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GEARS 第十八話

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ParaBellum

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私立八坂高校一年生、霧坂茜華―
聖誕祭当日、八坂州で発生した局地的な地震の影響で、八坂高校の校庭では地滑りが発生し
陥没した地の底へと呑み込まれるという大惨事に遭うが、守屋の迅速な救助により事無きを得る。

事故現場に居合わせた八坂高校の生徒達は内心に嫌な気がかりを残したまま冬期休暇に入るが
大多数は新年を迎え、新学期が始まる頃には何事も無かったかのように日々を過ごしていた。

守屋の隣に霧坂の姿が見えなくなって、既に一ヶ月以上が経過しており守屋の表情は精彩を欠き
クラスメイト達との間に深い溝があった頃の様に……いや、その時以上に口数を減らしていた。
その上、全国大会まで後一月程だというのにも関わらず、練習にも全く身が入っていないでいる。

(霧坂がいないってだけなのに……落ち着かないな。)

守屋は霧坂が居なくなった事で、胸の中にぽっかりと穴が空いたような空虚な喪失感を
上手く消化する事が出来ず、些細な失敗を繰り返し、肩を落としながら帰路へと着いていた。

「ん、鍵が……珍しいな。」

父の剣は、地球統合軍中央議会所属特務部隊の部隊長として地球上を転々としている。
母のユカリは、圧倒的なシェアを誇る化粧品メーカーの開発局長として忙しい日々を過ごしている。
毎日、家に帰る事が出来るような暇人は長男の一刀だけで、彼が不在の守屋邸の玄関の鍵が
開け放たれている事は皆無と言って良い程に珍しい事だった。

そんな経緯もあってか、守屋は実家暮らしなのか、一人暮らしなのか謎な日々を過ごしている。
因みに守屋夫妻は決して不仲などでは無く、滅多に顔を合わせる事が出来ないせいか
未だに夫婦仲は良好で彼が空気を読んで、数日ほど家を留守にする程である。

―その割には何故か、彼に妹や弟が出来そうな気配は無いが。

何はともあれ、久々に家族が帰って来たのだろうと、人の気配がするキッチンへと足を向けた。
妻と入れ違いになった哀れな夫が酒を呑んでいるか、妻が夫のためにと料理本と格闘しているか。

(……妙だ。)

キッチンから漂う赤味噌の香りと、一定のリズムで小気味良く野菜を刻む音。
守屋家の住人は家事全般を業者に一任する程、生活力というものが欠落している。
キッチンから漂わない悪臭、聞こえない絶叫や悲鳴に怒号、響かない爆音、破砕音etc

守屋家のキッチンから、一般家庭の様な雰囲気が漂う事はまず有り得ないと断言しても良い。
それを痛いほどに自覚している守屋は、怪奇現象に遭遇したかのような神妙な顔つきでキッチンを覗き込んだ。

怪奇を巻き起こしている存在は白黒のストライプ模様のセーターを着込み、黒のキュロットスカートと
黒のニーソックスにフリル付きのピンクのエプロンを付け、ブロンドアッシュの長い髪を一本に束ね
鼻歌混じりにキッチンを我が物の様に扱っていた。

「お、お前……え?何?一体、何がどう……何がどうなっているんだ!?」

守屋は怪異を引き起こしている人物を見て、手荷物を床に落とし、舌を噛みながら必死に大声を出す。
新築の一軒家に住んでいながら、生活力の低さのあまりに悲惨な事になっている守屋一刀に対し
哀れみを通り越して、呆れ果てて立ち上がった、生活感の無い守屋邸で唯一の例外足りえる存在―

「き、霧坂!?お、お前……病院は!?」

「悲しい事言う男だねぇ。明日から復学って聞いて無かった?」

「………」

聖誕祭の事故以降の記憶があやふやだった。何が夢で、現実で、自分の妄想なのか。
そもそも、目の前の光景自体、現実味が無さ過ぎて、守屋は絶句する事しか出来なかった。
呆けている守屋が面白いのか、霧坂は悪戯っぽい笑みでエプロンを翻しながら一言呟いた。

「阿呆。」

「うるっせぇよ……って言うか、病み上がりだろ。寝てなくて良いのか?」

「今は身体を動かしていたい気分なの。お礼とお詫びとしては、ささやかだけど食べてよ。」

食卓に並ぶ料理の数々を前に思わず、守屋の腹が鳴った。
何せ霧坂が居なくなってからというものの、食事らしい食事など、まともに摂っていなかったのだから。

「今更、そんな事を気にしなくたって良いだろ、お前らしくも無い……」

「いやぁー、気になるわー。特に食べ物の備蓄が全く無いところとか、凄ーく気になるわー?」

守屋は体感温度が3℃程下がったような錯覚を覚えた。

「あー……えーと……」

彼が言いよどんでいると霧坂は満面の笑みで間合いを詰める。因みに霧坂の目は全然、笑っていない。

「ねー、私がちょっと入院している間、何を食べてたのかな?」

「が、学食とか……」

守屋は詰められた間合いを引き離し、霧坂に答えても問題の無さそうな食事の内容を必死に思い出す。
思い出そうとするが、最後にまともな食事を摂ったのは去年の12月23日なのだからどうしようもない。

「朝は?夜は?休みの日は?」

霧坂の言及は止まらない。再び、距離を詰められ守屋の体感温度が更に3℃下降。

「あ、あはは……ははは……」

守屋は更に間合いを引き剥がそうと一歩下がろうとするが、派手な音を立てて後頭部を壁にぶつけた。
気付けば壁際に追い詰められており、一刀の口から乾いた笑いが漏れる。上手い言い訳も出て来ない。

「ねー、今まで何を食べて生きてきやがったのかしら、この野郎は?」

そして、霧坂は笑顔を崩さず、親指で自分の背後を指す。
霧坂の顔から、指の示す先へと視線を移して、守屋は魚の様に口を開いて愕然とした。
勝手口の前に鎮座する透明のゴミ袋。中には大量の栄養補助食品の空き箱が詰め込まれている。

言うまでも無く、主食として摂取するような物では無い。
その上、ゴミ袋の中身は半日前まで守屋の部屋のベッド周りの床に散乱していた。
霧坂はこの手の食品を嫌う。部屋が汚いのも嫌いだ。それは守屋も充分に承知している。

―守屋の体感温度が一気に氷点下にまで下降した。

「ごめ……」

謝罪の言葉を述べ始めると同時に、霧坂は全身の荷重を右足に移し、床が抜ける程の勢いで
必殺の間合いに肉迫し、右腕を鞭の様に撓らせ逆袈裟に振り抜き、守屋の頬に裏手打ちを炸裂させ
守屋家のキッチンに鈍く乾いた音を鳴り響かせた。因みにやり方は守屋自身に教わった。

「いってぇ……久々にいってぇ……」

守屋は痺れる様な頬の痛みに堪えきれずしゃがみ込んで、涙を浮かべ怨めしそうな表情で霧坂を見上げると……

「フフン。ちょっと居ないからって、私に言えない様な変な物を食べるからだよ。」

あまりにも綺麗に入ったせいか、霧坂は大変、満足そうな笑顔で涙目の守屋を見下ろしていた。


「私が見ていない所で無駄に痩せ細ったら、鉈でお腹掻っ捌いて肉詰めにするからね?」

「分かった、分かった!降参だ!マジだか、ジョークだか分からない事を口走るな!」

霧坂の猟奇的な発言に守屋は降参だと両手を上げた。
何よりも守屋が、まともな食事にありつくのは随分と久しぶりなのだ。
腹の虫も盛大に鳴いている今、霧坂に逆らうのは愚の骨頂と言わざるを得ない。

「ゴメンゴメン!久しぶりだから、つい舞い上がっちゃって!」

霧坂は勝ち誇った笑顔で力任せに守屋の肩を三度程叩くと、二人の視線が重なり合った。
今、霧坂は守屋が手を伸ばさずとも、触れる事が出来る距離に居る。

「やっと……元に戻ったんだな。」

学校帰りの放課後、どちらかが何かを言うまでも無く、霧坂は守屋家のキッチンで食事の支度をして
共に食卓を挟み、夜更けまで取り留めの無い会話を続け、朝になれば守屋が霧坂を起こしに霧坂家を訪れ
二人並んで学校へ行きクラスメイトと共に笑い合い、鋼の中で汗を流す、当たり前過ぎる日々。

そして、その毎日は霧坂が居なければ成り立たない日々でもある。

「そっか、元通り……か。」

守屋の表情は明るく弾んでいるのに対し、霧坂は複雑そうな表情を浮かべている。

「お前……もしかして、後遺症か何か残ったのか!?」

「な、何で!?」

「いや、しんみりと元の通りか……なんて言うからだ。」

「あ……そっか、ゴメン。後遺症も無いし、傷跡も残らないよ。何なら脱いで見せてあげようか?」

そもそも、霧坂救出の際、守屋剣名義で八坂病院にオペの依頼を出しており
霧坂は民間人が受けるような通常の治療では無く、死んでさえいなければ如何でも出来る程の
要人専用の高度な治療を受けており、守屋の心配など杞憂以外の何物でも無い。

「脱がれても、何処が如何なっていたかなんて分からないし、元がどうだったのかだって知らない。」

「まー、ぐっちゃぐちゃだったしねー。」

守屋が期待通りの反応をしてくれなかった事に霧坂は些かの落胆を覚えつつセーターの裾から手を離した。
勿論だが本当に脱ぐ気など更々無い。守屋が脱げなどと口走ろうものなら再び、裏手打ちを炸裂させていたところである。

「だけど、良かった……本当に良かった……」

「どうしたの?なんか変だよ?いつもなら、余計な心配させるなから始まって、馬鹿みたいに毒吐くくせに……」

「血まみれになった霧坂の姿を目の当たりにしたんだ。変にもなる……だけど、これで元通りだ。な?」

守屋の声に対し、霧坂は目を伏せ哀しげな表情を浮かべる。
そして、霧坂は此の侭では埒が明かないと覚悟を決め、意を決したかのような表情で顔をあげる。

「ねぇ?」

「なんだ?」

再び、互いの視線が絡み合う。

「えーっと……」

意を決したは良い物の霧坂は上手く、二の句を告げる事が出来ず、顔を蒸気させながら目を伏せた。

「その……だから……えーっと……」

「どうしたんだ?」

守屋は霧坂らしからぬ歯切れの悪い態度に妙な不安を覚え、心配そうに霧坂の顔を覗き込んだ。

「あのね……って近いわッ!!」

霧坂は再び意を決して、顔を上げると心配そうに覗き込む守屋の顔が霧坂の目と鼻の先にあった。
そして、半ば反射的に霧坂の平手が守屋の頬の炸裂し、二度目の乾いた音が鳴り響いた。

「わーー!?ゴメン!!別に叩くつもりじゃなかったんだよ!私がやりたかったのは!!」

「と、とにかく落ち着け……お前が何をしたいか知らんが、まずは落ち着け。」

「本当にゴメン……」

「それは別に良いから、一体、何なんだ?落ち着いて話せ。」

守屋の両の頬には真っ赤な手形が付いており、間抜けな事この上無い。
普段の霧坂ならば指を差して大爆笑している筈だというのに、不甲斐なさと申し訳なさで萎縮している。
そして、そんな自分に対して激しい怒りが込み上げて来た。

「えっと……その……ああ!もう!やってられるかッッ!!」

「き、霧坂?」

緊張感を遙に上回る激しい怒りに霧坂は地団駄を踏む。
守屋は気でも違えたのかと更に心配そうな表情を浮かべるが、既に霧坂に守屋の声は届いていない。
一々、守屋の表情や言動に気を取られていては主張したい事の一つも言えやしないし埒が明かない。

霧坂は体裁を捨て、言葉を着飾るという事も投げ捨て―

「守屋一刀ッ!!」

「は、はいッ!?」

守屋の事を何故か、フルネームで怒鳴り付け―

「私は君が好きだッ!!」

「は?」

とんでも無い事を―

「2月14日、本日のニュースをお伝え致します。本日はヴァレンタイン…」

とんでも無い日に叫んでしまい―

『あ゛…』

二人して声にならない声を挙げた。

ヴァレンタイン。今となっては発祥や原点は不明とされているが2月14日に意中の異性に対し想いを告げ
3月14日に添い遂げた恋人達は末永く―という独り身の男女達にとって気が気でない行事だ。

「え!?何!?今日、2月14日!?ヴァレンタイン!?嘘!?ちょっと……マジで!?」

二ヵ月半に渡る長い入院生活を強いられていた事により時間の感覚が麻痺していた霧坂は
よりによって守屋が大嫌いなヴァレンタインの日に勢いのみで守屋に想いを告げてしまった。

「まるで果たし状を叩き付けられた気分だ……今のは告白……って事で良いのか?」

―行き成り、平手打ちされ、単刀直入過ぎる言葉。

守屋は突拍子も無い霧坂の告白に喜ぶでも無く、唖然とした表情で身も蓋も無い感想を述べた。

「う、うっさい!うっさい!バーカ!バーカ!!バーカッ!!
本当は聖誕祭に告白して勢いでグヘヘって計画してたのにあんな事があったせいでタイミング逃して
次はどのタイミングで告白しようかなーとか考えてたら帰ってきちゃうし、なんか久々にに会ったら
あ、やっべ、気の迷いや勢いとかじゃなくて、やっぱり、この男にマジで恋しているわとか思っていたら
こっちの気も知らないで、元の生活だの元通りだのって、全然、空気読めて無い事言い出すし!!
好きだー!付き合いたーい!とか思っている私は何なの?アホなの?バカなの?死ぬの?
もうシチュエーションとか、タイミングとか知った事じゃねー!後はなるようになれやって言うか
本当はもっと女の子らしく決めるつもりで、頭の中で色々、台詞とか考えていたんだけど
いざ言おうと思ったら、訳の分からない事を口走っていたんだよ!悪いか!?この鈍感野郎ッッッ!!」

霧坂は暴走した機関銃の様に内心をワンブレスで吐露し、軽い酸欠を引き起こしゼイゼイと息を切らせ
茹で上がった蛸の様に顔を真っ赤に染め上げ、床にへたり込んでしまった。

「すまん。俺、こういうの不慣れだから……返答は3月14日にか?」

激しく動揺しながら暴走する霧坂の姿を見て、途轍もない状況に直面している事を嫌でも自覚させられ
戸惑いながらもヴァレンタインの作法に従う事にした。

「うん……ごめん。お願いね?」

守屋はヴァレンタインが嫌いだ。
応じるのも断るのも一ヵ月後というのは面倒臭い事極まり無いと考えていたからだ。
だが、今年に限って言えば驚きが大きく占めており、面倒だと思えるだけの余裕は残されていなかった。

そして、霧坂としても此処で守屋が苦言の一つでも吐いてくれれば、多少なりとも気が楽になるのだが
守屋は腹を立てるところか驚き戸惑うばかりで、快も不快も無さそうな表情をしている。

「分かった……来月まで悶々としてろ。」

守屋は喉から搾り出すかの様に言葉を吐き出した。妙な緊張と戸惑いで上手く喋る事が出来ない。
霧坂は自分がとんでも無いを言ってしまった事を今更になって自覚し、柄にも無くしおらしくなってしまう。

これで今までの様な関係には戻れなくなってしまったと霧坂は自嘲気味に笑った。

「守屋君の事が好きになったのって随分前だし、今更、待たされても大して変わらないから。」

「え……?」

霧坂が守屋に対し異性として好意を持つようになった切欠はあまりにも些細な事が端を発している。
話は今から半年ほど前に遡る。夏休み前の試験勉強のためにと、二人で図書館を訪れていた時の事だ。

階下の銀行が違法ギアに占拠されてしまい、とばっちりを受けて、身柄を拘束されてしまった。
そして、救出部隊が突入する際にスタンフラッシュを投擲した事に逸早く気付いた守屋は
その強烈な轟音と閃光の猛威から自らの身を挺して、霧坂の身を守った。

その直後、騒ぎに乗じた守屋が強盗を無力化したのだが、そんな事は如何でも良い。
更に言えば、守屋が霧坂の身を守った事も大して重要な事では無い。
最も重要な事は守屋が霧坂を守るために、霧坂の身体に触れたという一点に尽きる。

守屋が霧坂に出会ってから、守屋から霧坂の身体に触れたのは三回。
その日は記念すべき、第一回目だったのだ。

霧坂自身も、まさか初恋の始まりがこんなにも意味不明な口火を切るとは想像だにしていなかった。

だが、人を好きになるのに大層な理由があるのかと問われると答えは否。
世の中の恋人達の始まりが大層なものかと言われると、大多数は平凡なのだ。
所詮は人の営みの一つに過ぎず、未知の化け物などでは無く、大袈裟に構える事自体がナンセンスだ。

顔が好みだから、頭が良いから、強いから、声が好き、仕草が好き、価値観が合うから
世の中、人を好きになる切欠など、口にするのも馬鹿馬鹿しい内容ばかりだ。
だが、下らない切欠が事の始まりでも、積み重ねてきた日々が下らないものだとしても
一番大切な事は当人同士が、それに満足し幸福に満ちているのかだ。
其処に他人の価値観が介入する余地など存在しない。

「やっぱ、気付いて無かったんだね。守屋君がフライングしたら困るし今日は帰るよ。ご飯ちゃんと食べてね。」

「あ、ああ…」

この9ヶ月……厳密には7ヶ月間、二人はあまりにも長い時間を共に過ごし過ぎていた。
少しでも冷静に考えれば、すぐに分かる事なのだが、若い女が何の見返りも無く若い男の世話をする筈が無い。
それに女という生き物は若ければ若いほど打算的に動くものだ。其処に無償の善意など存在しない。

霧坂茜華の望む利。それは守屋一刀の心。
だが、守屋は矢神を打倒する事に意識が傾いていた事もあり、霧坂と狭まっていく距離に気付かず
自分の隣に霧坂が居るのが当たり前なのだと錯覚し、霧坂の想いには全く気付いていなかったのだ。

逃げ帰る霧坂を見送り、守屋は湯気の立ち昇る霧坂の手料理を食べながら自問自答する。

守屋一刀は霧坂茜華をどう思っているのか?
自問自答するまでも無く、守屋一刀は霧坂茜華に対し好意を抱いている。

その好意は愛情なのか?
守屋一刀は答える事が出来ない。

では、友情なのか?
矢張り、守屋一刀は答える事が出来ない。

質問を変えよう。今まで守屋一刀は霧坂茜華をどう思っていたのか?
無遠慮で口喧しく、今一つ性格の掴めない変な女だ。
だが、どんな時でも守屋一刀を支えて来た親友であると同時に恩人だ。

では、守屋一刀は霧坂茜華をどうしたい?

「俺は……霧坂とどうなりたいんだ?」

そこまで考えて守屋は本能的に核心を突く事を拒否し、考える事を止め、ソファにその身を沈ませ眼を閉じた。


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