#5 お揃い
「週刊少年ジャンプ」2025年46号/
単行本1巻収録
エピソード概要
ミメイたちは一緒にラジオを買いに行くことになり…!?!
お題
| お題 |
大喜利メール |
ラジオネーム |
| 『南極にある喫茶店どんなの?』 |
厚着をしたネズミ講がいる |
一寸先はゴミ |
| ペンギンが時給を貰って突っ立ってる |
バットばつ悪 |
| 一丁前に定休日がある |
もつ鍋持つな |
| こちらお冷だったものです |
森にふくろう |
曲
元ネタ解説
- 「ちょっとジャンプしてみ」/「ガラの悪い確かめ方」
- 不良少年などがカツアゲ(恐喝)行為をする際、ターゲットがお金を持っているか確かめる方法。ターゲットのポケットに小銭が入っている場合、ジャンプさせると音を出るという次第。
- 実際の犯罪での脅かし方はいろいろあるだろうし決して笑えるものではないだろうが、「ちょっとジャンプしてみ」というぞんざいな口調で相手をぴょんぴょんさせる……というのは、漫画やコントなどでカツアゲをわかりやすく表現する場合の定番と言える。
- 「ミメイパンは結構待った?」「おれ、女子アナじゃないよ」
- フジテレビで2000年代から2010年代半ばにかけ、新人女子アナを「○○パン」の愛称で売り出していたことを踏まえる。
- フジテレビでは2000年に新人アナウンサーであった千野志麻に深夜のトークバラエティ番組「チノパン」を担当させ、「チノパン」は千野の愛称となった(この段階では千野の苗字とチノパンツとかけた呼称)。以後、この放送枠では「○○パン」をタイトルとする新人女子アナのトーク番組が受け継がれ(パンシリーズなどと呼ばれる)、担当した女子アナも「○○パン」と呼ばれるようになった(チノパン [千野志麻] 、アヤパン [高島彩]、ショーパン [生野陽子]、カトパン [加藤綾子] など)。ここからさらに、若手エースの女子アナ=「○○パン」のようなイメージが広がり、他局の女子アナも「○○パン」と呼ばれたり、漫画やアニメに登場する女子アナが「○○パン」の愛称で呼ばれると設定されたりするようになった。
- 「いつもの蝶ネクタイは?」「軽部アナでもないよ」
- 「○○パン」に続いてのフジテレビのアナウンサーネタ。蝶ネクタイがトレードマークのベテランアナウンサー・軽部真一は、平日朝の情報番組『めざましテレビ』の芸能コーナーや音楽番組『MUSIC FAIR』(2016年から総合司会)を長年にわたり担当する。2022年に社員(従業員)としての定年(60歳)を迎え、「役員待遇エグゼクティブアナウンサー」となった。
- 『めざましテレビ』は1994年から続く看板番組で、上記パンシリーズの女子アナ10人のうち9人がレギュラー出演、さらにそのうち4人がメインキャスターを務めた。
- 十種競技
- 「十種競技」は陸上競技の混成競技の一種。陸上競技の国際団体であるワールドアスレティックス(世界陸連)の規定では、100m走、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m走、110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500m走の10種目を2日かけておこない、その総得点を競う。オリンピックや世界陸上では男子の競技として行われる。走・跳・投の総合力が問われ、勝者は「キング・オブ・アスリート」と称されるというが、日本ではあまりメジャーな関心を寄せられていない。
- 混成競技にはその他の種類もある。オリンピックや世界陸上では女子が「七種競技」(100mハードル、走高跳、砲丸投、200m、走幅跳、やり投、800m)を競う。また、日本のインターハイでは女子が七種競技、男子が「八種競技」(十種競技から円盤投・棒高跳を除くもの)を競う。くらげは「走幅跳」→「棒高跳」→「砲丸投」の順に触れたが、砲丸投が出たことによって「共通項が跳躍競技ではない」=「混成競技の話である」となり、その前に棒高跳が出ていることから八種競技・七種競技が除外できるということになろうか。
- 「Dの一族の秘密も知っているし」
- 「Dの一族」とは、漫画『ONE PIECE』に登場する、謎に包まれた一族
- ラジオに触ると電波良くなる
- 人体がアンテナの代わりになるため。
- 電流を導体(電気を通しやすい物質。代表的には銅をはじめとする金属)に流すと、電磁波(電波)を空間に放射する。またその逆に、導体が電磁波を受けると電流を誘導する(非常に微弱な電流が流れる)。このように電波と電流を変換する働きをする、導体で作られた装置のことをアンテナと呼ぶ。
- 人体は水分や電解質を多く含んでおり、電気工学的には導体である。アンテナには電波の周波数に応じて効率よく受信できる長さというものがあり、100MHzのFM放送の場合の最適なアンテナの長さ(半波長アンテナ)は1.5m。おおむね人間サイズ。
- ヒャダイン
- (1)ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズに登場する呪文の一つ。(2)ミュージシャン・前山田健一の、歌手・タレントとしての活動名義。ニコニコ動画の「歌い手」として名を上げ、テレビアニメ『日常』(2011年放送)の主題歌で歌手としてメジャーデビューした。
大喜利の解説
- 『南極にある喫茶店どんなの?』「厚着をしたネズミ講がいる」
- 「ネズミ講」は、無限連鎖講(むげんれんさこう)の通称。後から加入する人を増やし、その加入金の一部が上位の(先に加入した)人に配当される仕組みの金銭配当組織。参加者が「ねずみ算」式に増えることからこう呼ばれる。会員を無限には増やせない以上いずれ破綻することが自明であり、日本では法律で禁止されている。
- 上位者が下位者から利得を得る組織活動の派生形として「マルチ商法(マルチレベルマーケティング)」や「ネットワークビジネス」と呼ばれる販売システム(連鎖販売取引)があり、強引な勧誘、既存の人間関係の破壊、自己破産の多発などの社会問題を引き起こした。法的な規制は強化されているものの、こうした「あやしげな儲け話」は形を変えつつ続いている。「儲け話」の勧誘には喫茶店やファミリーレスランなどが使われることが多く、「昔の知人から久しぶりに連絡が来て、懐かしく思って待ち合わせ場所の喫茶店に会いに行ったら、その友人と称する見知らぬ人物も同席してネットワークビジネスの勧誘を始めたので、ものすごく悲しくなった」という話もよく見受けられる。
- 南極で連想される動物は通常ペンギンやアザラシだが、それをネズミと外し、さらにネズミ講という犯罪行為に服を着せるという大きなずらしを入れた笑い。「ネズミ講がいる」という表現もひっかかりを残す。
- 南極という極限環境でも、(御大層なことを言いながら結局は自己の利益につながる)勧誘活動に突き進むネズミ講(マルチ商法)メンバーはいる、わざわざ厚着をしてまで――という風刺的笑いかもしれない
- 『南極にある喫茶店どんなの?』「ペンギンが時給を貰って突っ立ってる」
- 「①ペンギンが喫茶店のシステムに組み込まれている」「②貨幣という報酬の無意味さ」「③ "突っ立っている" という労働の無意味さ」というずらしが、南極と喫茶店の要素による必然性としっかり噛み合っている笑い
- 『南極にある喫茶店どんなの?』「一丁前に定休日がある」
- 南極には人がほぼいないのに、なぜか労働法や慣習にはしっかり配慮があるというずらし。また "一丁前に" というワードで一般的な喫茶店との対比を強調しているのがポイント
- 『南極にある喫茶店どんなの?』「こちらお冷だったものです」
- 状況としてはお冷が寒さで氷になってしまい、それをお客さんに提供したときのセリフ
- さらに喫茶店の定番の接客用語「こちらお冷となります」を「こちらお冷 "だった" ものです」に "セリフずらし" しているところが大きなポイントで、これにより丁寧な言葉を使いつつ、言い訳めいた(場合によっては客をバカにしている)セリフ回しになっている
アオリ文
冒頭ページ
ᯤ1日バイトの帰り道!
扉絵ページ
ᯤ違う部屋、同じ電波!
最終ページ
ᯤラジオはお揃い 気持ちは不揃い...!?
作者コメント
4話のお題、正しくは「南極にある喫茶店、どんなの?」でした!ごめんなさい!
最終更新:2026年06月17日 13:33