自体はあるのだが基本的には運動音痴であり、小柄な体躯も相まって基本的に戦闘力は皆無…と思われてきた。
しかし無差別殺人や友人を傷つけられるなどして本気で相手に激昂したときはその限りではなく、ある事件では無差別爆弾魔が千尋を殺害しようとする場面に遭遇、激昂した挙句鉄パイプで相手の関節や肝臓など急所を的確に刺突して30代男性に優位に立ち、足の皿にパイプの先端を押し当てる形で全体重をかけ、相手の足をへし折っている。
また別の事件でも自分たちに危害を加えようとする相手に対して石を詰めた靴下を振り回して相手の頭を何度も殴打して無力化しており、恐らく未必の故意の殺意はあったと思われる。
別の事件でも長川警部が犯人を射殺するのを支援する場面があり、確定的殺意がある相手には不殺を貫かない一面もあるようである。
別の事件でも長川警部が犯人を射殺するのを支援する場面があり、確定的殺意がある相手には不殺を貫かない一面もあるようである。
「当り前だよ、探偵だって自分や大切な人が殺されるのは嫌だもん」
結城曰く「あいつは優しい奴だから、逆に怖い面もある。一線超えた糞野郎の命にはドライだよ。他人の命を勝手に奪っていい社会は命がけで拒否するけど」。
探偵として
見た目は高校生探偵には全く見えず、どちらかと言うと役立たずのワトソン役に見られることが多いが(特に冷静沈着な結城が隣にいる場合に顕著)、実は数々の難事件を解決した女子高校生探偵。
ひとたび事件が起こればその観察眼と発想力を武器に、犯人の二重三重の心理、物理トリックを突き崩し、そのポワポワした口調で大どんでん返しを演出する。
謎解きの際には犯人のメイントリックの要となるミスリードをたった一言で表現し、その後理詰めで犯人の逃げ場をふさぎ、証拠で観念させるのが必勝パターン。
犯人も最早都が全てを察している事を察知し、驚愕の余り反論さえできない事が多い。
(その場合、結城や長川が疑問点を都にぶつける事が多い)。
謎解きの際には犯人のメイントリックの要となるミスリードをたった一言で表現し、その後理詰めで犯人の逃げ場をふさぎ、証拠で観念させるのが必勝パターン。
犯人も最早都が全てを察している事を察知し、驚愕の余り反論さえできない事が多い。
(その場合、結城や長川が疑問点を都にぶつける事が多い)。
犯人も探偵の思考力を逆手に取る手練れであり、都がミスリードに引っかかる事もあるが、次の犠牲者を防ぐ防御力も高く、連続殺人でも大半の事件で犯人が標的を全て殺すことは阻止している。
作中では二重三重のガチガチの物理、心理トリックを仕掛けてくる強敵の計画を突き崩しており、探偵としての実力は金田一やコナンにも劣らない。
ただし宿敵岩本承平相手には相性が悪く、度々大量殺人を許している。
作中では二重三重のガチガチの物理、心理トリックを仕掛けてくる強敵の計画を突き崩しており、探偵としての実力は金田一やコナンにも劣らない。
ただし宿敵岩本承平相手には相性が悪く、度々大量殺人を許している。
コナンと同じように犯人を自殺させないことを心掛け、大半の事件で犯人の自殺を阻止している。
自身も母親をヘイトクライムで亡くしている事もあり、犯人への説得力も高く、またアフターケアも行って犯人の魂を救っている。
犯人が自殺したのは2例で、これは都にとってもトラウマにもなっている。
ただし犯人が外道なヘイトクライマーの場合、逃がせばさらに大勢の被害者が出るという大義名分とともに、探偵としての立場を殴り捨て、自分の友人を傷つけられた憎しみのまま本気で犯人を殺そうとして結城に止められた事もあり、実は都自身も憎しみの感情を持った、多くの事件の犯人と何ら変わらない存在だという事が分かるエピソードもある。
自身も母親をヘイトクライムで亡くしている事もあり、犯人への説得力も高く、またアフターケアも行って犯人の魂を救っている。
犯人が自殺したのは2例で、これは都にとってもトラウマにもなっている。
ただし犯人が外道なヘイトクライマーの場合、逃がせばさらに大勢の被害者が出るという大義名分とともに、探偵としての立場を殴り捨て、自分の友人を傷つけられた憎しみのまま本気で犯人を殺そうとして結城に止められた事もあり、実は都自身も憎しみの感情を持った、多くの事件の犯人と何ら変わらない存在だという事が分かるエピソードもある。
殺人事件の現場に居合わせたとき、人の命を守るという義務感で推理をすることが多いが、優しい性格故に悲しい事件に向き合うのが心理的な負担にもなっている。
それゆえに探偵としての名声や手柄、他の高校生探偵の実力比較には全く興味を持たない。
それゆえに探偵としての名声や手柄、他の高校生探偵の実力比較には全く興味を持たない。
推理の手法
基本的に現場観察における疑問点から発想を展開させる手法を取るが、都は経験から以下の推理手法、思考を結論として導き出している。
なお都はあくまでこの思考法は一つの指標で、全ての事件に当てはまるわけではない事を認めている。
なお都はあくまでこの思考法は一つの指標で、全ての事件に当てはまるわけではない事を認めている。
推理とは「どうやって」ではなく「なぜ」
都の推理における最大の特徴。
特に密室殺人の際に都は「どうやって密室殺人を完成させたのか」ではなく「なぜ密室にする必要があったのか」を徹底的に考える事にしている。
特に密室殺人の際に都は「どうやって密室殺人を完成させたのか」ではなく「なぜ密室にする必要があったのか」を徹底的に考える事にしている。
それは「どうやって密室を作ったのか」に拘る事はつまり犯人が提示した命題に律儀に解答しようとする事であり、考えれば考えるほど犯人にミスリードされる事であるという都なりの結論から来ている。
敢えて難問を先延ばしにするのも推理のテクニックなのである。
敢えて難問を先延ばしにするのも推理のテクニックなのである。
事件への視線や観察方法を指示誘導してくる人間は怪しい
犯人にとってトリックにおける一番重要な点は「探偵の事件に対する視線や観察手法をいかに犯人にとって都合のいい形に制限できるか」にかかっているというのが都の持論である。
都をミスリードした犯人はその制限誘導を都にすら認知されない形でうまくやっている事が多く、都は推理をやり直すたびにそれを思い返している。
都をミスリードした犯人はその制限誘導を都にすら認知されない形でうまくやっている事が多く、都は推理をやり直すたびにそれを思い返している。
自分一人が名探偵ではない
実は「自分がこの場にいる人間の中で一番推理力がある」という意識をあまり持たないのも彼女の特色。
結城や秋菜、瑠奈、勝馬、千尋の推理や提案などもきちんと拝聴し、例え矛盾点や問題点があったとしてもその前提自体がミスリードである可能性も考慮して決して記憶から忘れる事はない。
結果的に秋菜や結城、瑠奈の推理が正しかったことはあった。
結城や秋菜、瑠奈、勝馬、千尋の推理や提案などもきちんと拝聴し、例え矛盾点や問題点があったとしてもその前提自体がミスリードである可能性も考慮して決して記憶から忘れる事はない。
結果的に秋菜や結城、瑠奈の推理が正しかったことはあった。
都自身「結局私の発想なんて自分の経験値だけで話しをしているだけ」としており、コナンみたいに自分が能力的に秀でている事を武器にする事よりも、大勢の人々の発想や経験に推理において助けて貰うという事を心掛けている。
実際、都の仲間たちの経験や発想が都に電撃的な閃きを与えた事件は多い。
実際、都の仲間たちの経験や発想が都に電撃的な閃きを与えた事件は多い。
また都の精神的キャパを超えるような事件を前にして探偵としてギリギリ踏みとどまれているのも仲間たちの協力やケアのおかげ。
都は大勢の人間によって「作られた探偵」であり、都自身強く理解している。
ある意味都は仲間たちとチームで推理をしているのである。
ある意味都は仲間たちとチームで推理をしているのである。
余談
作者によるとデザインについて「女子高校生探偵としてみんなが考えるイメージ」として「お嬢様学校に通っている黒髪ロングで巨乳で探偵に憧れている」少女をまずデザインし、その全く逆の人物像を設定したらしい。
また「県立高校在学」「茨城の郊外地区在住」「ぼろい部室で怪しげな文化部を拠点にしている」「不良と付き合っている」「探偵に憧れているわけではない」「ぼろい市営住宅に住み母子家庭」というのはコナンのキャラクターと全く逆を目指したという。
作中で登場人物から全く言及されていないが、複数のエピソードで指が6本ないと説明がつかない所作が散見される。彼女の手袋も母親が特別に作ったものという描写があり、多指症の可能性が極めて高い。