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中学生×小学生:3
※1-057からの続き
70 :49:2009/08/28(金) 18:30:34 ID:1Xj2Vu5X
* * *
「明日休みだし、勉強会しようよ」
和久井はるかが言い出した。
さも良いアイデアを思いついたとでも言いたげなその顔に、パンチをくらわせたくなる。
和久井はるかが言い出した。
さも良いアイデアを思いついたとでも言いたげなその顔に、パンチをくらわせたくなる。
昼休みの教室は騒がしい。
僕の机の周りにいる三人が、話し合いのために、ぐっと輪を小さくした。
僕の机の周りにいる三人が、話し合いのために、ぐっと輪を小さくした。
「じゃあ俺の家にしよう。明日は午後から誰もいないから、いくらでも騒げる」
と関。
「関くん、勉強する気ないじゃない」
とにこやかに、中里小雪。彼女は、和久井と仲良しの女の子である。
「じゃあ決定ね」
と和久井。
「ちょっと待って」
と僕。
と関。
「関くん、勉強する気ないじゃない」
とにこやかに、中里小雪。彼女は、和久井と仲良しの女の子である。
「じゃあ決定ね」
と和久井。
「ちょっと待って」
と僕。
三人が僕のほうを見た。
「もうちょっと別のときならいいけどさ、明々後日からテストだよ。
どうせ集まったら気が散ってまともに勉強なんてできないんだからさ、今回は保留にしようよ」
どうせ集まったら気が散ってまともに勉強なんてできないんだからさ、今回は保留にしようよ」
「結城、お前は本当に石橋をたたいて渡る性格というか、そういう人間だな。
大丈夫だよ、テストなんて少々悪い点を取ったところでどうってことないんだから。
それにそこまで難しい問題なんて出ないんだし」
大丈夫だよ、テストなんて少々悪い点を取ったところでどうってことないんだから。
それにそこまで難しい問題なんて出ないんだし」
関が呆れ顔で言った。
「難しくないようなテストなら、勉強会なんていらないじゃん。
そもそも今だって、僕のノートを見に来る必要ないじゃん」
そもそも今だって、僕のノートを見に来る必要ないじゃん」
「冷めるようなこというなよ。
勉強会という名目で集まって、楽しくおしゃべりする。これが楽しいんじゃないか」
勉強会という名目で集まって、楽しくおしゃべりする。これが楽しいんじゃないか」
「そういうもんかな」
「そういうもんだ」
諭すようにそう言う関のとなりで、和久井もかぶせてくる。
「結城くんってあんまりみんなと遊んでないでしょ。駄目だよそんなんじゃ。
休み時間もあんまりほかの人と話したりしてないよね?
『いい人なんだけどなんか接しにくい』って、女子がみんな言ってるよ」
休み時間もあんまりほかの人と話したりしてないよね?
『いい人なんだけどなんか接しにくい』って、女子がみんな言ってるよ」
「え、みんな? みんな言ってるの?」
「そう、みーんな言ってるよ」
……なんだこいつ。
普通、本人の前でこんなこと言うか?
この女もまったく人の心の機微がわからない、どうしようもない人間だ。
女版の関、といったところか。
普通、本人の前でこんなこと言うか?
この女もまったく人の心の機微がわからない、どうしようもない人間だ。
女版の関、といったところか。
「はるかちゃん、そんなこと言っちゃ失礼でしょう。
結城くん、ごめんね、そんなことないよ。
私はそんなこと思ってないよ。
結城くんは勉強会、嫌?」
中里が寂しげな顔で訊いてきた。
結城くん、ごめんね、そんなことないよ。
私はそんなこと思ってないよ。
結城くんは勉強会、嫌?」
中里が寂しげな顔で訊いてきた。
「ううん、嫌じゃないよ。ただ、本当に勉強できるのかなって思って」
「そうだね、できたらいいね。みんなで楽しくがんばろうね」
中里がにっこりと笑った。
「そうだね、できたらいいね。みんなで楽しくがんばろうね」
中里がにっこりと笑った。
なんだかこのまま参加することになってしまいそうだ。
最初は、関が僕の机にやってきて、ノートを写していただけだった。
それが、女の子ふたりもなぜか寄ってきて、今度のテストについての話をし、僕のノートのとり方が参考になるとかならないとか言い出し、
どういうわけかこんな展開になってしまったのである。
正直言って面倒くさかったが、関はこういう時には退かないたちのようで、彼の誘いを断るほうがむしろエネルギーの浪費のように思われた。
そう、さらっと終わらせればいいのだ、こんなイベントは。
それが、女の子ふたりもなぜか寄ってきて、今度のテストについての話をし、僕のノートのとり方が参考になるとかならないとか言い出し、
どういうわけかこんな展開になってしまったのである。
正直言って面倒くさかったが、関はこういう時には退かないたちのようで、彼の誘いを断るほうがむしろエネルギーの浪費のように思われた。
そう、さらっと終わらせればいいのだ、こんなイベントは。
それにしても、こっちは距離を置こうとしているのに、なぜだか僕と積極的にコミュニケーションをとりたがってくるやつらがいるのは不思
議なことだ。
特に関。
これがもしも自分好みの男だったらうれしかったのだが、僕は彼の顔も性格も別に好きではないので、正直言って鬱陶しい。
議なことだ。
特に関。
これがもしも自分好みの男だったらうれしかったのだが、僕は彼の顔も性格も別に好きではないので、正直言って鬱陶しい。
「じゃあ何時に行けばいいのかな」
のほほんとした顔で中里が言った。
「三人とも、俺の家わかんないよね? 学校の正門に一時集合でいいかな」
「いいよー」
すんなりと事が決まった。
ドタキャンしてやろうかな、とも思ったが、また学校でいろいろ文句を言われたりするかもしれない。
今回は行っておくことにしよう。
そのあとは数ヶ月間かわしつづけよう。
のほほんとした顔で中里が言った。
「三人とも、俺の家わかんないよね? 学校の正門に一時集合でいいかな」
「いいよー」
すんなりと事が決まった。
ドタキャンしてやろうかな、とも思ったが、また学校でいろいろ文句を言われたりするかもしれない。
今回は行っておくことにしよう。
そのあとは数ヶ月間かわしつづけよう。
* * *
[ 続く ]
※未完