+ | 第23話 「戒めとしてネタにするからね」 |
第23話を閉じる
[部分編集]
19時03分、今日も早起き。
サンメカに出勤し、店頭に立つも、お客が来ないので暇を潰しにゴミ漁りへ。 1時間ほどゴミを漁り、荷物を整理しにサンメカへ戻ると、悪戯 きなこからReneroにジェミニが居たと聞いたので、急いで向かう。
ジェミニ「危ない。出かけるところだった。」
ノレ一 「全てをください。」 ジェミニ「はい、全てですね。」
20時25分、サンメカに夏空 ひまわりが来店した。
早起きをしていて本当に偉い。しかし、今日はStella*Labの体験をするつもりだったらしいが、従業員が誰も起きていないので、お店を開けることが出来ないと言っていた。
花陽浴みやびとしてStella*Labで働いている悪戯 きなこに電話をするも、22時からのバイクレースに出場すると言う。外で暇を持て余していても意味がないので、夏空 ひまわりを連れてバイクレース会場であるMechahoricへ赴いた。
会場には沢山の人が溢れていた。
夏空 ひまわりは悪戯 きなこの後ろに乗ってレースに参加する事になったので、1度別れて、Mechahoricの屋上でレースのを観戦することにした。 屋上の端で篠原 ユキとウェルターと3人で座っていると、はちゃにテーザーガンで撃たれて落下してしまった。
ノレ一 「友達だと思ってたのに!もう友達やめる!」
会場に来ていた救急隊員になんとか助けて貰った。
22時12分、レースが始まる直前。
街に男性用のメイド服が輸入されたと聞き、急いで着替えに向かう。ウェルターとはちゃとおそろいのメイド服を着て、それぞれが『ノレたそ』『うぇるてゃ』『ゆゆぱーりない』と名乗り観戦を続けた。
バイクレースのアメリカン部門に春乃 藤花が出場すると言うので、皆が手錠で繋がり、7ケツで参加した。
重量の問題かバイクの性能かは定かではないが、あまりの遅さで圧倒的最下位という結果に終わった。春乃 藤花は道路交通法違反で華月 龍司に捕まっていた。
23時23分、レースも終了し、参加者と観戦者の皆で写真を撮った後、サンメカに帰宅した。
オキナとサンメカのレンタルヘリの話などを進めていると、ウェルターが来て「大変なことになった」と言う。 話を聞くと、泥酔した真城・U・ゼベピピが初瀬 エドの車に勝手に乗り込み、初瀬 エドが「周りが見えない…」と独り言を呟いた途端、「周りが見えないのは性格の問題じゃないですか?」という爆弾発言をして、おにゃんこぺんと九十九の火種になってしまったらしい。 真城・U・ゼベピピは最低で面白過ぎるが、初瀬 エドにとってはあまりにも理不尽なので、怒られて当然だ。
23時39分、北北 ぽっくるから電話がかかってくる。
ぽっくる「今お手隙ですか?ステララボにお買い物など行かれませんか?」
ノレ一 「俺のことカモだと思ってる…?」 ぽっくる「まさか、そんな、職場の先輩を…やめてくださいよ。」 ノレ一 「いいよ、行くよ。」 ぽっくる「連れて行けそうな人いたら。体験中のひまわりちゃん居るので。」 ノレ一 「分かったよ、連れて行きますね。」
ぽっくる「ありがとうございます。」
ノレ一 「カモにされてるからね。」 ぽっくる「してないしてない。ひまわりちゃん頑張ってるから。」 ノレ一 「先輩してて偉いね。」 ぽっくる「先輩です。」 ノレ一 「そうだぞ、ちゃんと面倒見てあげるんだよ。」
ノレ一 「おい!トラブル起こすなよ!」
真城 「なんで知ってんだって。」 ノレ一 「トラブルになったからだろ!みんな心配してたよ。」 真城 「申し訳ない。心配かけたね。」 ノレ一 「エドくんが気にしてないならいいんだけど…。」 真城 「ちゃんと謝ったから。」 ノレ一 「戒めとしてネタにするからね。」
相当反省しているらしく、お酒も暫くは控えるとの事。
僕は、焦りと共に「良いミーム見つけた」と内心喜んでいた。
0時51分、昨日に引き続き星空 みるを元気付けるため、ゴミ箱を漁っていた。
昨日と今日を合わせると8時間以上はゴミを漁っている気がする。
ノレ一 「このゴミ探しもそろそろ終わる気がするんだよね。」
と言った1分後、ゴミを漁っていると汚い注射器が刺さってしまい、ポケットを確認した所、お目当ての焼きマシュマロが入っていた。
ノレ一 「やったー!出たー!言った通りだ!」
ノレ一 「会いたかったよ!こいつをあげよう。」
と焼きマシュマロを手渡した。
星空 「えっえっえっ!?ガチ!?」
ノレ一 「めっちゃ頑張ったよ。2日間一生ゴミ漁ってたよ。」 星空 「ほんとにいいの…?」 ノレ一 「いいよ。これで元気出して。」
真城・U・ゼベピピが焼きマシュマロで自分を殴ってみろと言うので、星空 みるは焼きマシュマロの使い勝手を試した。真城・U・ゼベピピは当たり前に倒れたが、「1人じゃ可哀想だ」と共にダウンする。
どうして俺は星空 みると真城・U・ゼベピピ2人のメンタルケアを同時にしているんだろうか。まぁ、友達には元気でいて欲しいから理由なんていらないか。
1時51分、マンションに帰宅すると、星乃宮 うららが居て、インターホンを押すと中に入れてくれた。
流石に申し訳なかったので、トイレだけ借りて自室に帰り、就寝した。
|
+ | 第24話 「面白くない奴がモテてる」 |
第24話を閉じる
[部分編集]
ノレ一 「最近気付いた事があって、面白い男ってなんかモテてない。」
コピ 「確かに。」 ノレ一 「面白くない奴がモテてる。」 コピ 「安全な道行ってるからね。置きに行ってるもん。」 ノレ一 「もっとふざけた方が良いと思う。」 コピ 「なんか自分守ってるもんね。」 ノレ一 「だから角刈りとアフロはモテない。」 コピ 「悲し。」
19時45分、少し暇になったのでボウリングへ出掛けた。
何度かプレイするも中々高得点が取れない。あまりの自分の下手さに頭が来たので、チャーブルに『今日は最高スコア超えるまでメカニックしません。』と投稿し、本気でボーリングに打ち込む。
集中してプレイした途端にスコア199と、自己ベストを更新してしまった。その後も何度かプレイし、ついにスコア201。チャーブルに『自己ベスト201』と投稿しサンメカへ戻った。
22時36分、はっぴーゆんぴーから出勤の連絡を貰ったので、Stella*Labに会いに行く。
ノレ一 「はぴゆぴセットを貰いに来ました。」
はぴゆぴ「ありがッピ。嬉しッピ。」
商品を準備してもらっている最中にお喋りをした。
ハッピー星は2億光年離れている事、自転車に乗れる事、操作方法は宇宙船と一緒で、宇宙船も足漕ぎで毎秒2万回転するという事を知った。
ノレ一 「明日イベントあるんでしょ?」
はぴゆぴ「今日かと思って慌てて緊急帰国したら明日だったっピ。」 ノレ一 「そういうお茶目なところも可愛いけどね。」 はぴゆぴ「今日の好感度プラス3。」 ノレ一 「え、今日は少ないね。」 はぴゆぴ「ピピ。わがまま言うな。」 ノレ一 「面白過ぎるだろ。」
今日の好感度上昇は少なかったので、はっぴーゆんぴーにハートのポーズを見せると、好感度が1上がった。
ノレ一 「今日でプラス4したからちょうど100なんだけど。」
はぴゆぴ「まずいっピ。メタモルフォーゼっピ。」 ノレ一 「でも今のままの君が好きだから大丈夫。」
Stella*Labから帰る直前に華月 龍司と警察の現状については話をする。
ノレ一 「最近めいちゃん起きてる…?」
華月 「調子が悪いらしい。」 ノレ一 「そっか。あんまり会えてないから寂しいな。」
そう言い、Stella*Labを後にした。
帰りにスタントの練習をしていると、自宅のマンションの前に赤い髪の人影を見つけ急ブレーキをかけた。
ノレ一 「めいちゃんじゃない!?」
めい 「おー久しぶり。」 ノレ一 「調子悪いって聞いたけど。」 めい 「そう。だから今から試してくる。」
と、どこかへ行ってしまった。元気そうで良かった。
そのまま練習の続きに行こうとしたが、もう1人初めて見る女性が歩いてきた。
???「こんにちは…。」
ノレ一 「絶対新規住民だ。名札の書き方分かりますか?」 ???「何もわからなくて…。」
新規住民の案内には慣れているので、街に来て最初にやる事を教えた。
新規住民はバウバウという女性で、飲食店に興味があると言っていたので、街の飲食店を巡る事にした。 まず、甘鬼 るるうにReneroを開けてもらい紹介し、次にStella*Labで笹星 ぽんこからお店の説明を受けた。 時間も時間なので、バウバウをマンションまで送った。
バウ 「何から何まで本当にありがとうございました。」
ノレ一 「良いんですよ。恩売ってるだけです。」 ノレ一 「沢山街を楽しんでください。」 バウ 「はい。楽しみたいと思います。」
ノレ一 「少なくともゴミ箱からは出ないよ。」
と知っている情報を渡し、探しておくと伝えると、なぜか50万円送金された。
その後、甘鬼 るるうとリサイクルセンターに行ってみたがナトリウムを手に入れることは出来なかった。
1時57分、マンションに帰ると沢山の人が集まっていた。
はちゃとゼン・ヴァレンティーヌがペアルックを着ていて気まずかったので、急いで自室へ入り、チャーブルで「『マンションの前にリア充いた。』」と投稿した。
寝る直前、株を確認するも大幅に下がっていた。
ノレ一 「株が下がりすぎてる!50万マイナスって何だよ!」
|
+ | 第25話 「存在がおもろいから一緒に九十九やろう」 |
第25話を閉じる
[部分編集]
ウェルター「おはよう。この光景が日常すぎる。」
コピ 「このメンバーしか居ない。」 ノレ一 「朝のメリット上げるしかないね。」 コピ 「俺の裸が見れるとかどう?」 ノレ一 「いいじゃん。朝は全員裸でやろう。」
3人で裸になって遊んでいると、お店の外から何やら指をさされていた。
村愚 コピの提案でシャッターが1度閉まると服を着ていて、もう1度閉まると裸、という遊びを繰り返す。 最終的に全員が銃で撃たれて病院送りになってしまった。
ノレ一 「これが朝だよ。」
コピ 「そうだよね。これが朝の楽しみだよ。」
早朝から病院で働いていたジン・スコルヴィは、裸で倒れる僕たちを治療しながら、「何やってんだお前ら…しょうもない…」と呆れていた。
ノレ一 「ほら見ぃ!誰もいない!」
ノレ一 「誰も従業員いないから立っておこうとかないんか!」
僕は腹を立てた。
ウェルターと春乃 藤花が、警察の人数が足りなくて犯罪が出来ないと言っていたので、北でコンビニ強盗をしようと、3人で車に乗り込んだ。 サンメカに人がいなかろうが知った事ではない。僕は腹を立てたのだ。
19時57分、コンビニ強盗を済ませ警察の到着を待っていると、黄色の車が近付いてきた。
???「なんか普段見ない車だけど、九十九か。」
藤花 「九十九だ。」 ???「どうして北へ?」 ウェルター「南のコンビニが開いていないからだ。」 ???「だからって普段は行かない北に行くと…いつもは南で暴れてるのに?」
???「俺ら黄色の組織なんだけど、普段南部で活動してる奴らが事情が変わったからって『じゃあ北に来ます』ってさぁ。」
???「普段北で活動してる俺らからしたら良くはないよね。」 ノレ一 「え、なんで。」 ウェルター「帰ってくださいってことですか?」 ???「今回はいいよ。次見たらやっちゃうよ…?ってこと。」 ???「覚えといて。よーくね。」 ウェルター「3歩歩いたら忘れちゃう。」 藤花 「僕ら鳥頭だから。」
黄色の組織は何やら忠告をして帰って行った。
簡単に言うと『普段南で活動してる犯罪者が北で犯罪するな』ということだろう。自分たちは南で犯罪をしないつもりなのだろうか…。
ノレ一 「普段南で犯罪してる奴が北で犯罪すると怒られるんだ。何で怒られるんだ?」
ウェルター「あ、8時になった。次行こうぜ。」
ノレ一 「おにゃんこぺんやられちゃうよw」
藤花 「分かんないよ、おにゃんこぺんは普段からこっちのコンビニやってるから。」 ノレ一 「確かに。九十九も普段から北でやっとけば許されるんだ。毎日やろうw」 ウェルター「フレンズになれば良い。」 藤花 「北フレンズになろうw」 ノレ一 「そうすればいいじゃん!解決だ!」 藤花 「肩組みに行こうw」
零那 「今、体験が1人、俺が1人なんだ。言ってる意味が分かるな?」
零那 「ここで勝負をつけよう。」 藤花 「漢気ジャンケンにする?」 零那 「いや、ピストルで。」 ウェルター「撃ち合いだったら人質が暇だろ!」 零那 「ルー、ピストル持ってるでしょ?」 ノレ一 「弾はない。」
ノレ一 「俺2発でどうするんだよこれw」
ノレ一 「ウェルターと藤花ちゃん捕まってる。」
将暉 「捕まってんのかよ。」 ノレ一 「警察と人質VS九十九で勝ったんだよね。」 将暉 「何してんだよお前w」 ノレ一 「弾2発しかくれなかったんだけど、藤花ちゃんヘッショ出来た。」 将暉 「何でお前そんなおもろいだw」 ノレ一 「俺この街に来てから初めて銃撃ったよ。」 将暉 「強っ!ちょ九十九入れよ。」 ノレ一 「なんでw 銃で雇われたことないよw」 将暉 「銃だけじゃない。存在がおもろいから一緒に九十九やろう。」
初めて将暉から九十九に誘われた。「存在が面白い」、僕にとってはこれ以上ない誉め言葉だった。
ウェルター、悪戯 きなこ、真城・U・ゼベピピから誘われたのも併せて4人目だ。ここまで必要とされる事も認められることも中々ないだろう。 九十九に入る決心は未だにつかないが、僕が出来る事ならなんでも力になろうと思った。
ノレ一 「はっぴーゆんぴーのためだったら僕はどこでも会いに行くよ。」
病院へ行くと、はっぴーゆんぴーは白衣にオレンジ色の聴診器をしていてとても似合っていた。
コラボメニューを買い、真城・U・ゼベピピにポーズを選んでもらい、チェキを撮った。 好感度が15UPし、合計で115になった。
サンメカへ戻ると、東雲 シャルとキレート・コリーから話があると呼ばれた。
どうやら犯罪をしたいがやり方が分からないので、手解きをして欲しいらしい。 近くにいた真城・U・ゼベピピを捕まえて、東雲 シャルはジョン、キレート・コリーは伊藤 信雄と名前を変え、4人で家強盗に行く。しかし、チェイスはしたくないと、対応に来た警察のゼン・ヴァレンティーヌとはじゃんけんで勝負をすることになった。 自身の事を『じゃんけん王』だという伊藤 信雄が勝負を仕掛けるが一瞬で敗北。
コリー「3回勝負だ3回勝負。」
ゼン 「えぇ?」 コリー「こっちは3人いるんだ。」
なんだかごちゃごちゃと喋っていたが、3回勝負になった後も、あっけなくストレートで負けていた。
るるう「これが最後のご飯です。ルーくん。最後のご飯を今食べました。」
ノレ一 「だからなんだ。」 るるう「食料を持ってません。ご飯ください。買います。」 ノレ一 「いいよ。あげる。」
先ほど購入した、Stella*LabとEMSのコラボメニューは渡した。
るるう「ありがとうございます。こんな貴重なものを。」
ノレ一 「いつか何かで返してもらう。」 るるう「か、身体でってことですよね…。」 ノレ一 「…w 全然違うw」
ゼン 「貴方たちですか…。」
1時22分、少し早めに家に帰宅し就寝した。
|
+ | 第26話 「俺は友達だと思ってないよ」 |
第26話を閉じる
[部分編集]
ノレ一 「おはようございます。全てをください。」
ジェミニ「はい。全てですねー。」 ノレ一 「今日早起きだね。」 ジェミニ「そうなんですよ。いっぱいご飯食べたんで。」 ノレ一 「どういう意味?」 ジェミニ「いっぱいご飯食べて、いっぱい睡眠したんで早起きなんです。」
随分と可愛らしい理由だ。
ところで、僕の注文する"全て"とは、モーニングセットとジェミニオリジナルカクテルとおすすめストレス回復の事である。 全てを受け取りサンメカに帰ると、木山 優が出勤していて「車が欲しい」と言うので、ディーラーでも働いているジェミニに会うため、Reneroに戻った。
3人でディーラーに行き、2人が車の相談をしている内に、僕はオフロードの試乗を行った。
Outlawが気になっていたがVagrantのあまりの性能に買う気を無くしてしまった。後に錫実 鉄に話を聞くと、Kamachoがおすすめと聞いたので、1度持ち帰ることにした。
車を見ている途中で、ウェルターからボウリングに誘われ、何よりも大切な用事だと、2人を置いてボウリング場へ。
1投目2投目でスペアも取れなかったが、後半で巻き返し、スコアは204。まさかの自己ベストを更新した。
或翔 「お前さぁ、ノレはじめと友達なんじゃ無えの?殺せんの?無理だろ?友達だからな。」
或翔 「やれんのかって!やってみろよじゃあ!」 ウェルター「畳みかけてくるやん。落ち着いて。」 或翔 「お前が落ち着け。やれんのかって。」 ウェルター「やれるって。」 或翔 「あんなに仲良さそうにしてるのに?」 或翔 「関係に亀裂が入るぞ。」 或翔 「正直に言えよ。殺せないって。」 ウェルター「殺せるって。」 或翔 「じゃあ殺してみろよ。」 ウェルター「殺されたら困るでしょ?」 或翔 「友達だと思ってないんだウェルターは。上っ面の友人だね。」 ノレ一 「俺は友達だと思ってないよ。」 ウェルター「えっ。」
言われてみればウェルターとは不思議な関係値な気がする。
職場の後輩かと聞かれれば友達な気がするし、友達かって聞かれれば後輩な気がしてくる。対等なようで対等じゃないような、お互いがお互いを面白くし合っている関係だ。
ウェルター「解放条件はメイド服の着用だ!」
或翔 「バンジェリコ行ってくるわ。」 零那 「バンジェやばい。バンジェやばい。」 はちゃ「先輩?……先輩!」
結局、椿 零那は戻ってきたため、警察の2人がメイド服を着用しチェイスが始まった。
椿 零那は車が2度引っ繰り返り、最後はダウンするという踏んだり蹴ったりな状況だった。 助けに来てくれた救急隊に「お前は何も見ていない。ここでは何もなかった」と暗示をかけていた。
21時56分、スターダストのチェイス練習に付き合う事にした。
一通り追いかけた後に色々とアドバイスをして、お互いの車を交換して再度チェイス。
スダ 「車が悪い!もっと早い車じゃないと追いつかれちゃう!」
ノレ一 「もっと細かく曲がりまくるといいよ。」 ノレ一 「Sultanは小さいから細い道走って曲がってを繰り返せば撒ける。」 スダ 「そっか。頑張る。」
Sultanでの勝ち方、おすすめのルートなどを教え、チェイス練習を終えた。
僕の弟子としてスターダストには上手くなって欲しいと願う。
0時37分、星空 みると一緒にナトリウムを探しに出かけた。
めぼしい場所に行き2手に分かれて捜索を繰り返す。
ノレ一 「毎日こうやって探しているのか、凄いな。僕にはできない。」
ノレ一 「情報は自分で探すより勝手に出てくるまで待った方が楽だからね。」 ノレ一 「例えば薬だったら、薬を作る場所を探すより薬の材料を集めてた方が良い。」 ノレ一 「場所はいずれ誰かが見つける。その時に誰よりも素材を持っているという状態は強いよ。」 ノレ一 「俺はそういうタイプだから。」 ノレ一 「でもこうやって探してくれる人がいないと成り立たない。」 ノレ一 「十人十色だね。」
結局ナトリウムは見つからず、星空 みるとは別れた。
2時00分、夜更けに家に帰宅する。
今日1日を振り返りながら眠りについた。
|
+ | 第27話 「人が多い時なんてないよ」 |
第27話を閉じる
[部分編集]
19時02分、今日も早起き。
零那 「ありがとう。」
ノレ一 「ありがとうございました。」
ノレ一 「急ぎだから80%以上は残して行かせてあげる。しかもそれを言わない。」
ノレ一 「言われずともやる優しさ。これがサブオーナー。」
ノレ一 「ちょっとボウリング行きますか。」
ウェルター「行こう!」
ウェルター「ボウリング場だからボウリングで勝負だよ。」
ノレ一 「ここは聖域ですから。」 華月 「まあまあ、ルーが言うなら。」
ノレ一 「もう俺は180じゃ満足出来ない体になってる。」
ノレ一 「180で一喜一憂していたあの頃の俺はもういない。」
自己ベストの更新は中々難しい。
そしてこの時、これ以上スコアを伸ばすには運しかないのかもしれないと、僕のボウリングのやる気が削がれていた。
アゲ身命大事に!
ノレ一 「命は守れ!」 アゲ身命は守って。しっかりして! ノレ一 「自分のじゃなくてね。他人の命を守って。」 アゲ身「他人の命は…。」 ノレ一 「お姉ちゃんの命を守れ。ついでに俺のも守ってくれ。」 アゲ身「ついでだね。付録。」
ぽっくる「何をテーマに作ってるでしょうか?」
ノレ一 「えー…カナブン?コガネムシ?」 ぽっくる「全然違う。」 ノレ一 「答えは?」 ぽっくる「これはあれですよ。メロンクリームソーダ。」
言われてみれば、と渋々納得すると、「ルーさんお任せでお願いします」とカラーカスタムを任されてしまった。
色合いは明るい緑色をメインにクリーム色のサブカラー、タイヤにはさくらんぼをイメージした赤色を差し入れた。
車を買う人もカスタムをしてくれる人も見つからなくて困っていた。
1週間で2台は僕でも難しい。話を聞いたところ、内装も外装もだと言っていたのでなおさら厳しいだろう。
ノレ一 「普段北で犯罪をしてるのに南で犯罪するのか…?」
ノレ一 「この前自分で言っていた事と矛盾してるぞ、筋が通ってない。」 ノレ一 「俺は黄色チーム嫌いだ。言ったことも守らないしダサいわ。」
黄色組織に嫌な感情が芽生えてしまった。
南で犯罪をしているチームが北で犯罪をすると怒るけど、北で犯罪をしている自分たちは南で犯罪をしても良いと思っているのだろうか。そんなことをしていたらやり返されるに決まっている。
もやもやした気持ちを抑え、星空 みるとの話に戻る。
車を買ってカスタムをしていなそうな人、お金を持っていそうな人に電話をするもことごとく断られてしまった。 1番安い車であれば購入からカスタムまでで200万円で出来るので、本当にどうしようもなかったら連絡してくれと伝えた。 あまりにも厳しい昇格試験に手伝わざるを得なかった。
星空 「みんな優しい。みんなに助けられて星ちゃんは生きているよ。」
ノレ一 「全員同じだよ。」
そこで、先ほど電話をした真城・U・ゼベピピが新車に乗って来店した。
真城 「フルカスお願いします。」
ノレ一 「流石だよ。メカホリ行ってこい。」
倉庫用にと安い車を買ってくれたみたいだ。これで残り1台。
誰もいなければ僕が車を買うので、昇格出来ない事は無くなったと思う。本当に良かった。
0時19分、バイブス アゲ身が再び来店。なぜかセーラー服を着ている。
ノレ一 「服可愛いね」
アゲ身めっちゃ可愛くね?ありがとう。 ノレ一 「あぁ、服ね。」 アゲ身「ううん。うち。」 ノレ一 「服。」 アゲ身「うち。」 ノレ一 「めげろちょっとは。」 アゲ身「うるさい付録。」」 ノレ一 「付録が欲しくて買うことだってあるだろ。」 アゲ身「確かにw」 ノレ一 「お、なんかレスバ勝ったぞ。」 アゲ身「しゃーなしねw 負けてやってもいい。」 ノレ一 「ダサいなw」
その後も店頭に立ち続ける。
今日は朝のボウリング以外は常にお店に立っている気がする。それもしょうがない事だ。
ぽんこ「ルーさんは毎日出勤して偉いね。」
ノレ一 「もっと褒めて欲しい。」 ぽんこ「偉いよ。ずっと立ち続けてるんでしょ?」 ノレ一 「誰も立ってくれないからね。義務で立ってる。」 ぽんこ「え〜ん。義務なんて言わないで。悲しいよ。」 ノレ一 「俺が1番悲しい。」 ぽんこ「もっとやりたい事やって欲しいよ。」 ノレ一 「する時間がないよ。」 ぽんこ「分かる。でも人が多い時は行ってもいいんじゃない?」 ノレ一 「人が多い時なんてないよ。」 ぽんこ「悲しいこと言わないで。」 ぽんこ「でもそうなんだよな…そうなんだよね。人多い時無いんだよね。」
ぽっくる「誰ですか?今カエルって言ったの誰だ?」
オキナ「ウェルターだね。」 ぽっくる「カエルじゃない!」 ウェルター「えっ、何これ?」 ふろーら「確かにカエルー。」 ぽっくる「えっ、あ、ふろーら!」
結局メロンクリームソーダだという事は分かってもらえず、北北 ぽっくるはカエルであるという事にしていた。
1時10分、今日も少しだけ早くマンションに帰宅。
1日中仕事をしていた割にはあまり疲れていなかったので、ベッドに横になり考え事をしていると、気付けば夢の中だった。
|
+ | 第28話 「こんにちは、ドシ・タンです」 |
第28話を閉じる
[部分編集]
19時03分、今日も早起き。
サンメカに出勤すると、珍しくいつものメンバーではなく、夏空 ひまわりと星乃宮 うららが修理に来た。 一通り対応を終えて、新車を買いウキウキでカスタムをするウェルターと車やヘリ、お金の使い道の話をした。
ノレ一 「ヘリ買えるけど被りたくないんだよね。」
ウェルター「分かる。」 ノレ一 「だから被らない一点特化でめっちゃ弱いヘリ買おうかなって。」 ウェルター「めっちゃいいじゃん。強さとかいらないもんな。」 ノレ一 「ワルキューレとかいう意味わかんないやつ乗ろ。」
誰とも被らないという魅力もあるが、弱いは面白いに変換が可能なので、ワルキューレも悪くないと思い始めている。
20時40分、偶には違う服でも来てみようかと思い、美容室で髪型を変え、服屋で新しい服を買った。
サンメカに戻り、筋トレをしながら店番をしていると、ウェルターと春乃 藤花がやって来て、僕を見るなり笑いながら「俺達もイメチェンしよう」と出掛けて行った。
0時17分、ウェルターと2人で変装として、新しいキャラクター「ドシ・タン」と「ハナシ キコカ」を作成した。
2人でふざけていたが、仕事が入ってしまったので「ドシ・タン」のままメカニックに従事する。
ドシタン「こんにちは、ドシ・タンです。」
はちゃ 「ささやいてる!鳥肌たったやばいw」
警察車両のカスタムをしている最中、はちゃは独り言を呟いていた。
はちゃ 「えっ待って。ドシタンってもしかして…いや、流石に予想すぎるか。」
はちゃ 「あらゆる選択肢を切り捨てて出た可能性…。」 はちゃ 「だってノレさんいないもんね。まさか…ノレはじめじゃないよね?」 はちゃ 「肌の色は似てるけど髪型とか全然違う。…分かんないや。」
まじまじと顔を見られたが黒マスクをしているのでバレなかったみたいだ。
次からはもっとファンデーションをしよう。
ドシタン「ちょっとバレかけてて草。」
急いで着替えて、いつもの服装に戻った。
0時27分、Neonの修理にMechahoricに向かう。
クリス「なんかルーと性格合いそうな新人入ってきたよ。」
ゴールド・シャークスという名前で、体育会系らしい。体育会系で僕と相性が良いってどういう事だろうか。
修理が終わり、帰ろうとした所でゴールド・シャークスのお兄ちゃんだというゴールド・ルビー三世がMechahoricに来店した。 テンションが高く、眉毛の形が同じで仲良くなり連絡先を交換した。眉毛は弟も同じ眉毛だと言っていた。
ノレ一 「誰だあの真っ赤な…。」
近付くと名札にはゴールド・シャークスと書いてあった。
ノレ一 「あ、ルビーの…。」
シャークス「そうです!ルビーの弟です!」 ノレ一 「ルビーの弟じゃん。俺君と眉毛一緒なんだよ。」 シャークス「マジっすか!?」
クリストファー・ソジュンが言っていた通り、体育会系でテンションが高い奴だった。
星空 「シャークス。スカイさんとルーはめっちゃ頼れるから何か困ったら言いな。」
ノレ一 「僕には何も出来ることはないよ。」 星空 「あるよ。世界一のカラーリングができる。」 ノレ一 「確かに、カラー塗装は俺が一番上手いわ。」 星空 「この街で一番優しいと思ってる。」 シャークス「この街の四皇ってことっすか?」 莉里 「後3人誰や?」 オキナ「俺もそうだね。」 ノレ一 「サンメカ強っ。」
何故か異常に持ち上げられてしまったが、頼りにされることは好きだ。
ただ、本当に僕が出来る事と言えば誰かを頼ることだけ。この街で1番長く起きている所為か、顔が広く人望があるだけ。 僕もいつも助けられて生きている。
ノレ一 「なんか警察になってますやん。」
バウ 「先日はお世話になりました。」 ノレ一 「あ、いえいえご丁寧に。」
バウバウは飲食店に興味があると言っていたので驚いたが、飲食の体験もするが、体験したいお店のオーナーとタイミングが合わず、流れで警察の体験をすることになったらしい。
警察という、この街で最も忙しい仕事を選んだバウバウを心配しつつ、心の中で「辛くなったらいつでも辞めるんだぞ」と呟いた。
1時59分、マンションに帰宅し、口座残高を確認した。3300万円が貯まっている。
ノレ一 「買えるな…買える…全てが。」
ノレ一 「ヘリ買うか車買うか…。」
ここ数日は同じ悩みに苦しめられている。更にはどちらも現状は必要ないという事も引っかかっていた。
はぁ、と大きく溜息を吐きベッドに倒れこんだ。
|
+ | 第29話 「結局風通しか…」 |
第29話を閉じる
[部分編集]
るるう「おはようございます。」
ノレ一 「お、早起きだね。偉い。」 るるう「えっへっへ。絶対いると思いましたよ。」 ノレ一 「僕は毎朝必ずいるよ。」
ふと自分の立場を俯瞰して見ると、毎朝1人で店を開け、客が来なくても他に従業員がおらず立ち続け、後輩が出勤している時の請求は基本的に後輩に切って貰っている。
これでいいのか?答えは分からない。
19時28分、星空 みるが遊びに来た。
星空 「おはよー、暇すぎる。」
星空 「最近メカホリにいるのもしんどくなってずっと出歩き回ってる。」 ノレ一 「しんどくなっちゃったの?」 星空 「今は色んな所に行く方が楽しい。」
色々と話を聞くとサンメカとは正反対なMechahoricの社風や雰囲気に驚きを隠せない。
まず、昇格試験が厳しいこと。サンメカは出勤するだけで昇進していく。 そして、無線が活発なこと。サンメカは1日で誰も無線で話さないことだってある。 そして、オーナーのクリストファー・ソジュンが0時過ぎになると、従業員の楽々浦 ききと何処かに出掛けるらしい。恐らくデートだと言う。サンメカのオーナーはアイドル大好きなキモオタで一切女性の影がない。
ノレ一 「結局風通しか…。」
ウェルター「風通しやん。」 ノレ一 「同じ組織で起っちゃうか…。良くないよ…。」
元気がない星空 みるに「好きな事しよう」と声をかけておいた。
22時17分、真城・U・ゼベピピに人質にされて宝石強盗へ。
途中で見つけたショッピングカートを押したまま現場に向かった。
めろん「なーにやってんだー。」
真城 「こっちには人質がいるぞ。」 めろん「やばい。こっちはもう…事件が多すぎる。」 ノレ一 「大丈夫かー。めろんくーん。助けてー。」
客船強盗が起きてしまい、急がなければいけないので、今回の解放条件はなしとなった。
すぐにパトカーがアタックすると、一瞬でチェイスが終了した。
真城 「もっとちゃんと走りたかった。」
ノレ一 「巡査になってる。」
めろん「今日体験終わって巡査になりました。」 ノレ一 「めでたい。プレゼントあげようかな。」
めろん「プレゼント待ってるねー!」
ノレ一 「最悪だ、適当に言ったのにあげることになっちゃった。」
後にプレゼントを貰いに来た皐月 めろんに、渡す物がなかったので100万円をプレゼントした。
ノレ一 「高すぎる、最悪や。」
22時41分、将暉が新車の外装カスタムをしている。
将暉 「リバリーで悩んでる。これを付けるか付けないか。」
ノレ一 「これ飛行船?ロケット?ミサイル?魚雷みたいな感じだ。」 将暉 「他は格好いいの無いから。」 ノレ一 「付けて良さそうな気がするけどな。格好いいよ。」
真城 「座薬みたいだね。」
と、デリカシーの欠片もない言葉を発していた。
将暉 「オメーは本当にノンデリだな!」
ウェルター「将暉なんか座薬が…。」
ノレ一 「座薬カーがw 座薬車w」 将暉 「人の2千万を何だと思ってんだ!」 ノレ一 「2千万の座薬じゃんw」
ノレ一 「スダが俺の車で追ってみればいいんじゃない?」
スダ 「性能が良いからってこと?」 ノレ一 「いや、SultanにはSultanの勝ち方があるから、それを見せてあげる。」 ノレ一 「Sultanは細かくクネクネ曲がって細い道入ってを繰り返せば勝てるよ。」 スダ 「曲がってるつもりなんだけどな。足りない?」 ノレ一 「相手が少しでも追いついてなかったら曲がって身を潜めておけばいいよ。」 ノレ一 「チェイスに早い遅いは関係ない。」
Sultanでの勝ち方やおすすめのチェイスルートを教え、スターダストは格段にチェイスが上手くなっていた。
1時58分、マンションに帰宅すると、はちゃとゼン・ヴァレンティーヌが一緒に帰宅していて、皆から弄られていた。
ノレ一 「風通しが悪いから早く寝よ。」
家に帰り株をチェックして眠りについた。
|
+ | 第30話 「オメェが欲しいっつってんだよ」 |
第30話を閉じる
[部分編集]
コピ 「居なかったから焦った。世界が壊れたかと思った。」
ノレ一 「僕が朝にいない事だってあるよ。」 コピ 「無理だね。許されないよ。」
早朝組の絆は固いと言うよりもお互いがお互いを縛っている気がする。
ノレ一 「おはようございます。全てください。」
ジェミニ「はーい。全部ですね。」 ノレ一 「昨日なんか店いなくなかった?」 ジェミニ「ちょくちょくいたんだけど忙しすぎて、チャーブルに呟けなくて。」 ノレ一 「そうだよね、最低ー!」 ジェミニ「電話すれば良かったね。ごめんね。」 ノレ一 「最低だ、酷いよ。」 ジェミニ「言い訳させて欲しい。」 ノレ一 「いや!言い訳なんて聞きたくない!」
と走ってお店を出ると、ジェミニは追いかけて来て
ジェミニ「忘れてたわけじゃないんだからー!」
と叫んでいた。
僕は帰り道、自分のヒステリックボケにじわじわと笑いが込み上げて来つつ、「追いかけて来てて草」と楽しそうに笑っていた。
将暉 「おもれえから入れよ。お前。」
ノレ一 「ん?どう言う意味だ?」 将暉 「俺らタメでしょ。」 ノレ一 「タメだね。」 将暉 「仲良いじゃん。」 ノレ一 「仲良いね。」 将暉 「ルーちゃんって存在がおもろいじゃん。」 ノレ一 「そうだね、俺は面白い。」 将暉 「じゃあ九十九入ろうぜ。」 ノレ一 「どう言う理屈?」 将暉 「理屈なんかいらねえんだよ。オメェが欲しいっつってんだよ。」 ノレ一 「きゅん。」 将暉 「wwww」
最近の将暉からの勧誘は熱烈だ。
今回も適当にボケて誤魔化したが、そろそろ九十九への勧誘をどうするかは決めないといけない。 今、将暉に言われたことは正しいが、俺は全人類から笑って貰いたいと思っている。その夢が九十九にいて叶えられるのかどうかが全てだ。 犯罪にも勝利にも格好良さにも興味はない。相手が面白いと思うかどうか、それだけだ。
ぽっくる「お買い物いかがですか?」
ノレ一 「お買い物?いいよ。」
僕には、どうしてか北北 ぽっくるからの営業は断りたくないという気持ちがある。
いつも通り、ぽっくるセットを購入した。
サンメカで店番をしていると、初めての出張販売だとはっぴーゆんぴーがStella*Labに出勤した。
チェキが撮影出来るようになったとの事で、近くにいた真城・U・ゼベピピにポーズを指定して貰い、はっぴーゆんぴーとチェキを撮影した。
はぴゆぴ「請求して良いっピカ?」
ノレ一 「50万~200万くらいで請求お願いします。」 はぴゆぴ「50万で切るっピ。好感度プラス40。」
とんでもなく好感度が上昇し、合計140になった。
0時51分、スターダストから電話がかかって来た。
スダ 「ルーさん!チェイスに勝てたよ!」
ノレ一 「お、マジか!」 スダ 「教わったね、曲がりまくって高速の下でじっとしてたら勝てた!」 ノレ一 「素晴らしい。」 スダ 「ありがとう!!!」
初めての教え子の成長を素直に嬉しく思った。
ちゃんと教えた事を吸収し実践出来たことが何より凄い事で、スターダストはこれからもっと上手くなると思う。
1時58分、サンメカに寮が出来たが、今日は自宅に帰る。
自分の貯金額を確認し、またしても頭を悩ませる。
ノレ一 「3600万か…きちぃ…。」
お金の稼ぎ方と使い道を考えながら夢の中に落ちて行った。
|
+ | 第31話 「バウバウやないかい!」 |
第31話を閉じる
[部分編集]
19時30分、ジェミニがNeoのカスタムに来てくれた。
ジェミニ「買っちゃったの!」
ジェミニ「カッコいいでしょ~!」 ノレ一 「たその方がカッコいいけどね。」 藤花 「口説き始めてない?」
武器屋から戻り、星屑 アイラのチェイス練習に付き合った。
今日は捲かれはしなかったが、日を追うごとに確実に上達している。同じ性能の車なら捲かれていたかもしれない。
ノレ一 「バウバウやないかい!」
新人の正体は、先日街を案内した新規住民のバウバウだった。
研修がてらに限定メニューのEMSセットを購入した。
バウ 「お会計が…15万…?そんなにする…?」
ノレ一 「合ってますよ。バウバウにお金を落としに来たからね。」 バウ 「あはは、ありがとうございます。」
|
+ | 第32話 「この髪型はルーさん」 |
第32話を閉じる
[部分編集]
19時03分、今日も早起き。
いつも通り村愚 コピが車の修理に来る。
ノレ一 「昨日寝てたでしょ。」
コピ 「ずっと寝てた。」 ノレ一 「なんかあったのかと思ったよ。」 コピ 「いつもいる人が居ないと不安だよね。この前俺も同じ事思ったよ。」
星空 「ここに来たらみんないると思った。」
ノレ一 「朝はサンメカだからね。」 はちゃ 「朝はサンメカ。」
『朝はサンメカ』という言葉がどれほど嬉しいか。
毎日毎日お客が来なくても、お店を開け続けた意味があったのだ。
21時41分、オキナが出勤する。
オキナ 「2人目のサブオーナーを探します。」
オキナ 「今の従業員の出勤っぷりではまだ足りない。」
僕と同等の出勤率の従業員を探したいらしい。
中々難しそうだが、そんな人が居てくれると僕が1番助かる。
0時34分、「ちょっと来てもらおうか」と、トナカイのマスクをした人物に強盗の人質として連れ去られてしまった。
対応には皐月 めろんが来てくれたが、警察が忙しいらしく、一瞬でロストしていた。
めろん「俺の親友のルーさんを拉致するなんて許さねえ。」
ノレ一 「親友だったんだ。」 めろん「俺らはもうマブダチじゃないか。」 ノレ一 「マジかよ、次からはその距離感で行くわ。」
いつの間にそこまで親しくなったのかは分からないが、友達が増えることは良い事だ。
友達と呼べる友達も多くないし少し嬉しかった。
0時45分、花邑 きなこにバス観光へ誘われた。
ノレ一 「バス観光って何だ?」
きなこ「バスで街を観光するんだよ。」
1時までには寝たかったので、長引いたらウェルターから500万円を貰う約束をしてバスに乗り込んだ。
「こちら家です」と家に案内され、暫く待っていると警察がやって来た。
めろん「この髪型はルーさん。」
ノレ一 「親友のこと髪型で覚えるなよ。」
L 「すみません、人質の方降りていただいてよろしいですか?」
ノレ一 「えっ!?俺バス観光に来たのに?人質だったの俺?」 L 「そうだよ。いつまで乗ってんだ。」
1時04分、家に帰宅し株をチェックすると、100万円儲かっていて、所持金が4170万になっていた。
嬉しい気持ちのままニコニコで布団に包まれた。
|
+ | 第33話 「一緒に遊ぼ~」 |
第33話を閉じる
[部分編集]
暫くして出勤して来た木山 優に「HPに僕の事"幽霊社員"って載せました?」と聞かれる。
ノレ一 「お前全然出勤してなくない?」
木山 「してるって!」 ノレ一 「でも俺会ってないよ?」 木山 「たまたまルーさんがいないだけ!」 ノレ一 「俺1日5時間以上お店に立ってるけど…。」
ノレ一 「ちゃんと来てるなら昇進してるはすだよ。」
木山 「僕が断ってるの!」 木山 「他の人より働いてなくて申し訳ないから断ってるの!」 ノレ一 「やっぱり他の人より働いてないんじゃねぇか。」 木山 「ルーさんみたいにはずっといないから。」 ノレ一 「そりゃそうだ。」 ノレ一 「俺くらい働いてる奴が居たらそいつはサブオーナーになってるよ。」
木山 優が早番をしてくれているので、ボーリングに出掛けることにした。
今日こそは自己ベストを更新したい。 しかし、4~5ゲーム程プレイしても200スコアを越えなかった。ただ、スプリットの攻略の糸口を掴んだ。僕はまだ上手くなる。
ボーリングをしている最中に、木山 優から「くまぽんっていうゆるキャラみたいなのがルーさんを探してましたよ」と報告を受けたので、チャープルで『くまぽん僕に会いに来てて可愛い』と煽った。
数分後にくまぽんから『またあいにきたよ。いないよ』と返信が来たので、ボーリング場にいることを伝えた。
暫くすると
くまぽん「わー、ここ入れるんだー。」
と言いながら、ボーリング場にやって来た。
何の用だったかを聞くと、くまぽんはゴミ漁りをしているらしく、瓶のふたを売って欲しいと言われた。 「1つ1万円だったらいいけど」と値段を吹っかけてみると、くまぽんはすぐに断り、こちらを探ってくるように質問を続けた。
くまぽん「悪い人たちに素材売ったりもしてないの?」
ノレ一 「してないね。」 ノレ一 「元気になって欲しい友達がいて、その子にあげたい物があったからゴミ漁りしてたんだよね。」 くまぽん「もうやってないの?」 ノレ一 「うん。渡したい物は渡せたから。」 くまぽん「そうなんだ。」
くまぽん「もしさ、ファームとか好きだったら一緒にやらない?」
ノレ一 「友達が欲しいってこと…?」 くまぽん「んー……。」 ノレ一 「一緒にやりたいの?」 くまぽん「もの集めるの楽しいかもってなったら一緒に遊ぼ~。」
くまぽんから瓶のふたの使い道や、ホームレスキングと名乗るおじさんのこと、色々なことを教わった。
別れ際にホームレスキングの元へ連れて行って貰い、僕のホームレス修業は始まった。
まずは街のゴミ漁りから。指定された場所でゴミを漁り、軽くミッションをクリアしホームレスレベル2になった。
次にネズミ駆除のミッション。指定された場所でネズミをひたすらに駆除していく。今回も難なくクリアしホームレスレベルは3。 次は物乞いのミッション。市民に物乞いをして、合計1000円を獲得しなければならない。 このミッションが中々難しく、物乞いをしても罵られるばかりでお金を恵んでもらえない。車に乗っている人にも物乞いをしてみるが、悪口を言われるばかり。 しかし、ある時から物乞いのコツでも掴んだのか、5人に物を乞えば3人が恵んでくれるようになった。それに今までは1円~10円程度だったが、20円~40円にまで増えた。 1時間で150円しか集まらなかった物乞いミッションだったが、次の1時間では目標の1000円を達成した。
ノレ一 「俺って物乞いの才能もあったのか…。」
ホームレスキングに報告し、無事ホームレスレベルは4に上がる。
|
+ | 第34話 「ここから先は本物のホームレスになる必要がある」 |
第34話を閉じる
[部分編集]
19時02分、今日も早起き。
今日は起きてすぐにサンメカに出勤はせず、ゴミ漁りへ出掛けた。ホームレスキングが俺を待っているのだ。 次のミッションはカートに乗って山を1000m滑り降りるというもの。まったく意味が分からないが、とにかく指定の場所へ行きカートを手に入れた。 近くの丘を登り、滑り降りてを繰り返す。
途中、サンメカに甘鬼 るるうが出勤してくれたので、僕がお店に居なくても安心だ。
他の従業員も少しはお店に立っていて欲しい気持ちもあるが、やりたいことをして欲しい気持ちもあってもどかしい。 とにかく甘鬼 るるうには感謝をしなくてはいけない。
今回のミッションも楽々クリアし、ホームレスキングに伝えに行くが、経験値がまだ足りない。
試行錯誤するも経験値は上がらなかったので、仕方なく瓶のふたを集めることにした。 1時間ほどゴミ箱を漁り400個近くの瓶のふたを集め、ホームレスキングに寄付することで経験値を貯めた。 次のレベルに上がろうと思ったが、ホームレスキングが恐ろしい事を言い出した。
ホームレスキング「ここから先は本物のホームレスになる必要がある。」
ホームレスキング「他の仕事は出来なくなると思え!」 ノレ一 「え……怖っ。」
〇時〇分、サンメカに戻る。
戻ってすぐ、真城・U・ゼベピピに人質にされフリーサ銀行強盗を行った。僕はギミックを任されたがもう慣れたものだ。白市民で一番手伝わされている気がする。 全ての金品を取り合えたが、警察は忙しいのか対応に来なかったので、その足で換金しに行くと、Seventhのジョーがいた。Seventhの事はあまり好きじゃないので少し気まずい。 自分の分は換金し終わり外で待機するが、真城・U・ゼベピピが中々出てこない。もしや殺されでもしたかと確認しに行くと、真城・U・ゼベピピとジョーは200万円を懸けてチンチロで勝負をしていた。 先行のジョーが目無しだったので、真城・U・ゼベピピの勝ちかと思われたが、真城・U・ゼベピピは一二三を出して400万円負けていた。何をしているんだ。
真城 「フリーサで200万取ったのに400万取られた。」
真城 「今お金貯めなきゃいけないのに。」 ノレ一 「チンチロすんなよw」
0時55分、今日も少し早めにマンションへ帰宅する。
1日中ゴミを漁っていた気がするが、株で200万儲かり、フリーサを手伝って100万儲かり、ボーナスで300万貰った為、所持金が5000万円を越えた。 車もヘリも欲しいが、すぐに使う用事があるわけでもないので、一旦元手を増やして株で儲けることに決めた。
明日にはホームレスの王になりたい。
|
+ | 第35話 「優しくされるの怖くないですか?」 |
第23話を閉じる
[部分編集]
19時03分、今日も早起き。
起きてすぐにサンメカに出勤する。
はちゃ「皆で飲み会した~い。」
星空 「皆で泥酔してみたい。」
ノレ一 「吐けば無限。」
全員で、と言ったが、甘鬼 るるうは会話に混ざらず1人で心の中で会話をしていたらしい。人見知りもいい加減にしなさい。
暫く雑談した後、Mechahoricに社員寮が出来たらしので、今度こそ全員で寮を見に行った。Mechahoricの寮はサンメカの寮に比べて10倍以上の広さだった。現在家具を取り揃えている途中らしい。
甘鬼 るるうの人見知りを直す為に無理やり引っ張って来たが、最初1人でゴミを漁っていた。大丈夫かコイツ。 ひとしきり見学し終わった後にそれぞれのお店に戻った。
そういえば、今日からニトロが解禁されるらしい。
しかし南のメカニックより北のメカニックの方がカスタム代金が安いらしく、一般のお客はそこまでいない。 主なお客は警察なので、積極的に営業を仕掛けて何人かにニトロを入れて貰った。基本的に請求は甘鬼 るるうに切らせているので、お金は稼げていない。
るるう「ニトロ入れたい!」
ノレ一 「いいよ入れて。」 るるう「え、優しい…。怖い。」 ノレ一 「なんでだよ。」 るるう「優しくされるの怖くないですか?」
なんだそれ。
でも、僕みたいなお金を持っている奴は株でもやっとけばいい。お金のない人がお金を稼げる世の中にならなくちゃいけないと思うから。
21時00分、今日もこれからゴミ漁りの時間だ。
僕はホームレスキングを目指さなきゃいけない。やるからには1番だ。"さいきょう"にならないとね。
それから、ひたすらゴミを漁っては真城・U・ゼベピピに人質にされ、ゴミ漁りを再開しては人質にされてを繰り返した。
ゴミ漁りは順調にホームレスレベルが上がり、人質もやる度にバウバウが対応に来てくれるので、バウバウの横に乗ってチェイスの応援が出来るので楽しい。
ノレ一「バウバウやばい、もうちょっとで俺死んじゃうかも。」
バウ「大丈夫ですか?」
1時30分、くまぽんと合流してホームレスミッションについて分かった事を色々と共有し、ミラーパークで一緒に物乞いをした。
2時00分、自宅へ帰宅する。
今日は1日中ゴミ漁りをしていた。ホームレスとしての成長も楽しいし、偶に連れて行かれる人質ではバウバウの成長が見られるので面白い。
|