それは縁々と ◆mtws1YvfHQ
人間同士に付き纏う奇妙なそれ。
ぼくがあの絶海の孤島から帰り、あの絶対の《赤色》と会った。
ぼくはある日の京都の夜の道に、あの対極の《失格》と会った。
ぼくがあの人に学園に連れられ、あの極限の《危険》と会った。
ぼくは少女と施設に乗り込むと、あの罪人の《害悪》と会った。
ぼくがある人を家に上げたから、あの両極の《人喰》と会った。
ぼくはあの両極と会った所為で、あの最悪の《最悪》と会った。
そして先程。
ぼくはこんな場所に拉致されて、あの対極の《未満》と会った。
奇妙なそれ。
世にも奇妙な、《縁》。
「…………………」
ふと思う。
あの《未満》は果たしてあの《最悪》の目にどう映るのか。
あの《失格》の代用可能にでも映るのか。
それとも世界の終わりへの可能性の一端とでも映るのか。
それとも代用可能とも違い、時間収斂とも違う、全く新しい理論の一つでも想起させるのか。
あるいは、《最悪》の運命論すらも台無しにしてしまうのだろうか。
それとも、それとも、それとも。
「…………戯言だけどね」
全部が全部、可能性でしかない。
最低の可能性を考えるとするなら、それこそ《最悪》と《未満》の二人が手を組む事だろう。
それこそ、戯言だ。
下らないにもほどがある。
それはさておき、しかし困った。
誰か電話に出てくれないものか。
かれこれ五分近く、電話を鳴らし続けていると言うのに。
誰も電話に、出んわ。
「――――――」
「――――――」
あれ、可笑しいな。
口に出してないのに電話を持っている真宵ちゃんからの視線が痛い。
気のせいだと思いたいけど、冷たい。
限りなく極寒に近いレヴェルに、冷たい。
北極よりも冷たい。
行った事はないけど。
多分行った事はなかったと思うんだけどどうだろう。
言った事ぐらい、あるけど。
一先ず現実逃避をしてみても、向けられる目は相変わらず冷たい。
まさか勝手に呟いてたりして。
ぞっとする。
「あの、真宵ちゃ――!」
ガチャリ。
と、音が鳴った。
電話から、音がした。
『――もしもし?』
「『もしもし?』――ふん、まったく代わり映えしない言葉だな。
一体どんな目的で五分も電話を鳴らし続けてるのかと思って出てみれば第一声がそれか。
まあこれも《縁》が会ったって事なんだろうな。
こっちはさっさと此処から出ないと首輪が爆発するってのによ。
何考えてんだ。
だがお前は五分近く電話を鳴らし続け、俺は五分近く電話を無視し続けたのに話している。
俺としてはお前の目的なんかどうでも良いが、これは実に面白い《縁》だ。
いい加減煩くて敵わないからなんて理由で出たんであろうとなかろうと、変わりはない。
偶然にしろ必然にしろ、変わりはない。
そうなるべくして話している――――内容なんてもの、あってもなくても変わりないが、聞いてやるぜ?」
『………………』
「………………」
向こうからの返事はない。
あってもなくても同じ事だ。
俺が見えもしない相手に今の言葉を話す事が重要だったのか、それともここに電話が繋がる事が重要だったのか。
些細な事だ。
切られようが切られまいが同じ事。
運命とはそう言うもの。
『…………あなたは、死にたいですか?』
「……くっくっく」
唐突に告げられた言葉。
思わず、離れた所で脱出準備を急いでいる弔士に目を向けていた。
未だ《十三階段》に入ろうか入るまいか悩んでいる。
悩み続けて、それでも動き続けている、あの男。
あいつは何て言ったか。
確か、「危険な目に会うのは、ごめんです」だったか。
その後に答えた言葉が浮かんでいた。
「ふん――『死にたいですか?』
死にたくない。
俺だって死にたくはない。
だがな、何より、俺は世界を終わらせたい。
いや、物語を終わらせたい。
特にこの物語は凄いなんてもんじゃねえ。
俺が今まで関わった世界の中で、群を抜いていると言って良い。
だから死にたくはない。
こんなおもしろい物語の終わりを見ることができないなんて、堪えられないさ。
だが、だからこそ、死なないために物語と関わることを放棄するつもりはねえよ。
終わりを見たい。
――そう言うお前はどうなんだ。
世界を、物語を、味わいたくないのか。
終わりを見たいと思わないのか。
それとも、関わることなく生き延びたとして、その先に何かがあるのか、お前には。
なぁ、"お前には何か違ったものでも待ってるのかよ"」
答えは返ってこない。
どう思われようと知ったことじゃない。
言葉を続ける。
「答えないのか?
答えようが答えまいがどうでも良いさ。
だが、俺は世界を終わらせる。
そのためにこの物語を使う――いや、乗っかる。
結果はどうあれその過程は絶対だ。
利用してやるさ。
お前の目的がどうか知らないがな。
もしなんだったら言ってみるか、お前も目的を?
偶然、電話で話している俺に。
まあ電話で話してるだけの《縁》だが、偶然にしては面白い《縁》だと思うぜ?
だから話してみても損はねえだろうよ。
それにもしかしたら、お前も、《十三階段》に誘うだけの価値があるかも知れねえ。
甲斐があるかも知れねえ。
可能性があるかも知れねえ――世界の終わりに繋がる可能性が。
どうなんだよ、お前の持っている目的は――――――どんな目的で動くんだ?」
答えは、返ってこない。
どう思われたか知ったことじゃない。
これ以上、話すだけ無駄か。
受話器を耳から離す。
そのまま、
『ぼくは』
切ろうとした。
その前に偶然、声が届いた。
答えか。
受話器を耳に近付ける。
『ぼくは、幕を閉じようと思っています』
「幕を?」
『ええ、幕を閉じようかと思います。
こんな事に巻き込まれた人たちと。
どうにか救ってみようと思います。
今まで殺してばかりでしたけど。
今まで壊してばかりでしたけど。
今まで、今まで、ずっとずっと。
たくさん殺してきました。
だけど、今は生かす道を行きます。
一人でも多くの人達と
あなたの目的とは合う事じゃなくても。
あなたを敵に回す事になったとしても。
例えあなたがぼくの前に現れようとも。
家で待っている人達と再会する為にも。
――――物語は終わらせない、絶対に』
「そうか」
『そうです――ああ、そう言えば、まだ名前を聞いていませんでしたね』
「そうだな。
俺の名前は――いや、止めだ。
お前には名乗るのもいいかも知れねえが、またにしよう」
『そうですか』
「そうだ、それじゃあ」
縁が《合ったら》会いましょう。
言う前に言われ、電話が切れた。
思わず受話器を見詰め、置く。
口元が勝手に歪む。
最高だ。
これだから世界は面白い。
どうしてこんなにも世界は面白いのだろう。
ああ、早く読み終えてしまいたい。
「くっくっくっくっく」
ついつい、声が漏れる。
ついつい、笑ってしまう。
これだから、ついつい、ただ、犯しそうに笑ってしまう。
「ちょっと急いでくださいよ! もう時間がないですって!」
「なに?」
壁に掛けてある時計を見る。
禁止エリアになるまで残り、五分。
もうこんな時間か。
面白くてすっかり忘れてた。
「あ、ヤベェ。すっかり忘れてた」
「ちょっと、あの時のカリスマはどこやったんですか!?」
「カリスマ? そんな物、あってもなくても」
「ああもう、急いで急いで! お願いしますから!」
「まあ待てって」
「待てませんよ、何考えてるんです!」
「いや一分で良いからよ」
「三十秒!」
「了解」
正直、焦り過ぎだ。
残り二分と少しでここから出れば万事解決なんだから。
いや、エリアからだったか。
まあ、どっちであっても。
「…………」
あ、ちょっとじゃなくてかなり拙い。
エレベーターに乗って駐車場で車を選んで、走っていけばギリギリ間に合うか。
どっちにしろ急いだ方が良いのは間違いない。
売店のメガネを十二個ほど引っ掴んでエレベーターへ走る。
既に弔士が開けて待っていた。
駆け込むと同時に扉が閉まる。
「――――」
「――――」
無言の間がしばらく。
ピンポーン。
と鳴り、ゆっくりと開く。
開いた隙間に身体を突っ込むようにして出て、走る。
駐車場。
ここに来さえすれば問題ない。
来てすぐに見付けておいた車が一台ある。
「……あったあった」
白のポルシェ。
乗り込むと、鍵は既に刺さってある。
回している中、弔士が助手席に乗り込んだ。
「ん? なんだ、《十三階段》に入る気になったか」
「えっ、違いますけど?」
「じゃあ何の用だ?」
「え?」
「え? 車なんて幾らでもあるだろ?」
「免許ないです」
「それだけか……つまらん。あってもなくても変わらないってのに」
ともあれアクセルを踏み込む。
性能は良い。
唸りを上げながら一気に駐車場の中を駆け抜け、あっという間に山肌に出た。
「やっぱり走り辛いな……」
「いや前、前!」
山肌をそのまま走るのはやはり揺れる。
だが本当の問題はここからだ。
ポルシェで竹藪に突っ込むと当然、傷だらけになるだろう。
少し気が重いが、仕方がない。
「さてと」
頭の中で上から見た竹藪の地図を広げる。
その中、生い茂っている中で、もっとも通り易い道を選び出す。
展望台を見て、場所が間違いないのを確認してから突っ込む。
それでも当然、
「う、おぁあああああ!」
竹にはぶつかる訳だ。
まずは一本。
更に加速を続けながら駆け抜けて行く。
ハンドルを回す。
枝葉が車体を掠め、藪を突き抜け、たまに竹を薙ぎ倒す。
次々と白に傷が付き、あるいは剥がれて金属部が露出していくのが分かる。
ポルシェに備え付けられている時計を見る。
残り一分も、ない。
「どうだろうな、こりゃ」
間に合うか、間に合わないか。
間に合うならどちらにしろ間に合っていただろう。
間に合わなかったらどうやっても間に合わなかっただろう。
さて、どうなるか。
「っ!」
不意にタイヤが滑った。
ブレーキを踏み込み、ハンドルを切っても制御が利かない。
そのまま竹を何本か薙ぎ倒した所で、止まった。
舌打ちをしつつアクセルを踏み込む。
だが、動く様子はない。
「駄目だな、降りるぞ」
「…………」
何も言わずに弔士がポルシェから降りた。
目が死んでる気がするが知ったこっちゃない。
僅かだが、ガソリン特有の刺激臭がする。
何処かで傷でも付いてたのか。
ガソリン漏れの上に首輪の爆発も間近。
エリア外と思しき方向に向けて走る。
「……うわっ!」
後ろで悲鳴が上がった。
振り返れば、こけた弔士の姿。
溜息が出る。
戻って無理矢理引き起こす。
「何やってんだ」
「す、すいません」
慣れない姿してるから倒れるんだよ全く。
いや、常に女装してる可能性もある訳だが
と言うかいい加減時間が不味い。
死ぬか。
だとしたら呆気ない。
何処かで、爆発音がした。
「山火事か」
「ですね」
幸いエリア外に出ていたようで、首輪は爆発しなかった。
だったらあの爆発はなんだったのかと言えば、ポルシェだ。
白のポルシェだ。
鍵を回したまま放置してきた所為で爆発したらしい。
結果、山火事。
俺のじゃなかったから良いが、それが爆発した。
それでも何とも言えない気分になる。
白のポルシェが爆発した。
白の、ポルシェが、爆発した。
「ぐはっ」
精神的に効いた。
血を吐きそうな気分だ。
俺のポルシェだったら死んでたかも知れない。
それでも歩かなければならない。
後ろで山火事が起きているからな。
畜生、誰がこんなことをした。
爆発オチとか駄目だろ、流石に。
「山火事か」
「ですね」
弔士を見る。
ポルシェでの逃避行が随分と精神的に効いたらしい。
顔が蒼い。
それでも着いてくる。
《十三階段》に入る気があるのかないのか、まだ分からないが。
まあ、敵でも味方でも構わない。
近くに居さえすれば。
それはそれとしても、次は何処に拠点を移すか。
なるようになる。
いや、なるようにしかならないと言うべきか
だからこそ、
「――――おもしろきこともなき世をおもしろく」
「……すみなしものは心なりけり?」
「――――――」
「………………」
台無しだ。
【1日目/昼/C-6】
【
西東天@戯言シリーズ】
[状態]健康、精神的疲労(小)
[装備]拡声器(メガホン型)@現実、首輪探知機@不明、チョウシのメガネ@オリジナル×12
[道具]支給品一式、ランダム支給品(0~1)、マンガ(複数)@不明
[思考]
基本:もう少し"物語"に近づいてみる
1:弔士が<<十三階段>>に加わるなら連れて行く
2:面白そうなのが見えたら声を掛け
3:つまらなそうなら掻き回す
4:気が向いたら<<十三階段>>を集める
5:時がきたら拡声器で物語を"加速"させる
6:電話の相手と会ってみたい
[備考]
※
零崎人識を探している頃~
戯言遣いと出会う前からの参加です
※
想影真心と
時宮時刻のことを知りません
※展望台の望遠鏡を使って、骨董アパートの残骸を目撃しました。望遠鏡の性能や、他に何を見たかは不明
※首輪探知機――円形のディスプレイに参加者の現在位置と名前が表示される。細かい性能は未定
【串中弔士@世界シリーズ】
[状態]健康、女装、精神的疲労(中)、露出部を中心に多数の擦り傷(絆創膏などで処置済み)
[装備]チョウシのメガネ@オリジナル、三徳包丁@現実、中華なべ@現実、虫よけスプレー@不明
[道具]支給品一式(水を除く)、小型なデジタルカメラ@不明、応急処置セット@不明、鍋のふた@現実、出刃包丁@現実、
食料(菓子パン、おにぎり、ジュース、お茶、etc.)@現実、懐中電灯@不明、おみやげ(複数)@オリジナル、「展望台で見つけた物(0~X)」
[思考]
基本:…………。
1:今の所は狐さんについていく
?:できる限り人と殺し合いに関与しない?
?:<<十三階段>>に加わる?
?:駒を集める?
?:他の参加者にちょっかいをかける?
?:それとも?
[備考]
※「死者を生き返らせれる」ことを嘘だと思い、同時に、名簿にそれを信じさせるためのダミーが混じっているのではないかと疑っています。
※現在の所持品は「支給品一式」以外、すべて現地調達です。
※デジカメには
黒神めだか、黒神真黒の顔が保存されました。
※「展望台で見つけた物(0~X)」にバットなど、武器になりそうなものはありません。
※おみやげはすべてなんらかの形で原作を意識しています。
※チョウシのメガネは『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』で串中弔士がかけていたものと同デザインです。
Sサイズが串中弔士(中学生)、Lサイズが串中弔士(大人)の顔にジャストフィットするように作られています。
※絆創膏は応急処置セットに補充されました。
※Bー6で山火事が発生しました。今後の規模などは後続の書き手様方にお任せします
戯言遣いですが、車内の空気が最悪です。
重いです。
寒いです。
極寒です。
酷寒です。
重圧です。
重々です。
これは違うか。
とりあえず、真宵ちゃんの目から向けられるそれが痛いです。
助けてください。
腹切りマゾなんて言われた事もありますけど、これはちょっと耐えられません。
言葉で何とかしようにも、切っ掛けすらくれません。
ヘルプ、ミー。
「――――――――」
「――ねえ、戯言さん。さっき私が言った事、きっちりと覚えてますか?」
「う、うん? お覚えてるよ。電話は真宵ちゃんが持つって事だろう?」
「あとは?」
「あと? あとは……なんだっけ?」
聞いてみると、真宵ちゃんが溜息を付いてしまった。
何かまずい事を言っただろうか。
「戯言さんは運転に集中してくださいと言いましたよね?」
「言ってたっけ?」
「言いました!」
いや実は覚えてたんだけど。
覚えててやったら怒られそうだから惚けた訳だ。
まあ、怒られた。
片手運転した事を怒っているみたいだ。
そんなに危ない目には合ってないのに。
精々、砂丘の一つを全力疾走で登ったから五秒くらい飛んだだけだって言うのに。
その時、着地の時に片手で制御しようとしたらうっかり横転しかけただけなのに。
無事だったから良いじゃない。
良くないか。
爆発オチと言うのはあんまりだし。
しかも一応降りて点検した所為で随分と時間を喰った。
なんだ、最悪じゃねえか。
「分かったよ。次からは気を付ける」
「本当にお願いしますよ、本当に」
「大丈夫大丈夫。ぼくが覚えてる限りはね」
「……余計心配になりました」
「泥ぶ――大船に乗った気持ちでいれば良いと思うよ」
「…………」
はぁ、とため息を付くと余所を向いてしまった。
突っ込みを期待したんだけどなあ。
随分と機嫌を損ねちゃったみたいで、困った。
このままじゃどこにも連絡が出来ない。
まだ連絡を入れてない場所が幾つもある。
早い所、真宵ちゃんに電話のボタンを押して貰いたいんだけどなぁ。
「まあまあ、安心してよ真宵ちゃん。ぼくがそう簡単に言われた事を忘れるはずないだろう?」
「…………」
「ただうっかり頭の中から飛んでただけだよ」
本当は飛んでなかったけど。
「忘れてるじゃないですか」
「そうとも言う」
「全く、これだから洒落言さんは…………」
「うん、ごめんごめん……うん?」
「なんですか?」
「今、地味に噛まなかった?」
「失礼、ばれました」
「わざと噛んだの?!」
「ちゃみまみら」
「もはやなに言ってるの!?」
「ごほん」
と、真宵ちゃんがわざとらしく咳ばらいをした。
話が脱線し過ぎていた気はあったから丁度良い。
気分転換にもなったし、何より、空気が元に戻った。
これ以上、嬉しい事はない。
「……先程の電話の相手ですが、知り合いですか? 理事長の事、一切聞いてませんでしたけど」
「そう言えばどこに連絡したの?」
「話を逸らそうとしないで下さい。無理矢理過ぎですよ。展望台です」
言いづらい事を平然と。
でも答えてくれるとは。
場所の予想は付いてたけど。
さて、どう答えるべきかな。
世界の敵、と言うのも変だ。
人類最悪、と言うのも妙か。
狐面の男、と言っても何だ。
ああ、良いのが一つあった。
これ以上なく。
「ぼくの敵だよ」
これ以上なく。
あの男を表しているだろう。
こんなぼくを、敵に選んだ。
こんなぼくを、宿敵とした。
それだけで随分と伝わった。
凄く微妙な表情をしている真宵ちゃんの顔が鏡越しに見える。
「そろそろ次の電話お願いできる」
「あ、はい、分かりました」
次はどこに電話しようかと悩み始めているのを余所に、言われた通り運転に集中する。
とは言っても、世界は変わらない。
見える景色は一向に、変わらない。
まだまだ先は変わらない。
でも。
アクセルを踏み込む。
エンジンが唸りを上げ、砂を巻き上げながら進む。
砂漠をひたすら。
「まだまだ先は長いかな」
でも。
その内、そう遠くない内に、景色が変わるような気がした。
【一日目/昼/F-3】
【戯言遣い@戯言シリーズ】
[状態]健康、
[装備]箱庭学園制服(日之影空洞用)@めだかボックス(現地調達)、巻菱指弾×3@刀語、ジェリコ941@戯言シリーズ
[道具]支給品一式×2(うち一つの地図にはメモがされている)、ウォーターボトル@めだかボックス、お菓子多数、缶詰数個、
赤墨で何か書かれた札@物語シリーズ、ミスドの箱(中にドーナツ2個入り)
[思考]
基本:「主人公」として行動したい。
0:電話をかける
1:真宵ちゃんと行動
2:玖渚、できたらツナギちゃんとも合流
3:豪華客船へと迂回しつつ、診療所を経由し、ネットカフェ、斜道卿一郎研究施設 いずれかに向かう
4:不知火理事長と接触する為に情報を集める。
5:展望台付近には出来るだけ近付かない。
[備考]
※ネコソギラジカルで西東天と決着をつけた後からの参戦です。
※
第一回放送を聞いていません。ですが内容は聞きました。
※夢は徐々に忘れてゆきます(ほぼ忘れかかっている)
※地図のメモの内容は、安心院なじみに関しての情報です。
※どこに電話をかけたかは、次の書き手さんにまかせます。
※携帯電話から
掲示板にアクセスできることには、まだ気が付いていません。
【
八九寺真宵@物語シリーズ】
[状態]健康、精神疲労(中)
[装備]携帯電話@現実、人吉瞳の剪定バサミ@めだかボックス
[道具]支給品一式、 柔球×2@刀語
[思考]
基本:生きて帰る
1:戯言さんと行動
[備考]
※傾物語終了後からの参戦です。
※真庭鳳凰の存在とツナギの全身に口が出来るには夢だったと言う事にしています。
※日之影空洞を覚えていられるか、次いで何時まで覚えていられるかは後続の書き手様方にお任せします
最終更新:2012年12月25日 15:31