ささ始まる今世紀最大のゲーム
出会って信じ合って作る最強のチーム
WINNERorLOOSER 神のみぞ知るジャッジ
紙一重で決めろ運命&FUTURE!!!
『アノっ!?』
『アノォォッ!!』
『アノニ!!』
『アノォォッ!!』
『アノニ!!』
F-9の森の中、パラドは主催への怒りを滾らせた後、近くにいたNPC…沢山のアノーニ達…正確に言うとアノーニ×20をノックアウトファイターでボコボコにし続けていた…怒りを発散するという目的も次いでに兼ねている。
『アノニィィィ!!』
「…とりあえず身体は温まったな…」
「…とりあえず身体は温まったな…」
最後の1体を殴り倒し、変身解除したタイミングで…ホットラインからは主催からの放送が流れ始めた。
「心が滾る…!!クルーゼ、羂索、茅野…今に見ていろ、ノーコンティニューでお前らの元に行ってゲームオーバーにしてやる…!!」
放送を経て発散していた怒りが再び湧き上がる…!!
もう1回NPCを倒して冷静になるか?とは思ったが、今後の事を考えると体力温存が必要だ
今はこの会場に誰がいるかを知る事を優先した。
もう1回NPCを倒して冷静になるか?とは思ったが、今後の事を考えると体力温存が必要だ
今はこの会場に誰がいるかを知る事を優先した。
「⋯お前も来てたのか」
名簿のグラファイトの文字を見て、思わず笑みを浮かべた、今のパラドにとって1番の仲間はグラファイトだ、とりあえずはアイツと合流する事を一番優先した方がいいな、とパラドは考えた。
「永夢やブレイブ、スナイプはいないのか…アイツらとなら組みやすかったんだがな…」
平時の場合、仮面ライダー達は相容れない敵だが…今は羂索達打倒の為に共闘する事は出来たはずだ。スナイプはそれでも無理だったかもしれないが
因みにゲンム⋯新檀黎斗の事は実は一瞬だけ主催の中にいるんじゃないかと考えたが、アイツは現在CRと手を組んでいるはずだと思い、考える事をやめた
因みにゲンム⋯新檀黎斗の事は実は一瞬だけ主催の中にいるんじゃないかと考えたが、アイツは現在CRと手を組んでいるはずだと思い、考える事をやめた
とりあえずこれからどうするか、パラドは既に攻略法を決めていた。
まず話が出来て、それなりに強く、手が組めそうな奴に会えたら、共にとりあえず行動する。その条件次第では同盟維持の為に人間を守らなくちゃいけないだろう、手段を選ばない奴だったら好都合、好き勝手やりながら共闘ができる。
次に弱くて足手まといになるような人間がいたら、周囲を見渡して誰もいない事を確認し、即座にゲームオーバーにして支給品を回収する。手を組んでも意味が無い奴を守る気は無いからだ。
そして話が通じないマーダーは⋯このエリアに誘導してからゲームオーバーにする。散策の中でこのエリアのエナジーアイテムは既に把握している。把握しているエナジーアイテムはパズルゲーマーで使いこなせる⋯NPCとの戦いで掌握済みだ。但し同時使用は2個しか出来ないようだが
次に弱くて足手まといになるような人間がいたら、周囲を見渡して誰もいない事を確認し、即座にゲームオーバーにして支給品を回収する。手を組んでも意味が無い奴を守る気は無いからだ。
そして話が通じないマーダーは⋯このエリアに誘導してからゲームオーバーにする。散策の中でこのエリアのエナジーアイテムは既に把握している。把握しているエナジーアイテムはパズルゲーマーで使いこなせる⋯NPCとの戦いで掌握済みだ。但し同時使用は2個しか出来ないようだが
そして今からどこに行くのか?⋯J-7の近くの住宅街だ
1つ目の理由は旧幻夢会社があるからだ、あそこは自分もゲンムと手を組んでいた時によく利用していた、もしかしたら役に立つ物…例えばレベル99になる為のゲーマドライバー等が置いてあるかもしれないし、グラファイトもそこに行くかもしれない⋯と考えたのだ
二つ目の理由、奴らの本拠地は住宅街の中に紛れている可能性があると考えたからだ
あの放送を聞いて、普通の人ならば特別な所が本拠地に繋がっていると考えるだろう
パラドは普遍的な場所の中で特殊な条件を満たした時に道は開けるのではと考えたのだ、例えば住宅街の中にあるほんの少し妙に変わっている特殊な場所で86秒待って、元来た道を戻ってみる等の
特殊な場所にあるというのは誰でも思い浮かびやすい、だがそんな簡単に連想出来る場所に奴らは繋がるようにはしない可能性が高いと踏んだようだ。
バグスターの瞬間移動で行けたら良かったが…どうやら制限がかかっているようで瞬間移動はできなくなってしまっているようだ、だから足になるものを探すか、足で歩いて行くしかなく…とりあえず歩くしか方法はないようだった。
1つ目の理由は旧幻夢会社があるからだ、あそこは自分もゲンムと手を組んでいた時によく利用していた、もしかしたら役に立つ物…例えばレベル99になる為のゲーマドライバー等が置いてあるかもしれないし、グラファイトもそこに行くかもしれない⋯と考えたのだ
二つ目の理由、奴らの本拠地は住宅街の中に紛れている可能性があると考えたからだ
あの放送を聞いて、普通の人ならば特別な所が本拠地に繋がっていると考えるだろう
パラドは普遍的な場所の中で特殊な条件を満たした時に道は開けるのではと考えたのだ、例えば住宅街の中にあるほんの少し妙に変わっている特殊な場所で86秒待って、元来た道を戻ってみる等の
特殊な場所にあるというのは誰でも思い浮かびやすい、だがそんな簡単に連想出来る場所に奴らは繋がるようにはしない可能性が高いと踏んだようだ。
バグスターの瞬間移動で行けたら良かったが…どうやら制限がかかっているようで瞬間移動はできなくなってしまっているようだ、だから足になるものを探すか、足で歩いて行くしかなく…とりあえず歩くしか方法はないようだった。
こうして、行動方針も決めて、暫く歩き…いよいよ市街地に入ろうとした瞬間だった。
「パラド…貴方の悪意は私が排除する」
鋭い殺意を含めた視線が彼を刺したのを
少し時は遡る。
「本当に多くのNPCを用意したようですね、主催達は」
同じくF-9のパラドがいた場所から遠かった森の中、ゼインは6体のNPCと遭遇していた。
プテラノドンヤミー、バイソンヤミー×2、リクガメヤミー、屑ヤミー×2
である。
である。
ゼインはコイツら相手にゼインカードを…使わない
NPC相手にゼインカードを使うのをもったいないと思ったからというのも理由の一つだ、NPCには悪意が殆ど感じられない、故に全てがグレアのような偽物だと感じ取っていた。そんな怪物の為に本気を出す必要がないと思ったのだ。駆逐するべき悪意はあのアバドン以外にも沢山いるに違いないから
この世界に招かれる前にゼロツーの力を無駄使いしてしまった戦闘を経験していたのもあるのかもしれない。
つまり話をまとめると、従来のゼインよりはカードの温存を少しは考えるようになっていたのだ、あくまでも少しだけだが…少なくとも弱い相手に最強フォームの技をぶつけるような事はもうしないと決めていた。(アバドンに対しては技の出力を確かめるためにお試しでストロンガーのゼインカードを使用したが)
その為、彼はまだカードを使う選択を取らず…
NPC相手にゼインカードを使うのをもったいないと思ったからというのも理由の一つだ、NPCには悪意が殆ど感じられない、故に全てがグレアのような偽物だと感じ取っていた。そんな怪物の為に本気を出す必要がないと思ったのだ。駆逐するべき悪意はあのアバドン以外にも沢山いるに違いないから
この世界に招かれる前にゼロツーの力を無駄使いしてしまった戦闘を経験していたのもあるのかもしれない。
つまり話をまとめると、従来のゼインよりはカードの温存を少しは考えるようになっていたのだ、あくまでも少しだけだが…少なくとも弱い相手に最強フォームの技をぶつけるような事はもうしないと決めていた。(アバドンに対しては技の出力を確かめるためにお試しでストロンガーのゼインカードを使用したが)
その為、彼はまだカードを使う選択を取らず…
『ジャスティスパニッシュメント!!』
ただただシンプルな必殺技でNPCを仕留める事を決めていた。
白く光る拳を前に1体のバイソンは地面に拳を叩きつける
それと同時にリクガメは鉄球を、プテラノドンはメダル型の光弾を発射する。
その2つは重力操作と合わさり加速する。並の相手では直撃も免れない
だがゼインはあのゼロツーを超える仮面ライダーと渡り合える格闘技術も備えている。軽やかに左右に回避しながらバイソンに拳を叩き込む
叩き込まれたバイソンは後ろにいたもう一体と衝突しながら爆発していった。
…もう一体のバイソン、いくらなんでも弱すぎると考えたが仕方がない事だ、そのバイソンはただの女性…の範疇に収めていいのかは分からないがとにかく一般人に殴り飛ばされるくらい弱いのだから
それと同時にリクガメは鉄球を、プテラノドンはメダル型の光弾を発射する。
その2つは重力操作と合わさり加速する。並の相手では直撃も免れない
だがゼインはあのゼロツーを超える仮面ライダーと渡り合える格闘技術も備えている。軽やかに左右に回避しながらバイソンに拳を叩き込む
叩き込まれたバイソンは後ろにいたもう一体と衝突しながら爆発していった。
…もう一体のバイソン、いくらなんでも弱すぎると考えたが仕方がない事だ、そのバイソンはただの女性…の範疇に収めていいのかは分からないがとにかく一般人に殴り飛ばされるくらい弱いのだから
リクガメは再び鉄球を発射してくる。ゼインはそれを受け止めると同時に逆に投げ返す。
上半身当たったリクガメは仰向けに倒れてしまう、これで回転は出来ない
上半身当たったリクガメは仰向けに倒れてしまう、これで回転は出来ない
『ジャスティスパニッシュメント!!』
起き上がれないリクガメの腹を歩きながら必殺技を発動し腹を踏みつける。ゼインがリクガメを踏み越えた時には爆散していた。
プテラノドンは空を飛び攻撃をする事を決めた。空から黒い霧を吐いてくる。
勿論回避するが、黒い霧は屑ヤミー達にぶつかる。すると屑ヤミーは一瞬で消失していた。
空からの攻撃、生命体を消失させる黒い霧、厄介なNPCだとゼインは認識し、ゼインカードの使用を決めた。
勿論回避するが、黒い霧は屑ヤミー達にぶつかる。すると屑ヤミーは一瞬で消失していた。
空からの攻撃、生命体を消失させる黒い霧、厄介なNPCだとゼインは認識し、ゼインカードの使用を決めた。
『ゴースト オレ魂 執行!!ジャスティスオーダー!!』
ゼインドライバーから15体のゴーストパーカーが飛び出してくる。15体のゴーストパーカー達は黒い霧とメダル型の光弾を回避しながらプテラノドンに接近、赤いパーカーゴーストは両翼を斬り裂き、黄色は痺れさせて、他のゴーストパーカーは嘴を抑えつけて一切の攻撃を封じる。
『ダイカイガン!!オレ!!オオメダマ!!』
巨大なゴーストアイコン型エネルギー体を足元に生み出した後にそれを蹴り飛ばし、ゴーストパーカー毎撃墜しプテラノドンは爆散していった。そしてこのタイミングでホットラインに放送が流れた。
「⋯羂索、クルーゼ、茅場、貴方達は私が裁きましょう」
主催からの放送を聞いてもゼインは考えを変える事などしない、全ての悪意の殲滅、絶対無二の結論である。
ホットラインの名簿を利用し、今倒すべき悪意を探る⋯そしてゼインは決めた
パラド、グラファイトを滅ぼす事を
⋯これにはゼインがどういう存在なのかが深く関わっている
パラド、グラファイトを滅ぼす事を
⋯これにはゼインがどういう存在なのかが深く関わっている
仮面ライダーゼインは橘朔也とジョージ狩崎がラウズカードやライダーカード等の様々な技術を結集して作った存在である。
その技術の1つに⋯仮面ライダークロニクルのデータも利用されていた。
さて、仮面ライダークロニクルのデータの中には様々な情報が蓄積されている、その中には⋯パラド達バグスターがどういう存在なのかも乗ってしまっていた。
何故なら元々仮面ライダークロニクルは檀黎斗が開発し、それをパラドが奪い取って改造したゲームであり…そしてそのゲームは敵キャラとして攻略しようとしてくるライドプレイヤーを返り討ちにし続けて…やがて人間を滅ぼす為に、パラド達が敵キャラのバグスターとして設定されていたもの、故にパラド達バグスターの情報もあるのは当然であった。
バグスターとはウイルスであり、人間に感染し、やがてその人間を消滅させてから現実世界に存在を確立させる者…という事も
その技術の1つに⋯仮面ライダークロニクルのデータも利用されていた。
さて、仮面ライダークロニクルのデータの中には様々な情報が蓄積されている、その中には⋯パラド達バグスターがどういう存在なのかも乗ってしまっていた。
何故なら元々仮面ライダークロニクルは檀黎斗が開発し、それをパラドが奪い取って改造したゲームであり…そしてそのゲームは敵キャラとして攻略しようとしてくるライドプレイヤーを返り討ちにし続けて…やがて人間を滅ぼす為に、パラド達が敵キャラのバグスターとして設定されていたもの、故にパラド達バグスターの情報もあるのは当然であった。
バグスターとはウイルスであり、人間に感染し、やがてその人間を消滅させてから現実世界に存在を確立させる者…という事も
それを知った時点でゼインはバグスターを滅ぼす以外の結論はなかった、傍から見れば悪意殲滅の為に自分の世界の人々を管理しようとしているお前も同じ穴の狢と言いたいだろうが、彼は決して聞かないだろう。
その為に何の偶然かパラドと同じタイミングで市街地に行こうとした時⋯仮面ライダークロニクルのデータと一致する人物を見つけた
彼は歩き始める、例え相手が自分と同じ敵が主催である人物だったとしても、結論の赴くままに
迫りくるゼインを前に、パラドは対話を即座に放棄した。間違いない、何で自分の事を知っているのかはわからないが、コイツに話は通じないと本能で、殺気を感じた事で察したからだ⋯!!
「変身!!」
『KNOCKOUT FIGHTER!』
『The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire!』
『KNOCKOUT FIGHTER!』
『The strongest fist! "Round 1" Rock & Fire!』
仮面ライダーパラドクスレベル50 ノックアウトファイターゲーマー
まずは様子見⋯エナジーアイテムにも限りはある為に肉弾戦で戦う事にした。
さて、現在の彼らのスペックは以下の通りだ
ファイターゲーマー
パンチ力 64.0t
キック力 68.5t
ジャンプ力 62.0m
走力 1.9秒(100m)
ファイターゲーマー
パンチ力 64.0t
キック力 68.5t
ジャンプ力 62.0m
走力 1.9秒(100m)
ゼイン
パンチ力 51.2t
キック力 109.0t
ジャンプ力 77.3m(ひと跳び)
走力 0.5秒(100m)
パンチ力 51.2t
キック力 109.0t
ジャンプ力 77.3m(ひと跳び)
走力 0.5秒(100m)
これを念頭にこれからの戦いを見て欲しい
パラドクスとゼイン、2人の仮面ライダーの拳が力強くぶつかり⋯競り勝ったのは
「オラァッ!!」
「くっ」
「くっ」
パラドクスだ
「まだまだぁ!!」
競り勝った勢いのままファイターゲーマーお得意の怒涛の様々なうち方を織り交ぜたラッシュをパラドクスはしかける
ゼインは防戦一方、このまま決めきったら白けるなとパラドは考えた瞬間⋯ゼインは戦い方を変えだした
先程説明したように少しカードを温存していく方針にしている彼はカードをまだ使わない、故に今の戦い方の変更はシンプルだ
先程説明したように少しカードを温存していく方針にしている彼はカードをまだ使わない、故に今の戦い方の変更はシンプルだ
手から脚へ変えるだけである
防御し続けた中でパラドクスのラッシュを見切ったゼインはパラドクスの腕を右手の掌底で強く弾く、その結果それた拳をしっかりよけると同時に踏み込み、渾身の右脚による回しけりを叩き込む
「ぐっ!?」
蹴りを受けて怯んだパラドクスに、もう片方の脚で蹴った場所とは逆の場所を蹴る。
ダメージを受けながらパラドクスは再び殴ろうと踏み込む。
ゼインは踏み込まれた瞬間間合いを取った、拳の攻撃を当らないようにするためである。そして脚による蹴りの攻撃を再びし始めた。
蹴りの突きの攻撃を避け続けながらパラドクスは思考する。
ダメージを受けながらパラドクスは再び殴ろうと踏み込む。
ゼインは踏み込まれた瞬間間合いを取った、拳の攻撃を当らないようにするためである。そして脚による蹴りの攻撃を再びし始めた。
蹴りの突きの攻撃を避け続けながらパラドクスは思考する。
(そういう事かよ…!!拳による戦いは分が悪いって考えたんだな、だったら!!)
炎の球を飛ばす中距離攻撃を発動する、ゼインの不意を突く形になった攻撃はゼインをノックバックさせる。
その隙を狙い、渾身のストレートを食らわせるべく一気に距離を詰める。
それに対しゼインは
その隙を狙い、渾身のストレートを食らわせるべく一気に距離を詰める。
それに対しゼインは
「!?」
今のストレートは確かに決まった…そう確信していたが、避けられてしまっていた
(羂索…やはり枷を仕掛けましたか)
ゼイン自前の特殊能力、フリーズ、仮面ライダークロニクル…クロノスのデータを継承した故の力である。
時間停止という能力は強力だ、どんなに不利な状況であろうと一回行使すればすべてをひっくり返しかねない、故に主催達は時間停止できる時間を1秒限定としたのだ。
とても短いと思う人物がいるかもしれないが、そもそも彼は本編でもこの力をあまり使いこなせていない、もし使いこなせていたのならば、第3のシンギュラリティ相手にも行使できていたはずだからだ。
それを踏まえれば1秒だけの時間停止が出来るだけでも十分と言えるだろう。ストレートパンチ等の攻撃を避ける為には問題ないからだ。
そしてゼインは避けられて隙だらけのパラドクスにお返しのカウンターパンチを叩き込んだ。
時間停止という能力は強力だ、どんなに不利な状況であろうと一回行使すればすべてをひっくり返しかねない、故に主催達は時間停止できる時間を1秒限定としたのだ。
とても短いと思う人物がいるかもしれないが、そもそも彼は本編でもこの力をあまり使いこなせていない、もし使いこなせていたのならば、第3のシンギュラリティ相手にも行使できていたはずだからだ。
それを踏まえれば1秒だけの時間停止が出来るだけでも十分と言えるだろう。ストレートパンチ等の攻撃を避ける為には問題ないからだ。
そしてゼインは避けられて隙だらけのパラドクスにお返しのカウンターパンチを叩き込んだ。
「ぐああああっ!?」
たまらず吹き飛んだパラドクスを追撃するべく
『ジャスティスパニッシュメント!!』
必殺技を叩き込もうとする、白く輝く脚がパラドクスを狙う
「くっ!!」
『キメワザ!!ノックアウトクリティカルスマッシュ!!』
迎え撃つは炎を纏いし拳
激突すると同時に激しい爆発が起こる…競り負けたのはパラドクスだった
激突すると同時に激しい爆発が起こる…競り負けたのはパラドクスだった
「ぐあっ!!」
それなりに吹き飛ばされて転がりながら立ち上がる…と同時に湧き上がる思考、何でアイツはストレートを避ける事が出来た?という考えだ
もし時間停止中にパラドクスが一方的に攻撃を加えられていたら彼は即座にクロノスと同じ能力を使っていたと気づいていただろう、だが制限をかけられていた時間停止の利用の結果、そこまでの考えにはならなかったのだ
もし時間停止中にパラドクスが一方的に攻撃を加えられていたら彼は即座にクロノスと同じ能力を使っていたと気づいていただろう、だが制限をかけられていた時間停止の利用の結果、そこまでの考えにはならなかったのだ
⋯考えても今は意味が無いと思考を切替え、現状の対処を考えると同時にこの姿での限界を悟る。
今までは小手調べ、ここからが俺のターンだとガシャットを手に持った。
今までは小手調べ、ここからが俺のターンだとガシャットを手に持った。
『PERFECT PUZZLE!!』
「大変身」
『DUAL UP!』
『Get the glory in the chain!!PERFECT PUZZLE!!』
「大変身」
『DUAL UP!』
『Get the glory in the chain!!PERFECT PUZZLE!!』
《挑発!!》
フォームチェンジするや即座に挑発を発動、森林の内部まで一旦逃げる⋯このエリアから奴が離れるのを防ぐ為だ
ゼインはそれを追う、パラドクスは知らなかっただろうが、仮に挑発を使わなくても彼は追いかけていただろう、悪意を排除する為に
ゼインはそれを追う、パラドクスは知らなかっただろうが、仮に挑発を使わなくても彼は追いかけていただろう、悪意を排除する為に
森を抜けて、野原の中心部に辿り着いた、逃げるのは終わりだ
《マッスル化!!伸縮化!!》
仕掛けるはしなやかに伸びて迫りくる拳、ゼインはダメージを受けて後ろに下がる。
《暗黒!!》
続いて発動するのは相手の周囲を暗く染める力、ゼインの視界は闇に覆われる。
ゼインが何か対処をする前にパラドクスは次のエナジーアイテムを使用する
ゼインが何か対処をする前にパラドクスは次のエナジーアイテムを使用する
《発光!!》
暗闇に慣れてきたゼインに突き刺さる光、暗闇は如何なるものも見えなくさせるが、発光の光の強さは闇をも凌駕する。
この結果ゼインは目に多大なダメージを受けて、立ち直るために動きが封じられる。
パラドクスのエナジーアイテムの使用については自由に使用された場合の公平性を考慮し、操れるのは自分が入っているエリア内のみ、そして先程説明したように、この姿では同時使用は2個のみという制限がされている。
故にパラドクスはその制限の中で打てる最大限の手段を使い…動きが封じられているゼインを倒しにかかる。
この結果ゼインは目に多大なダメージを受けて、立ち直るために動きが封じられる。
パラドクスのエナジーアイテムの使用については自由に使用された場合の公平性を考慮し、操れるのは自分が入っているエリア内のみ、そして先程説明したように、この姿では同時使用は2個のみという制限がされている。
故にパラドクスはその制限の中で打てる最大限の手段を使い…動きが封じられているゼインを倒しにかかる。
《マッスル化!!分身!!》
『ガッシャト!!キメワザ!!パーフェクトクリティカルコンボ!!』
『ガッシャト!!キメワザ!!パーフェクトクリティカルコンボ!!』
分身し、ゼインを前後で挟む形で拳を握り…同時に拳を両面から叩き込む
「…ぐあっ!!」
たまらずダメージで動けないゼインを相手に畳みかけるべく、もう一度ガジャットに手をかけた瞬間だった
『ダブル サイクロンジョーカー』
見知らぬ仮面ライダーの名前がドライバーからなったのは
ゼインは様々なエナジーアイテムを自由自在に利用しているのを見て、相手が様々な攻撃手段を持つ仮面ライダーであると確信したのだ。それに応じる為には⋯ゼインカードを使うしかないと決めたようだ。
『執行!!ジャスティスオーダー!!』
荒れ狂う紫と緑の台風が2人のパラドクスを吹き飛ばす。分身は時間切れのようで消えてしまったようだ
「くっ⋯もう少しで⋯!!」
決められたのかもしれないが、現実は決めきれなかったという事だ。そしてそんなパラドクスを風に乗ったまま上空にあがった半分に分割されているゼインが襲いかかる
ジョーカーエクストリーム、仮面ライダーWの必殺技が無言のまま風に踏ん張っていた結果動きが止まっていたパラドクスに炸裂する。
ジョーカーエクストリーム、仮面ライダーWの必殺技が無言のまま風に踏ん張っていた結果動きが止まっていたパラドクスに炸裂する。
「ぐっ!!」
ある程度ダメージを受けたパラドクスは流れがゼインに移っている気がしていた。流れを取り戻すべくエナジーアイテムを使う
《高速化!!高速化!!》
その瞬間パラドクスはかなりのスピードで体当たりをし始めた、1回、2回と当たったタイミングで
『カブト ライダーフォーム、執行!!ジャスティスオーダー!!』
「クロックアップ!!」
「クロックアップ!!」
突如同じスピードの次元に入り込んできた
青と白の光が何度も何度も交差する。そして互いに拳が頬に当たったタイミングで⋯高速移動の時間が切れたようだ。
青と白の光が何度も何度も交差する。そして互いに拳が頬に当たったタイミングで⋯高速移動の時間が切れたようだ。
《透明化!!縮小化!!》
間合いをとったパラドクスは透明になった上で小さくなる、これによりパラドクスは多くの人達からこのエリアから消えているように見えるだろう
だが
だが
『スーパー1 執行!!ジャスティスオーダー!!』
「チェンジ、レーダーハンド!!仮面ライダーパラドクスを破壊せよ!!」
「チェンジ、レーダーハンド!!仮面ライダーパラドクスを破壊せよ!!」
黄金の右手から放たれるロケット、レーダーアイは⋯何と透明になったパラドクスをも空間の流れの変化等から察知し、しっかりと狙ったのだ。
「嘘だろ!?があぁっ!!」
後ろに回っていたパラドクスに直撃し、元の大きさに戻ってしまっていた
『チェーンジ!!エレキハンド!!』
青くなった腕から発するはエレキ光線、バグスターウイルスを浄化する勢いで放たれる光線はパラドクスの体力を徐々に削っていく
「ぐうぅぅぅ⋯!!」
パラドクスは体力が極限まで0になりつつあった、光線をくらいながらも
《回復!!回復!!》
どうにか持ちこたえようと藻掻く、だが光線を放ち終わったゼインが使った手段は
「あなたに相応しい技で終わらせてあげましょう」
『エグゼイド アクションゲーマー』
自分の一番の遊び相手の力だった。
『執行!!ジャスティスオーダー!!』
(クソ⋯!!このままだと不味いな⋯!!)
体力が回復しても痺れは抜ききっていない、その結果動くのは難しそうだが、このままあの攻撃を受けたら大ダメージは間違いない⋯かつて味わった死の恐怖が少しぶり返しつつあった、もしムテキゲーマーの力を使われていたら本気で恐怖に飲まれていただろう。
だがまだ少しだ、少し故に冷静に行動はまだ出来る。
だがまだ少しだ、少し故に冷静に行動はまだ出来る。
『マイティクリティカルストライク!!』
(⋯使うしかない!!)
(⋯使うしかない!!)
何度も見てきたサイケデリックな色のエネルギーが込められている脚が迫る。
エグゼイドの力はバグスターウイルスに対しては高い威力を発揮する。だからこそここは
エグゼイドの力はバグスターウイルスに対しては高い威力を発揮する。だからこそここは
《鋼鉄化!!鋼鉄化!!》
鋼鉄のような硬さで防御を固める、その時だった。
(⋯お前も⋯!?)
《マッスル化!!》
《マッスル化!!》
ゼインがエナジーアイテムを使ったのは
ゼインがエグゼイドの力を使った瞬間、エナジーアイテムが追加で展開されたのだ、その1つをゼインは使用し、目の前の悪意を駆逐しようとする
ゼインがエグゼイドの力を使った瞬間、エナジーアイテムが追加で展開されたのだ、その1つをゼインは使用し、目の前の悪意を駆逐しようとする
『HIT!!HIT!!HIT!!GREAT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!GREAT!!GREAT!!HIT!!⋯』
「ぐあっ⋯!!」
何度も何度も何度も⋯エグゼイドより執拗に蹴りを重ねられる⋯それ所か
『HIT!!HIT!!GREAT!!HIT!!GREAT!!HIT!!⋯』
(お、終わらない⋯!?)
(お、終わらない⋯!?)
背後には⋯木があったのである。ゼインは蹴る方向を調整してパラドクスの背後に木があるようにしたのだ⋯つまり蹴り続ける事で身動きを取れなくする事が可能になっていた
その意図はただ1つ
(こ、コイツ⋯!!ハメ殺すつもりか⋯?俺の体力が0になるまで蹴り続けるのか!?)
レベル2 の技がレベル50には大したダメージにはならないのがゲームの常だ、ましてや鋼鉄化で防御力も高くなっている、大多数の人が倒すのを諦めるだろう
だが⋯その技を2回、3回、10回、20回、50回、100回と目の前の命を殺す為に行使し続けたら?
だが⋯その技を2回、3回、10回、20回、50回、100回と目の前の命を殺す為に行使し続けたら?
『HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!』
「う⋯うおおおおおおお!?」
「う⋯うおおおおおおお!?」
パラドクスは死にものぐるいでエナジーアイテムを痛みに耐えながらかき集める。このままゲームオーバーになるのを防ぐ為に
《反射!!》
『GREAT!!』
『GREAT!!』
「⋯!?」
『GREAT!!』
『GREAT!!』
「⋯!?」
ゼインの蹴りをどうにか反射バリアを展開する事で次にくる蹴りと相殺して一瞬動きが止まった隙に無限ループから抜け出す事が出来た。
《回復!!》
「っはぁ⋯!!はぁ⋯!!はぁ⋯!!」
間違いない、コイツの容赦のなさは今まで会った仮面ライダーの中で1番だ⋯!!つまりこのまま負ける運命に流されていると確実に殺される⋯!!
どうにか突破口を⋯だけどエナジーアイテムに頼る戦法もこのままだとジリ貧だ⋯とか言ってファイターゲーマーで真っ向勝負をやっても絡め手を使われて負ける⋯どうしたら⋯!?せめてあのカードの力をうばえれば⋯!?
どうにか突破口を⋯だけどエナジーアイテムに頼る戦法もこのままだとジリ貧だ⋯とか言ってファイターゲーマーで真っ向勝負をやっても絡め手を使われて負ける⋯どうしたら⋯!?せめてあのカードの力をうばえれば⋯!?
(待てよ⋯あのカードのデータを元に様々な力を使っているようだな…?もしかしたら⋯!!)
天才ゲーマーM故の直感による奇跡の閃きが起きた
《伸縮化!!》
パラドクスはゼインを殴ると見せかけて地面にバラバラになったあるカードを拾う。
ゼインはそれを掴み取るつもりだったので目前で避けた腕を掴む事に失敗してしまった。
ゼインはそれを掴み取るつもりだったので目前で避けた腕を掴む事に失敗してしまった。
「⋯何をするつもりですか?」
掴み取ったカードは
「⋯コイツに入っているんだろ?永夢の力が、それはバラバラになって変わらない⋯そう読ませてもらったぜ!!」
そういって変身解除したパラドは⋯
バラバラになったエグゼイドのカードを身体に取り込んだ。
ゼインカード、それは仮面ライダーの様々な力の結晶である。
それをゼインドライバーに通して使う事で様々な仮面ライダーの力の使用を可能にする。
だが実はもう1つ力を使う方法がある
それはガシャコンバグヴァイザーによる吸収である。吸収された力次第では新たな仮面ライダーを作る事も可能になるのだ。
それをゼインドライバーに通して使う事で様々な仮面ライダーの力の使用を可能にする。
だが実はもう1つ力を使う方法がある
それはガシャコンバグヴァイザーによる吸収である。吸収された力次第では新たな仮面ライダーを作る事も可能になるのだ。
⋯妙だと思わないだろうか
ガシャコンバグヴァイザーはバグスターウイルスを吸収して閉じ込める為の物である。それなのに何故ゼインカードの力まで吸収出来るのか
これに対する解、それは『ゼインカードのデータはバグスターウイルスで構成されている物である』という事である。
仮面ライダークロニクルのデータを介してゼインカードの力は再現されている以上、この考察は的外れとは言いにくいだろう。故にガシャコンバグヴァイザーで吸収出来たのである。
⋯だとしたらそのデータをもしバグスターがしかもそのデータの大元の存在が取り入れる事が出来たら何が起こるのか?
それはこれから明らかになるだろう。
ガシャコンバグヴァイザーはバグスターウイルスを吸収して閉じ込める為の物である。それなのに何故ゼインカードの力まで吸収出来るのか
これに対する解、それは『ゼインカードのデータはバグスターウイルスで構成されている物である』という事である。
仮面ライダークロニクルのデータを介してゼインカードの力は再現されている以上、この考察は的外れとは言いにくいだろう。故にガシャコンバグヴァイザーで吸収出来たのである。
⋯だとしたらそのデータをもしバグスターがしかもそのデータの大元の存在が取り入れる事が出来たら何が起こるのか?
それはこれから明らかになるだろう。
「くううううううう⋯!!」
取り入れたのはデータだけじゃない、ラウズカードとライダーカードの要素も取り込んでしまっている。発生する拒絶反応⋯それにパラドは耐える、そうしなければ敗者に相応しいエンディングしか残されていないから
ゼインは様子を見ていた、もしかしたらこの苦しみを味わいながら結局何も出来ず消滅するだろうと考えたからかもしれない
⋯そう、つまり侮っていた、パラドを、人類に最初に感染した原初のバグスターを
ゼインは様子を見ていた、もしかしたらこの苦しみを味わいながら結局何も出来ず消滅するだろうと考えたからかもしれない
⋯そう、つまり侮っていた、パラドを、人類に最初に感染した原初のバグスターを
「⋯っハァっ!!」
腹に現れたのはゲーマドライバーと⋯それに装填されていたマイティアクションXガシャット⋯!!
マイティアクションXガシャットは変身には使わない、これはあくまでも永夢の力だ
マイティアクションXガシャットは変身には使わない、これはあくまでも永夢の力だ
「それは⋯!?」
「エグゼイドの…永夢の力をくれてありがとよ、お礼に見せてやる、俺の本当の力をな!!」
「エグゼイドの…永夢の力をくれてありがとよ、お礼に見せてやる、俺の本当の力をな!!」
『デュアルガシャット!!』
『The strongest fist!』『What's the next stage?』
「MAX大変身」
『The strongest fist!』『What's the next stage?』
「MAX大変身」
『ガッチャーン!!マザルアーップ!!』
『赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックアーウト!』
『赤い拳強さ!青いパズル連鎖!赤と青の交差!パーフェクトノックアーウト!』
仮面ライダーパラドクスパーフェクトノックアウトレベル99
本来はゲーマドライバーを没収されていた為になれなかったはずの姿を⋯イレギュラーな形で取り戻した。
さぁ、本当のゲームを始めよう
《透明化!!鋼鉄化!!分身!!》
「…!?」
「…!?」
ゼインは身構えるが⋯次の瞬間
『HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!HIT!!…』
「ぐっ、ぐっ、ぐがぁぁぁ!?」
いつの間にかに肉体から火花が散ってダメージを受けていた⋯まだパラドクスは近づいてなんかないのに、ゼインは驚きを隠せなかった。
暫く蜂の巣にされた後に⋯エナジーアイテムの効果が切れたようで、その攻撃の正体を顕した。
現れた武器はガシャコンパラブレイガン、種明かしをすればパラドクスは武器を出した瞬間に透明にすると同時に、鋼鉄化で鋼鉄の硬さを秘めた弾丸を撃つようにして、それを更に分身で2つに数を増やして撃ちまくったのだ。
強化されたパーフェクトノックアウトならば3つのエナジーアイテムを同時使用が出来る。
現れた武器はガシャコンパラブレイガン、種明かしをすればパラドクスは武器を出した瞬間に透明にすると同時に、鋼鉄化で鋼鉄の硬さを秘めた弾丸を撃つようにして、それを更に分身で2つに数を増やして撃ちまくったのだ。
強化されたパーフェクトノックアウトならば3つのエナジーアイテムを同時使用が出来る。
「くっ!!」
『スカイライダー、執行!!ジャスティスオーダー!!』
「セイリングジャンプ!!」
『スカイライダー、執行!!ジャスティスオーダー!!』
「セイリングジャンプ!!」
ゼインは明らかに強さが増したパラドクスに対して、空から攻撃する事で対抗しようとする。
「叩き落としてやるよ!!」
このまま勝ち切る。その勢いでパラドクスはエナジーアイテムを使う
《モノマネ!!ジャンプ強化!!》
パラドクスはモノマネで今のゼインと同じく空を飛べるようになった上で⋯ジャンプ強化の結果、更に先へ高く飛ぶ。
「オラァッッ!!」
「⋯スカイスクリューキック!!」
「⋯スカイスクリューキック!!」
きりもみ回転を重ねて勢いを増した回転キックが下から迫り来るが、パラドクスは冷静に迎え撃つ
『ズ・ゴーン!!1!2!3!4!4連打!!』
《マッスル化!!伸縮化!!》
《マッスル化!!伸縮化!!》
伸縮化で肉体を動かして回転キックを回避、それと同時に4回Bボタンを押したアックスモードのブレイガンでゼインを地へ落としながら着地する
「ぐおおおっ!!」
地面に落ちたゼインに対してパラドクスは
地面に落ちたゼインに対してパラドクスは
『ズガーン!!デュアルガッシャット!!キメワザ!!パーフェクトクリティカルフィニッシュ!!』
ガシャットを挿した必殺技で狙う⋯!!
『龍騎、執行!!ジャスティスオーダー!!』
ゼインの手に現れたのはドラグクロー、更に傍にドラグレッダーも現れる。
2つの龍の頭から放たれるは炎、その炎は赤と青に点滅する光弾に
2つの龍の頭から放たれるは炎、その炎は赤と青に点滅する光弾に
《分身!!》
当たる直前に二つに分かれて回避されてしまった。
天才ゲーマーMとしての才能はエナジーアイテムの付与を動いている光弾に当てる事も可能にしたのだ。
天才ゲーマーMとしての才能はエナジーアイテムの付与を動いている光弾に当てる事も可能にしたのだ。
「があああああっ!!」
片方はドラグレッダーが身代わりになってくれたがもう片方はゼインに直撃していた。堪らず吹き飛んでいくゼイン、今度はゼインが木を背後にする番だったようだ
「終わりだ!!」
《ジャンプ強化!!》
高く飛ぶパラドクスに付与される3つのエナジーアイテム
《マッスル化!!鋼鉄化!!高速化!!》
『ウラワザ!!パーフェクトノックアウトクリティカルボンバー!!』
『ウラワザ!!パーフェクトノックアウトクリティカルボンバー!!』
両足を揃えたライダーキック、それをより硬くした上で加速による威力増加と攻撃のパフを加えた凄まじい威力を秘めた必ず殺す技だ。もしカードを使用されたとしても防ぎきれないようにする為に今できる最大限のパフを加えたのだ。
「オラァァァァァァァァ!!」
全力のライダーキックが…ゼインに直撃しようとした瞬間
(⋯は?)
ありのまま起こった事を話そう
彼はライダーキックをしていたはずだがいつの間にかに逆に凄まじい攻撃でぶっ飛ばされていた
ゼインは認めた…パラドクスがかなりの強さを秘めている悪意を持つ存在だと
ならばこちらも全力で応えるしか…パラドクスは裁けない…!!
…その瞬間、ゼインの令呪が一つ消えていた。
ならばこちらも全力で応えるしか…パラドクスは裁けない…!!
…その瞬間、ゼインの令呪が一つ消えていた。
即座にフリーズを発動、ゼインだけの時間にする。
停止時間は10秒に延びた上、先程使用したばかりなのに再び使用可能になっていた。その10秒で射程外に逃れた後、カードを確認…やはり平成ライダーと令和ライダーの力は本来の力を取り戻していた。
そのまま昭和ライダーのカードの中から1枚選んでカードを使用する。
停止時間は10秒に延びた上、先程使用したばかりなのに再び使用可能になっていた。その10秒で射程外に逃れた後、カードを確認…やはり平成ライダーと令和ライダーの力は本来の力を取り戻していた。
そのまま昭和ライダーのカードの中から1枚選んでカードを使用する。
『2号…執行!!ジャスティスオーダー!!』
「ライダーパンチ」
始まりのライダーの相棒たる2号の力がゼインの拳に集まる
そのパンチを食らわせると同時に…時は動き始める
そのパンチを食らわせると同時に…時は動き始める
「ぐあああああああああああ!?」
高速化で勢いづいていたパラドクスに対しての強烈なカウンター、パラドクスは今まで以上のダメージを受けながら吹き飛ぶ。
(⋯令呪を使うと昭和ライダーの力も上がるみたいですね)
2号の力を使った時、スカイライダー、ストロンガー、スーパー1の時以上の力の上昇を感じ取れた⋯つまり昭和ライダーの力は令呪の時は使わないで強化されている平成、令和ライダーの力を使った方がいいと思ったがそれは間違いとみていいようだとゼインは理解した。
「ぐっ⋯うううぅぅぅ⋯!!」
一方でパラドは痛みに悶えながら考える⋯そしてこの結論に至った。
まず1つ、ゼインはクロノスと同じく時間停止を使える。
だから最初のストレートも避ける事が出来たと今なら推測出来るし、今も強烈なカウンターを食らったのだと分かる、ただそれには制限がかかっていて、無限には止めれない、そうでなければ今頃自分は既にゲームオーバーだろう
だから最初のストレートも避ける事が出来たと今なら推測出来るし、今も強烈なカウンターを食らったのだと分かる、ただそれには制限がかかっていて、無限には止めれない、そうでなければ今頃自分は既にゲームオーバーだろう
⋯そしてもう1つ分かる事
奴は令呪を使ったという事だ
理由は一回目の時間停止の時より停止時間が長かった事を…一回目と違って、カウンター攻撃までされた事、今の攻撃の強さから推測できるからだ。
奴は令呪を使ったという事だ
理由は一回目の時間停止の時より停止時間が長かった事を…一回目と違って、カウンター攻撃までされた事、今の攻撃の強さから推測できるからだ。
(…となると、今から…俺は…!!)
どう動くべきか…
1つはとっておきを使う事、ただ、アレは一回きり…もし外れたらと思うと…
…もう一つのとっておきは…使っても意味があるのか…?相手は令呪を使ってるんだぞ?
1つはとっておきを使う事、ただ、アレは一回きり…もし外れたらと思うと…
…もう一つのとっておきは…使っても意味があるのか…?相手は令呪を使ってるんだぞ?
(分かってる、俺はどうするべきなのか、ああ、分かっている⋯仕方がないだろ、使うしかない、俺も、た、例え…令呪を3回使うと死ぬと…して…も…)
既にパラドは分かっていた、最適解を
そう、こちらも令呪を使う必要があるという事を、そうしなければ互角にはなれない
⋯だが、令呪を使う事は死のカウントダウンが近づく事を意味していた。
死の恐怖を知っているパラドクスは⋯それの使用をどうしても躊躇ってしまっていた
そう、こちらも令呪を使う必要があるという事を、そうしなければ互角にはなれない
⋯だが、令呪を使う事は死のカウントダウンが近づく事を意味していた。
死の恐怖を知っているパラドクスは⋯それの使用をどうしても躊躇ってしまっていた
その一瞬は、この場では致命的過ぎたのである。
『ウィザード、インフィニティースタイル』
取り出されていたカードに写っていたのは白銀の魔法使い
『執行!!ジャスティスオーダー!!』
現れたのはカリバーモードのアックスカリバーと白銀の指輪
震えていたパラドクスも本能で危機を察し、一瞬遅れてまた行動に移る
震えていたパラドクスも本能で危機を察し、一瞬遅れてまた行動に移る
『インフィニティー!!』
『⋯っ!!』
《高速化!!高速化!!高速化!!》
『⋯っ!!』
《高速化!!高速化!!高速化!!》
回避する意図も兼ねて超加速する予定だったパラドクス、だが相手も超加速でパラドクスを倒そうとする者だった。
再び白と赤青の光がぶつかり合う、だが
再び白と赤青の光がぶつかり合う、だが
「うぐっ!!」「ぐあっ!!」「がぁっ!!」「ごふっ!!」
⋯どうしてもパラドクスの方が少しずつ斬られるダメージを負ってしまう。
理由はインフィニティースタイルの加速はエナジーアイテム×3以上の速さを持っていたからというのもあるが、もう1つの理由としてはやはり一手遅れた事による焦りと死の恐怖によって身体の動きが本調子にならなかったからである。その差はそう簡単に埋める事は出来なかった。
ある程度斬られてしまったパラドクス、だが攻撃は終わらない
理由はインフィニティースタイルの加速はエナジーアイテム×3以上の速さを持っていたからというのもあるが、もう1つの理由としてはやはり一手遅れた事による焦りと死の恐怖によって身体の動きが本調子にならなかったからである。その差はそう簡単に埋める事は出来なかった。
ある程度斬られてしまったパラドクス、だが攻撃は終わらない
「ハイハイハイハイハイタッチ!!プラズマシャイニングストライク!!」
アックスモードに変更し、指輪をかざす、その瞬間、アックスカリバーはゼインの手元を離れて動き始めた。
「当たるかよ⋯!!」
《伸縮化!!》
高速移動+変幻自在な動きが出来る肉体でどうにかアックスカリバーを避け続ける。だが忘れてはいけない、敵はアックスカリバーだけではないという事を
ゼインは避ける事に気を取られていている隙をついて一瞬で肉薄⋯そして胸の⋯普通の人間ならば心臓にあたる位置に
ゼインは避ける事に気を取られていている隙をついて一瞬で肉薄⋯そして胸の⋯普通の人間ならば心臓にあたる位置に
深く拳を叩き込んだ
「ごはぁぁぁ!!」
アックスカリバーの側面に叩きつける、そしてゼインが始めたのは
「ぐっ!?」
ストレート
アッパー
「がふっ!?」
フック
ジャブ
「い"っ!?」
ストレート
アッパー
「がふっ!?」
フック
ジャブ
「い"っ!?」
⋯そしてここからは苦悶の声は上がらない、何故ならこの瞬間から始まる神速のラッシュが⋯パラドクスの声を上げる暇を与えないからだ
インフィニティースタイルの神速が全て拳をぶつける為に使われる。指輪に衝撃が伝わった結果粉々になろうとゼインにとってはどうでもいい事だ、ただただただ殴り続ければ良かったのだから
約30秒間、アックスカリバーが消滅するまで彼は殴られ続け、吹っ飛んで解放されたパラドクスに植え付けられたのは
約30秒間、アックスカリバーが消滅するまで彼は殴られ続け、吹っ飛んで解放されたパラドクスに植え付けられたのは
「はぁ⋯⋯⋯!!はぁ⋯⋯⋯!!」
ゼインへの恐怖心、沢山の痛み、そして肉体の不調である。
これらの3つから彼は解放されてすぐに逃走の準備をしようとする。…その結果、彼は把握しているエナジーアイテムを思い出して絶望してしまう事になる。
これらの3つから彼は解放されてすぐに逃走の準備をしようとする。…その結果、彼は把握しているエナジーアイテムを思い出して絶望してしまう事になる。
《回復!!》
⋯そう、今手に入れる事が出来たのは1つだけだった
単純な理由だ、彼はエリア内のエナジーアイテムを使いすぎていたのである。勿論それに気を配ってはいたが、勝つことを優先していた結果、足りなくなってしまっていた。
単純な理由だ、彼はエリア内のエナジーアイテムを使いすぎていたのである。勿論それに気を配ってはいたが、勝つことを優先していた結果、足りなくなってしまっていた。
「くそっ…!!」
それでも…かろうじて回復した体力でどうにか逃げようとする。
『オーズ プトティラコンボ』
だがゼインは、善意の執行者は定めた悪意を決して逃がさない
『執行!!ジャスティスオーダー!!』
「なっ…!!」
「なっ…!!」
その瞬間、パラドの足元が氷に閉ざされる…パラドの頭以外ほぼ全身が氷に包まれて動きが取れなくなる、不幸にもゼインの様子を見ながら逃げようとした為にゼインの方を向きながら
ゼインは地面から取り出すのはメダガブリュー、NPC…プテラノドンヤミーから回収したセルメダルを取り込ませる。
ゼインは地面から取り出すのはメダガブリュー、NPC…プテラノドンヤミーから回収したセルメダルを取り込ませる。
『ガブッ ゴックン!!プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!!』
構えられる紫色の重砲、狙うはパラドクスただ1人
「⋯使うしか⋯使うしかない⋯!!」
パラドクスは⋯令呪の使用を決めるしかなかった
こんな序盤に⋯使いたくなんかなかった、使うとしても後半の時であって欲しかった
令呪の力でエリア外からありったけの鋼鉄化、もしくは反射を集めるしか死を逃れる道は無い
そう覚悟を決めた時だった
こんな序盤に⋯使いたくなんかなかった、使うとしても後半の時であって欲しかった
令呪の力でエリア外からありったけの鋼鉄化、もしくは反射を集めるしか死を逃れる道は無い
そう覚悟を決めた時だった
『ビルド ジーニアスフォーム』
冗談と信じたい音声が聞こえたのは
ゼインは予測していた、こうして動かなくなった相手は令呪を使って対抗してくるであろう事を
因みにもし完全に全てが氷で覆われていたとしてもゼインの行動は変わらなかっただろう、凍っているのはスーツだけで、意識はまだ残っていて令呪を使える可能性は十分あったのだから
そしてゼインはこの戦いで、相手の戦い方からラーニングしたのだ、力の重ねがけは大いに意味がある事を
因みにもし完全に全てが氷で覆われていたとしてもゼインの行動は変わらなかっただろう、凍っているのはスーツだけで、意識はまだ残っていて令呪を使える可能性は十分あったのだから
そしてゼインはこの戦いで、相手の戦い方からラーニングしたのだ、力の重ねがけは大いに意味がある事を
そうして使う事にした力はビルド、ジーニアスフォーム、時間的に令呪の効果が適用される最後のカードだ
取り出したのはフルボトルバスター、キャノンモード…それにジーニアスフォーム特有の全てのフルボトルを使える力を使い、ボトルの力をボトルを使わずに装填していく。
それに込められていくのは愛と平和への思いでは決してなく、ベストマッチでもなんでもない無限の殺意(タンク、ロケット、ジェット、ガトリング、電車、バイク、海賊、忍者、ライオン、トラ、ウルフ、シカ、クマ、ハチ、サメ)だった
そしてその殺意は容易く忍者の力によって増えてしまう、1人から4人へと
60本のフルボトルの力と紫の破壊の力がパラドクスに向けられた。
(嘘…だろ…)
パラドクスは呆然としてしまっていた、5つの巨砲が自分に向けられているという現実に対して
「ハァ、ハァ………ハァ、ハァ………!!」
息が乱れる、氷に囚われていてほとんど動かない身体が震える、頭の中が真っ白になる
(死ぬ…死ぬのか?このまま…!!)
破壊の濁流に呑まれて…自分の何もかもが消し去られる…令呪等意味が無い気がして仕方がなくなってくる。異次元の力が向けられている事を分からされてしまっているから
「やめろ…」
震えながら心の奥底から出た言葉は
「やめろ…!!やめてくれ…!!頼む!!」
見逃して欲しい、今すぐその銃をおろして欲しいという嘆願
本当は分かってはいた…ゼイン相手にそれは意味が無いという事を
決して辞めようとはしない、無慈悲にもエネルギーの高まりは加速していく
本当は分かってはいた…ゼイン相手にそれは意味が無いという事を
決して辞めようとはしない、無慈悲にもエネルギーの高まりは加速していく
「嫌だ…嫌だ!!嫌だぁぁぁあ!!」
パラドクスは仮面の裏で恐怖の涙を流しながら令呪を消費、意味が無いかもしれない事を分かってはいながらも生存本能は止められなかった、我武者羅に近くの別のエリアのエナジーアイテムをかき集める。
そして…銃撃…否、破壊光線と言える物はパラドクスを、いや、その射程方向にあるもの全てを呑み込んだ—
1人になったゼインは焼け野原になった一面をじっと眺める…パラドクスがどうなったのかを知る為に
パラドクスは…
パラドクスは…
《回復!!》
「…まさか生きているとは思いませんでした」
「く、くうううぅぅ…!!」
「く、くうううぅぅ…!!」
そう…ゼインの想定を超えて、変身解除したとは言え、パラドクス…パラドは生き残ってゼインを倒れながら睨みつけていたのだ。
それは令呪を解放して描き寄せたF-9の周辺のエリアのエナジーアイテムによる物
集まったのは??、鋼鉄化×3、ランダム(鋼鉄化)×2、回復、??の8つである。
これらのうち??と鋼鉄化×3、ランダム(鋼鉄化)×2を使う事で派手に吹き飛びながらもどうにか耐えきったのだ、令呪はエナジーアイテムの同時利用個数の制限の撤廃も可能にしていたのだ。
それは令呪を解放して描き寄せたF-9の周辺のエリアのエナジーアイテムによる物
集まったのは??、鋼鉄化×3、ランダム(鋼鉄化)×2、回復、??の8つである。
これらのうち??と鋼鉄化×3、ランダム(鋼鉄化)×2を使う事で派手に吹き飛びながらもどうにか耐えきったのだ、令呪はエナジーアイテムの同時利用個数の制限の撤廃も可能にしていたのだ。
「まぁいいでしょう、ならばこの手で砕くのみ」
『ジャスティスパニッシュメント!!』
『ジャスティスパニッシュメント!!』
白く輝く拳がパラドを破壊する為にゆっくりと迫る
「くっ…!!」
パラドは震えている、そして立つ事が出来ていない…その為の力がもう残っていないようだ。
ゼインは目前に立ち…拳を振り下ろした
ゼインは目前に立ち…拳を振り下ろした
≪混乱!!≫
「………!?」
その瞬間、ゼインは錯乱状態に追い込まれる
(え、エナジーアイテムがまだ残っていた…!?)
慌てて体勢を整えようとする。その瞬間
『…スキャニングチャージ!!』
パラドは立つ事が、再変身する事が出来ない…そうする気力が残っていないからではない
確かに身体中が痛い、回復でも治しきれないくらい全身がボロボロになってしまったのを感じる。普通ならば先程回復を使ったがそれでも再変身が可能にはなってはいないだろう
だが令呪の時間はまだ切れてはいない、故にまだ1分ぐらいなら再変身は可能だ
それでも敢えてしない、死に近くなってしまう生身の姿である事に恐怖は当然感じている、今も震えっぱなしだが、無理やり腕を握りしめる事で震えを少しでも抑えて…生身であり続ける
確かに身体中が痛い、回復でも治しきれないくらい全身がボロボロになってしまったのを感じる。普通ならば先程回復を使ったがそれでも再変身が可能にはなってはいないだろう
だが令呪の時間はまだ切れてはいない、故にまだ1分ぐらいなら再変身は可能だ
それでも敢えてしない、死に近くなってしまう生身の姿である事に恐怖は当然感じている、今も震えっぱなしだが、無理やり腕を握りしめる事で震えを少しでも抑えて…生身であり続ける
この一手しか最後の手段が残されていないのだから
ゆっくりと迫ってくるゼイン…明らかに油断しているそいつに向かって、パラドは
ゆっくりと迫ってくるゼイン…明らかに油断しているそいつに向かって、パラドは
「くらえっ!!」
《混乱!!》
《混乱!!》
集めたエナジーアイテムの1つ、混乱をぶん投げる。これが弾かれるかどうかは賭けだったが…幸運にも成功、もっとも、パラドは自分の運を信じていたが
そしてパラドはデイバッグからとある物と3枚のメダルを取り出す。
混乱と言っても少し衝撃があればすぐ目覚めてしまうのはパラドも知っている。故に一撃必殺で仕留める必要があった。
そしてそれが可能なとっておきをパラドは所持していた
ソレにパラドはエナジーアイテムではない別のメダル…セルメダルを装填し…技を繰り出した。
そしてパラドはデイバッグからとある物と3枚のメダルを取り出す。
混乱と言っても少し衝撃があればすぐ目覚めてしまうのはパラドも知っている。故に一撃必殺で仕留める必要があった。
そしてそれが可能なとっておきをパラドは所持していた
ソレにパラドはエナジーアイテムではない別のメダル…セルメダルを装填し…技を繰り出した。
『トリプル・スキャニングチャージ!!』
「オラァァッ!!」
その技の名前はオーズバッシュ、使った剣はメダジャリバー、たった3枚のセルメダルで…空間を両断し、どんなに堅い相手だろうと、どんなに破れない防御のバリアを張ろうと問答無用にそれ毎切り裂ける、欲望の王の武器である。
迫り来る斬撃に対してゼインは何も出来ない、混乱状態は治まらない、故に訪れるのは胸から上が両断されるという結末…中にいる桜井侑斗も当然同じく両断される。
己の世界救済も、取り戻せるかもしれなかった大切な人との愛を胸に秘めて戦う事も、彼は二度と為す事は出来ない
彼が奪われた意識は奪われたまま、彼の時間は終わった、奪われた原因であるベルトを残したまま
己の世界救済も、取り戻せるかもしれなかった大切な人との愛を胸に秘めて戦う事も、彼は二度と為す事は出来ない
彼が奪われた意識は奪われたまま、彼の時間は終わった、奪われた原因であるベルトを残したまま
【桜井侑斗@仮面ライダーアウトサイダーズ 死亡】
「ハァァァァァァ…………何とか倒せた……」
パラドは大きく深呼吸して…落ち着きを取り戻す。震えも大分治まってきた…未だに恐怖は祓い切れていないが
「本当に俺…運が良かったな…あのレアエナジーアイテムを手に入れる事が出来たのは…」
そう、最初に令呪の効果で手に入れたエナジーアイテムの名前は…幸運だったのだ、お陰でランダムでも鋼鉄化が出てくれて、ゼインの超超超火力に耐えうる防御を得る事が出来て、その上奇跡的に耐えれて、そして混乱のエナジーアイテムがゼインに当たってくれたのだ
「それに、本当にコイツ空間をぶった斬れる物だったのかよ…チートにも程があるだろ」
そう言いながら自分の命を助けた剣を見た。
彼が最後の最後までこの武器を使おうとしなかった理由は3つある。
1つ目はパラドクスとしての武器で最後まで戦いたかったから、メダジャリバーは仮面ライダーオーズの武器で、パラドクスの武器では無いし、ましてやシステムが根本から違う、ゲームで例えるなら違法データのインストールみたいで気に食わなかったのだ
2つ目は一撃必殺の武器を気に入らなかったから、メダジャリバーは確かに協力だが、パラドにとってゲームは道筋をしっかり整えてクリアする物、それを一撃必殺のチートでクリアするなんて…白けるにも程がある。だから使いたくなかったのである。
そして3つ目、あの空間の両断の為に必要なメダルが3枚なのは先程言った通りだが、戦いを始めた時、パラドの手元には丁度3枚しかない、つまり1度しか使えなかったのである。外したら終わりな以上、使うタイミングは考えなければいけなかった。
その3枚のメダルは支給品としてセットでついていた、いわゆるお試しを可能にする為に3枚だけセルメダルをつけてくれていたのだろう。もしパラドクスがヤミーに会えていたら早めにメダジャリバーを使っていたかもしれない
彼が最後の最後までこの武器を使おうとしなかった理由は3つある。
1つ目はパラドクスとしての武器で最後まで戦いたかったから、メダジャリバーは仮面ライダーオーズの武器で、パラドクスの武器では無いし、ましてやシステムが根本から違う、ゲームで例えるなら違法データのインストールみたいで気に食わなかったのだ
2つ目は一撃必殺の武器を気に入らなかったから、メダジャリバーは確かに協力だが、パラドにとってゲームは道筋をしっかり整えてクリアする物、それを一撃必殺のチートでクリアするなんて…白けるにも程がある。だから使いたくなかったのである。
そして3つ目、あの空間の両断の為に必要なメダルが3枚なのは先程言った通りだが、戦いを始めた時、パラドの手元には丁度3枚しかない、つまり1度しか使えなかったのである。外したら終わりな以上、使うタイミングは考えなければいけなかった。
その3枚のメダルは支給品としてセットでついていた、いわゆるお試しを可能にする為に3枚だけセルメダルをつけてくれていたのだろう。もしパラドクスがヤミーに会えていたら早めにメダジャリバーを使っていたかもしれない
以上の理由から最後までメダジャリバーを使おうとはしなかった、だが流石に追い込まれてしまった以上、使わない手はなく、混乱で行動不能にした後に発動した訳だ。
「いきなりこんなに強い敵に会うとはな…羂索達が参加者間のパワーバランス調整をしているのか疑わしくなってくるな」
先行きに不安を…死の恐怖をまだ感じながらも…とりあえずエナジーアイテムがスッカラカンになったF-9を離れるべくゼインの支給品を回収しようとする。
「コイツが変身していたのか…仮面ライダーゼインって名前で名簿にのってたから人間が変身していない仮面ライダーだと思っていたけどな…」
目を瞑っている男を見て、そういう感想を抱いていた…
胸から下を…真っ赤に染まった服と身体を見るまでは
「………」
その姿を見て、パラドは思ってしまった。
…死体ってこんなにグロかったのか?
…死体ってこんなにグロかったのか?
パラドにとっての死はゲーム病による消滅が大半であった、そしてパラドにとってそれは利益ある物だ、仲間が増えるのだから
だがこの死因はゲーム病によるものでは無い、故に死体は残る、死んだ人の様子も見る事が出来てしまう、そして仲間は生まれない
顔面蒼白で血の気がなく、戦いで得てしまっていた傷が痛々しく、斬られた内蔵が露出し、赤い血が服を染め続ける、そして肉体はとても冷たい…さっきまで生きていたとは思えない程に
パラドはそれが薄気味悪く、怖い物に思えて仕方がなかった、初めて知ったのだから、斬られて死んだ死体という者…いいや物を
だがこの死因はゲーム病によるものでは無い、故に死体は残る、死んだ人の様子も見る事が出来てしまう、そして仲間は生まれない
顔面蒼白で血の気がなく、戦いで得てしまっていた傷が痛々しく、斬られた内蔵が露出し、赤い血が服を染め続ける、そして肉体はとても冷たい…さっきまで生きていたとは思えない程に
パラドはそれが薄気味悪く、怖い物に思えて仕方がなかった、初めて知ったのだから、斬られて死んだ死体という者…いいや物を
パラドはデイバッグと腰のベルト、そしてレジスターをメタジャリバーで切り離すと即座に逃げるように離れた
道中の凄まじい破壊光線による焼け跡を辿りながら辿り着いたのはF-9とF-10の境目すぐ近くの破壊光線の被害を免れた市街地の1部だった
市街地の家の中に入り椅子に座ると同時に…再び…再びぶり返し始める死への恐怖、ゼインに死の直前まで追い込まれてしまった事は、自分もあの死体と同じようになってしまう可能性を否定出来なくなってしまっていた。身体の震えが止まらない、何時から自分はこんなに臆病になったんだろうか
市街地の家の中に入り椅子に座ると同時に…再び…再びぶり返し始める死への恐怖、ゼインに死の直前まで追い込まれてしまった事は、自分もあの死体と同じようになってしまう可能性を否定出来なくなってしまっていた。身体の震えが止まらない、何時から自分はこんなに臆病になったんだろうか
(しっかりしろよ俺…!!羂索達を倒すんだろ…!?このままだとアイツら相手に何も出来ない雑魚になる上、グラファイトにも愛想尽かされる!!しっかりしろっ!!)
どうにか奮い立たせようと、恐怖を克服しようとする…だがそう簡単に抜けるものではない事は自覚してしまっている。
こうなったら…!!
取り出すのはメダジャリバー、パラドは利き手じゃない手の親指を…敢えて刃に近づける
こうなったら…!!
取り出すのはメダジャリバー、パラドは利き手じゃない手の親指を…敢えて刃に近づける
「ーーーーーッ!!」
自傷行為で恐怖を吹き飛ばす、シンプルだが痛みを伴う強引なやり方だ
「…少しはマシになったか」
家を出た時には震えは収まっていた…またぶり返しそうな予感はしてしまっているが、今度から相手をゲームオーバーにする時は必ずレジスターを外すやり方でする事にしよう。
「支給品は…このベルトとカード…とセルメダル3枚か、何処で手に入れていたんだ?」
それ以外は基本的に自分に配られた物と同じだった
「まぁいいか、さて、ここから…」
その瞬間、後ろから気配を感じた…後ろを見て、気配の正体の容姿に対する嫌悪感で顔を歪めた。
その気配の正体は脳がむき出しでそれに単眼がくっついていて、歯茎が露出している人型の怪物だった
その気配の正体は脳がむき出しでそれに単眼がくっついていて、歯茎が露出している人型の怪物だった
名は量産型脳無が5体…OFAとドクターによって死体から作り出された怪物達
量産型というだけあり、強さとしては脳無の中では最下層、だがそれでも侮れる強さではなく、その上数の多さは厄介だ
量産型というだけあり、強さとしては脳無の中では最下層、だがそれでも侮れる強さではなく、その上数の多さは厄介だ
「このタイミングでNPCくるのかよ…!!」
パラドは思わず舌打ちした、万全の状態なら問題はなかった、だが今パラドクスに変身しても…肉体はボロボロでゲージ残量は殆どない、その上エナジーアイテムもない為、下手するとやられてしまう
つまりパラドクスに変身した場合、やられるリスクが高い、そして逃げ道も数によって封じられている、その為、どう対処するべきなのか…考えなければいけなかった。
つまりパラドクスに変身した場合、やられるリスクが高い、そして逃げ道も数によって封じられている、その為、どう対処するべきなのか…考えなければいけなかった。
【午前7時 F-9とF-10の境目の市街地】
【パラド@仮面ライダーエグゼイド】
状態:死の恐怖(大)、主催者への怒り、体力残り1~2割、ダメージ大
服装:人間体での服装
装備:
令呪:残り二画
道具:ランダムアイテム×1、ホットライン
思考、ガシャットギアデュアル@仮面ライダーエグゼイド、ゲーマドライバー@仮面ライダーエグゼイド、マイティアクションXガシャット@仮面ライダーエグゼイド、メダジャリバー+オースキャナー+セルメダル×3@仮面ライダーオーズ、ゼインドライバー@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインプログライズキー@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインカード一式@仮面ライダーアウトサイダーズ、桜井侑斗のレジスター@オリジナル
基本:主催者打倒。同胞やウイルスを奪われているなら取り戻す
01:目の前のNPCを倒す
02:まずはグラファイトと合流する、そのために旧幻夢会社に行くか
03:他にも協力プレイできる奴を探す
04:その前に身体をどこかで休ませたい
05:いきなり強い奴に遭遇したな…
06:俺も下手したらあんな死体のようになるのか…?
07:永夢達はいないのか…この場なら協力出来ただろうから少し残念かもな
08:このレジスターも旧幻夢会社で調べる、俺達バグスターをバグスターウイルスで消滅させるという意味わからない仕組みを知らなくちゃアイツらには挑めねぇからな
09:何でこのタイミングで来るんだよ…でも丁度良かったかもな、コイツの使い心地を確かめられる
参戦時期:33話あたり
備考
※バグスターの特殊能力である瞬間移動は制限されています。
※主催者が自分たちバグスターを捕らえているか、あるいはバグスターの肉体をウイルスから分離して、自分がウイルス感染しているのは後者により人間に近い身体にされたからではと考えています。
上記考察が事実でなかったとしても、どっちみちこんなことに巻き込んだ主催陣を許す気はありません。
※F-9の森の中の野原に裁断された仮面ライダー2号、仮面ライダースーパー1、スカイライダー、仮面ライダー龍騎、仮面ライダーカブト、仮面ライダーダブル、仮面ライダーオーズプトティラコンボ、仮面ライダーウィザードインフィニティースタイル、仮面ライダービルドジーニアスフォーム、少し離れたF-8に近いF-9の森の所に仮面ライダーゴーストオレ魂のゼインカードが放置されています。
回収すればライダーのデータを得ることができるかもしれません。
※裁断された仮面ライダーエグゼイドのカードはパラドの肉体のデータと混じった結果、ゲーマドライバーとマイティアクションXガシャットになりました。
※F-9のエリアのエナジーアイテムは0になりました。
全身を真っ二つに切断され、レジスターを取られた桜井侑斗の死体がF-9の野原の右の位置の元森林であった焼け野原に放置されています。
※ゼインが放った巨大な威力を持つ破壊光線がF-10の方向の1部市街地とその方向にある森林を焼け野原にしました。
【パラド@仮面ライダーエグゼイド】
状態:死の恐怖(大)、主催者への怒り、体力残り1~2割、ダメージ大
服装:人間体での服装
装備:
令呪:残り二画
道具:ランダムアイテム×1、ホットライン
思考、ガシャットギアデュアル@仮面ライダーエグゼイド、ゲーマドライバー@仮面ライダーエグゼイド、マイティアクションXガシャット@仮面ライダーエグゼイド、メダジャリバー+オースキャナー+セルメダル×3@仮面ライダーオーズ、ゼインドライバー@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインプログライズキー@仮面ライダーアウトサイダーズ、ゼインカード一式@仮面ライダーアウトサイダーズ、桜井侑斗のレジスター@オリジナル
基本:主催者打倒。同胞やウイルスを奪われているなら取り戻す
01:目の前のNPCを倒す
02:まずはグラファイトと合流する、そのために旧幻夢会社に行くか
03:他にも協力プレイできる奴を探す
04:その前に身体をどこかで休ませたい
05:いきなり強い奴に遭遇したな…
06:俺も下手したらあんな死体のようになるのか…?
07:永夢達はいないのか…この場なら協力出来ただろうから少し残念かもな
08:このレジスターも旧幻夢会社で調べる、俺達バグスターをバグスターウイルスで消滅させるという意味わからない仕組みを知らなくちゃアイツらには挑めねぇからな
09:何でこのタイミングで来るんだよ…でも丁度良かったかもな、コイツの使い心地を確かめられる
参戦時期:33話あたり
備考
※バグスターの特殊能力である瞬間移動は制限されています。
※主催者が自分たちバグスターを捕らえているか、あるいはバグスターの肉体をウイルスから分離して、自分がウイルス感染しているのは後者により人間に近い身体にされたからではと考えています。
上記考察が事実でなかったとしても、どっちみちこんなことに巻き込んだ主催陣を許す気はありません。
※F-9の森の中の野原に裁断された仮面ライダー2号、仮面ライダースーパー1、スカイライダー、仮面ライダー龍騎、仮面ライダーカブト、仮面ライダーダブル、仮面ライダーオーズプトティラコンボ、仮面ライダーウィザードインフィニティースタイル、仮面ライダービルドジーニアスフォーム、少し離れたF-8に近いF-9の森の所に仮面ライダーゴーストオレ魂のゼインカードが放置されています。
回収すればライダーのデータを得ることができるかもしれません。
※裁断された仮面ライダーエグゼイドのカードはパラドの肉体のデータと混じった結果、ゲーマドライバーとマイティアクションXガシャットになりました。
※F-9のエリアのエナジーアイテムは0になりました。
全身を真っ二つに切断され、レジスターを取られた桜井侑斗の死体がF-9の野原の右の位置の元森林であった焼け野原に放置されています。
※ゼインが放った巨大な威力を持つ破壊光線がF-10の方向の1部市街地とその方向にある森林を焼け野原にしました。
量産型脳無×5@僕のヒーローアカデミア
脳無の中では強さは下層レベル、神野区の悪夢で出た個体達である。
脳無の中では強さは下層レベル、神野区の悪夢で出た個体達である。
アノーニ×20@暴太郎戦隊ドンブラザーズ
暴太郎戦隊ドンブラザーズの戦闘員キャラ、人に擬態する力はオミットされている。
暴太郎戦隊ドンブラザーズの戦闘員キャラ、人に擬態する力はオミットされている。
プテラノドンヤミー、バイソンヤミー×2、リクガメヤミー、屑ヤミー×2@仮面ライダーオーズ
屑ヤミー以外のヤミー達からはそれぞれ倒すと1枚ずつセルメダルが手に入る。因みに今回のプテラノドンヤミーは雄の方である。そしてバイソンヤミーの弱かった方はオーズのHBVで登場したバイソンヤミーである。
屑ヤミー以外のヤミー達からはそれぞれ倒すと1枚ずつセルメダルが手に入る。因みに今回のプテラノドンヤミーは雄の方である。そしてバイソンヤミーの弱かった方はオーズのHBVで登場したバイソンヤミーである。
【支給品解説】
メダジャリバー+オースキャナー+セルメダル×3@仮面ライダーオーズ
セルメダル3枚でオーズバッシュという空間の両断も可能にする仮面ライダーオーズの基本武器、スキャニングする為のオースキャナーもセットで支給、セルメダルはオーズバッシュを1回だけ使用出来るようにする為についていた。
セルメダル3枚でオーズバッシュという空間の両断も可能にする仮面ライダーオーズの基本武器、スキャニングする為のオースキャナーもセットで支給、セルメダルはオーズバッシュを1回だけ使用出来るようにする為についていた。
ゲーマドライバー@仮面ライダーエグゼイド、マイティアクションXガシャット@仮面ライダーエグゼイド
仮面ライダーエグゼイドへ変身する為のベルト、ゼインカードのデータから入手した。
仮面ライダーエグゼイドへ変身する為のベルト、ゼインカードのデータから入手した。
※パラドに付与されていたエナジーアイテムの効果が発揮されている時間は既に過ぎています。つまり、パラドの幸運の効果は切れています。
※パラドの幸運の効果は切れています。
031:ハザードシンボル | 投下順 | 032:ザ!!因果応報だぜ |
025:閑話F:魔女狩りクエスト/神殺しゲーム | 時系列順 | |
候補話061:スケィス | パラド | |
候補話014:ワタシが正義で仮面ライダー | 仮面ライダーゼイン |